「薄毛をケアしたいけど何をすればいいかわからない」と悩んでいる人はいませんか。薄毛の原因は、ストレスや食生活、睡眠不足などさまざまです。
また、病気や投薬による薄毛もあるため、自力で髪の毛を増やすことができるのか疑問に思う方もいるでしょう。
本記事では、髪の量を増やすための方法や、薄毛の原因、医療機関で受けられる治療方法などを詳しく解説します。薄毛をなんとかしたいと悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
- 髪の毛が薄くなる原因は、栄養不足やストレスなどさまざま
- 薄毛に悩む前に、セルフケアで予防することが大切
- 髪の毛を増やすなら、医師に相談するのが近道
髪の毛を増やすのに効果的な治療法
結論からいうとセルフケアの場合、薄毛の予防はできても、すでに進行している薄毛には劇的な効果を期待できません。そのため、髪の毛の量を増やしたい人は、クリニックで医師に相談することをおすすめします。
薄毛治療にはさまざまな種類があるため、進行具合や目的に合わせて適切な治療を行えば、症状を改善させられる可能性があります。
ここでは、クリニックで取り扱う主な薄毛治療法を4つまとめました。薄毛を改善してストレスから解放されたい人は、ぜひチェックしてみてください。
飲み薬
進行した薄毛は薬を服用することで改善が期待できます。内服薬には薄毛の原因である抜け毛を抑制する効果がある薬と、発毛を促す薬の2種類があります。
代表的な薄毛を抑制する薬は、ヘアサイクルの短縮に繋がる物質を阻害する「フィナステリド」や、薄毛に栄養を及ぼす酵素にアプローチする「ザガーロ」です。発毛を促す薬はミノキシジルが有名でしょう。ミノキシジルは内服薬と外用薬の両方があります。
早期治療なら抜け毛を抑制する効果がある薬だけでも症状を緩和することが可能です。しかし、薄毛が進んでいる場合は、抜け毛を抑制する薬と発毛を促進する薬を併用する必要があります。
そのため、薄毛治療はなるべく早い時期から開始するほうが1種類の薬で済むため、料金の負担も軽くなります。
塗り薬
外用薬は発毛を促進するミノキシジルを主成分としたスプレーが評判です。クリニックによっては、髪の毛の成長に必要なビタミンやミネラルの成分を配合した外用薬もあります。
発毛を促進させる外用薬は、髪の司令塔と呼ばれる毛乳頭を刺激し、毛母細胞を活性化させる作用があります。基本的に外用薬のみではなく、内服薬とセットで処方されるのが一般的です。ミノキシジルの外用薬は、男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版において推奨度「A(行うよう強く勧める)」とされています。
どの外用薬を使うかは、進行具合や体質、費用などを考慮しながら、医師と相談して決めることになるでしょう。
参考:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版(日本皮膚科学会)
メソセラピー
メソセラピーとは、注射やレーザーなどで直接有効成分を頭皮に注入する薄毛治療法です。直接患部に有効成分を注入できることから、内服薬と外用薬で治療効果が出なかった人にも有効です。
注入する薬液はクリニックによってさまざまです。抜け毛を予防する薬とビタミンやミネラルなどを独自配合でブレンドしたものを注入するクリニックもあります。
そのため、メソセラピーと一口にいっても、注入される薬液が異なるため、効果や費用などはクリニックによって大きく異なります。クリニックの公式サイトではメソセラピーによる発毛効果を写真でチェックできるところもあるので、事前に効果を確認してから検討するとよいでしょう。
植毛
植毛は人工毛や自毛を直接頭皮に移植して薄毛をカバーする治療法です。薬を飲んだり、クリニック通ってメソセラピーを受けたりする治療は、効果が実感できるまでに時間がかかります。
その点、植毛なら即効性があるため、すぐに薄毛の悩みから解放されます。「薄毛が気になって人と会うのが億劫になる」「長く薄毛治療に時間とお金をかけるのはイヤ」という人は、植毛を検討してみてもよいでしょう。
ただし、治療範囲によって多少異なりますが、植毛自体は非常に高額です。たとえば2,000本程度の植毛をした場合、かかる費用は50万円程度が相場です。
すぐに薄毛から解放されるメリットはありますが、薄毛治療のなかでもっとも高額な治療費がかかるので、慎重に検討するようにしましょう。
参考:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版(日本皮膚科学会)
薄毛治療をするならAGAスマクリ
AGAスマクリはオンライン診療可能なクリニックです。自宅に居ながら医師による診察を受けられます。
