【男性用ではダメなの?】女性用育毛剤を買う前に見るべきポイント

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監修医師

成田亜希子 医師

成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。

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女性用育毛剤について

女性用育毛剤とは、女性への身体的副作用を考慮して女性特化に作られた育毛を促す薬剤のことです。

男性用の育毛剤は、基本的に「育毛剤」と言われるものの大半が男性用育毛剤に該当します。

女性用育毛剤というくらいですから、もちろん男性用育毛剤と違いがあります。その違いについて、発毛剤との違いについても併せて説明します。

男性用育毛剤との違い

男性用育毛剤との違いは”含有成分の違い・含有成分の濃度の違い”が挙げられます。まず育毛剤には「医薬品・医薬部外品・化粧品」などの薬効分類に分けることができます。

そのうち、医薬品・医薬部外品による育毛効果が認められている成分・育毛効果が期待される成分が、女性にとって男性よりも比較的に副作用のリスクが高い傾向があるのです。つまり、女性用と男性用で分けなければ、同じ育毛剤を使っても危険度が異なるという訳です。

なので女性にとって有力な育毛剤の含有成分があったり、同じ成分でも、男性の使用は比較的マシだとしても、女性には強すぎるから濃度を抑える…といった違いがあり、女性用の育毛剤が作られているのです。

発毛剤と育毛剤の違い

育毛剤に関連して発毛剤という毛髪系薬剤があります。その違いは”毛を生やすか?毛を育てるか?”というのが大雑把な違いです。薬効分類としては、発毛剤は医薬品、育毛剤は医薬品・医薬部外品・化粧品などに分けられます。

発毛剤:医薬品

育毛剤:医薬品・医薬部外品・化粧品

この薬効分類の違いは、含有成分の違いにあります。発毛剤の多くはミノキシジルという”発毛効果が認められている成分”が含まれています。このミノキシジルが第一類医薬品に該当するため、発毛剤が医薬品に該当するのです。

そして、このミノキシジルというのが女性の薄毛には相性が男性よりも悪いのです。女性の脱毛症であるFAGAにもミノキシジルは有効とされていますが、副作用の懸念によって妊活・妊娠時・女性の濃度5%以上の使用がNGとなります。

妊活中・妊娠時のミノキシジル使用がNGな理由

理由は「胎児への心臓機能・内臓器官に強い負担をかける恐れがあるから」です。さらにミノキシジルの効力が強すぎて、女性ホルモンが減少。それにより、あとあと抜け毛が増えたりする副作用があるためです。

ミノキシジルは血流を良くする効果が強いのですが、その副作用が女性には望ましくない影響を与えるので、男性よりも女性が慎重になる必要があるのです。

▼妊娠中に使える育毛剤についてはこちら▼

妊娠中におすすめの育毛剤5選【厳選】

女性用育毛剤は効果があるのか

女性用育毛剤は効果があるのでしょうか?確実性を謳うことはできませんが、薬効分類に沿って髪を育てる助けになります。

医薬品・医薬部外品

発毛剤と育毛剤の違いでも触れましたが、医薬品と医薬部外品では、目的に対する効果の力が異なります。まず、医薬品は国に効果が認められていますので、医薬品の女性用育毛剤は、女性の薄毛・FAGAに有効であることになります。

そして医薬部外品は、国に認められた成分を有している薬剤になります。薬そのものではなく、薬に入っている成分が認められいるということ。医薬品よりは効力が弱い反面、医薬部外品の方が比較的副作用のリスクが低いということです。

女性用育毛剤の場合、医薬品よりも医薬部外品の方が多く販売されています。逆に、男性用の方が女性用よりも医薬品・医薬部外品共に多いのは、言うまでもないかもしれません。その理由の一つとして、女性の薄毛は脱毛症以外の原因が男性よりも多いからです。

ファッション育毛剤・プチプラ系統

女性用育毛剤の中には、ファッション育毛剤という、いわゆるプチプライス=プチプラ系統の育毛剤も存在しています。その多くは基本的に化粧品に該当するめ、医学的に確かな薄毛改善になることは認められていません。

安いから効く・効かないという話ではなく、化粧品には薄毛の改善・予防をするために、頭皮・身体を清潔に保つ役割でしかありません。絶対に効果がないとは言い切れませんが、プチプラ系の育毛剤は効かないと思って使うのが打倒です。
その他の情報として、女性用育毛剤は女性の頭皮環境を整えることをサポートしてくれるものです。男性が使用しても深刻な問題がないように制作されていますが、男性が女性用育毛剤を使用するのは控えましょう。

