テストステロンが多い人の特徴を医学的観点で男女別に解説!性格や体格に現れる?

テストステロンが多い人の特徴を医学的観点で男女別に解説!性格や体格に現れる?

「自分は男性ホルモンが多い?」「男性ホルモンによって薄毛になる?」このような不安をお持ちの方も多いでしょう。

男性ホルモンの一種であるテストステロンは、その分泌量によって身体つきや性格にさまざまな影響を与えます女性の体内でもわずかにテストステロンが分泌されているため、男性だけの問題ではありません。

テストステロンの分泌量が少ない場合、精神的な不調や筋肉量の低下などいくつかのデメリットもあるため、注意が必要です。この記事では、テストステロンが多い・少ない人の特徴を男女別に紹介します。

テストステロンと薄毛の関係についても解説しているため、参考にしてください。

この記事の要約
  • テストステロンには骨の形成を促すはたらきがあるので、分泌が多いと筋肉質なたくましい特徴が出やすい。
  • テストステロンが少ない場合、男女ともに精神面や体力的な不調が起こりやすい。
  • 生活習慣や食生活、適度な運動などの方法でテストステロンの分泌は増やせる。
  • テストステロンが活性の高いジヒドロテストステロンへと変化した場合、抜け毛や薄毛を引き起こす可能性が高い。

テストステロンが多い男性の特徴

テストステロンが多い男性の特徴

テストステロンは男性ホルモンの一種であり、テストステロンが多い男性の特徴を5つ紹介します。

テストステロンが多い男性の特徴
  • 筋肉質でたくましい体格
  • 余分な脂肪がつきにくい
  • 行動力が高い
  • 骨密度が高い
  • 赤血球が多い

①筋肉質でたくましい体格

 ①筋肉質でたくましい体格

テストステロンが多い男性は筋肉質でたくましい体格が特徴です。テストステロンは体内でアンドロゲンレセプターに結合し、筋肉を成長させるさまざまな指令を下します。

筋力トレーニングにより筋肥大が起こる理由は、テストステロンだけでなくアンドロゲンレセプターも増加するためです。顔の特徴では骨格がしっかりしており、あごが大きい傾向にあります。

女性に比べて男性の体格が筋肉質でたくましく、がっしりしている理由はテストステロンの分泌量が多いためです。

参考:テストステロン(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

②余分な脂肪がつきにくい

②余分な脂肪がつきにくい

テストステロンの量と脂肪量には相互作用があり、テストステロンが多い男性は余分な脂肪がつきにくい傾向にあります。

  • 脂肪が多くない場合はテストステロンが低下しにくい
  • テストステロンが低下していない場合は脂肪量が増加しにくい

テストステロンには体内の脂肪を燃焼させるはたらきがあります。年齢とともにテストステロンの分泌量が減少するため、中年期以降はお腹が出やすいです。

しかし、中年期以降の男性もテストステロンレベルを正常に維持すると内臓脂肪を減らせることが判明しています。ただし、肥満度とテストステロン値の関連性については明確なことがわかっていません。

参考:テストステロン(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

③行動力が高い

行動力が高い

行動力が高い点もテストステロンが多い男性の特徴の1つです。テストステロンにはポジティブな考え方ややる気を生み出すなど、精神面の健康にも関与するはたらきがあるためです。

最近の研究により、テストステロンは男性らしい筋肉質でたくましい体格を作るだけでなく、大胆でリスクを恐れない行動力や決断力、好奇心やチャレンジ精神などの源になることが判明しています。

中年期以降の男性に意欲の低下やネガティブな思考をもたらす更年期障害やLOH症候群(Late-Onset Hypogonadism・加齢性腺機能低下症)は、テストステロンの分泌量の減少が原因です。

参考:テストステロン(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
参考:男性更年期障害(LOH症候群:加齢性腺機能低下症)(医療法人社団昇陽会阿佐谷すずき診療所)

④骨密度が高い

④骨密度が高い

テストステロンが多い男性は骨密度が高い傾向にあります。テストステロンには筋肉だけでなく、骨の形成を促すはたらきがあるためです。実際に男性ホルモン補充療法において、テストステロンを投与された高齢男性の骨量が増加したとの報告があります。

中年期以降に男性ホルモンの分泌量が減少してLOH症候群や男性更年期障害を発症すると、骨粗しょう症の発症リスクがさらに増加します。

参考:LOH症候群と骨粗鬆症について(代官山パークサイドクリニック)
参考:テストステロン補充療法に期待される効果(大東製薬工業株式会社)

