フィナステリドが効かない？その原因や対策方法もまとめてご紹介

この記事では、フィナステリドが効かないという方に知ってもらいたい、効かない理由やその対策方法について詳しくご紹介いたします。

フィナステリドの効果を実感できない方は、ぜひ最後までお読みください！

監修医師

成田亜希子 医師

成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。

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そもそもフィナステリドとは？

男性ホルモンのテストステロンがジヒドロテストステロンという悪性の男性ホルモンへ変換する働きを抑制する作用があり、主に男性的なマレット症候群や前立腺肥大症の治療に用いられています。

フィナステリドの効果

AGAの原因として、男性ホルモンであるテストステロンがⅡ型5αリダクターゼによってジヒドロテストステロンが挙げられます。

ジヒドロテストステロンとは強力な男性ホルモンで、前立腺の成長と脱毛に関連しています。このホルモンはヘアサイクルを極端に短縮させる作用があります。

フィナステリドは前立腺肥大症の男性の前立腺のサイズを縮小し尿路症状を改善するほか、AGAの進行を遅らせたり止めたりするのに効果的であることされています 。

ただし、すべての薬と同様にフィナステリドは副作用を引き起こす可能性があり、すべての人に適しているとは限りません。

フィナステリドがあなたにとって適切な治療方法であるかどうかを判断するには、医師による診察が重要です。

フィナステリドを使用してから効果が出るまでの期間は？

フィナステリドの効果を実感する期間は個人差がありますが、通常3～6ヶ月の間に効果が見られるといわれています。

しかし、症状や体質によっては1年以上の使用が必要な場合もあります。服用期間については医師と相談しましょう。

フィナステリドの副作用

フィナステリドの副作用として、下記の症状が挙げられます。

これらの副作用は一般的に軽度であり、服薬を中止することで改善することがあります。

しかし、自己判断で服用を中止しないようにしましょう。副作用により日常生活を送ることが難しい場合は、医師に相談することをおすすめします。

フィナステリドの効果が実感できるまでにかかる費用は？

フィナステリドの服用から効果が実感できるまでにかかる費用は、薬物の用量によって異なります。また、先発薬かジェネリック医薬品かにもよって価格が大きく変わってきます。

ここでフィナステリドの費用相場をご紹介します。クリニックによって詳細な価格は異なりますので参考としてご覧ください。

ジェネリック医薬品は1か月あたり3,800～6,000円と、先発薬と比較して約半額の価格であることが分かります。

また、フィナステリドを服用することで改善される症状にも個人差もありますので、効果が実感できるまでの時間帯も異なります。

AGA治療は長期にわたるケースが多いので、詳細な費用については薬剤師や医師に相談して続けられる治療法を選択しましょう。

フィナステリドと他のAGA治療薬の違い

フィナステリド以外にも、よくインターネットやSNSなどで見聞きするAGA治療薬は様々です。

ここでは、フィナステリドと併せてよく耳にする2つの薬の違いについて解説していきます。

フィナステリドとデュタステリドの違い

フィナステリドとデュタステリドは、どちらも5αレダクターゼの働きを阻害する薬剤です。

しかし、フィナステリドよりもデュタステリドの方が5αレダクターゼの働きを阻害する働きが強く、その分副作用のリスクも高くなっています。

体の中に有効成分が残る時間もデュタステリドの方が長く、フィナステリドの約1.6倍の発毛効果があるとされています。

フィナステリドとミノキシジルの違いは？

フィナステリドはAGAの進行を抑える薬ですが、ミノキシジルは血流を促進し毛髪の成長を促す目的で薄毛や脱毛症の治療に用いられます。

フィナステリドとミノキシジルはメカニズムが異なり併用されるケースもありますが、症状によっては片方のみの処方となあることもあります。

フィナステリドの効果が出ない場合に考えられる原因

フィナステリドを服用していても、期待していた効果がみられない場合、いくつかの原因が考えられます。

継続してフィナステリドを服用しても効果が表れない場合は医師と相談することが大切です。

投薬量の不足

フィナステリドはその人に合った量と頻度で服用することが大切です。投薬量や頻度が体質や症状に合っていない場合、効果が得られない可能性があります。

飲み続けられていない

フィナステリドは一時的な服用しても効果が見られず、半年～1年といった長期的な服用が必要です。

なかなか効果が見られずもどかしいかもしれませんが、医師や薬剤師の指示に従いしっかりと服用を続けましょう。

薄毛の原因がAGAではない

フィナステリドはAGAの治療に用いられます。他の疾患が原因で脱毛が起こっている場合フィナステリドは発揮しません。

フィナステリドや、他の薬を服用しても効果が全く見られないようであれば医師と相談し他の疾患や病気を疑うことも必要です。

フィナステリドの効果が出ない人の割合はどれくらい？

フィナステリドの有効性に関する研究データによると、約90%の患者が期待通りの効果を得られたと回答していますが、約10%の患者さんは効果が実感できていないと回答しています。

