はげてしまう原因や予防方法、特徴を徹底解説！

はげの原因は、AGAによるものばかりではありません。複数の原因が関係している場合も珍しくなく、予防の段階では生活習慣の見直しも重要になります。この記事では、はげてしまう原因や予防法について解説していきます。

はげてしまう原因4選

男性ホルモンの変性

これは誰にでも関わりのある原因ともいえますが、男性ホルモンがはげる原因になることがあります。男性ホルモンのテストステロンは、頭皮の5αリダクターゼという酵素と結び付くと、ジヒドロテストステロンに変わります。このジヒドロテストステロンが、髪の毛の成長を阻害し、抜け毛や薄毛につながることがあります。

遺伝

男性ホルモンは誰しも分泌されているものですが、はげやすい人とそうでない人がいます。これは、5αリダクターゼの活性度などによって左右されるものであり、遺伝による影響も多いとされています。

ストレス

ストレスは心身にさまざまな悪影響を与えることで知られていますが、髪の毛についても例外ではありません。ストレスによって自律神経が乱れると血流が悪くなり髪の毛への栄養が運ばれにくくなります。

生活習慣の乱れ

睡眠不足や食生活の乱れ、喫煙、過度な飲酒は、髪の毛の成長を妨げる要因となります。薄毛や抜け毛の主な原因が他にあったとしても、生活習慣の乱れが症状を加速させることもあるため注意が必要です。

はげやすい人の特徴

頭皮環境に問題がある

シャンプーのしすぎや、頭皮に負担がかかる洗い方、シャンプーの洗い残し、シャンプーの不足などで頭皮環境が悪化すると、健康な髪の毛が育ちにくくなります。新しい髪の毛が生えてきても早い段階で抜け落ちてしまうなどの問題も出てくるため、はげにつながります。

ストレスの影響を受けやすい

ストレスを抱えやすい人や、たくさんのストレスを感じている人は、自律神経が乱れやすい状態にあるかもしれません。自律神経が乱れて常に緊張状態にあると、血流の悪化により髪の毛の成長を妨げてしまう可能性があります。

睡眠や栄養に問題がある

忙しくて睡眠時間が少なかったり、睡眠の質が悪かったりといった問題は、多くの方が抱えています。また、いつも決まったものばかり食べるなど栄養の偏りがある方も要注意です。

親や祖父母がはげている

遺伝によってはげやすいかどうかは、親や祖父母の髪の毛の状態が1つの判断基準になります。もし親や祖父母がはげている場合は、今時点で薄毛が気にならなかったとしても状態の変化に気を付けておいた方が良いでしょう。

はげを進行させない予防法

はげやすい状態にある方は、これから薄毛や抜け毛が進行する可能性があるということを認識して、自分でできる予防法を試していきましょう。個人の努力でできる対策は、主に以下のとおりです。

・生活習慣の見直し
・ヘアケアで頭皮環境の見直し
・食生活の見直し

それぞれの内容について、もう少し詳しく解説します。

生活習慣の見直し

喫煙や過度な飲酒を控える

喫煙は、血管を収縮させ血流を悪くする作用があるため、髪の毛の健康には悪影響と言えます。いきなり禁煙を行うのは難しいかもしれませんが、本数を減らしたり禁煙グッズを活用してみたり、禁煙外来で相談されてみてはいかがでしょうか。また、飲酒については、適量であれば問題ありません。しかし、過度な飲酒は栄養の吸収を妨げてしまうため、髪の毛への栄養を確保するためにも控えましょう。

ストレスを溜め込まない

全てのストレスを無くすることは難しいものですが、できるだけ蓄積しないように心がけることが大切です。ゆっくりと休息ができる時間を確保する、自分が没頭できる趣味に取り組む、友人と話す、心地よい程度の運動をするなど、自分に合うストレス発散方法を試しましょう。ストレスを忘れることができる時間をつくり、それを継続することが大切です。

質の高い睡眠の確保

できるだけ毎日決まった時間に眠れるように生活を整え、眠る直前までスマホを見ないなどの対策をして質の高い睡眠が得られるよう工夫しましょう。眠る前はリラックスできる環境に身をおき、読書等で心を落ち着ける時間をつくってみてはいかがでしょうか。

