フィナロイドの効果や副作用は?注意点や偽物について解説

 

フィナロイドの効果や副作用は?

AGA治療に関心のある方は、どのような治療薬が用いられているのか気になるでしょう。フィナロイドは、フィリピンで設立された製薬会社が販売している治療薬です。今回は、フィナロイドがどのような薬なのか、注意点についてもあわせて解説していきます。

フィナロイドとは何?

フィナロイドは、AGAの治療に用いられる薬です。フィリピンのロイドラボラトリーズ社によって、2016年より販売開始となっています。この会社は、たくさんのジェネリック医薬品の製造販売を行うメーカーとして知られており、AGA関連の治療薬で言えばミノキシジルタブレットの製造も行っています。

フィナロイドは、フィナステリド1mgを含んでおり、このフィナステリドという成分はAGAの予防が期待できることで有名です。

AGAの仕組みについて簡単に理解しておきましょう。AGAの主な原因は男性ホルモンのテストステロンが頭皮にある5αリダクターゼという酵素と結合し、ジヒドロステロンに変化することによるものです。ジヒドロテストステロンは、髪の毛の生育を妨げる作用があり、徐々に細く短い毛が増えていきます。

フィナロイドは、この5αリダクターゼを阻害し、ジヒドロテストステロンが作られるのを予防してくれる効果が期待でき、AGAの進行を防ぎます。

フィナロイドの主な副作用

フィナロイドの主な副作用

性欲減退・男性機能の低下

発症率は少ないですが、性欲の減退や勃起機能障害、精液の減少、射精障害等の男性機能の低下が見られるといった副作用が報告されています。これは、フィナロイドの特徴でもある、5αリダクターゼの抑制によりジヒドロテストステロンの量が少なくなることが関係していると考えられています。

肝機能障害

フィナロイドをはじめ、様々な薬は肝臓で代謝されるため、稀に肝臓へ負担がかかって肝機能障害につながるケースもあります。これはフィナロイドに限られる話ではありませんが、事前に肝機能について調べ、医師の判断を受ける必要があるでしょう。また、服用を開始した後も、定期的に血液検査を行って肝機能を確認するのが一般的です。

抑うつ症状

フィナロイドによってジヒドロテストステロンの発生を抑制することでホルモンバランスが乱れると、抑うつ症状が出る可能性もあります。具体的には、気分の落ち込みやネガティブな思考が増えるといった様子が挙げられます。

アレルギー反応

治療薬の成分が体質に合わない場合、蕁麻疹や発疹、かゆみなどのアレルギー症状が出る可能性があります。これまでに、他のAGA治療薬を服用してアレルギー症状が出たことがある人は、フィナロイドの服用ができないと判断されるかもしれません。

フィナロイドの正しい服用方法

フィナロイドは、たくさん服用したぶん早く効果が出るものではありません。1日1回の服用を守りましょう。食前でも食後でも問題ありません。飲み忘れることなく確実に服用することが大切です。そのため、「1日のうちどこかで飲もう」と考えるのではなく、決まったタイミングで習慣づけるようにしましょう。

フィナロイド服用時の注意点

フィナロイド服用時の注意点

女性や小児の服用は禁忌・触れるのも厳禁

フィナロイドは、女性や小児の服用を禁止しています。妊娠中の方・授乳中の方が誤って服用してしまうと、赤ちゃんに悪影響を及ぼす恐れがあるため特に注意しましょう。フィナロイドに含まれる成分は、触っただけで皮膚から吸収されるため、決して触ることのないようにすることも大切です。

献血ができない

フィナロイドを服用中の方の献血は禁止されています。献血をしたい場合は服用をやめて1ヶ月後まで待たなければなりません。日頃から献血の習慣がある方は注意しましょう。

併用不可能なAGA治療薬がある

AGA治療薬は、フィナロイドばかりではありません。プロペシアやザガーロといった有名な薬もあります。しかし、これらの薬は主成分が類似しており、併用すると副作用の発症リスクが高まります。自己判断で他の薬を併用しないようにしましょう。

フィナロイドと他AGA治療薬の違い

フィナロイドとフィンペシアの違い

フィンペシアは、インドにあるシプラ社が製造している治療薬です。主成分がフィナステリドであることから、フィナロイドと似ている薬と言えるでしょう。作用や副作用はどちらも同じとなっています。

フィナロイドとザガーロの違い

ザガーロは、デュタステリドを主成分とした薬です。フィナロイドは、AGAの原因となる5αリダクターゼという酵素の働きを阻害するとご紹介しましたが、実は5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があります。フィナロイドはこのⅠ型を阻害しますが、ザガーロはⅠ型とⅡ型の両方を阻害するため、より高い作用が期待できるとされています。

フィナロイドとプロペシアの違い

プロペシアは最もポピュラーなAGA治療薬で、世界60か国で用いられています。もともとは前立腺肥大の治療薬として開発されましたが、後にAGAへの良い効果があると認められ、1997年にアメリカで認可されました。AGA治療を始めるにあたって、まずはプロペシアをすすめられることも多いです。