初月無料で、翌月からずっと4,980円と明朗価格。発毛効果が認められた「フィナステリド」と「ミノキシジル」の2つを処方します。カウンセリングの予約は30秒で完了。まずは気軽にお申し込みください。
髪の毛が薄くなる原因
髪の毛が薄くなる原因は一つではありません。さまざまな原因が組み合わさり、最終的に薄毛という結果を招いているだけです。ここでは、髪の毛が薄くなる原因をまとめました。
- 栄養不足
- 運動不足
- 睡眠不足
- 過度なストレス
- 紫外線
- 薬剤による副作用
- ホルモンバランスの影響
- 皮脂の過剰な分泌
- 体の異常
普段の生活習慣を振り返り、上記に該当するものがあれば、改善させるようにしましょう。頭皮環境を整えて、髪が育ちやすい状態を作ることが大切です。
栄養不足
栄養不足は薄毛の原因になる場合があります。健康な髪の成長には、たんぱく質やミネラル、ビタミンなどが必要です。
しかし、外食やレトルト食品などを食事のメインにしていると必要な栄養素が補えず、髪や身体に影響が出てきます。
とくに髪の毛の主成分になるたんぱく質は、外食やレトルト食品では不足しがちなため注意が必要です。
たんぱく質を豊富に含む食材には、大豆製品や魚、牛乳、たまご、豚肉などがあります。
自炊をしていれば摂取しやすい食材ですので、なるべく外食やレトルト商品の回数を減らし、栄養バランスを考えた食事を目指してみましょう。
運動不足
運動不足も薄毛になる原因の一つです。運動は血行を促進し、血流をよくすることで、必要な栄養や酸素を頭皮に届ける効果が期待できます。
なかでもウォーキングや軽いジョギング、水泳、ヨガなどの有酸素運動が抜け毛には効果的でしょう。
反対に身体に負荷をかける無酸素運動は、男性ホルモンを増やす危険性があり、薄毛が進行する恐れがあります。そのため、薄毛で悩んでいる方は、適度な運動を心がけ、継続することを目標にしましょう。
適度な運動なら血行を促進するだけでなく、代謝を活性化させ、自律神経を整える効果が期待できます。薄毛の改善以外にもさまざまなよい影響が期待できるため、毎日少しずつ運動する習慣をつけていきましょう。
睡眠不足
睡眠不足も髪の毛が抜けやすくなる原因の一つです。なぜなら、多くの成長ホルモンは睡眠中に分泌されているからです。
成長ホルモンには身体の細胞を修復し成長を促す働きがあります。髪の形成に必要なたんぱく質の合成にも必要な成分なため、不足すると毛髪の健康にも影響を及ぼします。
また、睡眠不足になると血流が悪くなり、エネルギー代謝が低下することから、頭皮に必要な栄養が届きにくくなる点も理由の一つです。
そのため、健康な髪の成長には、しっかりした睡眠が必要になります。夜更かしはせず、早め早起きを徹底して、髪だけでなく、身体にもよい生活習慣をつけていきましょう。
過剰なストレス
過剰なストレスは身体だけでなく、髪の毛にも悪い影響を及ぼします。ストレスに反応して分泌されるコルチゾールと呼ばれるホルモンは、健やかな毛髪の成長を阻害する働きがあるからです。
とくに後頭部の毛経が細くなるといわれています。ストレスによって自律神経が乱れた場合は、血流のコントロールが上手くいかず、頭皮に栄養が届かなくなるのも原因の一つといえるでしょう。
ストレスは身体にも、心にも影響を及ぼすため、上手に付き合う方法を考えることが大切です。趣味に没頭したり、休息を取ったりして、自分なりにストレスを緩和する方法を探しましょう。
紫外線
紫外線も髪の毛が抜けやすくなる原因の一つです。紫外線は毛母細胞にダメージを与え、細胞を劣化させる危険性があります。
症状としては抜け毛が増えたり、白髪が増えたりするでしょう。そのため、普段から紫外線対策を行うことが大切です。帽子や日傘で頭皮を守り、なるべく紫外線を浴びない工夫をしましょう。最近ではメンズ向けの紫外線対策アイテムが豊富です。気になる人はチェックしてみましょう。
薬剤による副作用
薬剤による副作用で髪の毛が抜けることもあります。たとえば、パーマやカラーリングを繰り返したことで、頭皮に深刻なダメージを与えてしまうケースもあります。
その場合、頭皮が回復し正常な状態を取り戻すと抜け毛は緩和されるでしょう。病気の治療目的で投与される薬剤の副作用でも抜け毛が増えるケースがあります。
有名なのは抗がん剤や抗真菌剤、糖尿病治療薬などです。個人差はありますが、薬剤による抜け毛が薄毛の原因なら、服用をやめることで脱毛症が改善することもあるでしょう。
薬剤による副作用は生活習慣の見直しだけでは対応ができないため、深刻な抜け毛に悩まされているのなら、医師に相談するようにしましょう。
ホルモンバランスの影響
女性の薄毛の場合は、ホルモンバランスの影響が考えられます。本来、卵巣から分泌されるエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが、頭皮の健康を維持しています。
