薄毛の原因や対策は？効果的な方法やNGな対策、シャンプーの選び方を紹介

薄毛をできるだけ予防するために、まずは原因をよく知り対策していく必要があります。間違った方法でセルフケアをすると、かえって状態を悪化させてしまう恐れもあるため注意が必要です。この記事では、薄毛の原因と正しい対策について、シャンプーの選び方とともにご紹介します。

薄毛の主な6つの原因

男性ホルモンの変性

男性ホルモンのテストステロンが、頭皮の5αリダクターゼという酵素と結び付くと、ジヒドロテストステロンに変化します。これが、髪の毛をつくる上で重要な毛母細胞の働きを妨げることで薄毛や抜け毛が増えるとされています。

頭皮の血流の悪さ

髪の毛に必要な栄養は、頭皮の毛細血管をとおる血液によって運ばれます。血流が悪くなると、必要な栄養も運ばれにくくなり、薄毛の要因にもなります。

栄養不足

血流に問題がなかったとしても、肝心の栄養が不足していては十分とは言えません。偏った食生活によって栄養バランスが乱れている状態は、薄毛につながる可能性があります。

睡眠不足

髪の毛の成長には、成長ホルモンも不可欠です。成長ホルモンは睡眠中に分泌されるため、睡眠不足が続いている方も注意が必要です。

ストレス

ストレスが蓄積していると、体は常に緊張状態にあるため、ホルモンバランスが乱れやすくなります。また血管を収縮させ血流を悪くしたり、睡眠不足につながって成長ホルモンが十分に分泌されないなど、さまざまな弊害をもたらします。

頭皮状態の悪化

髪の毛が生える土台となる頭皮の環境が良くないと、健康な髪の毛は生えにくくなります。皮脂の分泌量が多く毛穴が詰まっていたり、合わないシャンプーでかゆみが生じたり、紫外線によるダメージを負っていたりと、トラブルがある場合は対処が必要です。

関連リンク：髪の毛が細い原因を徹底解説！〜薄毛予防のヒントを探る〜

髪の毛が細い原因を徹底解説！〜薄毛予防のヒントを探る〜

薄毛の主な症状

壮年性脱毛症

AGAに含まれる症状で、主に30代～50代で発症します。進行性の脱毛症で、年齢が高くなればなるほどその割合は増える傾向にあります。

円形脱毛症

コインのような円形や楕円形の脱毛などが突然起こる脱毛症です。原因ははっきりとわからない部分も多く、色々な要因が考えられていますが、自己免疫疾患ではないかという説が有力です。

脂漏性皮膚炎

皮脂が過剰に分泌されて起こる湿疹です。大人に限ったことではなく、赤ちゃんでも見られることがあります。これが頭皮に起こると、髪の毛の成長に影響します。

びまん性脱毛症

女性の脱毛症で最も多いのが、びまん性脱毛症です。特定の部位ではなく、全体が薄くなるのが特徴で、男性にも見られることがあります。

現在薄毛かを調べられるセルフチェックリスト

自分が現在薄毛かどうか気になった方は、簡単にできるセルフチェックを試してみましょう。以下のいずれかに該当する場合、薄毛の状態にあるかもしれません。

・頭頂部が薄くなった、頭皮が透けて見えるようになった
・生え際が薄くなった
・抜け毛の量が気になるようになった
・細くて短い、産毛のような髪の毛が増えた
・髪の毛が弱々しくなった
・家族や親族に薄毛の人がいる
・同年代の人に比べて髪の毛のボリュームがないと感じる
・ストレスが多い
・不規則な生活を送っている

薄毛の原因はさまざまです。まずはその原因を知り、適切な対処方法を考えていきましょう。

薄毛は自分で治すことはできる？

薄毛の原因が生活習慣によるものだった場合は、生活習慣の改善により良い変化が見られる可能性があります。しかし、薄毛の原因の多くを占めるAGAの場合、残念ながら自分では治せません。

