監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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ミノキシジルの副作用とは
ミノキシジルの副作用には「初期脱毛・皮膚炎・頭皮のかぶれ・肝機能障害・動悸」などが挙げられます。これはミノキシジル内服薬に頻繁に発生することが多く、ミノキシジル外用薬にも共通する副作用もあります。
以下ではミノキシジルの剤形に問わず想定される副作用を、各項目ごとに説明します。なお、ミノキシジルによる副作用は個人差があり、なおかつ発生する割合は10%を下回るほどです。(症状による)
初期脱毛
ミノキシジルを服用・使用する目的は、AGA治療が基本です。ですが髪を生やしたいのにもかからず、服用・使用2週間~2ヶ月ほどの間で、初期脱毛が起こる可能性があるのです。
これはミノキシジルによって、身体の血流が促進されることが素因となります。血流促進されることにより、今までの髪を生やす細胞を排出し、新しい髪を生やす細胞を生み出すことになるのです。つまりは古い髪が抜けるため、初期脱毛が起こるという訳です。
▼初期脱毛の仕組みと見分け方はこちら▼
皮膚炎・頭皮のかぶれ・赤み
ミノキシジル外用薬によく現れる副作用が、頭皮の炎症やかぶれ、赤みなどです。頭皮に直接ミノキシジルを塗るのは刺激が伴うのです。
アレルギー反応やアナフィラキシーショックが起こることは考えられてはいませんが、皮膚の炎症が起こる可能性はあります。万が一そのようなことが起きた場合、かかりつけ医に相談したり、皮膚科で診てもらうのが大切です。
手・足・顔のしびれや痛み
ミノキシジルによって手足や顔にしびれや痛みが伴うこともあります。ミノキシジル内服薬による影響が強く、血圧の変化による影響などが理由として考えられます。
もともとミノキシジル内服薬は、降圧剤という血圧を下げる薬として開発されました。それに伴った影響として、しびれや痛みが伴うケースもあるのです。
心疾患・肝機能障害
心疾患や肝機能にもミノキシジルは影響を及ぼします。血圧に作用する薬剤であるため、心肺機能への負担にも繋がります。また、ミノキシジルは肝臓に作用するため、肝機能障害がある人のミノキシジル服用・使用は注意が必要です。
▼ミノキシジルによる肝臓への影響はこちら▼
動悸・息切れ・頭痛・めまい
ミノキシジルによる副作用によく挙げられるのが、動悸や息切れ、頭痛やめまいです。時には立ちくらみを起こすこともあります。
ミノキシジルの服用・使用が原因の一つではありますが、他の治療で服用している薬も影響します。例えば血圧が高い人が、既に降圧剤を服用している場合のミノキシジル併用はNG。つまり血圧に作用する薬の併用は、副作用リスクを高めるのでNGなのです。
剤形・男女による副作用の違い
ミノキシジルの副作用を、大まかに紹介しましたが、剤形や男女によって副作用に違いがあります。剤形でいうと「ミノキシジル内服薬(ミノキシジルタブレット)」か「ミノキシジル外用薬」か?男女それぞれのミノキシジル服用・使用による違いも交えて説明します。
ミノキシジル内服薬(タブレット)と外用薬
ミノキシジルタブレット=通称ミノタブ(内服薬)と外用薬の副作用の違い。それは効力の強さが異なることです。結論として「ミノキシジル内服薬の方が外用薬よりも副作用リスクが高い」ということ。効力が強い分だけ副作用リスクの高さも懸念されます。
ミノキシジル内服薬は、服用によって主成分ミノキシジルが身体の血管を駆け巡ります。頭皮・髪に作用がするのですが、その他の部位や内臓器官にも影響が及ぶのです。
一方ミノキシジル外用薬は、患部に塗布することで、ミノキシジルが頭皮から吸収・作用し、髪の発毛促進が期待できます。ワンポイントまたは周辺にのみ影響が及ぶため、少なくとも内服薬ほどの全体的な影響は少ない比較的少ないのです。
ミノキシジルによる男女の違い
ミノキシジルは、男女に与える影響が異なります。ミノキシジルの服用によって、胎児や妊活に悪影響を及ぼすことが懸念されます。そのため、女性のミノキシジル服用・使用は注意を払う必要があるのです。
また、女性のミノキシジル内服薬の服用は1mg以下が推奨濃度とされており、それ以上の服用は副作用の懸念から非推奨とされています。よくある質問・疑問として、ミノキシジルを服用・使用している男性・旦那と、接触したり性行為をしても問題ないのか?というもの。