しかし、生理や妊娠、出産などでホルモンバランスが崩れると、エストロゲンが減少してしまうことで、健やかな毛髪の維持ができなくなります。
ホルモンバランスが乱れる原因は、生理や妊娠、出産だけでなく、睡眠不足やストレスなどでも起こります。そのため、女性で薄毛が気になる人は、生活習慣を整えつつ、ホルモンバランスの変化に備えることが大切です。
参考:妊娠中、産後の抜け毛がひどいのですか?(女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修)
皮脂の過剰な分泌
皮脂の過剰分泌も抜け毛の原因の一つです。人間の頭皮は1日に1~2グラムの皮脂を分泌していますが、なんらかの原因で皮脂量が増えると、頭皮環境が悪化し、抜け毛が増える可能性があります。
皮脂の過剰分泌はさまざまな原因で起こります。たとえば、ホルモンバランスの乱れやストレス、偏った食生活などは、皮脂の過剰分泌を起こす原因になるでしょう。
「頭皮がべたつく」「髪にコシがない」などの症状がある場合は、対策として頭皮のケアを行いましょう。頭皮を清潔に保つことはもちろん、頭皮マッサージやヘアトニックを使うのも有効です。
抜け毛の原因が皮脂の過剰分泌である場合、セルフケアで改善する可能性もあります。まずは自分の頭皮環境を観察し、日々のケアに気を配ってみましょう。
体の異常
身体の異常が毛髪に影響を及ぼすケースもあります。たとえば、甲状腺機能低下症や副腎皮質機能不全症などは脱毛症の原因になる場合があります。
身体の正常な代謝やホルモンバランスが崩れることにより、抜け毛が増える症状が起こるのです。
身体の異常による抜け毛の場合は、個人で対処するのは難しいでしょう。そのため、病気の治療とともに医師の指導を受けながら、対処することをおすすめします。
参考:全身性エリテマトーデス(SLE)(指定難病49)(難病情報センター)
参考:脱毛症 Q17 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
髪の毛を増やしたい人必見!薄毛予防に有効なセルフケア
薄毛の原因を突き止め適切に対処すれば、改善することもありますが、基本的にセルフケアで髪の毛を増やすのは困難でしょう。そのため薄毛に悩む前に、頭皮のケアを行なうことが大切です。
- 育毛剤を使う
- 頭皮マッサージを行う
ここでは、少しでも薄毛の進行を遅らせたい人に、セルフケアでできる薄毛予防策を紹介します。個人差はありますが、生活習慣の改善と合わせて行うことで、健康な頭皮環境の実現に近づけるでしょう。
育毛剤を使う
薄毛予防には育毛剤も有効です。育毛剤は頭皮の血行促進や保湿が期待できるため、頭皮環境を整える効果が期待できます。期待できるのはあくまで予防効果ですが、自分に合うものを見つけられれば抜け毛を減らせる可能性はあります。
ただし、乾燥肌や敏感肌などの人は、育毛剤に含まれるアルコールで頭皮が荒れる場合があるので注意が必要です。
また、複数の育毛剤を一緒に使うと頭皮トラブルになる可能性が高まるため、やめるようにしましょう。育毛剤を使う際は、使用方法をきちんと守り、頭皮の状態を観察しながら利用することが大切です。
頭皮マッサージをする
頭皮マッサージも薄毛予防に有効です。頭皮マッサージは血行を促進し、髪や頭皮に必要な栄養や酸素を届ける効果が期待できます。
頭皮マッサージ方法はいろいろありますが、血行促進が目的なら圧迫法が有効です。頭皮に適度な刺激を与えることで、リラックス効果と、血の流れがよくなる効果が期待できます。
- 指の腹を使って頭皮をつかみ円を描くようにくるくる動かす
- 頭皮全体に3回ずつ行う
- 指の腹でリズミカルにタッピングを行う
頭皮全体を圧迫法でゆっくりマッサージをしたあと、最後に指の腹でリズミカルにタッピングを行いましょう。丁寧に頭皮全体に行うことで、血行促進効果が得られます。
注意点は強くやりすぎないことです。頭皮も皮膚と同じなので過度な刺激を与えるとダメージを与えてしまいます。マッサージが気持ちいいと思える程度の力加減で行うことが大切です。
参考:地肌マッサージの頭皮への作用(花王株式会社 ヘルスケア研究所)
髪の毛を増やすならAGAスマクリに相談を
この記事では自力で髪の毛を増やす方法を解説しました。薄毛の原因には、栄養不足や睡眠不足、ストレス、ホルモンバランスの影響など、さまざまです。
そのため、自力で原因を見極め、薄毛を予防するのは簡単ではありません。自分でできることをしつつ、プロの力も借りて薄毛治療をするのがおすすめです。
AGAスマクリでは、薄毛が気になる人のためにオンライン診療を行っています。オンライン診療ならクリニックに来院する必要がないため、周囲にバレることなく、薄毛治療を始められます。
髪の毛を増やすためにさまざまな努力をしている方は、1人で悩まず、ぜひ医師に相談してみましょう。