AGA治療で有名なフィンペシア、治療効果の認知が先行してどのような副作用があるかなど、誤った知識のまま使用を検討されているケースが見られます。
相談者
フィンペシアを服用する事による血圧への影響は認められておりません。
フィンペシアは併用禁忌薬がなく、使用しやすいため、複数の薬と併用を行っているケースも少なくありません。
例えば、AGA治療効果を強くしたい場合、フィンペシアとミノキシジルが併用されるケースが多くなっています。
ミノキシジルはもともと高血圧治療薬であったため、降圧作用を持っています。
併用しやすいが故に、併用薬の副作用をフィンペシアの副作用と誤解を招きやすくなっているので注意が必要です。
この記事では、フィンペシアを服用するとどのような副作用が現れる可能性があるのか簡単に解説しています。
- フィンペシアを服用しても直接的に血圧に影響は与えません
- フィンペシアで注意が必要なのが性機能障害と肝機能障害
- ミノキシジルと併用する場合は、血圧に影響が出る可能性が高まります
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監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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フィンペシア服用による血圧への影響はない
フィンペシアは、男性ホルモンに関する酵素の働きを阻害する事で治療効果を発揮する薬です。
フィンペシアの有効成分であるフィナステリドの作用は、5αリダクターゼⅡ型の働きを阻害する事です。
5αリダクターゼⅡ型は、男性ホルモンであるテストステロンと結びつく事でジヒドロテストステロンを生成します。
ジヒドロテストステロンには、毛髪の成長周期における成長期を極端に短縮させる作用があり、その結果、AGAを発症させ薄毛や抜け毛が進行します。
プロペシアを服用する事でジヒドロテストステロンの生成が阻害され、AGAの発症抑制・進行防止が期待できます。
これら酵素やホルモンは、直接血圧に作用するものではないので、血圧への影響はないと考えられています。
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血圧に関する報告はない
薬の作用機序を考えると血圧への直接的な関与は考えられません。
考えられる血圧への影響としては、薬の作用で、ホルモンバランスが乱れ自律神経に不調が起こる事で血圧低下を生じさせる可能性が排除できないくらいです。
フィンペシアには併用禁忌薬がないため、ミノキシジルなど他のAGA治療薬と併用されるケースが多く、他の薬の作用によって血圧異常が起こっている可能性があります。
服用後、血圧異常が見られた場合、その他の薬や他の病気の関与が考えられるため、医師に相談するようにして下さい。
フィンペシアとミノキシジルの併用中は血圧に注意
フィンペシアとミノキシジルは、同じAGA治療薬でありますが、その作用機序は大きく異なります。
フィンペシアは男性ホルモンに影響を与えてAGA治療の効果を示すため血圧への関与はありませんが、ミノキシジルには血管拡張作用が含まれているため、血圧を下げる事があります。
ミノキシジルは元々高血圧症の治療剤
ミノキシジルは、Johnson &Johnson社が製造した高血圧治療薬として世に広がりました。
副作用であった多毛が注目され、臨床研究を重ねて、発毛剤として承認されるまでになりました。
明確なメカニズムは十分に解明されていませんが、ミノキシジル成分が毛包に作用する事で発毛を促進している事が分かっています。
また、血管を拡張させる作用も併わせ持つため、タンパク質などの栄養素や酸素を髪の隅々まで届ける事ができます。
今では、AGA治療の有力選択肢として非常に人気の薬となっています。
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高血圧、低血圧、心臓・腎臓に病気のある人は医師に相談を
ミノキシジルは、血圧に変化をきたす作用を持つため、循環器系に病気がある人の服用には注意が必要です。
高血圧治療を受けていると、降圧剤との相互作用で血圧を下げ過ぎてしまう可能性があります。
血管拡張作用によって、心臓や腎臓に流入する血液量が増加するため、血液の拍出に負荷がかかるようになり、循環器系へのダメージが蓄積されて行きます。
特に血圧異常や心臓・腎臓に病気のある人は、服用前に医師に相談するようにしましょう。
フィンペシアの単剤服用である場合は、過剰な心配をする必要はありません。
フィンペシアは血圧への影響がないのであれば、何の副作用がある?
フィンペシアは、男性ホルモンの働きを抑える事でAGAの進行を抑制します。
男性ホルモンが原因でヘアサイクルが乱れ、髪の成長が阻害されるのを防ぎます。
明確な作用機序は解明されていませんが、ホルモン総量に影響を与えるため、性機能障害の副作用が起こると考えられています。
また、薬の成分を代謝するため肝臓に一定の負荷を与える事から肝機能障害も報告されています。
フィンペシアの副作用
フィンペシアを服用する事で生じる主な副作用は、肝機能障害と性機能障害になります。
副作用の発生率は0.4〜1%程度と報告されており、パーセンテージから見ると一般的に問題ないレベルと考えられます。
万が一、副作用症状が長く続く、強く現れる場合は、速やかに医療機関を受診するようにして下さい。
①肝機能障害
フィンペシアの有効成分であるフィナステリドを代謝するのが肝臓のため、一定の負荷を与える可能性があります。
肝機能が障害されると、黄疸や倦怠感などの症状が現れます、非常に稀ですがこれらの症状が現れた場合は、速やかに医師に相談して下さい。
②勃起不全
フィンペシアを服用する事で機能的に発生する明確なメカニズムは解明されていません、心理的な作用もあると考えられています。
発生率は0.7%程度と報告されていますが、妊活のためにプロペシアの治療継続の中断を検討されるケースも見られます。
③精液量の減少
一部の研究で精子の減少が確認されたという報告があります。
無精子症や精子形態の異常についても言及がありますが発生頻度は不明です。
勃起不全同様に心理的な作用が大きいのではないかと考えられています。
④精力減退
明確なメカニズムは解明されていませんが、報告数が最も多い副作用で1%程度の発生率になります。
男性ホルモンの総量が減る事によってホルモンバランスが乱れ性欲減退の症状が現れると考えられています。
比較的服用初期に見られ、治療経過と共に症状が見られなくなるケースも多いと報告されています。
フィンペシアは血圧の薬と併用してもいい?