女性用育毛剤の副作用

続いて女性用育毛剤の副作用について、具体的に説明します。どんな薬剤でも副作用のリスクはゼロではありません。医薬品・医薬部外品といった薬効分類にとどまらず、薬の剤形によっても副作用の影響は左右します。

女性用育毛剤の場合、基本的には外用薬が主流ですが、中には内服薬も存在します。ちなみに、中心を剤形にフォーカスして説明します。

外用薬の副作用

まず外用薬と内服薬と比べると、内服薬の方が比較的副作用のリスクは高い傾向があります。体内で薬の成分を吸収する方が、身体の外部から影響を受けるよりも、吸収効率が高いためです。そんな女性用育毛剤の外用薬の副作用は、以下のような症状が挙げられます。

  • 初期脱毛・かゆみ・赤み・湿疹・毛のう炎
  • 適用部そう痒感・発疹・皮膚炎・紅斑
  • 妊娠時の胎児・母乳への悪影響など

外用薬を皮膚・頭皮に直接ぬるので、このような表面的な副作用が想定されています。とくにミノキシジル外用薬は効力が強いため、人によってはかぶれることもあり得ます。たとえ外用薬と言えども、女性へのミノキシジル使用は注意が必要です。

内用薬の副作用

内服薬は外用薬よりも吸収効率が高いです。そのため、女性用育毛剤の内服薬の取り扱いは少ないのが日本。もちろん、ミノキシジル以外の薬剤でも同じことが言えます。なお、女性用育毛剤の内服薬の副作用は、以下のような症状が挙げられます。

  • 初期脱毛・浮動性めまい・頭痛・動悸・血圧低下
  • 胸痛・不整脈・呼吸不全・目の腫れ・狭心症
  • 妊娠時の胎児・母乳への悪影響など

なぜ妊娠時のミノキシジルの使用がダメなのかというと、胎児の心臓へ強い負担がかかる可能性があるためです。母はもちろん負担になりますが、まだ身体の小さな赤ちゃんには強烈な効果を与えかねないのです。

その他の副作用

その他の副作用として、アレルギー反応も懸念されます。薬剤の主成分以外の含有成分なども、きちんと調べたうえで使用することが大切です。
アレルギー反応以外の想定外の副作用は、今のところ報告はされていません。ですが、もし万が一自分自身に以上を感じた場合は、すぐに薬剤の使用をやめて医師に相談してください。

即効性のある女性用育毛剤とは

即効性のある女性用育毛剤は、この世にあるのでしょうか?もしあるなら、どこで購入できるのでしょうか?結論から言うと、即効性のある育毛剤はありません。なぜなら、外用薬・内服薬ともに、長期的に使用・服用することで、目的に対する効果が期待されるからです。

市販で購入できるもの

市販で購入できる女性用育毛剤。これらの多くは医薬部外品・化粧品に該当します。中には客の手に届かない場所に、医薬品の育毛剤が販売されている店舗もあります。これは、医師・薬剤師の相談が必要になるもの。

ただし、どのみち市販で購入できる女性用育毛剤に即効性はありません。そもそも即効性の定義が数日・数週間というなら、個人差次第なところではありますが、即日・2~4日程度では目的の効果が現れることは、まずありません。

薄毛・FAGAなどに即効性を求める場合、医師による手術が候補に挙がります。即効性という点では、植毛手術がまだ早いかもしれません。とはいっても、植毛手術も手術後は数ヶ月間様子を見る必要があるので、やはり薄毛問題に即効性を求めるべきではありません。

処方箋が必要なもの

上述で少し触れましたが、処方箋が必要である”医薬品”も、決して即日・2~4日程度で薄毛問題の解決を図れるものではありません。なので、早く薄毛を治したいからといって、多量に育毛剤を使用したり、内服薬をドバドバ飲まないようにしてください。

個人輸入代行について

市販での購入、病院・クリニックでの処方以外に、個人輸入代行を利用して育毛剤関連の薬剤を購入することができます。ですが個人輸入代行を利用しないでください。

個人輸入代行を利用して得た医薬品で万が一副作用が起きても、副作用による保障などを一切受けられないからです。病院・クリニックの場合は、最悪のケースを想定した対処もできますが、個人・素人の知見と判断では危ないのです。

女性用育毛剤を検討している人であれば、なおさら注意が必要です。女性用育毛剤だからといっても、買った商品が本当に女性に悪影響が無いかなど、海外の製品だと分からないこともあります。加えてプロペシア・ザガーロなどは、女性に百害あって一利なしなので注意です。

