毛根?毛根鞘?いったいどんな役割があるのでしょう…

いったいどんな役割があるのでしょう

この記事にたどりつかれた方は、「毛根」や「毛根鞘(もうこんしょう)」について詳しく知りたいかと思います。

そこで今回は、毛根・毛根鞘について徹底的に詳しく、分かりやすく解説します。

この記事を読めば、あなたも毛根(毛根鞘)博士になれるかも?

毛根・毛根鞘って?特徴と役割を徹底解説

毛根・毛根鞘とはそれぞれどういった特徴と役割を持っているのでしょうか?

イラストつきでわかりやすく説明していきます。

毛根の特徴・役割

毛根とは、頭皮から表に出ていない毛の部分。まさに”根”のイメージ通りですね。

毛根では成長期になると、根元に「毛球(部)」というふくらみができます。

ここは、毛根の一部であり、毛の生成・成長をつかさどっている大事な部分。

それでは、毛球をさらに拡大して見てみましょう。

出典:https://www.kao.com/jp/haircare/hair/1-1/

「毛球」には、毛球下部に位置する「毛乳頭」と、毛母細胞の集まりである「毛母」があります。

毛乳頭」は、周囲の毛細血管から、の毛の生成に必要な栄養を受け取る器官。

そして、受け取った栄養を調整しながら、毛母に伝達する役割を持ちます。毛乳頭から信号を受けた「毛母」では、毛母細胞が分裂を繰り返し、毛の生成をしていきます。

簡単に整理すると、毛乳頭が受け取った栄養を元に、毛母で毛が生成されるという仕組み。

どちらも、髪の毛を作り上げる上でとても重要な部分です。

毛根鞘の特徴・役割

次に「毛根鞘」ですが、まず「毛包」について知る必要があります。

毛包とは、その名の通り毛根を包み込む役割を持つ部分。毛根をぐるっと囲んでいる状態ですね。

この毛包は、毛根側と接する「内毛根鞘」・皮膚側と接する「外毛根鞘」などで構成されており、この2つを総称し「毛根鞘」と呼んでいます。

毛根と皮膚を結びつける役割を担うのがこの「毛根鞘」であると考えてくださいね。

要約すると…

説明が細かくて、混乱してしまった方もいるかもしれません。

毛根・毛根鞘を整理すると…
  • 毛根:皮膚に埋まっている、毛を生成していく部分
  • 毛根鞘:毛包の一部で、毛根と皮膚を結びつける部分

このようになります。

毛根・毛根鞘が一度抜けたらもう毛は生えない?

毛根・毛根鞘が一度抜けたらもう毛は生えない?

毛が抜けたときに、毛根部分に薄く透明な白い塊が付着していたことはありませんか?

これにびっくりして「もう髪が生えてこないのでは…!?」と勘違いされる方がいますが、実はこの白い塊こそ「毛根鞘」なのです。

そして、結論をお伝えすると毛根鞘が剥がれ抜けても髪は再び生えてきます

ヘアサイクルが正常なら、毛の生成を指示する毛乳頭がある限り、毛は生成され続けるからです。

髪が抜けた時に、この毛乳頭まで抜けることはまずありません。

ですから、白い塊である毛根鞘が抜けたからといって悲観する必要はありません。

異常な毛根に注意!毛根の状態・形を総まとめ

ここまで、毛根・毛根鞘の特徴、そして毛根鞘が抜けても毛は生えてくるという事実に関して説明しました。

ところで、根の形で自分の髪がどういう状態なのかがわかるって知っていましたか?

「抜け毛が増えたような気がする」
「髪がベタつく」

これらの悩みをお持ちの方は、一度、自然に抜けた自分の毛根※の形や状態を確認することをおすすめします。(ただし、髪の毛はとても細く、毛根の形は肉眼で判断できないので、虫眼鏡や顕微鏡を使って観察するようにしましょう)

※毛根の確認は自然に抜けた毛に限ります。無理に抜いた毛は、途中で切れたりするので正しく観察ができません。

下記で、正常な毛根と異常な毛根の違いを明記していますので、チェックして下さいね。

正常な毛根

正常な毛根は横幅のあるだ円形で、棍棒の形に例えられます。

毛根がこの形なら十分な栄養が行き渡っている証拠。

正しいヘアサイクルが行われているので、抜けた後も再び健康な毛が生えてきますよ。

ちなみに、毛根の根元(毛球)に近くなるほど白くなっているかと思います。

それは毛の成長が止まると同時に、メラニン色素の供給も途絶えたから白くなるのであって、心配する必要はありませんよ。

細い・短い毛根


細い毛根は、薄毛が進行しているサイン。栄養失調で体がやせ細るのと一緒で、毛根も栄養が充分でないと細くなります。

まだ棍棒状を保っているのならよいのですが、膨らみがほとんどなく真っ直ぐになっていたら注意が必要。

これは栄養不足の他に毛が成長しきる前に抜けている、つまりヘアサイクルが乱れている証拠でもあります。

ヘアサイクルの乱れは、いわゆるAGA[男性型脱毛症]の原因といわれており、育毛剤などを利用し本格的な対策を行っていった方が良いかもしれません。

皮脂にまみれた毛根


毛根部分に付着している白い塊は、「毛根鞘」ではなく「皮脂」の可能性もあります。

毛根鞘は厳密に言うと”透明色”ですが、皮脂は”真っ白”で触るとベタつきます。

毛根だけでなく、髪の毛の途中に付着していることがあるのも違いの一つ。

皮脂は頭皮を守るために大事でありますが、多すぎると頭皮が臭くなったり、フケが増えたりトラブルの原因に。

ひどい場合、皮脂に殺菌が繁殖する「脂漏性皮膚炎」になり、脱毛の症状に見舞われてしまう人もいます。(ただし、この症状が起こるのは異常なほど皮脂が多い場合にかぎります)

▼毛根に皮脂がついてしまう原因はこちら▼

毛根に皮脂がついていると危険!?原因と対策方法

萎縮した毛根

萎縮した毛根

萎縮とは、毛根が尖っていたり、ギザギザ割れている形を指します。

円形脱毛症で抜け落ちた毛に、この萎縮した毛根が見られます。

心当たりがないのに萎縮した毛根が見られた場合、これから円形脱毛症が発症するか、もしくは気づかないうちにすで発症しているかもしれません。

円形脱毛症とは、その名の通り、突発的に髪の毛が円形に脱毛する症状。具体的な対策としては、まずは皮膚科など専門機関を受診されることを推奨します。

▼円形脱毛症の治療方法が知りたい方におすすめ▼

円形脱毛症の原因・治療方法を徹底解説!〜円形脱毛症診療ガイドライン〜

不安な方は専門医に相談!

毛根について詳しく見てきましたが、不安を抱える方はクリニックで処方された発毛薬を使うこともおすすめです。

発毛薬は、発毛を促進する脱毛を予防する…こういった効果が認められています。

薄毛対策に使用してみてはいかがでしょうか?

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毛根・毛根鞘の役割はとっても大事!

さて、今回は毛根の正常な形と異常な形、また毛根鞘の特徴や役割を徹底解説しました。

どちらも、髪の毛においてとても大事なものでしたね。

異常な形が見られた方は、ぜひおすすめの対策を参考にしてみてくださいね。