⑤赤血球が多い

⑤赤血球が多い

赤血球が多い点も男性ホルモンの量が多い男性の特徴です。テストステロンは赤血球の形成を調節し、ヘマトクリット値(血液中に占める赤血球の割合)のアップレギュレーションに関与します。

赤血球の量が増えれば全身のすみずみに酸素を供給できるため、有酸素能力の向上・改善につながります。男性がより激しい運動や闘争に適している理由は、テストステロンの影響で赤血球の量が多いためです。

参考:テストステロンの低下と有酸素能力の低下(日本メンズヘルス医学会)
参考:男性にも備わっている“育児本能”(医療法人社団冬城産婦人産婦人科医院)
参考:テストステロンによる赤血球増加作用のメカニズム(大東製薬工業公式BLOG)

テストステロンが少ない男性の特徴

テストステロンが少ない男性の特徴

テストステロンが少ない男性の特徴を4つ紹介します。

テストステロンが少ない男性の特徴
  • うつなど精神面での不調になる
  • EDになる
  • 倦怠感が生じる
  • 筋肉量が低下する

①うつなど精神面での不調になる

①うつなど精神面での不調になる

テストステロンの分泌量には個人差がありますが、一般的には20代でピークを迎えて加齢とともに減少します。何らかの原因によりテストステロンの分泌量が急激に減少すると、ホルモンバランスの乱れにより男性更年期障害やLOH症候群を発症する可能性があります。

男性更年期障害やLOH症候群の代表的な症状はイライラや不安、パニック、不眠、集中力や意欲の低下などです。発症が早い方では、40代でも男性更年期障害やLOH症候群を発症する可能性があります。

参考:テストステロンについて(大東製薬工業株式会社)
参考:男性更年期障害 加齢性腺機能低下症、LOH症候群(一般社団法人日本内分泌学会)

②EDになる

②EDになる

EDは英語の「Erectile Dysfunction」の略で、勃起機能が低下する病気の一種です。勃起がまったく起こらないだけではなく、勃起状態を維持できず硬さが足りないため、性行に支障をきたすこともEDの症状に含まれます。

勃起が起こるメカニズムは以下の通りです。

  1. 視覚などを通して何らかの性的刺激が男性に与えられる
  2. 脳が興奮して細胞内情報伝達のサイクリックGMPが生成される
  3. サイクリックGMPが陰茎海綿体の平滑筋を弛緩させる
  4. 陰茎海綿体に送られる血流量が増加して勃起を引き起こす

テストステロンは身体だけでなく血管の健康にもかかわるため、分泌量が減少すると血管の老化を招いてペニスへの血流量が減少します。ペニスに血液が流入することで勃起するため、血管の老化により血流量が減少すると勃起しづらくなります。

参考:第10回 勃起不全(ED)について(菅野クリニック)
参考:EDとは(浜松町第一クリニック)

③倦怠感が生じる

③倦怠感が生じる

倦怠感が生じることも、テストステロンが少ない症状の1つです。喜怒哀楽など感情をコントロールする大脳にテストステロンが作用してポジティブな思考や決断力を生みます。

また、テストステロンには疲労を回復させるはたらきもあるため、分泌量が減少するとやる気の低下や倦怠感を生じやすくなります。倦怠感は男性更年期障害やLOH症候群の代表的な症状の1つです。

原因不明の倦怠感がある中高年男性は医療機関でテストステロン値を検査することがおすすめです。

参考:働き盛りにあらわれる男性の更年期障害 (健康倶楽部2011年10月号 総合南東北病院)

④筋肉量が低下する

④筋肉量が低下する

ステロイドホルモンの一種であるテストステロンには、身体の健康状態を維持する重要な役目があります。テストステロンは体内でアンドロゲンレセプターに結合して筋肉を成長させるさまざまな指令を下すため、分泌量が減少すると筋肉量が低下しやすくなります

筋肉量が減少すると基礎代謝が低下して脂肪の燃焼効率が悪くなり、太りやすい体質に変化するため注意が必要です。年齢を重ねテストステロンの分泌量が減少すると、筋肉量が減少するだけでなく肥満や糖尿病など生活習慣病のリスクが増加します。

参考:テストステロンと筋肉量の関係(日本メンズヘルス医学会)
参考: 筋力トレーニングが体脂肪を減らすメカニズム(横浜市スポーツいか医科学センター)

テストステロンが多い女性の特徴

テストステロンが多い女性の特徴

テストステロンが多い女性の特徴を6つ紹介します。

テストステロンが多い女性の特徴
  • 体毛が濃い
  • 男性のような低い声
  • 骨や筋肉が強く体力がある
  • 胸部のサイズが小さくなる
  • ニキビが増える
  • 排卵障害になる