これに関しては、問題ないとされています。接触によって皮膚に付着する可能性があるミノキシジル量は知れています。さらに、男性のミノキシジル内服薬服用による、精子への悪影響は現在確認されていません。
ミノキシジルの副作用後の対処法
仮にミノキシジルの副作用に見舞われた場合、どのように対処すべきなのか?結論として「すぐにミノキシジルの服用・使用を中止」してください。そして必ず「かかりつけ医や専門医に相談」してください。それぞれ具体的に説明します。
すぐに服用・使用を中止する
ミノキシジルにかからず、医薬品の使用で副作用が見られた場合は、すぐに服用・使用を中止しましょう。服用・使用の継続によって副作用リスクは伴いますが、中止による副作用を引き起こす可能性は低いのです。(薬剤によって異なります)
中止することで、ミノキシジルの効果が薄れる心配もありますが、それより身体への悪影響がなく、健康で過ごせることの方が大切。ただしミノキシジルによる初期脱毛は”ターンオーバーによるもの”なので、髪が数日抜けたぐらいで躊躇すべきではありません。
ミノキシジル服用・使用をやめた後の影響
上述の「服用・使用を中止する」ということに関連して、ミノキシジルを途中中断することで、身体へどんな影響があるのかも説明します。結論として「再び薄毛が進行する可能性」「既存の毛の軟毛化」などが想定されます。
ミノキシジルの服用・使用を途中で辞めてしまうと、その日以降からの発毛・育毛促進の力がなくなります。そのため薄毛で悩んでいた日々をぶり返すことになります。
そもそもAGA治療というのは、薬剤の使用・服用をすることで、半永久的に発毛が期待できるというもの。なので、薬を辞めれば身体独自の力だけでは発毛できない人は、薄毛に戻るということです。また毛が柔らかくなるという懸念点もあります。
かかりつけ医に診てもらう
ミノキシジル内服薬・外用薬による副作用が現れたら、かかりつけ医・専門医に相談しましょう。
処方された医院でもいいですし、時間・日程の都合が悪ければ、皮膚科・内科で診てもらうのも推奨します。
オンライン診療を行っているクリニックもありますので、気軽に相談してみてくださいね。
▼オンライン診療の流れはこちら▼
ミノキシジルの副作用発生確率について
ミノキシジルの副作用はどれほどの確率で起こり得るのか?厚生労働省によるデータでは、服用者・使用者の「8.82%」が何らかの副作用を引き起こしています。具体的な説明をします。
厚生労働省のデータでは「8.82%」
参考資料が根拠となっており、”国内承認であるミノキシジル外用薬”においての副作用確率が「8.82%」となります。そのため、国内未承認であるミノキシジル内服薬の副作用確率は割り出されていません。
ミノキシジル内服薬は副作用の高さから、国内だけでなく全世界のどの国でも承認されていない薬となります。第一類医薬品相当ではありますが、ミノキシジル外用薬による副作用確率「8.82%」を、上回る割合になることは想像がつきます。
長期投与でも重篤な副作用はほぼない
ミノキシジル外用薬の副作用確率が割り出されていますが、重篤な副作用はほぼありません。これは長期投与であってもです。
ただし、これは医師による診察・処方など、公的に確認される内の話。ミノキシジルを、個人輸入代行を通して服用・使用した患者は統計には含まれません。
なので、誤った使用を試みた人の中で、重篤な副作用を招いた人もいるかもしれません。当記事で注意しますが、個人輸入代行によるミノキシジルの服用・使用は、副作用以外にも「健康被害救済制度」が適応されないリスクがあることを頭に入れておきましょう。
AGAスマクリではミノキシジルを初月0円で処方
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まとめ
ミノキシジルによる副作用は、「初期脱毛・皮膚炎・頭皮のかぶれ・肝機能障害・動悸」などがあります。これはミノキシジル内服薬か?外用薬かで、発生しやすさが異なります。
ミノキシジルの服用・使用は男女によっても影響が異なります。とくに女性は、ミノキシジル1mg以下の服用・使用が推奨され、それ以上の濃度の使用は控えるべきです。妊娠中・妊活へ悪影響を及ぼすリスクがあるからです。