フィナステリドは、薄毛予防・脱毛抑制効果を発揮すると人気のAGA治療薬です。
しかし、AGA治療薬の中には血圧を低下させる危険性を孕んだ治療薬も存在します。
今回は、フィナステリドを内服し、血圧対して影響を与えるのかどうか、他の治療薬と併用する際の注意点などを解説していきます。
・フィナステリドは、高血圧・低血圧の方も内服できるAGA治療薬！
・ミノキシジルを同時に内服する場合は血圧低下の危険性があるため、医師の診察が必要！
・おすすめのAGAクリニックは、「AGAスマクリ」！初月無料で2ヶ月以降もずっと4,980円！
・AGAスマクリは、オンライン診療に対応しているから手軽に受診&治療が可能！
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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フィナステリドは高血圧や低血圧の人が服用すると効果が出ない？
AGA治療薬の中には、薬効成分によって血圧に何らかの影響を及ぼすものが存在します。
フィナステリドは、AGA治療薬でもその効果が厚生労働省にも認められている治療薬ですが、高血圧や低血圧の方が飲んでも問題はないのでしょうか。
高血圧や低血圧の人に対する効果には問題ない
結論から申し上げると、高血圧・低血圧の方ともにフィナステリドを内服しても効果に問題はありません。
フィナステリドの添付文書を確認しても、高血圧・低血圧によって効果が変動するとの記載もありません。
そのため、ご自身の血圧に不安がある方でも基本的に問題なく内服することができます。
服用前に医師に相談することが大切
血圧に影響はしませんが、フィナステリドの内服を始める際に注意したいこともあります。
肝機能が低下している方の場合は、フィナステリドを内服する前に医師へ相談をしましょう。
添付文書にもありますが、肝機能が低下している方は慎重にフィナステリドを内服する必要があります。
また、血圧以外にも何かしらの治療薬・医薬品の内服をしている場合も注意しましょう。
基本的に医薬品の薬効成分は肝臓で分解されます。
つまり、内服する治療薬は多いほど肝臓へ与えるダメージが大きくなります。
安心・安全に治療を行いたい場合は一度医師に相談し、指示を仰ぐことをお勧めします。
フィナステリドは血圧に対する直接的な影響がない治療薬
フィナステリドは、血圧に対して直接的に影響がない治療薬です。
フィナステリドの内服が血圧に関与しないことには、フィナステリドの作用機序が関係しています。
そもそもAGAが進行するメカニズムとして、男性ホルモンであるテストステロンと5αリダクターゼが結合し、DHT（ジヒドロテストステロン）という物質が発生することがきっかけとなります。
生じたDHTによって髪の毛が生まれ変わるヘアサイクルが通常よりも早くなってしまうことで抜け毛が増えてしまいます。
つまり、AGAの方は通常の方より髪の毛の生まれ変わりが早くなってしまうことで、抜け毛が増えるというメカニズムとなります。
フィナステリドは、男性ホルモンと結合する5αリダクターゼに働きかけ、DHTの発生を抑えることによって効果を発揮します。
フィナステリドが効果を発揮する一連の流れの中では、血管を拡張する作用や収縮させる作用がありません。
そのため、フィナステリドを内服しても血圧への影響がありません。
低血圧・高血圧の方でAGA治療を始めたい方も安心して内服することができるでしょう。
▼DHTの抑制方法についてはこちら▼
高血圧の人がAGA治療をする際に押さえておくこと
高血圧の方がAGA治療をする際に、押さえておきたいポイントがいくつか存在します。
フィナステリドと他の治療薬を併用する際は注意
フィナステリドを内服する際に、他のAGA治療薬を併用する場合があります。
この場合、どのAGA治療薬を内服するかの選択が重要となります。
フィナステリドは、ヘアサイクルを整えることで薄毛予防・脱毛抑制に対して効果を発揮します。
そのため、AGA治療薬を併用する際は、フィナステリドと同じ効果を持つ治療薬を内服しないように注意しましょう。
AGA治療薬の中には血圧に影響を及ぼすものがある
また、AGA治療薬の中には血圧に影響を及ぼすものがあります。
育毛や発毛を促進する効果のあるミノキシジルがその代表例です。
