フィナステリドの副作用が起きる確率や肝臓への影響は?

フィナステリドはAGA治療法の中でも副作用の少ない治療法と言われています。
しかし、医師の処方箋が必要になる医療用医薬品ですので、可能性のある副作用について、確認しておきたい方も多いでしょう。

そこでこの記事では、フィナステリドの服用で起きる可能性のある副作用について解説していきます。
薄毛に悩んでいて、フィナステリドを使ってみたいけど不安がある方は、副作用の現れる頻度や、使用する際の注意点などをチェックしてみてください。

この記事の要約
  • 肝臓の機能低下男性機能の低下などがある
  • いずれも副作用を発症する確率はわずかだが、医師の指導のもと服用するべき
  • 妊活中や妊娠中のパートナーがいる男性は、医師の判断を仰ぐ必要がある
  • 治療に対する不安や心配はオンライン診療で相談しよう
  • オンライン診療ならAGAスマクリ初月無料、月額4980円で診療+フィナステリドとミノキシジルの処方が可能

監修医師

成田亜希子 医師

成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。

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フィナステリドの副作用

フィナステリドの副作用にはどのようなものがあるか、発生頻度別に解説していきます。

頻度不明 肝機能障害

肝機能障害

フィナステリドの副作用として挙げられるものの中で、発生する頻度が不明となっているものには、以下のようなものがあります。

頻度不明のフィナステリドの副作用
  • 過敏症……そう痒症、じん麻疹、発疹、血管浮腫(口唇、舌、咽喉及び顔面腫脹を含む)
  • 生殖器……睾丸痛、血精液症、男性不妊症・精液の質低下(精子濃度減少、無精子症、精子運動性低下、精子形態異常等)
  • 肝臓……AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇

なかでも、フィナステリドの副作用として注目されやすいのは、肝機能障害です。
肝臓は、タンパク質の合成・栄養の貯蔵・有害物質の解毒及び分解・消化に必要な胆汁の合成及び分解、といった役割を担っています。
そして、ウイルスやアルコール・薬の服用などによって、肝臓が障害を受け、炎症を起こし、肝細胞が破壊されている状態が肝機能障害に該当します。

フィナステリドの服用は、肝臓に負担をかける可能性があります。
服用した場合、まれにAST、ALT、γ-GTPといった、肝機能を示す数値に変化が見られることがあります。
とはいえ、肝機能障害の発生率はわずかであり、過度に心配する必要はありません。

また、肝臓に負担をかけるのは、フィナステリドに限ったことではありません。
薬は裏を返せば有毒な物質であり、その作用を病気の治療に利用しています。
有害な物質を肝臓で代謝することから、医薬品の使用はどれも肝臓に負担があることを覚えておきましょう。

頻度1%以下 勃起不全・射精障害・精液量減少

勃起不全・射精障害・精液量減少

フィナステリドの副作用の中で、発生頻度が1%未満で確認されているものには、以下のような症状があります。

頻度1%未満のフィナステリドの副作用
  • 生殖器……勃起不全、射精障害、精液量減少

フィナステリドは、強力な男性ホルモン「ジヒドロテストステロン」の生成を抑制することで、脱毛・薄毛の進行を遅らせる薬です。
ジヒドロテストステロンは、男性ホルモンの一つである「テストステロン」と、主に前頭部や頭頂部に存在する酵素「5αリダクターゼⅡ型」が結びついて生成されます。

フィナステリドは、この5αリダクターゼⅡ型の働きを阻害する薬です。
そのため、まれに男性ホルモンに影響が現れ、勃起不全・射精障害・精液量減少といった副作用が見られます。

ちなみにフィナステリドは、同じAGA治療薬のデュタステリドよりも、副作用の発症頻度が少ない薬です。
1%未満は、100人が服用して1人に副作用が出るか出ないかといった発症頻度ですので、過度に心配する必要はないでしょう。

その他の副作用について

その他の副作用、めまいなど

過敏症・生殖器・肝臓以外で可能性のあるフィナステリドの副作用には、以下のようなものがあります。

  • その他……乳房圧痛、乳房肥大、抑うつ症状、めまい

上記の副作用は、肝機能障害や過敏症などと同じく、発症頻度が不明です。
そのため、過度に心配する必要はありません。

こうした副作用が起こる理由は、フィナステリドがジヒドロテストステロンの生成を抑制する効果があるためです。
男性ホルモンの減少は、抑うつ状態を引き起こしやすいことがわかっています。

フィナステリドが5αリダクターゼⅡ型の働きを阻害し、強力な男性ホルモンであるジヒドロテストステロンの生成を抑制すると、男性ホルモンの量に変化が起こり、その結果、抑うつ症状が副作用として現れる可能性があります。
乳房圧痛乳房肥大といった症状も、男性ホルモンの変化による影響で引き起こされる副作用です。

フィナステリドの副作用が出る確率は?

