ヘアカラーのトラブルは、ハゲの原因にもなると言われています。
髪色を変えて気分転換をしたり、気軽にイメージチェンジもできるヘアカラーですが、様々なトラブルには悩まされている方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回の記事では、ヘアカラーの種類やトラブルの原因について、ヘアカラーのトラブルを予防する方法や対処法について詳しく解説していきたいと思います。
本記事の後半では、ヘアカラーによる頭皮トラブルの予防方法もご紹介しています。
ぜひ、今後の参考にしてくださいね!
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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ヘアカラーで起こる頭皮トラブルって…!?
ヘアカラーをした後、頭皮がヒリヒリしたりかゆみが出たことはありませんか?
気軽におしゃれを楽しめるヘアカラーですが、ヘアカラーによる頭皮トラブルに悩む方も多くいるようです。
多くの方が経験しているヘアカラーのトラブルですが、どんな対処があるかわからないですよね。
そこで今回は、「ヘアカラーによる頭皮トラブルの対処法」について、解説していきたいと思います。
【対処法】ヘアカラーで頭皮トラブルが起きたら…迷わず病院へ!
ヘアカラー(白髪染め)で頭皮トラブルが起きてしまった場合はどうしたらいいのでしょう?
結論からいうと、ヘアカラーによる頭皮トラブルが起きたときは、すぐにヘアカラー剤の使用を中止してください!
そして、皮膚科のある病院やクリニックで、医師の診療を受けるようにしましょう。
すぐよくなるだろうと、そのまま放置する方もいるようですが、悪化してしまうこともあります。
ましてや、自己判断で薬を使用する・・・なんてことは最も危険です。
適切な処置をしなければ、治療が長引いてしまったり、悪化してしまうこともあります。
そのため、ヘアカラーのトラブルなんて・・・と甘く考えず、できるだけ早く治療を開始することを推奨します。
ヘアカラーによる頭皮トラブルの症状とは?
ヘアカラーによる頭皮トラブルには、次のような症状が出るといわれています。
- かぶれ
- かゆみ
- 赤み
- 腫れ
- 湿疹(ブツブツ)
これらの症状は、頭皮だけに起こるわけではありません。
ヘアカラーの薬剤が生え際や首すじ、まぶたやおでこなどに直接接触すると、その接触した皮膚にも症状がでます。
また、それだけではなく、すすぎの際に接触した場合にも起こることがあります。
広い意味で「かぶれ」と言いましたが、詳しくは「接触皮膚炎」といいます。
「接触皮膚炎」は、外的要因である物質が皮膚に接触することで発症します。
この接触皮膚炎は「刺激性接触皮膚炎」と「アレルギー性接触皮膚炎」の2種類に分類されます。
それぞれ、下記で詳しく説明いたします。
刺激性接触皮膚炎
刺激性接触皮膚炎とは、刺激物質が皮膚に触れることで発症する皮膚炎をさします。
体質に関わらず誰にでも起こる可能性がある皮膚炎で、症状がどの程度でるかは刺激を受けたの強さに比例するようです。
刺激性接触皮膚炎を起こす原因物質には、油や洗剤・石鹸などがあります。
ヘアカラーで刺激性接触皮膚炎を起こす場合は、主に過酸化水素やアルカリ剤などが刺激の原因物質となります。
しかし、なかにはそれ以外の他の成分が原因物質となることもあるようです。
これらの皮膚炎は、早い段階で適切な処置を行い、刺激の原因物質を除去することで徐々に回復していきます。(参照1・2)
参照1:日本ヘアカラー工業会
参照2:明治通りクリニック
アレルギー性接触皮膚炎
アレルギー性接触皮膚炎とは、アレルギーの原因物質(アレルゲン)に対する過剰な免疫反応によって発症する皮膚炎のことをいいます。
このアレルギー性接触皮膚炎には「遅延型アレルギー」と「即時型アレルギー」の2種類に大別されます。
そして、アレルギーを持つ方だけに特異的に発症します。
遅延型アレルギーの場合は、ヘアカラーから6〜12時間後ぐらいで症状がではじめ、48時間後に症状が酷くなることが多いようです。
即時型アレルギーの場合は、症状の出初めは、症状が軽いことが多いため、症状を軽視しがちなことが多いようです。
そして、症状が軽いからと気にせずに、ヘアカラーを何度か繰り返していると、全身蕁麻疹(じんましん)や呼吸困難などのアナフィラキシーショックと言われる症状が出ることがあります。
アナフィラキシーショックは命にもかかわることのある大変危険な症状です。
ヘアカラーに含まれている酸化染料は、そのほとんどがアレルゲンとなると言われています。
そのため、症状の出たヘアカラー剤ではない他の商品でも、この酸化染料が配合された薬剤ではカラーリングはできません。
一度症状が出た方は、美容室などでも美容師さんにその旨を伝えることをお勧めします。
【注意】ヘアカラーによる頭皮トラブルを防止するにはどうすればいい?
ヘアカラーの頭皮トラブルを防ぐには、いくつかの注意点を意識を意識する必要があります。
下記に記してある注意点に気を付けるようにしましょう。
- 頭皮や皮膚が過敏な状態は避ける(病中・整理中・妊娠中やそれらの前後期間)
- ヘアカラー後1週間は強い刺激を与えない(パーマなどを避ける)
- 襟足などの生え際に塗布する際は皮膚に付けないように気をつける
- カラー剤液をしっかりと洗い流す
- ★使用前にパッチテストを行う
- ★使用前にカラー剤の成分を確認する
なかでも、★のついている2点を事前にしっかり行うことで頭皮トラブルを予防できます。
パッチテストについては、後ほど、もっと詳しくご説明いたします。
【おまけ】パッチテストってなに?