ミノキシジルも発毛や育毛に関して効果があると報告されており、AGA治療を効率よく進めてくれるであろう治療薬です。
しかし、このように効果的であるという治療薬でも何かしらの注意点が存在します。
AGA治療薬には血圧に影響を及ぼすものがあるため、内服前に注意事項を確認する癖をつけましょう。
フィナステリドの偽物品が血圧に影響するリスク
正しく処方されたフィナステリドであれば、血圧に影響するリスクは低いです。
しかし、これが偽物であるとすると話は変わってきます。
フィナステリドを医師からの処方ではなく、個人輸入で購入した場合は、治療薬が偽物である危険性が高まります。
安全面の保証がない
仮に治療薬が偽物であるならば安全面の保証がありません。
本来の有効成分だけではなく、その他の成分が混入している可能性や不衛生な環境で製造されている可能性があります。
とある研究報告によると、海外から輸入された医薬品の40%が偽物であったようです。
治療薬の内服に対する安全性が確保されていないため、個人輸入した治療薬を内服する場合は注意が必要となります。
▼フィナステリドの偽物の見分け方はこちら▼
予期せぬ副作用を招くこともある
また、偽物の治療薬では予期せぬ副作用を招く危険性があります。
これは先ほど紹介したように、偽物の医薬品の成分や製造環境などが原因となります。
副作用は、環境の衛生面はもちろん、含有されている成分の種類・量などが統一された条件で初めて想定することができます。
しかし偽物の医薬品は、この前提条件が覆されてしまいます。
そのため、本物の治療薬を正しく内服した際に生じ得る副作用以外の症状を招く危険性があるのです。
偽物の医薬品が混入しないように、フィナステリドを内服する際は医師の処方を受け、正しい方法で購入しましょう。
フィナステリドのジェネリックを服用するのは血圧に影響がない？
ここまでの内容からフィナステリドを内服しても血圧に影響がないことがわかってきました。
では、フィナステリドのジェネリック医薬品を内服した場合はどうなるのでしょうか。
フィナステリドのジェネリックが血圧に影響する報告はない
結論から申し上げると、フィナステリドのジェネリック品が血圧に影響する報告はありません。
ジェネリック医薬品は、開発品の特許期間が満了した後で発売する、成分が等しく値が安い医薬品のことを指します。
つまり、フィナステリドと違う成分ではありません。
よって、ジェネリック品がAGAに対して発揮する効果・そのメカニズムも変わりません。
メカニズムが変わらないということは、同様に血圧に関与することがないため、フィナステリドのジェネリック品も高血圧・低血圧に限らず内服が可能となります。
フィナステリドのジェネリックの特徴
ジェネリック医薬品の特徴は、安価に購入ができるという点です。
ジェネリックでないAGA治療薬は、保険が効かないことも相まって価格が高いというデメリットがありました。
しかし、ジェネリック医薬品になるとこのデメリットを克服することができます。
効果の認められている治療薬を安価に購入することができるため、より継続内服がしやすくなります。
フィナステリドを服用する際の注意すべき点
フィナステリドを服用する際に注意すべき点がいくつかあります。
他の治療薬との併用で血圧に異常が出たら服用を止める
フィナステリドと他の治療薬を併用し、血圧に異常が出た際は服用を止めましょう。
血圧が低下すると、一般的に立ちくらみやめまいの症状が多く認められるようになります。
普段立ちくらみ・めまいの症状がなかった方が、内服を始めてから症状が出た際は注意が必要です。
この時に「少しだけだから大丈夫」と自己判断になってしまうことは避けましょう。
血圧低下がいつ・どのタイミングで生じるかは分かりません。
仮に車の運転中などのように、一歩間違えたら事故や怪我に繋がりかけない状況で血圧低下などの症状が出る可能性も捨てきれません。
普段よりもめまい・立ちくらみがする気がした場合は、迷わずに内服を中止し、医師へと相談しましょう。
長期的な継続が必要
フィナステリドを内服し、その効果を実感するまでには長期的に内服を継続する必要があります。
早い方では、内服を開始して3ヶ月頃から効果が出る方もいますが、一般的には6ヶ月程度の時間がかかります。
1度治療を開始した場合は、諦めずに内服を継続していきましょう。