フィナステリドの副作用が出る確率は?

フィナステリドの副作用は、発症頻度が少ないとはいえ、さまざまなものがあります。
実際に副作用が出る可能性について調べてみましょう。

フィナステリドの副作用がどのくらいの頻度で発症するのか、実際のデータを検証してみましょう。以下は、「国内副作用報告の状況(医療用医薬品)」の報告です。

副作用名 報告件数
グリコヘモグロビン増加 1
ネフローゼ症候群 3
肝機能異常 1
眼圧上昇 1
血尿 1
昏睡 1
先天性白内障 1
脱毛症 1
胆汁うっ滞 1

※参照:厚生労働省「国内副作用報告の状況(医療用医薬品)」

上記の報告は、6カ月間で報告されたフィナステリドの副作用症例数です。
半年で肝機能異常以外は1件ずつ、肝機能異常も3件しか報告されていません。
代表的なAGA治療薬として多くの人が使用しているフィナステリドで、副作用の報告数が少ないことは、過度に副作用を心配する必要がないと言えるでしょう。

特に、勃起不全・射精障害・精液量減少など、性機能・生殖器に関係する副作用は半年間で1件も報告されていません。

一方、肝臓への負担については、フィナステリドに限らず、どんな薬を飲んでも負担がかかる可能性があります。
複数の薬を服用中にフィナステリドを服用すると、肝臓への負担が大きくなるかもしれません。
AGA治療において、フィナステリドを服用したい方は、その点についても医師とよく相談してください

副作用以外のフィナステリドの注意点

フィナステリドは副作用以外にも、妊活中や献血に注意が必要です。
フィナステリド服用中、どのような点に気をつけるべきかをチェックしておきましょう。

女性の服用は禁止

女性の服用は禁止

フィナステリドは、女性の服用が禁止されています。
加えて、錠剤が破損・粉砕している場合は、肌から医薬成分が吸収される可能性もあるため、女性は接触も避けた方がいいでしょう。

特に妊娠中の女性、妊娠の可能性がある女性は、胎児の成長・発育に影響を及ぼす可能性があるため、フィナステリドに触れないように注意しなければなりません。
フィナステリドが阻害する5αリダクターゼⅡ型は、男児の発達にも悪影響を及ぼす可能性が高いためです。

妊活中は注意が必要

妊活中は注意が必要

妊活中の男性は、フィナステリドの服用が推奨されていません
もし妊娠発覚後のパートナーが、うっかりフィナステリドを触ると、胎児に影響が出る可能性があるため注意しておきましょう。

また、発生頻度としてはわずかですが、性欲減退や勃起不全、射精障害、精液量減少など、フィナステリドによる男性側の副作用も考えられます。

性欲減退や勃起不全などは精神的なものも影響するため、
「フィナステリドを服用しているが、悪影響はないだろうか?」といった不安が、妊活の妨げになるかもしれません。
ベストな妊活環境を整えるためにも、フィナステリドを服用は慎重に検討しましょう。

フィナステリド服用中は献血も禁止

フィナステリド服用中は献血も禁止

フィナステリド服用中は、献血に関しても制限があります。
日本赤十字社の資料では、フィナステリドは「1カ月間延期」の対象薬となっており、服用中あるいは服用を止めてから1カ月が経過するまでは、献血ができません

フィナステリドのオンライン診療・処方ならAGAスマクリ

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抜け毛予防の「フィナステリド(プロペシア)」に加え、髪を生やす「ミノキシジル」をセットで処方しているのが、AGAスマクリです。

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通院時間も不要で、全国どこに住んでいても処方可能です。
副作用の不安がある場合でも、すぐに医師に相談できるのは安心です。

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薄毛のお悩みに関してはスタッフによる無料オンライン相談を受けつけているので、少しでも興味のある方はまずはお気軽に相談してみてください。

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副作用の少ないフィナステリドで早期の治療を

フィナステリドの副作用には、肝臓の機能低下や男性機能の低下などが考えられますが、いずれも副作用を発症する確率はわずかです。
ただし、妊活中や妊娠中のパートナーがいる男性は、医師の判断を仰ぎ、相談しながら使ってください。
また、治療に対して不安や心配があるときは、オンライン診療でも相談できます。自身に合った治療法で、AGAと向き合っていきましょう。

参照:独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「プロペシア錠0.2mg/プロペシア錠1mg」