AGAは、男性ホルモンが大きく関与しています。市販の育毛剤はホルモンバランスを直接調整できないため、AGAの改善には医療の力が必要とされています。

薄毛を進行させない3つの対策

AGAの場合は治療で改善を目指すのが基本ですが、生活習慣の改善も同時に必要な方も多いです。より効果的にAGA治療を行いたい方、薄毛の原因が生活習慣にある方は、以下の対策に取り組みましょう。

栄養バランスのとれた食事と質の高い睡眠の確保

栄養の偏った食生活を送っている方は、食べているものを見直してみましょう。できるだけ食材が多く使われた料理を選ぶ、野菜メインのおかずを1品追加する、といった工夫から始めてみるのもおすすめです。また、できるだけ規則正しい睡眠時間を意識し、眠る前のスマホやパソコンは控えるようにしましょう。

ストレスを溜めない

ストレスはどうしても生まれるものですが、それが蓄積してしまわないように日頃から気を付けることが大切です。「ストレスを無くさなければならない」と意識しすぎるとかえって重荷になってしまうため、気分転換ができる場面を多くつくることを考えてみてはいかがでしょうか。例えば、趣味の時間を設ける、友人と会う、運動をする、好きな映画や本などを楽しむ、景色の良い場所に行くなど、自分にとってベストな時間の過ごし方を実践しましょう。

頭皮にやさしい方法でヘアケアをする

シャンプー選びやシャンプーの仕方、ドライヤーのかけかたなどを、見直してみましょう。シャンプー時に爪を立てていたり、すすぎの時間が短かったり、ドライヤーをかけなかったりすると、頭皮に悪影響を及ぼす可能性があります。シャンプーはぬるま湯でよく泡立ててから、指の腹でやさしく行いましょう。

やってはいけないNGな薄毛対策

頭皮に負担をかけるようなマッサージ

頭皮マッサージそのものは、血行促進が期待できるため推奨されることも多いです。しかし、力を入れすぎたり爪をたてて傷つけたりすると、頭皮環境が悪化し逆効果となります。

カラー剤などの過剰な使用

カラー剤や薬剤の過剰な使用は、頭皮にダメージを与え炎症やかゆみなどを起こす可能性があります。頭皮を良い状態に保てる範囲で使用しましょう。

自己判断での服薬

AGA治療薬は、個人輸入という形で自分で取り寄せることも可能です。しかし、医師の処方箋のない服薬は、副作用などの危険を伴います。偽物が出回っていることも珍しくなく、飲んでも効果が得られなかったり健康被害にあう可能性もあります。

自分の体質に合わないヘアケア製品の使用

毎日使うシャンプーやヘアケア製品が、自分の頭皮に合わない場合、髪や頭皮の健康を損ねるきっかけになります。市販品の中には、本来必要な皮脂までも奪ってしまうような強力なものもあるため注意しましょう。

サプリメントの過剰摂取

髪の毛に良いとされる亜鉛やビタミンなどのサプリメントは、過剰に摂取したからといってその効果が倍増するわけではありません。よかれと思って過剰摂取すると、栄養バランスが崩れて体のさまざまな器官に悪い影響を及ぼす可能性があります。サプリメントはドラッグストア等で気軽に購入できますが、医師や薬剤師に相談をして、適量をまもって摂取しましょう。

薄毛対策になる髪に優しい生活習慣

バランスの良い食生活を送る

これを食べれば髪の毛がよく生えるといった食材はありませんが、タンパク質やビタミン、ミネラル、鉄、亜鉛などをバランスよく摂ることは大切です。過度なダイエットをしたり、毎日同じものを食べたりして栄養バランスが偏らないように意識しましょう。

リラックスできる時間をつくる

眠る前にはのんびりできる時間をつくったり、適度に運動したりして、心が休まるひとときを設けましょう。ストレスにさらされ続けると、髪の毛だけでなく心身にさまざまな悪影響を及ぼします。

