AGA治療薬プロペシアのジェネリック医薬品であるフィンペシア。 プロペシアと同じ成分「フィナステリド」を持ち、しかもかなり安価なのでとても人気の薬です。 しかし1日1錠の決められた用量では効果が出ないという声もあります。 その場合、フィンペシアを1日2錠に増やしても大丈夫なのでしょうか？ フィンペシアの正しい用法と、用量を増やした場合の危険性について、詳しく探ってみました！
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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フィンペシア、1日に2錠飲んでもいいの？
「フィンペシアを1日1錠飲んでいても、効果が実感できない」 と感じている人は多いと思います。 そこで、「もう1錠増やして、2錠飲んだら効き目が出るのでは？」 と考えていませんか？
果たしてフィンペシアを1日2錠以上飲むことは適切なのでしょうか、その効果と危険性について詳しく見ていきましょう。
はじめに…フィンペシアとは
画像出典元：https://www.bestkenko.com/products/finpecia-qyf-100tab
フィンペシアを1日2錠飲むべきかどうかについて考える前に、フィンペシアという薬について詳しく知っておいた方が良いでしょう。
一体フィンペシアとはどういう薬なのか、メーカーや成分について詳しく見てみましょう。
特徴
フィンペシアとは、インドのシプラ社という製薬会社から発売されているAGA治療薬です。米メルク社から出ているプロペシアを先行薬としており、主成分も同じフィナステリドです。
一般にフィンペシアはプロペシアのジェネリック薬といわれていますが、プロペシアの特許がまだ有効なため、厳密にはコピー薬品といった方が正しいといえます。 当然プロペシアより安価なので、AGAに悩む人には特に人気の薬です。
日本ではまだ未認可の薬のため、購入は個人輸入によるほか手段はありません。
フィンペシアの主成分、フィナステリドについて
上記の通り、フィンペシアの主成分はプロペシアと同じフィナステリドになります。
フィナステリドは元々前立腺肥大のための治療薬として開発されました。しかし、AGA改善に効果があるということが分かり、AGA治療薬プロペシアとして発売されることになりました。
フィナステリドの効能は以下の通りです。 AGAの原因となるのはDHTという物質で、これは男性ホルモンのテストステロンと、5αリダクターゼという酵素が結びついて生成されます。
フィナステリドは5αリダクターゼの働きを抑えて、抜け毛の主犯DHTの生成を阻害してくれるのです。
▼5αリダクターゼについて詳しく知りたい方はこちら▼
フィンペシアの入手方法について
上記の通り、フィンペシアの主成分はプロペシアと同じでフィナステリドです。
フィナステリドは元々前立腺肥大のための治療薬として開発されましたが、AGA改善に効果があるということが分かったため、AGA治療薬プロペシアとして発売されました。
ただし、フィンペシアは医薬品ですので、期待される効果が高くなる分、ゼロではないリスクの可能性ももちろんあります。 そのため、AGAスマクリマガジンのポリシーにより個人輸入は推奨していません。 AGAスマクリマガジンのポリシーはこちら
入手したいと思った場合は、クリニックのお医者さんに相談することを推奨します。
▼個人輸入の危険性についてはこちら▼
フィンペシアは1日に2錠飲んでも大丈夫？
AGA治療薬としてより効果を期待できるフィンペシアですが、1日の服用量は一体どのくらいなのでしょうか？
フィンペシアの望ましい服用量と、1日2錠飲むのは果たして大丈夫なのかどうかについて見ていきましょう！
服用は1日1回
フィンペシアは1錠1mg（フィナステリド含有量）です。基本的に、1日1錠の服用で全く問題ありません。薬を分割したり、それ以上量を増やす必要も全然ないのです。
しかし、薄毛の症状は人によって様々ですよね。 中には量を抑えても期待できる効果は十分にあるという人もいます。その際は薬を分割して飲んでも大丈夫です。
しかし量を2錠に増やすのは、副作用の可能性もありため危険です！
1回の用量は0.2～1mgを1錠
上記のように、フィンペシアは1錠1mg。1回の用量も1mgが基本になります。
しかしフィンペシアの先行薬であるプロペシアは0.2mg錠のタイプもあります。この場合1回0.2mgの用量という事になります。どちらを服用するかは、薄毛の度合いによって異なるのです。
フィンペシアもまた、自身の薄毛の症状に合わせて1錠を分割して0.2mgから服用することも可能です。
1日の上限は1mgまで
続いてフィンペシアの1日の用量の上限について説明していきます。
フィンペシアの用量の上限は、1日1mgとされています。服用は1mg錠を1日1錠までということですね。もちろん薬を分割して飲む場合も、1mgを超えて飲むことは決して推奨されていません。
臨床実験でのデータでは、1日1mgで効果は十分とされているのです。 それどころか、上限を超えると体に危険が起こる可能性もあります。
フィンペシアは1日に2錠飲んでも効果は変わらない!?
フィンペシアの用量の上限は、1日1mgまでということでした。 では、1日2mg、つまり2錠以上飲んだ時は一体どうなるのでしょうか？
実はフィンペシアの主成分フィナステリドは、1日に1mg飲んだ時と1mg以上飲んだ場合の期待できる効果に、全く差がないというデータが出ているようです。
つまり、フィンペシアを1日2錠飲んでも、期待できる効果がその倍になるわけではないということになります。
1日1錠で効き目が出ないからといって、用量を増やすのは全く意味がないということになります。
１日の用量を誤ると…フィンペシアの副作用について
フィンペシアの用量は1日1mgと決められています。 それでは、その用量を超えて飲んでしまった場合、体にどういうことが起こるのでしょうか。
フィナステリドは副作用の恐れのある成分です。 もしフィンペシアを1日2錠以上飲んでしまったとして、考えられるのは副作用のリスクがより高まるということです。
薬の用量が決められているのは、しっかりと実験のデータに基づいています。 安易に薬の用量を増やすことは、思わぬ危険を招くことになるのです！
安心して服用したい場合はクリニックへの受診、そして医師の判断による服用をおすすめします！
AGAスマクリではオンライン診療を行っているので、気軽に相談してみてくださいね。
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毎月1〜２万円が相場のAGAクリニックの薄毛治療ですが、AGAスマクリでは月額4,980円 (税込)で「フィナステリド1.3mg」と「ミノキシジル5mg」を提供。診察代や送料もかかりません。
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フィンペシアは効果が出るまでに時間のかかる薬です
これまで見てきたように、フィンペシアの用量は1日1錠としっかり決められています。 そうでなくても副作用の危険のある薬を、1日2錠以上に増やすのは危険です。
あなたがもし1日1錠で効果が出ないと感じているなら、どうか焦らないようにしましょう。 フィンペシアは効果が期待できるまで数カ月以上かかるといわれています。 飲み始めてすぐに効き目を期待できるわけではありません。
フィンペシアに限らず、発毛には必ず我慢が必要です。 まず決められた用法と用量をちゃんと守ることから始めましょう！
