毛髪が異常になる捻転毛・連珠毛。
美容師の方でさえ勘違いをされがちですが、これらは通常のくせ毛と大きく異なります。
捻転毛・連珠毛とはいったいどういった状態なのか?なにが原因なのか?そして治療方法はあるか?
今回は気になる捻転毛・連珠毛について徹底解説していきます。
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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捻転毛(ねんてんもう)・連珠毛(れんじゅもう)とは?
毛が異常な形になる『捻転毛』と『連珠毛』。
これらはいわゆる普通のくせ毛とはわけが違います。
どちらも毛髪奇形と呼ばれ、非常に珍しい症状です。
それでは、「捻転毛・連珠毛の症状・原因・治療方法」についてそれぞれ解説していきます。
「捻転毛・連珠毛」と「通常のくせ毛」の違い
捻転毛と連珠毛を、通常のくせ毛と混同してしまう方が多くいらっしゃいますので、まず簡単に違いをご説明します。
後に詳しく解説しますが、捻転毛・連珠毛は奇形毛髪と呼ばれる疾患です。
捻転毛・連珠毛は脆くて切れやすく、せいぜい数cmしか伸びることがありません。
そのため、患者は髪の毛がほとんどない状態に陥ってしまうのです。
一方、通常のくせ毛は、直毛と同様に伸び続けるので、毛量が少なくなることはありません。
まずはこれらの違いをしっかり把握した上で、捻転毛・連珠毛について、さらに詳しく解説していきますね。
捻転毛の症状・原因・治療方法について
まずは捻転毛の説明から。
捻転毛の症状とは
捻転毛とは、毛髪が不規則な感覚で平たくなり捻れる症状のこと。
海外では『Pili torti』、『twisted hair(ねじれた毛)』と呼ばれます。
毛髪はもろくて折れやすく、そのため短い状態でしか残りません。
傾向として、捻転毛が発症するのは子どもに多いのも特徴です。
捻転毛の原因
捻転毛の原因としては、先天性の原因と後天性の原因があるとのこと。
原因が先天性の場合、捻転毛だけ発症する患者がいれば、珍しい病気(外胚葉異形成、メンケス病、ブヨルンスタッド症候群、バゼックス症候群)の一部として発症する患者もいるようです。
後天性の場合は、病気であったり、ある治療の影響(やせ症、栄養失調、経口合成レチノイド治療、炎症性頭皮疾患)によって発症するとのこと。
もし捻転毛が検出された場合、神経障害、難聴、髪の毛・爪・歯の欠陥を調査し、上に挙げた原因に当てはまるか探るそうです。
捻転毛の治療方法
先天性の捻転毛は、特別な治療方法がないようです。
ただ、思春期をすぎると自然に改善するとのこと。
一方の後天性の捻転毛を治すには当然、さきほど挙げた関連する病気や症状に対して治療を行うことが必須となります。
なお、先天性・後天性に関係なく、捻転毛は脆いため扱いに関しては丁寧に行うことが推奨されるそうです。
具体的に言うと…
- サテンの枕で寝る
- 編み込みや染色を避ける
- 日光に当たらないようにする
- 優しいシャンプーを使う
このようなことに気をつけるべきとのこと。
連珠毛の症状・原因・治療方法について
続いては、連珠毛の解説に移ります。
連珠毛の症状とは
連珠毛とは、ふくらんだ部分と細くなった部分が交互にあり、数珠玉を繋いだようになる疾患のこと。
海外ではビーズに形容され、『monilethrix hair(ビーズ状の髪)』と呼ばれています。
肉眼では確認困難なことが多く、診断には光学顕微鏡などを用いて観察する必要があります。
細くなった部分はもろく、簡単に断裂するため、脱毛の要因として数えられることも。
発症年齢や重症度は人によって異なります。
連珠毛の原因
連珠毛の原因についても明確には分かっていないそうです。
説の一つとして、毛髪を形成するケラチン(たんぱく質の一種)の突然変異と考えられています。
そして、連珠毛はよく親から子へと遺伝すると分かっています。
連珠毛の治療方法
思春期または妊娠を経て自然に改善したとの報告があっても、完全に病気が消失するわけではないとのこと。
残念ながら決定的な治す方法は確立されていません。
ただ、ワクチンの経口アクチレンや発毛剤であるミノキシジルを用いると良好な臨床結果がでたという報告も存在します。
なお、治るまで外傷を与えないよう、捻転毛と同様に丁寧に扱うことが推奨されています。
まとめ
今回は、珍しい症状である捻転毛・連珠毛について詳しく解説しました。
どちらの毛も脆く切れやすいため、毛髪が薄くなり、患者が酷く悩まされる疾患です。
矯正縮毛などで治すことができる通常のくせ毛と同列に語れることがありますが、いかに違うかが理解できましたね。
治療方法は明確に確立されていない分、症状に疑いが出たらすぐに病院に行き、専門の医師に相談しましょうね。
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