アルコールの飲みすぎでハゲる原因とは?

とても気になる、アルコールとハゲの関係。

簡単にまとめると以下の4点になります。

  1. 睡眠の質低下
  2. 肝臓への負担
  3. 栄養の不足
  4. アセトアルデヒドの増加

では、一つずつ説明していきます。

①睡眠の質低下

過度の飲酒は睡眠の質を低下させます

なぜかというと、アルコールを分解する際に発生するアセトアルデヒドという有害物質には深い眠りを阻む働きがあり、睡眠の途中で目覚める、疲れが取れないなどの弊害が出るそうです。

「お酒を飲むとよく眠れる」と思いがちですが、実はそうではないのです。

ここで重要なのが、睡眠は髪の毛の成長に関わる成長ホルモンを分泌するために重要だ、という点。

つまり、飲酒によって睡眠の質が下がると、髪の毛が十分に成長できずにハゲを招く可能性があるという訳です。

▼睡眠と薄毛の関係についてはこちら▼

【何時間寝ればOK…?】睡眠不足で薄毛・ハゲにならない為に。

②肝臓への負担

肝臓はアルコールを分解することで有名ですが、タンパク質などの合成を担う臓器でもあります。

タンパク質は髪の元となるので、肝臓のこの機能は髪の毛にとって重要なものなんですね。

ですが、過度な飲酒をすると、アルコールの分解ばかりに肝臓の働きが奪われてしまい、タンパク質の合成が間に合わなくなってしまうことも…。

肝臓の働きを守るためにも、過度な飲酒は禁物です。

③栄養の不足

アルコールとは体内で分解される際に、多くの栄養を必要とします。

その中でも、特に多く必要とされるのがアミノ酸とビタミンです。

これらは実は、髪の毛を作る事にも必要な成分。

したがって、お酒の分解ばかりに使われてしまうと髪が満足に成長できなくなってしまうという可能性が生じるのです。

薄毛に悩むお酒好きの方は、普段からアミノ酸とビタミンを意識して摂取するように心がけましょう。

④アセトアルデヒドの増加

先ほども触れましたが、アルコールが肝臓で分解される際は、アセトアルデヒドという有害物質が発生します。

このアセトアルデヒドとは。

通常であれば肝臓の働きによって無害な酢酸に分解されていくのですが、アルコールを過剰に摂取すると分解が追いつかずに体内を循環することになります。

そしてこのアセトアルデヒドはなんと、男性の薄毛の大きな原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンを増やす働きを持つといわれています。

したがって、アルコールの過剰摂取に発生するアセトアルデヒドの増加は、薄毛に大きく影響を与えるという訳です。

▼DHTの抑制方法についてはこちら▼

DHT(ジヒドロテストステロン)の抑制方法5選

アルコールを飲まないことがハゲの予防・対策になるの?

ここまで読んで、「だったら禁酒でハゲを予防・対策しよう!」と思った人もいるかもしれません。

しかし、とても残念なことをお伝えしなければなりません。

禁酒だけではハゲを予防・対策するのは難しいです。

なぜなら、アルコールはハゲの原因の1つにすぎないからです。

ハゲの原因は、遺伝・ストレス・男性ホルモン・喫煙・生活習慣などの様々なものからくるので、禁酒するだけで完全にハゲになる可能性を消すことはできないのです。

もちろん、過度な飲酒をやめることは間違いなく髪にとって良いことです。

ですが、お酒好きの人が「ハゲ対策だから」といって禁酒をしても、逆にストレスが溜まってハゲを招くことにもつながりかねませんね。

ビール1本程度であれば髪に与える影響は少ないので、適量を意識してアルコールと付き合っていくことを推奨します。

▼薄毛と遺伝の関係についてはこちら▼

【決定版】ハゲと遺伝の関係まとめ!

ハゲの予防・対策には育毛剤を!

「禁酒しても大したハゲ対策にならないとなると、どう対策したら…」という方もいらっしゃると思います。

そういった方には、育毛剤を推奨します。

育毛剤には発毛促進・育毛・抜け毛予防効果が認められているので、ハゲ予防・対策に効果が期待できます。

正しい知識を持ってハゲを対策していこう

今回ご説明した内容を簡単にまとめていくと、

  • 過度な飲酒でハゲることはある
  • 禁酒だけではハゲ予防・対策としては不十分
  • ハゲ対策には育毛剤を使用する

以上の通りです。

妙な噂にまどわされずに正しい知識を持ってハゲ対策をしていきましょう !