ここで説明するパッチテストとは、ヘアカラー剤や白髪染めなどの薬剤や化粧品を使用する前に行う、皮膚アレルギー試験のことについてです。
今現在、アレルギーがない方でも、例えば花粉症のように、今発症していなくても今後発症する可能性は大いにあります。
そのため、アレルギーのない方でも、ヘアカラーを使用する前には、必ずパッチテストを行ってくださいね。
《パッチテストの手順の例》
- ヘアカラー剤の1剤と2剤を少量混ぜる
- 綿棒などで二の腕の内側にテスト液を10円玉大ほど塗る
- 自然乾燥させる(30分経っても乾かない場合は余分な液を軽く拭き取ってください)
- そのまま48時間放置する(注:シールや絆創膏などで覆わない)
- テスト液塗布後、30分と48時間後の2回、テスト部分に異常はないか観察を行う
この48時間の間、テスト部分を濡らすことはできません。
そのため、シャワーを浴びる場合は、テスト部分を濡らさないようにビニールやラップで覆うなど工夫するようにしてください。
また、48時間を待たずにアレルギー反応が起きてしまった場合は、ヘアカラーを使用すると頭皮トラブルや重篤なアレルギーを起こすことがあります。
そのため、残念ですがそのヘアカラー剤を使用することはできません。
日頃から頭皮環境を整えていきましょう!
今まで、ヘアカラーを行う際の注意点をご紹介しました。
頭皮トラブルを予防策するためには、普段から頭皮環境を整えておくことも効果的です。
そこで今回は頭皮環境を整える方法について詳しく説明いたします。
《頭皮環境を整えるための対策》
- 自分に合ったシャンプーを使用していく
- 正しい方法で洗髪を行う
これらの対策は普段からすぐにできるものばかりです。
頭皮トラブルの予防だけでなく、頭皮をよい状態に保つためにも効果的ですので、ぜひ参考にしてください!
では、下記より詳しく解説いたします。
1)自分の頭皮や髪に合ったシャンプーを使用するようにしましょう!
1つ目の対策方法は、自分に合ったシャンプーを使うことです。
ほぼ毎日行うシャンプーは、頭皮環境を整えるのにとても重要な役割を担っています。
ヘアカラーで傷みがあり敏感になっているところに、自分の髪質や頭皮に合わないシャンプーを使用すると、逆に頭皮を傷つけてしまう可能性があります。
最近では、ノンシリコンシャンプーやアミノ酸系シャンプーなど、さまざまな種類のシャンプーが出てきたこともあり、どのシャンプーを使えばいいのか悩むことも多いですよね。
シャンプーを選ぶ際に重要なことは、頭皮の状態や髪質には個人差があることを理解しておくことです。
そのため、人気のシャンプーでも誰にでもあうというわけではありません。
値段や話題性にとらわれず、自分の頭皮に合うシャンプーを使用しましょう。
シャンプーの途中でかゆみが出たり、ふけが増えてしまうシャンプーはあなたのには合わないシャンプーです。
2)正しい方法で髪を洗いましょう!
2つ目の対策方法は、正しい方法で髪を洗うことです。
ただしい洗髪方法のポイントは2つです。
- スタイリング剤や皮脂をしっかりと洗い流す
- 洗いすぎに注意して優しく洗う
爪を立ててゴシゴシと洗ってしまう方もいると思いますが、実は、必要以上に皮脂を洗い流してしまったり、頭皮を傷つけてしまうことがあります。
そのため、洗いすぎを防止する必要がありますので洗髪回数は、1日1回にし、夜に1日の汚れを優しく洗うようにしましょう。
また、洗髪方法だけでなく、正しい手順で洗髪することも重要なポイントになります。
《正しい洗髪の手順》
- 髪を濡らす前にブラッシングを行う
- シャワーで素洗いを行う
- シャンプーをしっかり泡立てる
- 爪を立てずマッサージするように頭皮を洗う
- 十分にすすぎ、シャンプーをしっかり洗い流す
実は、ブラッシングと素洗いで髪の汚れのほとんどを落とすことができると言われています。
そのため、その後ゴシゴシ洗う必要はありません。
シャンプーは髪につける前に、しっかりと泡立てて、頭皮を優しくマッサージするように洗髪してください。
そうすることで髪への摩擦を軽減させることができ、結果としてヘアカラー後の傷みの対策をすることができます。
洗髪のポイントと正しい洗髪の手順を抑え、髪と頭皮の健康を保ってくださいね!
頭皮トラブルが起きたときは早めの病院受診を!
今回、本記事では、ヘアカラーによる頭皮トラブルの対処法と症状についてご紹介してきました。
おしゃれや白髪染めに欠かせないヘアカラーですが、残念ながら、自分に合わないものを使用してしまうと頭皮トラブルを起こしてしまいます。
ヘアカラー後に、頭皮トラブルを起こしてしまった時は、自己判断せずに病院(皮膚科)で診療してもらってくださいね。
早い受診で、症状をすぐに改善することができます。
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