スマクリ編集部
この記事では、円形脱毛症が繰り返すのかについて、そして繰り返してしまう時の原因についてなど幅広くご紹介いたします。
すでに円形脱毛症を繰り返してしまっている方は特に、最後までお付き合いください。
- 円形脱毛症は再発しやすく、繰り返す人が多い
- 円形脱毛症とAGAを併発する可能性もある
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監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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円形脱毛症とは
スマクリ編集部
円形脱毛症とは皮膚と毛髪に関連する免疫疾患の一種で、本来ウイルスなどの病原体を攻撃する働きするはずの免疫が、毛髪をつくる組織を攻撃してしまいその影響で毛が抜けてしまう病気です。
疾患名の通り、突然に小さな円形の脱毛部分が発生するケースが多く、下記のような症状があります。
単発型
頭の一か所に十円玉程度の範囲が脱毛する状態は、単発型と呼ばれます。
急に髪が抜けるのではなく、髪が薄くなり徐々に脱毛が進むため自分では気づきにくいのが特徴です。
多発型
頭部に2か所以上脱毛が見られた場合は、単発型ではなく多発型と呼ばれます。
単発型から多発型に悪化するケースもあるため、脱毛箇所が増えた場合は早めに医師の診察を受けましょう。
蛇行型
円形脱毛症と聞くと円形に脱毛するイメージがありますが、蛇行型は生え際から後頭部・側頭部の生え際にそって帯状に脱毛していきます。
円形脱毛症の中でも完治が難しいとされています。
全身・全頭型
全身または頭部全体が脱毛する場合は全身・全頭型と呼ばれます。
アトピー性皮膚炎と併発している可能性が高いとも言われていますが、治療方法が確立されておらず治療には長い時間が必要です。
円形脱毛症の症状
円形脱毛症は初期症状がなかなか気付きにくく、「自然に治るのでは」と病院を受診するタイミングが難しい症状でもあります。
スマクリ編集部
初期症状
- 突然発症することが多い
- 頭皮の地肌が見える箇所がある
- 頭部に円形・楕円型に薄毛の箇所があり、境目がはっきりしている
- 爪に点状のへこみがある
- アトピー性皮膚炎、気管支炎、アレルギー鼻炎がある
初期症状のまま自然に治癒するケースもありますが、できるだけ初期症状の時点で受診することをおすすめします。
進行している症状
- 起床時に枕に抜け毛が落ちている
- 脱毛している箇所の周辺の毛を引っ張ると髪が簡単に抜ける
- 頭皮にピリつきを感じる
- 抜けた髪の毛根が細く尖っている
- 脱毛範囲が広がってきている
初期症状に加えて上記の症状がみられた場合、円形脱毛症が進行している可能性があります。
「最近髪がよく抜けるな」と気になっている方は、抜けた髪の毛根や脱毛範囲をチェックしてみましょう。
回復期の症状
- 脱毛箇所の一部に細い毛が生えてきている
- 脱毛箇所に毛穴がぽつぽつと見える
- 脱毛箇所の周囲の毛を引っ張っても簡単に毛が抜けない
このような症状の場合、円形脱毛症が自然治癒の時期に入っている可能性があります。
単発型の円形脱毛症は、脱毛後早くに回復に向かっていくケースが多いですが、突然自分の髪が抜けるのでは精神的にも大きなストレスになります。
再発防止や原因を突き止めるためにも、回復期に入っていても皮膚科を一度受診しましょう。
円形脱毛症を繰り返す原因
再発を繰り返しやすい円形脱毛症ですが、下記の6つが原因として考えられます。
- 自己免疫疾患
- 遺伝
- アトピー
- ホルモンバランスの変化
- 精神的なストレス
- 生活習慣
自己免疫疾患
本来、人間の体にある免疫機能はウイルスや細菌などの外部からの有害な侵入物のみを攻撃するのですが、
その免疫機能に異常が生じるとTリンパ球が毛根を外部からの侵入物と間違えて攻撃してしまうことで円形脱毛症が発症すると考えられています。
しかし、Tリンパ球が毛根を攻撃してしまうメカニズムは解明されていません。
甲状腺疾患や尋常性白斑、全身性エリテマトーデス、リウマチ、梅毒といった疾患と併発しているケースが見られます。
特に甲状腺疾患は約8%、尋常性白斑は約4%の患者が円形脱毛症を併発しているといわれています。
遺伝的要因
近年の研究では円形脱毛症は遺伝的要因も関連していると指摘されています。
しかし円形脱毛症自体が遺伝するのではなく、円形脱毛症になりやすい体質が遺伝されると考えられています。
家族で円形脱毛症を発症したことがある人がいる方は、体質が遺伝しているのかもしれません。
アトピー
アトピー性皮膚炎や気管支炎、アレルギー性鼻炎を持っている方は円形脱毛症になりやすいとされています。
ご自身がこういった疾患を持っていなくてもアトピー素因は遺伝によって受け継がれるため、家族にアトピー性疾患をお持ちの方がいる場合円形脱毛症の発症に影響しているかもしれません。
ホルモンバランスの変化
スマクリ編集部
妊娠中の女性の体内ホルモン値は通常の100倍以上になるといわれており、出産するとそれが一気に通常値に戻ります。
女性ホルモンが減少すると抜け毛につながるため、分娩後脱毛症として円形脱毛症を発症するケースがあります。
また、出産後は育児に追われて食事や生活のバランスが崩れがちなので、そういった生活環境的な理由から脱毛してしまう方もいるようです。
