薄毛の中でも、AGA(男性型脱毛症)は、過剰な男性ホルモンのせいだと言われがちですが、実は、その男性ホルモンを脱毛ホルモンに変化させる5αリダクターゼという物質が原因なのです。
その5αリダクターゼを抑制することで、薄毛やAGAを回避でき、回復まで見込めるとしたら、そのメカニズム、あなたも知りたいと思いませんか?
監修医師 成田亜希子 医師 成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
薄毛を改善するためには5αリダクターゼの抑制が効果的!
AGA(男性型脱毛症)で悩むそこのあなた!
朗報です!
薄毛やAGA(男性型脱毛症)を改善するためには、5αリダクターゼという物質の抑制が効果的であることがわかってきました!
その5αリダクターゼとはなにか?またその抑制について詳しくご紹介しますね。
そもそも5αリダクターゼとは?
5αリダクターゼは、体内で生成される酵素のひとつです。
本来は、骨や筋肉、性欲の上昇、精子の生成に関係する男性ホルモン・テストステロンを補助する働きをしています。
しかし、一方で、この5αリダクターゼが、薄毛(AGA/男性型脱毛症)の原因やそのメカニズムにも大きく関係しているんです。
まず始めに、薄毛対策のカギとなるこの5αリダクターゼについて、知っておきましょう。
5αリダクターゼの種類
5αリダクターゼには、Ⅰ型とⅡ型の2種類があります。
違いは下記の通りです。
(1)Ⅰ型5αリダクターゼ
- 全身、及び側頭部と後頭部の皮脂腺に多く存在
- 分泌量の多い人 → 肌が油っぽい人
(2)Ⅱ型5αリダクターゼ
- 前立腺、及び前頭部と頭頂部の毛乳頭に多く存在
- 分泌量の多い人 → ひげや体毛が濃い人
5αリダクターゼの影響
では、この5αリダクターゼはどのように、AGA(男性型脱毛症)に関係しているのでしょうか?
先ほど、男性ホルモン・テストステロンを補助すると説明しましたが、5αリダクターゼとテストステロンが結びつくと、より強力な男性ホルモン、DHT(ジヒドロテストステロン)が生成されます。
このDHT(ジヒドロテストステロン)が、毛根に入り込み、細胞分裂を妨げるため、髪の毛の成長を止め、髪の毛が抜けたり、細くなったりするのです。
つまり、AGA(男性型脱毛症)の原因は、DHT(ジヒドロテストステロン)の過剰生成によるものなのです。
この5αリダクターゼの分泌を抑制すれば、DHT(ジヒドロテストステロン)の過剰生成も抑えられるというわけなのです。
AGA(男性型脱毛症)は、前頭部や頭頂部に発症することから、薄毛対策としては特に、Ⅱ型5αリダクターゼの分泌を抑制することが重要だと考えられています。
▼DHTの抑制方法についてはこちら▼
5αリダクターゼが過剰分泌される原因
5αリダクターゼは、健康な体づくりには必要な酵素ですが、この5αリダクターゼの分泌量には、個人差があります。
これには、遺伝的要素が関係していると考えられています。
「ハゲは遺伝する」とよく言われていますが、ハゲの原因となる5αリダクターゼの過剰分泌という体質が遺伝するので、「ハゲは遺伝する」というのは、正しいと言えるかもしれませんね。
▼薄毛と遺伝の関係についてはこちら▼
5αリダクターゼを抑制する方法
では、この5αリダクターゼを抑制することで、薄毛やAGA(男性型脱毛症)を回避・回復することができそうです!
5αリダクターゼの抑制方法をここで考えてみましょう。
⑴食品やサプリメントをとる
5αリダクターゼの抑制に効果が期待もてる栄養成分があります。
まずは、日常的にそれらを含む食品やサプリメントを摂取することが大切です。
特に、食品でこれらの成分を摂取できるのは、副作用など心配なく、手軽で安心ですね。
「亜鉛」生ガキ、牛肉、レバー、しじみに多く含まれます。
「アロエ」アロインという成分に抑制効果があります。
「みかん」皮に含まれるd-リモネンという成分に抑制効果が認められます。
「ノコギリヤシ」(/categories/components/saw-palmetto)サプリメントなどで摂取します。
▼ノコギリヤシの効果についてはこちら▼
⑵育毛剤を使用する
育毛剤は、頭皮環境を整え、抜け毛を予防する効果が期待できます。
正確には5aリダクターゼを抑制するという効果はありませんが、発毛促進効果があるので、同じ様な症状の方には人気です。
AGAスマクリマガジンでも人気の医薬部外品の育毛剤チャップアップを今回は推奨いたします。
無添加で刺激が少なく育毛対策ができますよ。
チャップアップ(CHAP UP)