尿素配合ハンドクリームやボディローションなどが人気ですが、実は尿素が髪や頭皮にもいいって知ってましたか?
尿素、グリセリン、水道水で簡単に作れる尿素水を使うらしいんですが、どんな風に頭皮や髪に効くんでしょうか。
尿素水の作り方や髪と頭皮に与える効果を、トラブルや注意点なども合わせて解説します!
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
- 来院不要!オンラインで完結するから便利!
- 初回1ヶ月目はお得なお試しコースをご用意!
- 24時間いつでも受付中!思いたったときにいつでも予約可能!
- 無料のオンライン相談は、お気軽に!
尿素が肌にいいのはよく聞くけど…髪や頭皮にもいいの?
尿素入りのボディクリームやハンドクリームが人気です。
顔用の化粧水、脱毛クリームにも配合されているなど、お肌に良さそうなイメージがありますね。
最近では、髪や頭皮にも効果があると言われているそうですよ。
でも「尿素」って一体どんなものなんでしょう? 頭皮や髪にどんな効果があるのかも知りたいですよね。
さっそく調べてみましょう!
尿素と聞くと排泄物としての尿を思い出すので、頭皮や髪に使うというのは抵抗がある…。 そんな方も多いのではないでしょうか。
確かに尿素は尿に多く含まれる成分ですが、販売されているものは合成ですので、ご安心ください。
化粧品だけでなく肥料、工業資材などでも使われる有機化合物なんですよ。 詳しく説明していきますね!
人類の手で初めて合成に成功した有機化合物
尿素はベンゼン、エタノールなどと同じ有機化合物です。
ドイツ人のフリードリヒ・ヴェーラーが1828年に歴史上初めて合成に成功した有機化合物なんです。200年近くも利用されているなんて、すごいですね。
低価格、高品質でディーゼルエンジンや肥料としても役に立つそうです。 それが髪、頭皮、肌にも良いというのは不思議な感じですね。
尿素は人の体にも含まれている成分です
尿素は人体にも含まれています。 飲食をした時に含まれるたんぱく質が消化され窒素になり、余分な窒素が尿になります。
尿素の性質と働きについて
尿素が人体にも含まれており、長く利用されてきたのはわかったけど、尿素の性質は?
本当のところ、尿素の何が頭皮や髪にいいのか、まだまだ分からない事だらけですね。
尿素が働きをするのか、じっくり調べていきましょう。
角質を溶かして肌を柔らかに
化学式は「CH4N2O」です。 薬局で売っている尿素は白い粒状になっています。
人体にも含まれている尿素には、大きな特徴があります。 水分と結合しやすい事です。
肌に使うと、角質の間の水分と結合する事で角質の構造を分解し、溶かしてしまうという性質があります。 つまりピーリングのような働きをしてくれるのですね。
尿素配合のクリームの口コミで、肌がつるつるになった、くすみが消えたというレビューがあるのは、尿素のピーリング効果のおかげかもしれませんね。
保湿効果に優れている
水分と結合しやすいのですから、保湿効果もあります。 ボディクリームに多く使われるのは、尿素の持つ保湿力のためですね。
さらに、尿素には角質の中にあるたんぱく質を分解する力があるので、硬くなった肌を柔らかくしてくれます。
尿素の優れた点は、肌の成長サイクルであるターンオーバーを早める効果と、保湿力を兼ね備えている点にあります。
家事や仕事で荒れてしまった肌には、力強い味方ですね。
髪や頭皮に期待できる尿素の働き
尿素がお肌に良いのはわかりましたが、では髪や頭皮には、どんな働きをするのでしょうか?