①体毛が濃い

①体毛が濃い

男性の体毛が濃い理由は、男性ホルモンの一種であるテストステロンの分布量が多いためです。特に、思春期の男性はテストステロンの分泌量が急激に増加するため、体毛が一気に濃くなります。

女性の血中テストステロン濃度は男性に比べると10分の1〜20分の1とされており、男性ほど体毛が濃くなることは多くありません。しかし、更年期を迎えると女性ホルモンの分泌量が減少して、相対的に血中テストステロン値が増加するため体毛が濃くなる可能性があります。

女性の体内で分泌されるテストステロンも年齢とともに減少しますが、女性ホルモンの一種であるエストロゲンと比較すると減少スピードは緩やかです。

参考:Symptoms of too much testosterone in women(HEALTHLINE MEDIA)
参考: 男性ホルモンは女性の身体にどう働くの?(英ウィメンズクリニック)

②男性のような低い声

②男性のような低い声

声を出すときには喉にある声帯を細かく振動させますが、声帯はホルモンバランスの変化による影響を受けやすいです。更年期などが原因で女性ホルモンの分泌量が減少すると、声帯がむくんだようにブヨブヨになるため、高音を出しにくくなり低い声に変化しがちです。

実際に更年期を過ぎた女性の声の周波数を計測すると、成人男性に近いとされます。反対に男性が年齢を重ねてテストステロンの分泌量が減少すると、女性とは反対に声が高くなる傾向にあります。

参考:声が低くなるのは、更年期による女性ホルモンの低下が原因(Web éclat)

③骨や筋肉が強く体力がある

③骨や筋肉が強く体力がある

骨や筋肉が強く体力がある点もテストステロンが多い女性の特徴です。女性は更年期を迎えるとエストロゲンの分泌量が減少して骨が弱くなり体力が衰える傾向にあります。

しかし、テストステロンの分泌量が多い女性の場合は骨粗しょう症を発症するリスクが比較的低く、体力に優れている点が特徴です。

海外での研究によると、水泳などの耐久力を求められる女性アスリートはテストステロン値が高いと報告されています。女性アスリートの中には性分化疾患(DSD:Difference of Sex Development)が原因で高いテストステロン値を示す方もいます。

参考:思春期女性アスリートの 稀発月経・無月経診断のための血中総テストス テロン基準範囲設定の試み(国立病院機構西別府病院スポーツ医学センター 松田貴雄・佐藤弘樹)
参考:「生理が止まるくらい追い込め」思考の根本 アスリートの“性差”の認識が生む勘違い(THE ATHE ANSWER)

④胸部のサイズが小さくなる

④胸部のサイズが小さくなる

胸部のサイズが小さい傾向にある点も、テストステロンが多い女性の特徴です。

乳房は乳腺組織とその周囲にある脂肪細胞で構成されており、胸にある大胸筋(だいきょうきん)で支えられています。テストステロンの分泌量が多いと筋肉が成長しやすいため、大胸筋が発達してトップとアンダーの差が小さくなり胸部のサイズが小さく見えます。

また、テストステロンには体内の脂肪を燃焼させるはたらきがあるため、テストステロンの分泌量が多い女性は胸部のサイズが小さくなる点が特徴です。

男性の場合は更年期などが原因でテストステロンの分泌量が減少すると、相対的に女性ホルモンの一種であるエストロゲンの割合が増えるため、乳房が女性化する可能性があります。

参考:High Testosterone Levels in Women(HEALTHLINE MEDIA)
参考:女性化乳房(こば消化器・乳腺クリニック)

⑤ニキビが増える

⑤ニキビが増える

テストステロンの量が多い女性はニキビが増える傾向にあります。テストステロンが増加すると皮脂が活発に分泌されて毛穴が詰まりやすく、ニキビの原因となるため注意が必要です。

思春期の男性にニキビが多く見られる理由も、第二次性徴にともない皮脂の分泌量が増大するためです。なんらかの原因で女性ホルモンが減少すると、相対的にテストステロンの割合が増加し、ニキビができやすくなります。

⑥排卵障害になる

 ⑥排卵障害になる

テストステロンが多い女性は排卵障害を発症する可能性があります。テストステロンは卵子の成熟に必要不可欠なホルモンです。

しかし、テストステロンが過剰な場合は卵子や卵胞の成長に支障をきたし、排卵障害の原因となります。特に、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS:Polycystic Ovarian Syndrome)や月経不順など婦人科系の疾患を招きやすいです。

参考:テストステロン(医療法人社団社団生新会)

