毎日シャンプーしているのに何故か頭皮が油っぽい。
頭皮がキレイになった気がしない。頭皮に悩みを抱えている人は近年増加しています。
頭皮の悩みを抱えている方のために、今回は頭皮が油っぽくなる原因や、推奨できるシャンプーの特徴をご紹介します。 監修医師 成田亜希子 医師 成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
頭皮が油っぽいのは良くない？
髪の毛が洗っても洗ってもすぐにベタついたり、濡れたように見えるのは、油っぽい頭皮が原因です。
悩みの種ではあるけれど、ただのオイリー肌では？ 頭皮が油っぽいのってそもそも良くないことなの？
そう思う人もいるでしょう。 確かに人によって肌質は違いますが、 油っぽい頭皮は、あなたに原因がある可能性があります。
知っていますか？頭皮の皮脂はTゾーンの２倍以上もあるんです
頭皮は体の中で最も多く皮脂を分泌しています。
Tゾーンと呼ばれる顔の額から鼻にかけての部分は、皮脂がよく分泌されます。 Tゾーンは皮脂分泌が盛んなことを受けて、あぶら取り紙が販売されていますよね。
でも、そんなTゾーンよりも頭皮は皮脂分泌が多いんです。 普段気にかけていないだけに怖いですよね。
実は頭皮は構造的には肌と同じなのです。しかし、毛髪が密生しているため、皮脂腺が発達しているので皮脂が多くなります。 皮脂腺が額や頬の２倍以上あるので、皮脂量が２倍になるのも納得ですね。
頭皮が油っぽくなってしまう理由
頭皮が顔の皮膚よりも皮脂腺が多く、油っぽくなりやすいことがわかりましたね。
しかし、皮脂の問題以外にも油っぽい頭皮になってしまう理由があります。 その他の理由について掘り下げてお話しします。 理由をしっかり把握しておきましょう。
偏った食生活
偏った食生活は頭皮を油っぽくしていまいます。 油っぽい食べ物ばかり食べていると体内に脂質が増え、 もちろん頭皮も油っぽくなります。
スナック菓子やケーキ、ナッツ類などは多く脂質が含まれています。そのため多量に食べてしまうと、皮脂を過剰分泌させる原因になります。
また、肉ばかりの食事なども栄養バランスが乱れてしまい、 皮脂腺の活動を増加させてしまいます。 そのため皮脂の分泌量が増えて、頭皮が油っぽくなるのです。
さらに、インスタント食品などの食品添加物が多く含まれる食品は、 体に影響を与え、体内のバランスがくずれることで皮脂が過剰分泌される原因になります。
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ストレス
ストレスは油っぽくい頭皮を作る原因になります。ストレスは体に色々な影響を与えることが知られていて、頭皮にも影響を与えてしまいます。
ストレスを感じたり、ため込んでしまうと、ホルモンバランスが崩れてしまい 皮脂が過剰に分泌されます。
さらに体内で活性酸素がたくさん作られます。 活性酸素は体内の細菌などを退治する役目を持っていて大切なものですが、 過剰に生成されてしまうことで頭皮にも悪影響を及ぼします。
生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れによっても油っぽい頭皮になってしまいます。 生活習慣の乱れの中には暴飲暴食、アルコールの過剰摂取など偏った食生活も含まれますが、生活習慣の乱れの中で最も悪影響を与えるは、 夜更かしなどで睡眠不足になることです。
睡眠不足によって、ホルモンバランスが崩れて皮脂が過剰分泌されてしまいます。 睡眠不足で頭皮に皮脂が過剰分泌してしまう原因は、 体の疲労が回復されないことによるストレスと頭皮のターンオーバーの乱れです。