もちろん肌と同じように、髪にはうるおいを与えるようです。 頭皮には、余分な角質を取りさるピーリング効果と保湿効果をもたらすとのこと。
頭皮に必要以上の皮脂が溜まると、抜け毛の原因になるのは良く知られていますね。
頭皮に古い皮脂や角質がある人も、尿素のピーリング効果で柔らかい頭皮になり、髪に栄養が行き渡りやすくなる効果が期待できます。
オイリーな状態の頭皮の人には特に向いていると言えますね。
簡単に手作りできる!髪や頭皮にいい尿素水の作り方
ここで、頭皮や髪に使える尿素水の作り方をご紹介します。 ご自宅で簡単に作れますよ。
必要なものは、尿素、グリセリン、水道水、空のペットボトル、スプレー容器。
- ペットボトルに尿素50gを入れ、水200ml入れます。
- 尿素が消えるまでしっかり振りましょう。
- グリセリンを小さじ1を追加。
以上で原液が出来ますので、後は5~10倍に薄めて使いましょう。 原液は冷蔵庫に入れて保存し、尿素水も冷蔵庫保存が無難です。
尿素水の効果的な使い方
せっかく手作りした尿素水、効果的に上手に使いたいですよね。
尿素水を髪や頭皮に使う方法をご紹介していきます。
ブラッシングスプレーとして使う
頭皮にも使える尿素水ですが、髪にはブラッシングスプレーとして使っている人が多いようです。 原液を10倍程度に薄めて、スプレー容器に入れて使うだけと簡単です。
朝、忙しい時のくせ毛直しにも重宝しますよ。 髪の手触りがよくなり、柔らかくなる効果があるので、剛毛の人には特におすすめです。
洗髪後の頭皮マッサージに
シャンプー後のリンスや頭皮マッサージにも尿素水は向いています。
リンスの代わりに使う場合は、洗面器に少量入れ、髪を濯ぐように使いましょう。
頭皮マッサージに使う場合は、洗面器にコップ1杯分の尿素水を入れ、全体的にかけてからマッサージを。 すると余分な角質が落ち、髪にも栄養が行き渡るそうです。
▼自宅でできる頭皮マッサージはこちら▼
髪や頭皮への救急ケアとして優秀な尿素…こんな注意点も!
安くてお手軽、髪や頭皮、お肌の味方といえそうな尿素水ですが、使用において注意したい点もあるんです。
効果があるからこそ守るべきポイントを、しっかり把握しておきましょう!
継続して使わないようにする
尿素水はたんぱく質を分解する効果を持っているので、頭皮の角質も分解します。 もちろん余計な角質ならば分解してもらったほうが良いのですが、毎日使うと、必要な角質も分解してしまう可能性も。
お肌用のピーリングでも、毎日行うという人はあまりいませんよね。 頭皮への刺激を考えると、尿素水も連続して使わない方が良いのです。
髪に使う場合も同様。 使用頻度が高いとダメージになってしまうかもしれませんので、注意しましょう。
長期保存はしない
尿素は腐りにくい性質を持っていますが、無制限に保存できるわけではありません。 冷蔵庫で保存し、早めに使い切りましょう。
絶対に置いていけないのは、お風呂場のような高温多湿の場所です。 すぐに尿素がアンモニアになってしまいますよ。
尿素水での救急ケア後はこんな育毛剤でのケアがおすすめ
尿素水は毎日使うより、週数回程度のスペシャルケアにした方が髪や頭皮に負担がかかりません。
効果があるとついどんどん使いたくなりますが、荒れてしまっては意味がありません。
毎日のケアには天然成分を使った無添加の育毛剤など、頭皮に優しいものを使うのがおすすめ。
尿素水で角質を取り除いた頭皮なら、育毛剤の浸透も良くなって効果が出やすくなりますよ。
▼無添加の育毛剤はこちら▼
髪や頭皮ケア以外で薄毛の対策をしたいなら?
尿素水での髪や頭皮ケアの方法を探ってみましたが、それですべてが解決するわけではありません。
髪質や肌質よって使用が向いていなかったりする場合もあります。
そういう意味では、治療にはまず発毛薬の使用が向いています。
発毛薬は、発毛を促進する・脱毛を予防する…こういった効果が認められています。
薄毛対策に使用してみてはいかがでしょうか?
そうすれば、髪や頭皮の悩みも徐々に解消できるかもしれません。
▼オンライン診療の流れはこちら▼
薄毛の進行が進んでいる方はクリニックへ
薄毛の進行がかなり進んでいる方には、AGAクリニックの受診を推奨します。
AGAスマクリでは、オンライン診療で、髪を生やす発毛薬を処方しております。
毎月1〜2万円が相場のAGAクリニックの薄毛治療ですが、AGAスマクリでは月額3000円 (税込)で「ミノキシジル」を処方。診察代や送料もかかりません。
また、スマホ1つさえあればいつでもどこでも医師の診察・処方を受けられる、オンライン診療を導入。
通院時間も不要で、全国どこに住んでいても処方可能です。
以下、処方費用の表になります。
また、今なんとAGAスマクリはより多くの方にAGA治療を体験していただけますよう、「初月無料」で処方しております。
薄毛のお悩みに関してはスタッフによる無料オンライン相談を受けつけているので、少しでも興味のある方はまずはお気軽に相談してみませんか?
▼AGAスマクリの料金や評判が気になる方はこちら▼
そもそも尿素とは?