女性の薄毛を解決するには

女性の薄毛問題を解決するには、女性と男性の薄毛問題の原因、そして年齢や女性ホルモンと薄毛の関係について知る必要があります。そして、それらを知ったうえで必要な措置・治療を検討するのが薄毛問題解決への流れになります。

男女間での薄毛原因の違い

まず男女間での薄毛問題の違いとは、AGA(男性型脱毛症)とFAGA(女性男性型脱毛症)になります。AGAはジヒドロテストステロンによる影響が原因となっているのに対して、FAGAは女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量の低下が原因と言われています。

AGAに対しては、第一類医薬品成分であるフィナステリド・デュタステリドを用いてジヒドロテストステロンを対処し、ミノキシジルで血行を促進して毛の成長を促す。FAGAはフィナステリド・デュタステリドは使用せず、ミノキシジルのみで対処します。

なぜかというと、女性がフィナステリド・デュタステリドを吸収しても、そもそもの男性ホルモンへの効果がないと考えられているからです。むしろ、これらの成分は女性のホルモンバランスを崩してしまう恐れがあるので、女性はミノキシジルによる治療が基本なのです。

▼FAGAについて詳しくはこちら▼

FAGA(女性男性型脱毛症)って一体何?

年齢や女性ホルモンと薄毛の関係性

女性の薄毛問題は、年齢や女性ホルモンが一つの原因となっているとも言われています。年齢と女性ホルモンは相関関係があり、ストレスや生活習慣の影響もホルモンバランスを左右します。

これらの影響が、先ほど述べた「女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量の低下」につながるため、女性ホルモンの安定化は薄毛問題の解決へのアプローチとなるのです。

女性の薄毛は、だいたい30代後半から始まり、毛のボリュームが小さくなったり抜け毛が増えたりします。男性のAGAは頭頂部の薄毛や生え際の毛の減少ですが、女性の薄毛は全体的なボリューム減となります。

40代・50代から女性ホルモンの分泌低下

具体的な女性ホルモンの分泌の低下時期は、40代から50代にかけてグッと下がり続けていきます。20代を頭打ちにして女性ホルモンは徐々に分泌量が少なくなっていくのです。

更年期障害も懸念

また40代~50代になると更年期に差し掛かる時期です。女性ホルモンの低下とともに、更年期障害なども気を付けたいところなのです。

▼更年期の抜け毛対策はこちら▼

【女性必見】更年期の抜け毛の対策方法5選

女性用育毛剤を使うこと

女性用育毛剤を使うことは、ミノキシジルによる治療、もしくは他の医薬部外品・化粧品などによる頭皮環境を綺麗にすることを目的としています。女性にはプロペシア・ザガーロの含有成分である「フィナステリド・デュタステリド」は必要ありません。

ホルモンバランスを整えれば薄毛問題が解決する…とは断言できませんが、ミノキシジルは血行促進する効果があるため、結果として毛への栄養が行き届きやすくなります。そのため薄毛問題の解決への助けとなるわけです。
そういったことにより、男性用育毛剤を使用するのではなく、女性用育毛剤を使用することが、問題解決への近道となりえます。女性の薄毛は一人で解決するのには、まだまだ情報・研究などがたりません。なので皮膚科医・内科医・AGA専門医の相談を推奨します。

AGAスマクリでの薄毛治療費用

『AGAスマクリ』での「ミノキシジル」「フィナステリド」の処方費用の表になります。月額4,980円 (税込)で「フィナステリド1.3mg」と「ミノキシジル5mg」を提供しており、診察料金や別途料金などがかかりません。

その他、AGAスマクリでは場所を選ばず、オンライン診療が可能。「薬代全額返金制度があるAGAクリニックとなります。」人件費などを抑えているため、かなりの安さでAGA治療に貢献しています。

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まとめ

女性の育毛剤は、女性の薄毛問題を解決する助けとなります。決して医薬品の男性用育毛剤を使用しないようにしましょう。とくにミノキシジル1%以上のもの・「プロペシア・ザガーロ」含有薬剤の使用は禁忌にあたります。

女性の薄毛の原因は、男性のAGAとは違ってホルモンバランスの影響が絡んできます。今薄毛には悩んでいない人でも、年齢や予期せぬトラブルの前に、規則正しい生活・バランスの良い食事を習慣化しておくことが、理想的な薄毛対策になります。