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フィナロイドの効果がないと感じる人がいる理由

薄毛治療をはじめて、効果を実感する人は多いですが、中にはフィナロイドを服用していてもその効果が感じにくい方もいます。フィナロイドはAGAによる薄毛を予防する、いわば「守り」の薬です。これから進行するであろう薄毛を予防することができたとしても、生えなくなった髪の毛がまた発毛する効果は期待しにくいため、髪の毛の状況が良くなったと実感しにくいのかもしれません。

しかし、AGA治療薬には、発毛を促す薬もあります。医師に相談すると、こうした治療薬との併用をすすめられることもあるでしょう。

フィナロイドと他のAGA治療薬の併用は可能?

フィナロイドと他のAGA治療薬の併用は可能?

治療薬の種類によっては、フィナロイドとの併用が可能です。特に、発毛効果が期待できるミノキシジルとの併用をすすめられることは珍しくありません。

ただし、先程もご紹介したように、同じ成分を含むプロペシアやザガーロとの併用は、副作用の危険性が高くなるため行うことができません。

フィナロイドの個人輸入はおすすめできない

フィナロイドは、日本国内では未承認の薬です。そのため、個人輸入という形で入手される方もいます。フィナロイドは、同じ成分が入っている他のAGA治療薬に比べて安価に設定されている傾向にあるため、個人輸入を検討したい気持ちもあるでしょう。

しかし、個人輸入の薬の中には、偽物も多く出回っており、さまざまなリスクを考えるとあまりおすすめできません。偽物の場合、期待していた効果が得られないどころか、健康被害が生じる可能性もあります。

フィナロイドの偽物を見分ける方法

フィナロイドの偽物を見分ける方法

相場に近い価格かどうか調べる

フィナロイドは、一般的に30錠(1ヶ月分)で2,000円~3,000円程度で販売されています。同じ成分が入っているプロペシアやそのジェネリック薬に比べると安い場合が多いです。相場よりも明らかに安すぎる場合は、偽物の可能性も高くなるため、安易に購入するのはやめましょう。

パッケージの破損やセキュリティシールに傷がないか確認する

パッケージが破損して薬がこぼれたり割れたりしている場合や、セキュリティシールが剥がれてしまっている・傷の跡があるといった場合は、偽物の可能性があります。

変色や異臭を確認する

正規の薬の色や臭いとの違いがないかチェックすることも、偽物を見つける際の手がかりとなります。しかし、フィナロイドの正規品を入手したことがない人は、この方法で判断するのは難しいでしょう。

パッケージ内外の記載が一致しているかどうか

正規のフィナロイドのパッケージだけ利用して、中身をすり替えている場合、ブリスターパックに記載されている製造日や有効期限と、外側のパッケージに記載してある内容が異なっていることもあります。これは明らかに、後から偽物を入れた可能性が高く、注意が必要です。

フィナロイドの安全な入手方法

前提として、日本で未承認の薬を個人的に取り寄せて使用するのは、危険を伴います。医師の判断のもと処方される治療薬を利用するのがおすすめです。

どうしてもフィナロイドを試したいのであれば、成分鑑定を行っている通販サイトを通じて入手すると偽物を回避しやすくなるでしょう。

AGAの治療は”AGAスマクリ”

AGAスマクリ

薄毛や抜け毛の悩みを抱えている方は、AGA治療専門のクリニックがおすすめです。まずは脱毛の原因を正しく知り、適切な治療の方法を専門医とともに考えていきましょう。

AGAスマクリは、オンラインで受診できるクリニックです。通院にかかる時間や費用を気にすることなく、人に知られずに自宅で診察が受けられます。初診は無料、初回の通常処方にかかる費用や送料は0円です。抜け毛が気になり始めたら、ぜひ当院にご相談ください。
AGAスマクリでは、2つのプランから治療方法を選択できます。

男性プラン

プロペシアプラン

4,980/1ヶ月(税込・送料無料)

10,000/1ヶ月(税込・送料無料)

・ミノキシジル5.0mg配合薬 28日分
(ミノキシジル2.5mg配合薬 56錠)
・フィナステリド1.3mg配合薬

・プロペシア1mg配合薬

さらに、毎月のオンライン診療の負担を少しでも減らすために、お得なまとめ便もあります。

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まとめ

フィナロイドはAGA治療薬の1つですが、日本では未承認の薬です。しかし、フィナステリドなど同様の成分が含まれた治療薬はあり、それらの薬は日本国内で処方されているため、フィナロイドが手に入らないことについて悩む必要はないでしょう。副作用や偽物を購入してしまうことのリスクを考えると、あまり個人輸入はおすすめしません。長期的に続けていく必要のある治療だからこそ、安心して行える方法を選択しましょう。

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