女性や子どもが触れるのは禁忌
妊娠中の女性や子どもは触れないようにすることです。
プロペシアは、AGAに対しては非常に効果を発揮します。
しかし、妊娠中の女性・子どもの素肌に触れてしまうことで体に悪影響を出す可能性があります。
この体の悪影響とは、男性胎児や男児の生殖機能などの発育に影響を及ぼすということです。
フィナステリドは、ジヒドロテストステロンの産生を防ぐことによって効果を発揮します。
しかし、このジヒドロテストステロンは胎児・小児の発達には必要なホルモンです。
フィナステリドを素肌に触れてしまうことで体内に吸収されて健康被害に遭ってしまう可能性もあるため、妊娠中の女性や子どもには触れないように管理・内服しましょう。
フィナステリドはミノキシジルとの併用がおすすめ
フィナステリドを内服する際は、他の治療薬との併用がオススメになります。
その中でもミノキシジルとの内服をオススメします。
これは、フィナステリドとミノキシジルの治療薬の効果の違いによります。
フィナステリドは、ジヒドロテストステロンの産生を抑えることで毛髪の成長期を正常の状態へ戻し、ヘアサイクルの改善を図ります。
それに対してミノキシジルは、育毛・発毛を促進することで薄毛に対して効果を発揮します。
この両薬を併用することで髪の毛が抜け落ちる速度を抑えながら、発毛・育毛速度を上げることで、より早く薄毛に対して効果を発揮することが期待できます。
しかし、ミノキシジルを内服する際は注意したい点が1つあります。
それは血圧が低下する可能性があるという点です。
ミノキシジルは、もともと血管を拡張し血圧を下げる治療薬として使用されていました。
そのため、ミノキシジルを内服したい方で、血圧に不安がある方は必ず医師へと相談をしましょう。
フィナステリドとミノキシジル併用可能な｢AGAスマクリ｣
今回紹介したフィナステリドとミノキシジルの同時処方が可能なオンラインAGAクリニック「AGAスマクリ」について紹介していきます。
手軽な価格で治療ができるAGAスマクリとは
AGAスマクリとはオンライン診療が可能なAGA治療専門のオンラインクリニックです。
自宅からスマホ1台でオンライン診療が受けられ、今回紹介したフィナステリドとミノキシジルを同時に処方してくれます。
AGAスマクリの処方しているフィナステリド・ミノキシジル共に、医学的な根拠が認められている発毛薬です。
この両薬を併用することによって、ヘアサイクルを整えながら、発毛量を増やすことで効率良くAGAを治療することができます。
AGAスマクリはオンライン診療だけではなく、対面診療も可能となるため、ご自身の希望する診療方法による診察が可能です。
▼オンライン診療の流れはこちら▼
AGAスマクリ料金プラン
AGAスマクリの料金プランを紹介します。
AGAスマクリでは、治療をもっと身近に感じて頂くために初回1ヶ月は診療代・お薬代・送料を含めて0円となっています。
この初月1ヶ月からも通常4,980円の治療薬が処方されます。
この1ヶ月で効果を実感し、治療を継続していく際は2ヶ月以降から料金が発生しますが、2回目以降ずっと4,980円で処方を受けることができます。
フィナステリドはその効果が認められるまでは少なくとも6ヶ月程度の時間がかかります。
長期内服が必要となるAGA治療薬を続けていくためにも月額の費用を少しでも抑えることができるのは強いメリットです。
また、お試しの1ヶ月間で仮に治療が体に合わない場合は、診療代を全額返金する制度も設けています。
治療期間の縛りなども一切ないそうなので安心して治療を続けることができます。
▼AGAスマクリの料金や評判が気になる方はこちら▼
AGAスマクリの症例紹介
実際にAGAスマクリを使用し、治療を行なった方の症例をご紹介します。
治療内容：台湾製フィナステリドとミノキシジルを毎日服用
費用：月額4,980円×3ヶ月
主なリスク・副作用：肝機能障害・乳房肥大・乳房圧痛・抑うつ症状など
【まとめ】フィナステリドが血圧に直接影響することはない！不安な人は医師に相談しよう
フィナステリドを内服しても血圧には直接影響しません。
そのため、現在高血圧・低血圧の方も内服が可能です。
しかし、同時にミノキシジルを内服したい場合や実際に診察をしてもらって安全性を確認したい方は、一度医師へと相談してから内服を始めましょう。
