コラーゲンといえば肌に良い成分として有名ですね。
サプリメントなどで摂取している女性も多いのではないでしょうか。
実はそのコラーゲンが肌だけでなく髪の毛にも良い効果をもたらすことをご存知ですか？
今回は、コラーゲンが髪の毛にもたらす驚きの効果をまとめました。
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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髪の毛にコラーゲンが効果的？その真相とは…！
美肌効果や関節の痛みの改善などに効果があると言われ、化粧品やサプリメントに配合されていることが多いコラーゲン。
そのコラーゲンが髪の毛にも効果が期待できる、という話を聞いたことありますか？ 本当だとしたら積極的に摂取したいですね。
コラーゲンが髪の毛にもたらす効果とは？その真相に迫りました！
そもそもコラーゲンとはどういうもの？
それではまず、コラーゲンとは一体どのようなものか把握しましょう。
どのような働きがあり、不足してしまうと体にどのような影響があるのか、詳しく説明します。
アミノ酸が多数結合してできる成分
コラーゲンはアミノ酸が多数結合してできたタンパク質の1つで、主に真皮、骨、腱を構成する主成分です。
体内には多くの種類のタンパク質が存在すると言われていますが、中でもコラーゲンは体内のタンパク質の中でも割合が多く、いかに人の体にとって重要かわかりますね。
また、コラーゲンは体内で働くだけでなく、食品や化粧品、医療品など人の生活の様々な場面で利用されています。
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身体の細胞をつなぎとめる働きをする
コラーゲンは細胞をつなぎ止める、糊のような役割をしています。
これは他のタンパク質と異なるコラーゲンの特性で、水に溶けにくく細胞同士の隙間に繊維や膜となり存在しているためです。
細胞をつなぎとめ正しい位置に配列させる、いわば細胞の足場の様に働くため、細胞の分裂・増殖を可能にしているのですね。
コラーゲンが不足するとどうなるの？
コラーゲンが不足すると体の様々な場所に問題が起こる可能性があります。
前述しましたが、コラーゲンは骨や皮膚などをつくっています。そして細胞に対して大きな働きをしていることをお伝えしましたね。
コラーゲンが損傷、不足してしまうと、コラーゲンに接着し肌のハリをつくる線維芽細胞が死んでしまいたるみの原因となります。
また、軟骨にもコラーゲンは存在しているため、軟骨が消失してしまうと関節痛を引き起こすこともあります。
髪の毛とコラーゲンの関係とは？
コラーゲンがどういったものかはわかりましたね。
では、次に気になるコラーゲンと髪の毛の関係について見ていきましょう。
コラーゲンが髪の毛を太くするって本当？
髪の毛の根元にある真皮の多くはコラーゲンで組織されています。
髪の毛の太さに関係があると言われる毛乳頭や髪を作り出す毛母細胞をコラーゲンが刺激することにより、太い髪を生み出していると考えられています。
アメリカで行われた実験では、コラーゲンを数ヵ月間摂取した被験者の髪の毛が太くなったという結果が得られています。
コラーゲンは肌の細胞を刺激するのと同様に、毛乳頭や毛母細胞を刺激し活性化させるという働きを行っているんですね。
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髪を支える頭皮の状態も良くなる
コラーゲンが皮膚の大部分を支えているということはここまで何度かお伝えしてきました。
頭皮ももちろん皮膚の一部であり、さらに髪を支える土台のような存在ですね。
頭皮がコラーゲンの働きでやわらかく弾力のある状態になると、代謝が良くなり血行が促進されます。
血流が良くなると頭皮に栄養が行き渡りやすくなるため、頭皮の環境が整い、健康な髪の毛を育てる土台が出来上がります。
男女関係なく効果はでるの？
コラーゲンというとどうしても女性が注目する成分のため、男性には有効ではないと感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
先ほど紹介したアメリカの実験は幅広い年齢層に対して行い、結果が出たことから、特別な症状のみの効果ではないということがわかります。
コラーゲン不足が原因で髪の毛の健康が損なわれている場合、摂取することで効果が期待できると言えそうですね。
髪の毛に良いコラーゲン、どんな食べ物に含まれているの？
肌だけでなく髪の毛にも良いコラーゲン、摂取するのはやはり食べ物ですね。
どんな食べ物にコラーゲンは多く含まれているのでしょうか。特徴などをお伝えします。
また、摂取するうえでのポイントも紹介します。
コラーゲンは日常的に摂取するべき！その理由とは
コラーゲンは摂取し体内に吸収されるとアミノ酸に分解されます。
また、食べ物に含まれるコラーゲンは大きな分子で構成されているため吸収されにくいと言われています。
さらに効果があらわれるまでには数週間以上はかかると言われているため、数回コラーゲンを摂取しただけでは髪の毛が太くなるなどの効果を感じることは期待できません。
継続して摂取することが大切なんですね。
コラーゲンが含まれる食品には脂肪が多い…！？
コラーゲンが多く含まれる食品には鶏の皮や手羽先、豚の角煮、うなぎなどが挙げられます。
コラーゲンはタンパク質の1つですから肉や魚に多く含まれるのは納得ですね。
しかし、コラーゲンが多いと言われる皮などには脂質も多く含まれています。
コレステロールなど体の健康を考えている人にとっては注意が必要ですね。
コラーゲンはビタミンCと一緒に摂取するのがオススメ
ビタミンCはコラーゲンが体内で再合成するのに欠かせない物質です。 それはコラーゲンを合成する際に必要な酵素の働きを助ける役割があるためです。
コラーゲンだけを十分に摂取しても、ビタミンCが不足していると合成がきちんと行われず体外に排出されてしまう可能性があります。
コラーゲンの吸収を高めるためにビタミンCを一緒に摂取するように心がけましょう。
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肌にも髪にも効果あり！コラーゲン生活、始めてみませんか？
いかがでしたか？
肌や髪の毛に良い効果をもたらし、体にとってなくてはならない存在のコラーゲン。
健康でハリのある肌、太く健やかな髪をコラーゲン生活で手に入れましょう！
コラーゲンと併せて本格的に薄毛対策をするなら
これを機会に、コラーゲンを継続的に摂取しながら、さらには食生活全体を見直していってもいいかもしれませんね。
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