この場合、時間が経つと自然に回復していきますがなかなか頭部の円形脱毛が治らない場合は早めに医師の診察を受けることをおすすめします。
精神的なストレス
長期的なストレスや精神的に負荷がかかると円形脱毛症を引き起こす可能性があります。
ストレスは交感神経を刺激し、交感神経が活発になると血管が収縮し頭部への血流が悪くなります。
髪の毛は血液が運んでくれる栄養をもとに成長するため、血行不良が起こるとヘアサイクルが乱れてしまいます。
また、ストレスがかかると自律神経が乱れ免疫力が低下し、自己免疫疾患や内分泌異常などの様々な疾患を誘因することがあります。
「たかがストレス」とは決して侮らず、できるだけストレスを溜めないようにリフレッシュ方法を見つけることが大切ですね。
生活習慣
もちろん、生活習慣も円形脱毛症に関係しています。
栄養バランスがとれていない食事や過度の飲酒・喫煙は身体のバランスを崩し、頭皮に十分な栄養がいきわたらなくなってしまいます。
睡眠不足はストレスを身体に蓄積してしまうほか、交感神経が優位になってしまう原因にもなりますので、毎日8時間程度の十分な睡眠をとりましょう。
また、シャンプーやトリートメント・ヘアオイルなどが頭皮状態に合っていないとヘアサイクルが乱れ脱毛を誘発してしまうことがあるので、円形脱毛症を疑っている方は普段使っているヘアケアアイテムの見直しをした方が良いでしょう。
円形脱毛症の再発を防ぐ方法
一度円形脱毛症になってしまうと、次はいつ髪が抜けてしまうのか心配になってしまいますよね。
ここからは、円形脱毛症の再発を防ぐために普段から意識できることをご紹介していきます。
健康的な生活習慣
先ほど「円形脱毛症を繰り返す原因」の項目でご紹介した通り、円形脱毛症をはじめとする頭皮トラブルには生活習慣が大きく関係するとされています。
健健康的な食生活、適度な運動、十分な睡眠を意識しましょう。
ストレスを溜めない生活
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円形脱毛症の再発を防ぐ目的以外でも、ストレスを溜めない生活を意識することは大切です。
ヨガやストレッチで身体をほぐしたり、通勤の際に1駅歩いてみたり。
普段の生活で無理ない程度に運動を取り入れてみたり、シャワー浴ではなくしっかり湯船に浸かるなど身体を温めることを意識すると良いでしょう。
生活にアロマを取り入れてみるのも良いですね。
正しい頭皮ケア
毎日行うシャンプーやトリートメントの方法を見直してみましょう。
できるだけ地肌を傷つけずに適度に頭皮の汚れを落とすことが重要です。
爪を立てて洗髪したり、髪が濡れている時に強くブラッシングするのは地肌や髪を傷つけてしまうのでNGですよ。
頭皮マッサージ・ツボ押しなども取り入れて、頭皮の血流を良くしたり頭部の筋肉をほぐすように意識しましょう。
医師に相談する
円形脱毛症が再発する場合は、やはり医師に相談するのが一番です。
再発してしまう原因を探るほか、他の疾患を併発している場合は専門科との連携しながら治療を進めていくことになります。
脱毛によって普段の生活で人の目が気になってしまったり、外出すること自体がストレスに感じてしまう方も少なくありません。
少しでも早く治すためにも、皮膚科の受診をおすすめします。
円形脱毛症の治療方法
では、実際に医療機関を受診した場合に円形脱毛症はどのように治療するのでしょうか。
スマクリ編集部
ステロイド療法
ステロイドは、炎症や免疫機能を抑える効果があります。
脱毛箇所が小さかったり、早期で治療を開始できた場合は外用薬で治療することが多いです。
脱毛箇所が広い場合は局所注射でステロイドを注入することもあります。
局所免疫療法
スクアレン酸ジブチルエステルやジフェニルシクロプロペノンを用い、人工的にかぶれを起こすことで発毛を促す療法です。
こちらは比較的広範囲に脱毛が広がっている方に対して行われることが多く、発毛効果が高いのですが副作用としてかぶれや蕁麻疹を発症することがあります。
アトピー性皮膚炎や湿疹、蕁麻疹を持っている方は一時的に症状が悪化するので医療機関を受診する際は事前にこういった疾患があることを伝えておきましょう。
日本では保険適用外の治療法のため、治療費が全額自己負担になるデメリットがあります。
冷却療法
ドライアイスをあてたり、液体窒素を患部に塗布することで免疫機能の働きを抑え、脱毛箇所を刺激し発毛を促す治療法です。
治療の際に軽い痛みを生じますが、副作用もなく他の治療法と併用されることが多い療法です。
レーザーを用いた治療
特殊な赤外線を照射する治療法です。自律神経に直接照射することで全身の血行を促進することもできます。
副作用も軽く手軽に治療できるため、脱毛範囲の小さい単発型や多発型の治療に用いられることがあります。
他にも、アトピー性皮膚炎などの治療に行われる紫外線療法も治療法として選択されることがあります。
治療方法については患者の体質や症状に合わせて選択することになるので、自分の体質を医師に伝えできるだけ副作用の少ない治療方法を選びましょう。
円形脱毛症とAGAを併発している場合は専門医へ相談しよう
円形脱毛症は症状が急に現れることが多く、急に髪が抜けるとショックを受けてしまいどうしたら良いのか分からなくなってしまいますよね。
円形脱毛症自体へのAGA治療薬の有効性は実証されていませんが、AGAを併発している可能性もあります。
スマクリ編集部
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