睡眠によって疲労が回復しないと、 頭皮の状態も悪くなり頭皮のターンオーバーが乱れてしまいます。 この頭皮のターンオーバーの乱れによっても皮脂が多く分泌され、 油っぽい皮脂になってしまいます。
頭皮に残った汚れ
男性でも女性でも、髪の毛にジェルやワックスなどの整髪料を使う方がたくさんいますね。 整髪料にも油脂があり、整髪料が残ったままになると 頭皮や毛穴に皮脂が溜まった状態になります。
先ほどからお話ししているとおり、頭皮にはTゾーンの２倍もの皮脂があります。 そのため、他の皮膚に比べて汚れやすい状態にあります。 また、シャンプー剤のすすぎ残しも汚れの原因になります。 頭皮や毛穴に皮脂が溜まった状態になると油っぽい頭皮になります。
シャンプーでのゴシゴシ洗い
原因の一つが間違ったシャンプーです。頭皮にはもともと皮膚を守るために皮脂が分泌されていて、 過剰に分泌されることで油っぽい頭皮になってしまいます。
シャンプーで汚れを落とさなければなりませんが、 シャンプーのしすぎも頭皮には悪影響を与えます。
シャンプーでゴシゴシ頭皮を洗うことにより、本来必要なはずの皮脂まで落としてしまうと頭皮は感じます。すると、頭皮はさらに多くの皮脂を分泌してしまいます。 この皮脂の過剰分泌が油っぽい頭皮を作る原因です。
頭皮が油っぽい人に向いているシャンプーの特徴
油っぽい頭皮になってしまう理由がわかりましたね。 生活上で気をつけなければいけないことが幾つかありましたが、 やはり油っぽい頭皮を改善するには、 毎日使うシャンプー剤が重要になってきます。
そこで、頭皮が油っぽい人に向いているシャンプーの特徴をご紹介します。
洗浄力が強すぎないもの。アミノ酸系シャンプーなど
頭皮にいいと話題になっているアミノ酸シャンプー。 なぜ頭皮にいいかというと、洗浄力が強すぎないからです。
洗浄力が強すぎると、頭皮に必要な皮脂まで落としてしまいます。結果、皮脂が過剰に分泌され油っぽい頭皮になります。
シャンプーは洗浄力が強すぎないものを選びましょう。
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添加物が入っていないもの
パラベンなどの添加物は品質保持、長期保存できるように配合されています。しかし、実は添加物は体に良くない影響を与えてしまう可能性があります。 着色料や香料も同じです。
皮脂が過剰分泌され油っぽい頭皮になっているということは、すでに頭皮環境は悪化していると考えられます。つまり、 多少なりとも頭皮はダメージを受けています。添加物が入っていないシャンプーに変えることで頭皮環境が整えば、油っぽい頭皮の改善も期待できます。
油っぽい頭皮の方向けのシャンプーはこちら
頭皮の油っぽさが気になる方のための、シャンプー選びの方法をご紹介しました。
しかし、シャンプーの種類が豊富すぎて、どれを選んでいいのかわからない。
そんな方のために刺激が少なく、無添加で頭皮に優しいアミノ酸系のシャンプーをご紹介します。
女性向け マイナチュレシャンプー
女性に推奨したいのはこちら、マイナチュレシャンプー。 無添加・ノンシリコン・アミノ酸洗浄成分のシャンプーです。
ハリ・ツヤを与える、頭皮ケアをする、保湿とうるおいを与えるといった目的の天然由来成分が29種も配合されています。
快適な洗い心地ながら汚れをやさしくしっかり落とします。
通常価格3,180円。定期コースは初回2,704円。
全額返金制度があるので、試し使いができます。
男性向け チャップアップシャンプー
男性にご紹介するシャンプーは、育毛剤でも有名なチャップアップのシャンプーです。
このチャップアップシャンプーは、毛髪診断士と美容師監修の元で開発されたもので、