テストステロンが少ない女性の特徴

 テストステロンが少ない女性の特徴

テストステロンが少ない女性の特徴は、基本的にテストステロンが少ない男性と同じです。女性のテストステロンは、エストロゲンと同様で主に卵巣で生成されており、更年期を迎えると分泌量が減少します。

そのため、うつや意欲低下などの精神的不調・筋肉量の低下・倦怠感などの精神的・身体的症状が出現するため、特に更年期以降は注意が必要です。

テストステロンを増やす方法4選

テストステロンを増やす方法4選

テストステロンを増やす方法を4つ紹介します。

テストステロンを増やす方法
  • 良質な睡眠をとる
  • 有酸素運動をする
  • 食生活を改善する
  • サプリメントを摂取する

良質な睡眠をとる

良質な睡眠をとる

シカゴ大学医学部の研究によると、睡眠不足の若年男性ではテストステロンの分泌量が低下することが報告されています。

5時間睡眠をわずか1週間継続しただけでも、テストステロンの分泌量が10〜15%低下しました。10〜15%のテストステロン分泌量の低下は10〜15歳老化するようなものであり、普段から良質な睡眠をとることが重要です。

良質な睡眠をとるためには、日常的に早寝早起きして日中に適度に身体を動かすことがおすすめです。適切な睡眠時間に関しては研究者の間でも意見がわかれますが、日中に過度の眠気が訪れなければ十分な睡眠時間を確保できていると考えてよいでしょう。

参考:Sleep loss lowers testosterone in healthy young men(UChicago Medicine)

有酸素運動をする

有酸素運動をする

テストステロンの分泌量を増加させる運動は筋トレやボックスジャンプをはじめとする高強度インターバルトレーニング(HITT:High Intensity Interval Training)、有酸素運動などさまざまな種類があります。

中でも有酸素運動は気軽に取り組めるだけでなく身体にかかる負担も少ないため、運動経験がない方や運動が苦手な方にもおすすめです。おすすめの有酸素運動を紹介します。

おすすめの有酸素運動
  • ウォーキング
  • ジョギング
  • ランニング
  • サイクリング
  • 水泳
  • エアロビクス
  • ダンス
  • 縄跳び
  • 踏み台昇降
  • トランポリン
  • フラフープ

日中に有酸素運動に取り組むと、睡眠の質を向上させる結果も期待できます。中でも踏み台昇降やフラフープ、エアロビクスなどは家でも取り組めるため雨の日にもおすすめです。

▼テストステロンを増やすおすすめの運動に関する記事▼

【タイプ別】テストステロンを増やす19の運動と減らす3つの運動

食生活を改善する

食生活を改善する

食生活の改善もテストステロンを増やす方法の1つです。

三大栄養素の中でもタンパク質にはテストステロンレベルを向上させるはたらきが期待されます。特に肉類に含まれるタンパク質の一種、カルニチンにはテストステロンの分泌量を増加させる作用があるといわれています。

また、タンパク質と一緒にニンニクやタマネギ、ニラ、山芋、アボカドなどを摂取するとテストステロンを増強する作用が期待できるため、日常の食事に上手に取り入れることがおすすめです。

テストステロンの分泌を促進するためには特定の食品だけを摂取するのではなく、ミネラルやビタミンなど栄養バランスの取れた食事を意識する必要があります。テストステロンを増やす際におすすめのメニューを紹介します。

おすすめのメニュー
  • キャベツの千切りとトマトを添えた豚ロースのニンニク生姜焼き
  • ニラレバ卵炒めとマグロの山掛け
  • アボカドとひき肉入りサルサのトルティーヤ
  • ガーリックシュリンプ炒めのチンゲン菜添え
  • オニオンスライス乗せカツオのたたき

参考:​​テストステロンを増やす食べ物、分泌を促進する3大栄養素について専門家が解説(PURA VIDAURA VIDA)

サプリメントを摂取する

サプリメントを摂取する

サプリメントを摂取することも、テストステロンを増やす方法の1つです。2017年に海外で行われた研究によると、ビタミンDの摂取によってテストステロンレベルが上昇したと報告されています。

ビタミンDの活性化には紫外線の一種であるUV-Bが関わりますが、UV-Aとは異なりUV-Bは窓やガラスを透過しないため、日頃から屋外に出て適度に日光を浴びることがおすすめです。

効率よくビタミンDを摂取するためにはビタミンD3のサプリメントがおすすめですが、過剰に摂取すると高カルシウム血症を発症する恐れがあるため専門家の指示に従いましょう。

参考:Increase vitamin D intake(HEALTHLINE)
参考:ビタミンDの基礎知識 10.ビタミンD過剰による健康被害(学校法人 慈恵大学)

実際どうなの?テストステロンに関する迷信

実際どうなの?テストステロンに関する迷信

テストステロンに関する迷信を4つ紹介します。

  • 【Q1】テストステロンが多い人はモテる?
  • 【Q2】テストステロンが多い人は性格が悪い?
  • 【Q3】テストステロンの量と顔つきは関係がある?
  • 【Q4】テストステロンが多い人はどんな職業になりやすい?

