AGA治療薬で有名なフィンペシア。
医薬品には、使用者や医師向けに製品情報を記載した添付文書が添えられています。
様々な重要情報が記載されていますが、専門用語もたくさんあって理解するのが難しい一面もあります。
相談者
この記事では、添付文書から大事な情報をピックアップしながらフィンペシアについて解説しています。
- フィンペシアの成分は、AGA治療に効果があると認められています
- 最低でも6ヶ月間は服用を継続して下さい
- フィンペシアは国内未承認薬であるため、医師指導の下、服用するのが推奨されます
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監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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フィンペシアの添付文書に記載されていることが知りたい
フィンペシアを含む医薬品は、製品を購入すると(製品ホームページでも確認可)患者の適正な服用のため添付文書が備え付けられています。
記載されている内容を確認すれば、服用上の注意点などをまとめて確認する事ができます。
特に使用者が自己判断で薬を使う上で添付文書はとても重要なので使用にあたっては必ず読むようにし、また必要な時にすぐ見られるように大切に保管しておきましょう。
そもそも添付文書とは
添付文書とは、医薬品や医療機器に添付されている、使用上の注意や用法・用量、服用した際の効能、副作用などを記載した書面を指します。
添付文書は患者の安全のため、医薬品を正しく適切に使用する際の基本となる重要な公的文書になります。
【記載内容】
・名称
・警告
・禁忌
・組成・性状
・効能または効果
・用法・用量
・使用上の注意 など
医薬品と医療機器には、添付文書の作成と添付が義務付けられています。
フィンペシアの添付文書記載の商品概要
フィンペシアは、インドのムンバイに本社がある大手製薬会社シプラ社(Cipla Limited)が製造販売するフィナステリドを有効成分に持つAGA治療薬です。
AGA発症のきっかけとなる還元酵素5αリダクターゼを阻害し、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制する事で治療効果が得られます。
▼5αリダクターゼについて詳しく知りたい方はこちら▼
フィンペシアは国内未認可である
フィンペシアは、日本の厚生労働省から安全性が認められていないため、国内未認可となっているので注意が必要です。
同成分のフィナステリドで製造されているプロペシアであれば国内承認がされているため、有効成分そのものの安全性は認められていると考えられます。
日本で承認されていない薬で副作用が出た場合は「医薬品副作用被害救済制度」の利用はできません。
安全面を考慮すると、万が一の事を考えてプロペシアなど国内承認されている医薬品を服用する事が推奨されます。
フィンペシアの添付文書に記載されている有効成分について
フィンペシアの有効成分は、フィナステリドで還元酵素5αリダクターゼを阻害する事でテストステロンからDHT(ジヒドロテストステロン)が生成されるのを抑制する作用を持ちます。
DHTが過剰になると、頭髪のヘアサイクルを乱し、毛髪が十分に生育する事ができない環境が形成され、細い毛髪や抜け落ちやすい毛髪が育ちます。
DHTを抑制する事で毛髪環境を改善し治療効果を得るのがフィンペシアによる治療効果になります。
フィンペシアの添付文書に記載されている禁忌の対象者
フィンペシアは医薬品であるため、副作用リスクを避けて通る事はできません。
医薬品を取り扱う上で「禁忌」とは「適用」の反対語で、禁忌とは「次の患者には使用しないこと」という意味を指します。
【禁忌の対象者】
・フィンペシアの成分に対して過敏症の既往歴がある人
・妊娠中および授乳中の女性
・既に肝機能障害を患っている人
ここでは、添付文書にある禁忌の対象者の詳細を紹介します。
フィンペシアの成分に対して過敏症の既往歴がある人
フィンペシアを服用するとアレルギー反応が生じ、程度は様々ですが痒みや湿疹などの症状が現れる事があります。
過去にフィンペシアで、何かしらの副作用が生じた事がある場合は、服用を避ける必要があります。
何かしらの症状が現れた事がある場合は、自己判断で服用せず、医師に相談してから服用の可否を検討して下さい。
妊娠中および授乳中の女性
フィンペシアは、男性ホルモンに影響を与えるため、胎児や乳児の発育に影響が及ぶ可能性を完全に否定する事ができません。
有効成分のフィナステリドが胎盤を通じて、胎児に作用する可能性があるため妊婦や授乳中女性への服用は禁忌とされています。
フィナステリドは、経皮的吸収もされる成分であるため、薬に触れる事も避けるようにして下さい。
既に肝機能障害を患っている人
フィンペシアに限った話ではありませんが、薬の成分を代謝するには、肝臓の働きが必要になります。
肝臓に一定の負荷を与えるため、重篤な肝機能障害がある場合は、服用を避ける必要があります。
軽度な肝機能障害であれば、医師指導の下、定期的に検査をしながら服用を継続する事が可能な場合もあります。
▼フィンペシアによる肝臓への影響はこちら▼
フィンペシアの添付文書に記載されている用法・用量
フィンペシアの服用量は1錠(1mg)を1日1回になります。
服用時間は朝昼晩いつでも構いません、食事の影響を受けないため、食前・食後どちらでも飲めます。
ただし、砕いて服用したり、水以外の飲み物(ジュースなど)で服用しないよう注意して下さい。
薬の表面には、体内で吸収されやすいようにコーティングが施されているので、粉砕するとコーティングが剥がれ効果が十分得られない可能性があります。