頭皮や頭髪をきれいに保つことを目的とした植物系成分22種類と 頭皮環境改善を目的とした天然オーガニック成分10種類が独自配合されています。
チャップアップシャンプーに含まれる天然由来成分は洗浄力が優しく、さっぱりとした使い心地になります。
そのため、頭皮が油っぽい人に推奨できます。
1本あたり1〜2ヶ月分で、通常価格は4,180円。
いつでも解約できる定期コースは送料無料で1本3,280円。
育毛剤とセットでお得なプラチナ定期便など、コースが様々なので公式サイトで確認してみてください。
正しくシャンプーして、油っぽい頭皮をさらに改善！
油っぽい頭皮を改善するシャンプーの特徴をお話しました。 続いて重要になるのが、シャンプー法です。 正しいシャンプーの方法って、どこで勉強するわけでもなく 知っている人は意外に少ないです。
しかし、シャンプーの仕方はとても重要です。 間違ったシャンプーの仕方で頭皮環境が悪くなるのはもうわかりましたよね。
油っぽい頭皮を改善するために、正しいシャンプー法をご紹介します。
①ぬるま湯でしっかり髪をすすぎ洗い
まず、３８度ぐらいの少しぬるいと感じるぐらいのお湯でしっかり髪を濡らして、すすぎ洗いをします。 髪をしっかり濡らす目的は、髪の摩擦を防ぐこととシャンプーの泡立ちをよくするためです。 シャンプーをつける前にじっくりすすぎ洗いすることで、多くの汚れを落とすことができます。
髪だけでなく、指の腹を使って頭皮もしっかり汚れを落としましょう。 ポイントはぬるま湯を使うということです。 熱すぎるお湯は皮脂を過剰分泌させてしまい、逆効果になります。
②手のひらで泡立てて頭にシャンプーをつける
シャンプー剤をつけすぎは、洗い残しの原因になります。そのため、直接頭皮にシャンプー剤をつけるのはNGです。
まずは、手のひらに５００円玉ぐらいの大きさのシャンプー剤をとって泡立ててからつけるようにしましょう。 泡立てネットを使って泡立てるのも良いでしょう。
③髪全体を泡立てて汚れを落とす
泡立てたシャンプーを髪全体に行き渡らせます。 そして、指の腹を使い頭皮を揉み込むように、生え際から頭頂部に向かって、頭全体を洗います。
頭皮はマッサージするように揉み洗い、髪の長い人は髪をとかすように優しく汚れを落とすのがポイントです。
▼自宅でできる頭皮マッサージ方法はこちら▼
④十分にすすぎ洗いをする
シャンプーの最終段階でとても重要なすすぎ洗いです。
シャンプーの成分が頭皮に残ったままになると、汚れが付着した状態になり 頭皮環境の悪化を招きます。 洗い残しは皮脂のつまりの原因にもなりますので、丁寧にすすぎ洗いをしましょう。
髪の長い女性は特にうなじ部分に洗い残しがあることが多いので気をつけましょう。
⑤ドライヤーでしっかり乾燥させる
髪を洗った後は、必ずドライヤーで乾燥させましょう。 暑い時期などは自然乾燥してしまう人も多いかもしれませんが、 実は髪が濡れたままだと雑菌が繁殖してしまいます。
雑菌が多量に繁殖してしまうと、頭皮は肌を守ろうとさらに皮脂を分泌させてしまいます。 頭皮環境の悪化につながるので、シャンプーの後は必ずドライヤーで乾かしましょう。
自分に合ったシャンプーを選んで、頭皮の油っぽさをしっかり改善！
シャンプー選び方法から、正しいシャンプー法まで 油っぽい頭皮の改善に役立つ情報をお伝えしてきました。
生活習慣を見直し、自分に合ったシャンプーを見つけることで 悩みの油っぽい頭皮は改善できるかもしれません。
まずは簡単にできる自分に合ったシャンプー選びからはじめましょう。
もし、頭皮のかゆみや、抜け毛などが深刻化し、薄毛のトラブルが治らない場合は、一度医師に相談することをおすすめします。
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