フィンペシアの作用は、血圧に影響を与えません、単独服用であれば、血圧の薬と併用しても問題ありません。
ただし、薬の成分を代謝するために肝臓をはじめ内臓に負荷を与える可能性があるので、医師に相談してから併用する方が安心です。
血圧の薬と併用しても問題ない
フィンペシアは、併用禁忌薬がないため、服用しやすいのが特徴です。
有効成分であるフィナステリドは、もともと前立腺肥大症の治療薬で、男性ホルモンの過剰分泌を抑えるために開発された薬なので、血圧への影響はほとんどありません。
比較的古くから使用されてきた成分で、過去の臨床結果を確認しても血圧への作用はない事が分かります。
フィンペシア服用時に飲み合わせが悪い薬
フィンペシアには、併用禁忌薬はありませんが、併用に一定の注意をしなければならない薬などがあります。
効果が十分に得られなくなる可能性があるので、飲み合わせの悪い薬や避けるべき食品を覚えておいて下さい。
①抗生物質
基本的に併用しても問題はありませんが、抗生物質を必要とするほど体調が優れない場合は、1回分であればスキップしても構いません。
内蔵が疲労している所に、フィナステリドが入ると負荷が大きく体調の回復が遅れる可能性があります。
1日程度であれば、服用できなくともAGAの治療効果が大きく落ちる事はありません。
②ED治療薬
臨床試験において、被験者に有効成分の入っていない薬を投薬したところ、ほとんど変わらない割合で「性欲減退」や「勃起機能の低下」という副作用を訴えた人がいました。
メンタルが原因である場合など、ED治療薬を服用しても効果が十分に得られない可能性があるので、性機能低下の原因をしっかり見極めてから服用するようにして下さい。
③グレープフルーツ
グレープフルーツに含まれるポリフェノールの一種であるフラボノイドは、消化管の粘膜や肝臓に存在している薬の成分を代謝する酵素の働きを阻害します。
薬の成分が代謝されにくくなるため、薬の効果の調整が難しくなります。
④お酒
アルコールはフィンペシアと同じく肝臓で処理されるため、肝臓への負担が大きくなります。
また過度なアルコール摂取は、ビタミン類の摂取を不足させる可能性が高いため、髪に悪影響を及ぼすケースが多く報告されています。
フィンペシア服用中でも、飲酒は可能ですが、過度なアルコール摂取は避けましょう。
フィンペシアとミノキシジルの併用はAGA治療に効果あり
AGAスマクリでは、フィンペシアとミノキシジルの併用を推奨しています。
二つの薬を組み合わせる事でAGAの進行を抑えながら発毛効果を得る事ができます。
単剤使用に比べると、併用する事で比較的早期に効果が現れやすいと報告されています。
相談者
確かに副作用リスクは、単剤服用より高くなります。
しかし、フィンペシアとミノキシジルの作用機序は異なりますが、半減期が短いという特徴は同じです。
半減期が短いという事は、薬の効果が強く現れる期間が短い事を意味するので、万が一、副作用が生じても2剤とも速やかに症状が消失するため、安全に組み合わせて服用できると評価されています。
フィンペシアとミノキシジルをセットで処方するならAGAスマクリ
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AGAスマクリとは
業界初のAGA専門オンラインクリニックで、発毛効果がある薬を業界最安値で提供しています。
AGA治療は長期間に及ぶ事が多いので、経済面のサポートが重要と考えています、予算に応じて、ジェネリック医薬品などを提案させていただき安価に治療を受けていただく事もあります。
フィンペシアとミノキシジルを併用した治療がベースですが、カウンセリングの中で必要に応じて様々な治療の提案ができます。
AGAスマクリの料金プラン
フィナステリド・ミノキシジル(初月) | 0円 |
フィナステリド・ミノキシジル(2ヶ月目以降) | 4,980円 |
プロペシア | 11,000円 |
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サプリメントや健康機器などの押し売りは一切行っておりませんので、患者さんから新たな治療などの要望がなければ価格が変わる事はありません。
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【まとめ】正しく服用してAGAを治療しよう!
フィンペシアの有効成分であるフィナステリドの作用機序を考えると、血圧への影響はほとんど考えられません。
ただし、フィンペシアには併用禁忌薬が特別報告されていないので他の薬と併用していて、その薬が血圧に影響を及ぼしている可能性があります。
フィンペシア服用中の人が、同じAGA治療薬であるミノキシジルを併用しているケースが良く見られます。
ミノキシジルは、もともと発毛剤ではなく高血圧治療薬として普及していた薬なので、降圧作用があるため、血圧を下げる可能性があります。
AGA治療を行いたいが、血圧異常など何かしら疾患を患っていて治療が出来ないと悩んでいる方は、一度AGA専門クリニックを受診してみて下さい。
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