薄毛対策に薬を使うことは一般的ですが、いずれも費用の高さが気になっている方が多いのではないでしょうか。
また、安くても本当に効果があるのかと疑ってしまう方も多いでしょう。
ここでは、できるだけ費用を抑えつつ薄毛対策ができるフィナステリド錠のジェネリック医薬品について、その効果や安全性、入手時の注意点などについてご説明します。
- フィナステリドのジェネリック医薬品は有効性・安全性が先発品と同等であることが認められている
- 安いのは、開発費用が少ないから
- 薄毛対策にできるだけお金をかけたくない人は、ジェネリックを検討するとよい
- ただし個人輸入は危険!インターネット上を調べると40%が偽造品だった薬の事例もあり
- AGAスマクリでは月4980円でオンライン診療&フィナステリドの処方が可能、時間がない・節約したい人におすすめ
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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フィナステリド錠(ジェネリック)で薄毛対策
はじめに、なぜフィナステリド錠のジェネリック医薬品に先発品と同じ効果があるのか、また先発品と違う点はどのようなことなのかについて見ていきましょう。
フィナステリド錠の効果・副作用は先発品とほぼ同じ
ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、先発医薬品と同じ有効性と安全性があると国による審査で明らかになっています。
フィナステリド錠の先発品はAGA治療薬プロペシアなので、プロペシアと同等のAGA治療効果がジェネリックにも期待されます。
では、同等の効果なのに、なぜ先発品より安い価格で処方を受けられるのでしょうか。
その理由として、開発費用の安さが挙げられます。
先発医薬品の特許が有効な期間は20〜25年ですが、この期間が過ぎると他社が有効成分を知ることができ、他社も同じ医薬品を作ることができるようになります。
ジェネリック医薬品の開発には審査などの必要な工程はあるものの、先発品のように臨床試験などを行う必要がありません。
そのため開発期間や費用が少なく済み、患者さんが処方を受けるときも安く済むようになっています。
フィナステリド錠の添加物などは先発品と違うことがある
フィナステリド錠の添加物は、効果や安全性などは先発品と同等ですが、色や形などの見た目が先発品と異なる点があります。
これは製薬会社によって使用している添加物が違うことが理由であり、薬の作り方に大きな違いはありません。
例えば、フィナステリド錠であれば基本的にピンクに近い色をしていますが、メーカーごとで微妙に色合いが異なり、少し赤みがかったものから白に近い色のものまであります。
費用を抑えたいならフィナステリドのジェネリックがおすすめ
ジェネリックの効果や安全性は先発品と大きく変わらないため、できるだけ費用を抑えて薄毛対策をしたい方にはフィナステリド錠(ジェネリック)がおすすめです。
次は費用の比較、国内未承認のフィナステリド錠や健康保険適用外であることなどの注意点について見ていきましょう。
先発品とジェネリックの費用の比較・一覧
ここでは先発品のプロペシアと各社が販売しているジェネリックについて、28錠単位や30錠単位の値段を例にご説明します。
紹介する費用はあくまで目安であり、クリニックによって設定されている価格や初診料・再診料の有無、ジェネリックの販売元が異なります。
医薬品名 | 費用目安 |
先発品プロペシア(販売元:MSD株式会社) | 7,700〜8,200円 |
ジェネリック販売元 | 費用目安 |
ファイザー | 4,300〜7,000円 |
沢井製薬 | 約4,300円 |
東和薬品 | 3,800〜4,300円 |
富士化学工業 | 3,800〜4,620円 |
武田テバファーマ | 約5,600円 |
江州製薬 | 3,800〜4,900円 |
フィナロ・フィンペシア・フィナバルトには注意
フィナステリドの先発品であるプロペシアを元にインド製で、フィナロ(Finalo)、フィンペシア(Finpecia)、フィナバルト(Finabald)といったAGA治療薬が存在します。
いずれも安価ではありますが、日本国内では未承認のものです。
インターネット経由で流通していますが、偽造品である可能性があるため、注意が必要です。
フィナステリド錠(ジェネリック)の処方を受けるには
フィナステリドは、28錠単位や30錠・90錠・140錠単位などで医師から処方を受けることができます。
診察の際は服用に関する注意事項が説明されるため、問題がないかを確認後、ジェネリック医薬品の処方を受けたい旨を伝えましょう。
フィナステリド錠の一般的な注意事項には、AGAではなく円形脱毛症による抜け毛の場合は効果が期待できないことや、前立腺がんの検診を受ける予定がある方は、検査担当の医師にフィナステリドを服用していることを伝える必要があることなどが挙げられます。
フィナステリド錠の処方で健康保険は適用されない
AGA外来は自由診療となるため、フィナステリド錠の処方も健康保険の適用外(自由診療)となります。
処方の際は保険証の提示は不要で、費用は10割負担になると想定しておきましょう。
また自由診療のため、医療機関によって値段に多少の違いがあります。
薬代に加えて診察料など別の費用が必要となる場合もあるため、診察を受ける前に医療機関のホームページなどを確認しておきましょう。