【Q1】テストステロンが多い人はモテる?

【Q1】テストステロンが多い人はモテる?

テストステロンが多い男性は筋肉質でたくましい体格になるだけでなく、仕事やプライベートに関してもエネルギッシュでチャレンジ精神が旺盛な傾向にあります。仕事に対して積極的に取り組み地位や名誉を手に入れた男性は、テストステロンの分泌量が多いという研究結果もあります。

体格的にも社会的にも優れた男性は自分に対する自信があり女性から見ても魅力的に映るため、テストステロンが多い人はモテるといえるでしょう。

【Q2】テストステロンが多い人は性格が悪い?

【Q2】テストステロンが多い人は性格が悪い?

テストステロンが多い人は仕事に対して積極的で出世欲があり、闘争心が強く縄張り意識が高い傾向にあるため、性格が悪いと思われる場合もあります。しかし、基本的にテストステロンの量と性格の間に有意な相関性はありません。

順天堂大学で行われた研究によれば、テストステロン値が高いほど現実的で人との争いを好まず、目標を明確にして達成に向かう傾向でした。多少は嫌味な人間に映る可能性があるものの、性格が悪いとまではいえないでしょう。

参考:男性ホルモン・テストステロン値の多寡で性格はどう変わる?(10MTV(テンミニッツTV))

【Q3】テストステロンの量と顔つきは関係がある?

【Q3】テストステロンの量と顔つきは関係がある?

テストステロンの分泌量が多い男性は骨格がしっかりしており、あごが大きい傾向にあります。かつては顔の形を表す指標の1つのfWHR(facial-width-to-height:顔の幅と長さの比)がテストステロン値により左右されるのではないかと考えられていましたが、2019年以降の複数の研究により否定されています。

しかし、テストステロンの分泌量が多い男性は仕事にもプライベートにも積極的なため、自信が顔に現れて顔つきが違って見える可能性はあるでしょう。

参考:テストステロンで目つき顔つきが変わる?見た目への影響を医師が解説(CLINIC TCLINIC TEN SHIBUYA)

【Q4】テストステロンが多い人はどんな職業になりやすい?

【Q4】テストステロンが多い人はどんな職業になりやすい?

テストステロンが多い方はエネルギーやクリエイティビティに富んでいる傾向があるため、自己を表現する仕事に向いています。代表的な職業は政治家や芸能人、組織に属さないフリーランスの仕事(カメラマンやプログラマー、ウェブデザイナーなどです。

反対にテストステロンが低い方は教師や牧師、医師などに向いているとされます。しかし、テストステロンの分泌量は変動を続けるため、あくまでも参考程度に留めましょう。

参考:働き盛り世代の“男の悩み”は男性ホルモンで解決する?!(日経Gooday)
参考:テストステロン値が高い職業・低い職業(Esquire)

テストステロンと薄毛の関係性

テストステロンと薄毛の関係性

テストステロンの分泌量が多いとハゲやすいといわれることがありますが、医学的な根拠はありません男性に多く見られる薄毛の1つがAGA(男性型脱毛症)ですが、AGAの原因はテストステロンではなく、より活性の高い男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)です。

ジヒドロテストステロンは、テストステロンと体内に存在する5α-リダクターゼと呼ばれる酵素の一種が結びついて生成されます。5α-リダクターゼの活発度は遺伝により左右されるため、テストステロンの分泌量が多いからといって必ず薄毛になる訳ではありません。

薄毛かも?と感じている方はAGAスマクリにご相談ください

薄毛かも?と感じている方はAGAスマクリにご相談ください

テストステロンの分泌量と薄毛との間には有意な関係性はありませんが、テストステロンが活性の高いジヒドロテストステロンへと変化した場合抜け毛や薄毛を引き起こす可能性が高くなります。テストステロンの分泌量が多いために薄毛になるのではないかと心配な方は、AGAスマクリまでご相談ください。

AGAスマクリはオンライン診療に特化しているため、スマホやカメラ付きのパソコンがあれば全国どこでも医師の診察および医薬品の処方が可能です。カウンセリングは無料で受けられるため、治療法に関する疑問や費用に関するご質問など、どのようなことでもお気軽にご相談ください。

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