ヘアケアで頭皮環境の見直し

育毛やスカルプケアにつながるシャンプーを使う

頭皮の特徴は人それぞれです。自分に合わないシャンプーを使うと、適切に洗っていたとしても頭皮環境が悪化する可能性があります。市販品のシャンプーの多くは洗浄を目的としています。人によっては、育毛用シャンプーや薬用シャンプーの方が頭皮環境を整えやすいかもしれません。

頭皮マッサージをする

シャンプー時やドライヤーをかける時などに、頭皮マッサージを習慣づけるのもおすすめです。頭皮を優しくマッサージして血流が良くなると、髪の毛の生育に良い影響をもたらす可能性があります。

育毛剤や発毛剤の活用

育毛剤は、薄毛に悩む前の段階から使うとより良いとされています。はげを予防するために、今から出来ることを始めましょう。

食生活の見直し

髪の毛に必要な栄養は、食事から得て血液を通して運ばれます。ファストフードや同じメニューばかり食べていると、どうしても不足してしまう栄養が出てしまいがちです。毎日食べるメニューを変え、できるだけ沢山の食材が使われている料理を意識的に選ぶようにしてみてはいかがでしょうか。

最近は、タンパク質の摂取に注意する人も増えました。しかし、髪の毛に必要な栄養は他にもあり、特にビタミンやミネラルは不足しやすいとされています。納豆やナッツ、レバーなどにはこれらの栄養が多く含まれているため、ぜひ取り入れてみてください。

はげてしまう原因になるNGな食事

糖分たっぷりな食べ物・飲み物

糖分を摂りすぎると、血糖値を上昇させ血管の老化を招きます。血管が老化すると血行が悪くなり、髪の毛への悪影響につながります。甘いお菓子や甘い飲料を好む方は、特に注意が必要です。

塩分の多い食べ物

塩分の効いた食べ物を好む方も要注意です。塩分の過剰摂取は腎機能の低下につながり、やがて血液中に老廃物が溜まりやすくなります。老廃物が溜まると、むくみや高血圧、血行不良を招く可能性があり、髪の毛への栄養も届きにくくなります。

カロリーのとりすぎ

カロリーのとりすぎは、肥満だけでなく皮脂の過剰分泌や血行不良にもつながります。頭皮の毛穴が詰まったり、臭いが強くなったり、フケが出るなど、頭皮環境が悪くなる可能性があり、さらに血行不良で薄毛にもつながりやすくなります。

脂質の多い食べ物のとりすぎ

揚げ物など、油っぽい食事のとりすぎも、頭皮環境の悪化を招きやすいです。自覚のある方は、脂肪の少ない食材や油をあまり使わない調理法で食べられるメニューを意識しましょう。

お酒の飲み過ぎ

お酒は、適量であれば問題になりません。しかし、過剰に飲み過ぎると、胃や腸の働きを低下させ必要な栄養が吸収されにくくなってしまいます。

はげてしまう原因に関するQ&A

シャンプーのし過ぎが原因になることはある？

シャンプーのしすぎによって頭皮の皮脂を洗いすぎてしまうと、かえって皮脂分泌を高める可能性があります。皮脂の落としすぎが乾燥を招き、それを補おうとして皮脂が過剰に分泌されてしまう、という仕組みです。皮脂の多すぎる頭皮はさまざまなトラブルを招き、髪の毛の生育を妨げてしまう要因になります。基本的には1日1回のシャンプーが推奨されますが、状況に応じてお湯で髪を洗うだけでも皮脂やホコリなどの汚れを落とすことができます。

頭皮の洗いすぎについて – まりこ泌尿器・漢方内科（愛知県江南市の泌尿器科・女性泌尿器科・漢方内科）

朝のシャワーが原因になることはある？

夜にシャンプーをする人が、朝もまたシャンプーをするのは、洗いすぎかもしれません。基本的には1日1回のシャンプーが推奨されますが、朝起きた時に汗をかいている場合はシャンプーを使用せず、お湯で髪の毛を洗うのがおすすめです。

はげ始めのサインは？

頭頂部の地肌が見えるようになったり、生え際の後退が気になったりした時は、はげ始めのサインの可能性があります。また、髪の毛が以前よりも細くなりボリュームが減った時も同様です。その他、抜け毛が増えた、頭皮にかゆみ等がある、頭皮が硬くなったなどの様子がみられる場合も対策が必要でしょう。

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