安くてもフィナステリド錠の個人輸入は危険
ここでは個人輸入の危険性について説明します。
通販やフリマアプリでは偽造薬が紛れている
通販などインターネットで入手できるフィナステリド錠には、偽造品が紛れている恐れがあります。
2016年にファイザー株式会社・バイエル薬品株式会社・日本イーライリリー株式会社・日本新薬株式会社の製薬企業4社により行われた調査※によると、シアリスというED治療薬はインターネットに流通する薬の40.0%が偽造品であることがわかっています。
同じ調査が2009年に行われたときには、55.4%が偽造品であったため、減少傾向ではありますが、偽造薬品の製造現場は不衛生であることが多く、なかには覚醒剤の成分が混入していたケースも明らかになっており、注意が必要です。
また、偽造品の服用により健康被害がなかったとしても数十年後に未知の被害が出る可能性もあります。
服用したことで死にいたる可能性もあるため、入手したいときは必ず医師の処方を受けましょう。
※参考:ファイザー株式会社・バイエル薬品株式会社・日本イーライリリー株式会社・日本新薬株式会社「インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽造品」
偽造薬による健康被害では医薬品副作用被害救済制度が適用されない
医薬品副作用被害救済制度とは、適正に医薬品を使用したにもかかわらず、重篤な健康被害が起こった場合に国から支援が受けられる制度のことです。
国内で未承認の薬を服用して健康被害が起こった場合は、医薬品副作用被害救済制度の対象外となってしまいます。
ネット経由で安価で手に入れられたとしても、どのような被害が起こるかわからないため、医師の処方以外では入手しないように注意しましょう。
フィナステリドのオンライン診療・処方ならAGAスマクリ
抜け毛予防の「フィナステリド(プロペシア)」に加え、髪を生やす「ミノキシジル」をセットで処方しているのが、AGAスマクリです。
毎月1〜2万円が相場のAGAクリニックの薄毛治療ですが、AGAスマクリでは月額4,980円 (税込)で「フィナステリド1.3mg」と「ミノキシジル5mg」を提供。
診察代や送料もかかりません。
また、スマホ1つさえあればいつでもどこでも医師の診察・処方を受けられる、オンライン診療を導入しています。
通院時間も不要で、全国どこに住んでいても処方可能です。
またAGAスマクリでは、より多くの方にAGA治療を体験していただけるよう「初月無料」で発毛薬を処方しています。
薄毛のお悩みに関してはスタッフによる無料オンライン相談を受けつけているので、少しでも興味のある方はまずはお気軽に相談してみてください。
普段の生活でできる薄毛対策
薄毛対策にできるだけ費用をかけたくない方は、日頃の生活習慣を見直すことも視野に入れるとよいでしょう。
ここでは、薄毛対策として食生活、運動・睡眠・アルコールや喫煙について説明します。
食生活
栄養バランスの良い食事を摂ることが大切です。
特に薄毛対策では、髪の三大栄養素を意識しておくとよいでしょう。
- タンパク質
- 亜鉛
- ビタミンE
適度な運動と十分な睡眠
運動は血流を良くするため、また睡眠は髪の成長に必要な成長因子を分泌するため、どちらも重要な要素となります。
運動習慣がない方は、まずはストレッチやウォーキングなどから始めるとよいでしょう。
ストレスにより自律神経が乱れると血行不良となって薄毛につながることも考えられるため、軽い運動やストレッチ、ヨガ、入浴などで体をケアすることが大切です。
また6時間未満などの短い睡眠や、寝る前にカフェインや喫煙など刺激物を摂ることなどは、睡眠の質が落ちることにつながってしまい、成長因子の分泌がされにくくなります。
睡眠不足だとストレスを受けやすくなることもあるため、普段から十分に睡眠をとるようにしましょう。
アルコール・喫煙を控える
アルコールや喫煙はどちらも薄毛の原因であるジヒドロテストステロン(DHT)の分泌増加につながります。
特に喫煙は薄毛だけでなく、がんや循環器系の疾患などさまざまな病気の元になります。
健康のためにも、できる限り喫煙は控えましょう。
アルコールに関しては、厚生労働省より20g以下が節度のある飲酒量だとされており、20gを超えると過度な飲酒となって薄毛に影響する可能性がでてきます。
適度な飲酒量は体質によって異なりますが、お酒を飲むときはできる限り20gを超えない範囲で楽しみましょう。
薄毛対策は医師から処方されたジェネリックで
今回は、フィナステリド錠のジェネリック医薬品についてご説明しました。
ジェネリック医薬品は有効性・安全性が先発品と同等であることが認められており、開発費用が少ないことから購入時の費用も少なくなっているお薬です。
薄毛対策にできるだけお金をかけたくない方は、フィナステリド錠のジェネリックを検討するとよいでしょう。
ただし、インターネット経由の入手は偽造品が紛れている恐れがあるため注意が必要です。
どのような健康被害をおよぼすのか予測ができず、もしも被害に遭った場合、国の救済制度も受けられなくなってしまいます。
ジェネリックのフィナステリド錠を入手したい方は、医療機関で医師から処方を受けることが推奨されます。
また日頃の生活習慣が、薄毛につながっている可能性もあります。
薬の服用とあわせて食事や運動習慣なども見直して、薄毛対策に取り組みましょう。