服用は1日1回
フィンペシアには、0.2mg配合の製品と1.0mg配合の製品が販売されています。
一般的に安全な服用として推奨されているのは、1日0.2mgから始め、様子を見ながら徐々に増量していく事です。
特に自己判断で服用を行う事を考えている場合は、少量からスタートして下さい。
また、服用のタイミングに特別な指定はありませんが、胃などへの負担を考えてなるべく食後30分以内に服用するようにしましょう。
1回の服用上限は1mg
フィンペシアの1日服用上限量は1mgで、1度にたくさん服用したとしても、効果に差が出ない事が報告されています。
上限量を超えると、副作用リスクを高めるだけなので、定められた用量をしっかり守るようにしましょう。
フィンペシアの添付文書に記載されている服用する際の注意点
添付文書にはフィンペシア服用上の注意点が記載されています。
効果が得られなかった時や副作用が生じた時の対処法などが紹介されているので、ここでは注意点の要点をまとめます。
最低6ヶ月は服用を継続する
フィンペシアの効果が得られるまでには、平均的に6ヶ月程度の期間を要します。
AGA治療に個人差が生じやすい理由の一つとして、服用開始時の頭髪状態が既に進行した状態なのか、進行し始めた状態なのかという点が挙げられます。
丈夫な毛髪を育毛するためには、期間を要するため、1回の生え変わりで十分なケースもあれば複数回の生え変わりがなければ十分な状態にならないケースもあります。
医師によっては、1年程度様子を見なければ十分に効果の判定ができないと考えています。
妊娠中の女性や子どもは触れないようにする
フィンペシアは、男性ホルモンに影響を与えるため、男児の場合だと発育に影響を及ぼす可能性が示唆されています。
また、成分は微量ながら経皮的に吸収されると報告があります。
触れるだけで体内に吸収されるので、そもそも妊婦や子どもの手の届く所に薬を置かないよう注意して下さい。
男性のAGA以外の脱毛症患者には効果が出ない
還元酵素5αリダクターゼを阻害する事によって得られる効果は、テストステロンからDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制する事です。
薄毛や抜け毛の原因がDHTにない場合は、効果を得る事ができず薄毛や抜け毛の症状改善はできません。
円形脱毛症や脂漏性脱毛症など他の病気による脱毛症状であった場合、別の治療法を選択しなければ症状を改善する事ができないので注意が必要です。
▼円形脱毛症の原因についてはこちら▼
副作用が強く出た場合は服用を中止する
性機能障害や肝機能障害が合わせて数%の割合で現れると報告されています。
明確な副作用メカニズムが分からない症状もあるため、日常生活に支障が出るような症状であれば、速やかに服用を中止し、医師に相談するようにして下さい。
自己判断によって、市販薬などで過剰な治療を行うとかえって症状を悪化させる可能性があるので注意が必要です。
フィンペシアの副作用
フィンペシアは、医薬品であるため副作用が生じます。
【主な副作用】
・性欲減退
・勃起不全
・肝機能障害
特に男性の生殖機能に関わる症状が数多く報告されていますが、他にも過敏症など様々な副作用リスクがあります。
ほとんどの場合軽症ですが、万が一症状が強く現れるような場合は、速やかに医師の診療を受けて下さい。
性機能障害に関しては、明確なメカニズは解明されていませんが、男性ホルモン総量に変化が生じるためだと考えられています。
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AGAクリニックを検討するも、最初の一歩を踏み出すには勇気が必要だと思います。
AGAスマクリでは、オンラインでの対応が可能なため、いつでもどこでもきめ細かいサポートを受ける事ができます。
今までは、オンライン対応に一定の規制がありましたが、2020年より法律が一部改正され、オンラインでできる幅が広がりました。
医師指導の下、治療を行うのが安全面においては一番です。
従来、医師の指導を受けるためには通院が必要で、会社員などは中々時間の都合がつかず、治療を断念せざるを得ないケースが目立ちました。
また、安心して治療が始められるよう「初回1ヶ月無料おためしコース」や「4980円の通常処方1ヶ月分を無料でご提供」のサービスを行っています。
フィナステリドとミノキシジル併用のAGAスマクリとは
業界初のAGA専門オンラインクリニックで、発毛効果がある薬を業界最安値で提供しています。
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フィナステリド・ミノキシジル(初月) | 0円 |
フィナステリド・ミノキシジル(2ヶ月目以降) | 4,980円 |
プロペシア | 11,000円 |
明瞭会計な定額料金であるのが特徴です。
また、他製品の押し売りなどは一切行っていないので、月々4,980円で治療ができます。
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【結論】フィンペシアは国内で認められていない!服用時は必ず医師に相談すること
フィンぺシアは、高い効果が得られる反面、医薬品副作用被害救済制度が受けられないなど注意しなければならない点もあります。
有効成分であるフィナステリドは、国内でも認められていますが、フィンペシアという製品としては国内承認されていないため、添付文書を確認した上で正しく服用するようにして下さい。
添付文書には、理解の難しい専門用語なども記載されており、多くの方が理解するのに苦労します。
薬に関する理解が不十分なまま治療を継続すると、良い結果が得られにくい事があるため、なるべく医師に相談するようにして治療を行って下さい。