この割合は体質や疾患の違い・AGAの重症度・他の薬剤との併用状況などによって異なります。

フィナステリドの効果に不安がある方は、一度AGAスマクリの医師に相談してみてはいかがでしょうか。

フィナステリドの効果が出ない場合の対処法は？

フィナステリドが期待通りの効果を発揮しない場合、以下の対処法が考えられます。

フィナステリドを正しく服用する

フィナステリドに限らず、医薬品は正しく服用することが最も重要です。

用量や服用方法は正しいか、継続して服用ができているかをチェックしましょう。継続して服用するコツとしては、毎日同じタイミングで飲み服用を習慣づけてしまうことです。

効果が見られないからと言って服用を中止すると以前と同じ状態に戻ってしまう可能性がありますので、根気強く長期的に服用しましょう。

初期脱毛の可能性がある

フィナステリドを服用する場合、初期脱毛の症状が現れることがあります。これは、ヘアサイクルを正常な状態に戻すために一時的に引き起こされるもので、AGAが進行したわけではありません。

このような症状は通常数週間から数ヶ月で自然に治癒することがありますが、長期的に続く場合は医師に相談することが重要です。

自身の生活習慣を見直す

AGAには生活習慣も非常に強く関係しています。過度なストレスがかかっていないか、食事の栄養バランスはとれているか、喫煙や飲酒を見直してみましょう。

医師に診察を受け相談する

生活習慣や服用方法を見直しても効果が見られない場合は、医師に相談しましょう。

フィナステリド以外にも脱毛の治療に用いられる薬剤があります。 体質によってはフィナステリドと相性が良くない場合もあるため、他の薬剤の検討も必要です。

脱毛の原因がAGAでない可能性がある

AGA 以外の原因で脱毛症状が出ている場合、フィナステリドは効果を発揮しません。

自然な毛髪サイクルで一定の期間に一定量の毛髪が抜け落ちてしまったり、過度の飲酒やストレス・栄養不足などが脱毛を引き起こす可能性があります。

また、免疫疾患・甲状腺異常などの疾患が脱毛を引き起こしているケースもあります。

しかし、個人では正確な原因を特定するのは難しいため、やはり脱毛に悩んでいる方はまずは医師に相談することが重要です。

正規品のフィナステリドを使用しているか確認する

これは個人でフィナステリドを購入している方に限りますが、正規品のフィナステリドを使用しているかを確認しましょう。

製造元名や製造元の住所・製造日・薬剤名・用量・利用期限がパッケージに記載されているかを確認し、必ず正規販売元から購入しましょう。

偽物の薬剤は安全性や効果が保証されておらず、服用してどのような効果や副作用が表れるか分からないため非常に危険です。

フィナステリドをの効果が実感できない場合、服用をやめるタイミングは？

服用をやめるタイミングは個人の状況や医師の指示によって異なりますが、一般的には服用後数か月間で効果が実感できない場合は、服用の中止や代替薬物の選択などを検討することが望ましいとされています。

フィナステリドを半年服用しても効果が出ない場合、服用をやめても良い？

フィナステリドが半年間使用されても効果がない場合、医師と相談して服用を停止することが推奨されます。

フィナステリドは個人差があり、すべての人に効果が表れるわけではありません。また効果がある場合でも治療の期間や効果の程度にも差があります。

これに応じて服用の期間や方法などが変更されることがありますので、医師の指示に従うことが重要です。

フィナステリドを1年服用しても効果が出ない場合、服用をやめても良い？

フィナステリドが1年間使用されても効果がない場合、こちらも医師と相談のうえ服用を停止することが推奨されています。

一般的に半年以上効果が表れないままフィナステリドを服用することはありませんので、半年を目安に効果があるかどうかを見極めてみましょう。

フィナステリドを個人で輸入するのは危険

個人で輸入したフィナステリドは正規品であることが保証されていないため、非常に危険です。

個人輸入された薬物は品質管理されていない可能性があり、不純物が含まれていたり有効成分の濃度が正確でない可能性があります。

また、薬局で購入したり医師から処方された場合は正しい使用方法などが説明されますが、個人輸入品には服用方法がパッケージに記載されていない可能性があります。

予期しない副作用が生じるほか、個人輸入した薬の副作用については医薬品副作用被害救済制度の対象外となり危険です。

このような理由から、フィナステリドは個人輸入せずに医師の指示を受けて正しく手に入れましょう。

フィナステリドのみの服用で効果は実感できるのか？

フィナステリドは単独で効果を実感することは難しいといわれています。

AGA治療の際には他の薬物や治療法との併用が一般的ですので、医師とよく相談して自分の症状・体質に最も適した薬を服用しましょう。

また、薬の飲み合わせなどによってフィナステリドの効果が発揮できないケースもあります。AGA治療以外で普段服用している薬がある方は、おくすり手帳などを持参して診察の際に伝えるようにしましょう。

【フィナステリド・ミノキ処方可能】
薄毛の治療はAGAスマクリへ相談！

フィナステリドに限らず、AGA治療は長期にわたることが多いです。

AGAクリニックだと毎月1〜2万円ほど薄毛治療にかかってしまいますが、AGAスマクリでは月額4,980円 (税込)で「フィナステリド1.3mg」と「ミノキシジル5mg」を処方してくれます。診察代や送料もかからずコストを抑えてAGA治療ができます。

また、スマホさえあればいつでもどこでも医師の診察・処方を受けられるオンライン診療を導入しており、通院時間も不要なので忙しい方も治療を続けられます。

スタッフによる無料オンライン相談を受けつけているので、少しでも興味のある方は相談してみましょう。