清潔な頭皮を保つ

頭皮は常に清潔が保てるように、適切にシャンプーをして皮脂や汗、ほこりなどから守りましょう。不潔な状態は、頭皮の炎症を招きます。

薄毛対策になる正しい頭皮ケアの手順

正しいシャンプーの仕方についてよく知らない方は、以下の流れを参考にしてみてください。

・髪の毛をブラッシングする
・ぬるま湯で予洗いしながら頭皮マッサージ、おおよその汚れを落とす
・シャンプーを手にとり少量ずつ髪の毛全体につけていく
・よく泡立てながら指の腹で洗う
・しっかりとすすぐ
・リンスやコンディショナーをつけてよく洗い流す
・タオルドライはこすらずに行う
・ドライヤーを15cm程度離して乾かす
・育毛剤などでマッサージをする

薄毛に効果的なシャンプーの選び方

普通肌の場合

市販されている一般的なシャンプーを使っても問題ないことが多いです。新しいシャンプーを使う際は、頭皮や髪の毛の状態に変化がないか確認しましょう。

乾燥肌の場合

シャンプーによる乾燥を防ぐため、低刺激のものがおすすめです。保湿効果があるものを選びましょう。育毛シャンプーのようなものなら、保湿成分やオイル成分が含まれているものも多いです。

脂性肌の場合

頭皮のベタつきが目立つ脂性肌の場合は、適度な洗浄力があり油分を取り除く効果をうたうシャンプーが合いやすいです。ただし、洗浄力が強力すぎるものには注意しましょう。洗浄力が強すぎるシャンプーを使うと、本来必要な皮脂まで洗い流してしまうことがあります。乾燥した頭皮は皮脂を補おうとして、皮脂分泌を促す結果となり、悪循環を招きます。

薄毛に関するQ&A

亜鉛は薄毛に効果がある？

亜鉛はAGAの原因となる「5αリダクターゼ」を抑制する作用があると言われています。AGA治療薬の代わりになるわけではありませんが、AGAによる薄毛や抜け毛予防の助けとなる可能性があります。

薄毛になりやすい人の特徴は？

生活習慣が乱れていたり、偏食だったり、ストレスを溜め込みやすい人は薄毛を招きやすい可能性があります。また、親や祖父母が薄毛の方は、遺伝による影響を受けやすいとも言えるでしょう。その他、喫煙や過度な飲酒の習慣がある方も注意が必要です。

スタイリング剤は薄毛になりやすい？

スタイリング剤そのものが薄毛の原因に直結することはありませんが、長時間つけっぱなしにしておくと頭皮環境が悪化する可能性はあります。たとえば、スタイリング剤に含まれる油分が酸化して、雑菌が繁殖しやすくなり、ふけやかゆみの原因になる恐れがあります。また、毛穴が詰まり、これから生えてくる新しい髪の毛の生育が妨げられる要因となります。

薄毛に関する相談は”AGAスマクリ”

AGAスマクリは、誰でもAGA治療を続けやすい、オンラインで受診できるクリニックです。通院にかかる時間や費用を気にする必要はありません。また、デリケートな悩みを人に知られることなく、リラックスした状態で診察が受けられるというメリットもあります。初診は無料、初回の通常処方にかかる費用や送料は0円です。

基本的な治療は2種類の治療薬を用いたシンプルな処方のみとなっており、不要なヘアケア製品や高額な治療方法の押し付けはいたしません。
AGAスマクリでは、2つのプランから治療方法を選択できます。

男性プラン	プロペシアプラン
4,980円/1ヶ月（税込・送料無料）	10,000円/1ヶ月（税込・送料無料）
・ミノキシジル5.0mg配合薬 28日分（ミノキシジル2.5mg配合薬 56錠）・フィナステリド1.3mg配合薬	・プロペシア1mg配合薬