監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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ロゲインとは何か
ロゲインとはそもそも何なのでしょうか?
男性薄毛・AGA治療薬
ロゲインとは、男性薄毛・AGA治療薬です。毛根に刺激を与えて血行を促す効果があります。
元は、米国アップジョン社が血管拡張剤として開発した薬ですが、その後、脱毛症に効果があるとされAGAの治療薬として販売されるようになりました。発毛効果が高く、2,300人の男性を対象にした臨床実験では、84%に効果ありという結果が報告されています。
ただ、ロゲインは海外の薬であるため、国内の薬局では入手できません。基本的には個人輸入で購入する必要がありますが、一部のクリニックでは治療薬として処方してもらえます。
▼AGAの原因について詳しく知りたい方はこちら▼
ロゲインの有効成分は「ミノキシジル」
ロゲインは「ミノキシジル」を主成分としています。
90ヵ国以上で承認されている有効成分で、血行を促進させ薄毛対策ができる成分です。
発毛効果
ミノキシジルには、発達を促進するホルモン「インスリン様成長因子1」や血管を維持する「血管内皮細胞増殖因子(けっかんないひさいぼうぞうしょくいんし)」などの発毛因子の産生を促進する働きがあります。この2つの成分が、髪の毛を作り出す毛母細胞を刺激することで、髪の成長に繋げます。
育毛・脱毛抑制効果
ミノキシジルには、髪の毛を生成する毛母細胞の死滅を抑制する働きがあります。これによりヘアサイクルの成長期が延長され、育毛・脱毛抑制効果が期待できるのです。
▼ヘアサイクルの仕組みについて詳しくはこちら▼
ロゲインの効果
この章ではロゲインの効果を詳しく見ていきましょう。
育毛・発毛効果
ロゲインは効果が認められた「発毛剤」です。
よく「発毛剤」と「育毛剤」が混同されますが、両者はまったく別の効果があります。
「発毛剤」とは、髪の毛を作り出す場所である「毛包」を活性化させて新しい髪の毛を作る効果があります。つまり、新しい毛を増やします。一方「育毛剤」とは、今生えている髪の毛に作用し、薄毛・抜け毛を予防する効果があります。あくまで現状の維持が目的です。
ロゲインは発毛剤に分類されるので、今より髪を増やしたい方や、より太くしっかりした髪にしたいという方に向いています。
3~6ヶ月ほど継続すると効果の実感が期待
ロゲインの効果を実感するには毎日継続して使用することが重要です。
個人差はありますが、3~6ヶ月ほど継続すると効果が実感できます。
ロゲインの剤形・薬効分類
ロゲインの剤形
ロゲインは頭皮に直接塗る外用薬です。
ローションタイプが一般的ですが、泡状のものもあります。
ロゲインの薬効分類
発毛促進の効果が期待できます。継続した使用が理想で、使用を中断すると再び薄毛・抜け毛が増える可能性があります。
ロゲインによる副作用・禁忌
発毛効果の高いロゲインですが、副作用や禁忌はあるのでしょうか?
ロゲインによる副作用は基本無し
ロゲインによる副作用
ロゲインには頭皮のかゆみ、フケ、かぶれ、熱感、発疹などの副作用が出る可能性があります。皮膚の疾患として副作用が現れる場合があります。
ミノキシジルを配合した医薬品には、内服薬もありますが、外服薬であるロゲインは副作用のリスクはそこまで重篤ではないとされています。
しかし、以下のような症状が出た場合はただちに使用を中止し、医師に相談しましょう。
胸痛、動悸、失神、めまい、急激な体重増加、手足のむくみ、頭皮に炎症や赤み、顔周辺の不要な毛の成長
ロゲインの禁忌
以下に当てはまる方はロゲインを使用できません。
・女性
・ロゲインの使用で過去に過敏症の既往歴のある方
・薬や化粧品の使用で過去に過敏症の既往歴のある方
・20歳未満の方
・高血圧、低血圧の方
・心臓、肝臓に障害のある方
・むくみのある方
・壮年性脱毛症の患者が家族または兄弟姉妹にいる方
・高齢の方
・甲状腺機能障害の診断を受けている方
特に女性には注意が必要です。子作り(妊活中)の女性へは、安全性が十分に確認されていません。頭皮への塗布だけでなく、触れることも禁止されています。
また妊活中でなくても、女性がロゲインを使用することは推奨されていません。ただ、ロゲインには女性用の育毛剤もあるので、ロゲインシリーズの商品を使いたい場合は、そちらもチェックしてみましょう。
ロゲインの使用方法
ここではロゲインの使用方法を紹介します。効果的に使うためにも必ずチェックしましょう。
必ず医師から教えられた使い方をする
クリニックで処方された場合は必ず、医師の指示通りに使いましょう。
特に注意したいのは用量です。「沢山使えば薄毛効果が増す」と思い、推奨されている量以上に使ってしまう方がいますが、過度な塗布は体に負担がかかります。副作用のリスクも高まるため、必ず用量を守って使うようにしましょう。
基本は朝晩の1日2回を直接塗布
ロゲインと他の薬との違い・併用禁忌
AGA治療薬には様々な種類がありロゲインと似た医薬品もあります。ここではロゲインとよく似たAGA治療薬とその違いについて紹介します。
ロゲインとプロペシア
プロペシアとは、一般名フィナステリドと呼ばれ米国メルク社が開発したAGA治療薬です。世界で初めての1日1回1錠の内服による医薬品で、現在すでに世界60カ国以上で承認されています。一般的にプロペシア錠と呼ばれています。
プロペシアに配合される有効成分のフィナステリドには、AGAの原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の合成を促す5αリダクターゼII型の働きを阻害します。
血行促進により薄毛を対策するロゲインと比較すると、プロペシアは別の方向から薄毛治療ができる薬となります。そのため、プロペシア錠とミノキシジル外用薬は併用されることがあります。違ったメカニズムで薄毛にアプローチするため過剰摂取になりません。ロゲインとプロペシアの2つを使うことで効果的に治療を行えます。
▼プロペシアの詳細
服用 方法 |
内服 |
用法 | 1日1回 |
主な 副作用 |
性欲減退、ED、射精障害、精液減少、肝機能障害 |
主な 禁忌 |
肝機能障害を有する方、妊婦、授乳婦、小児、高齢者 |
価格 | 正規品(28錠)8,000円~10,000円 ジェネリック(28錠)3,800円~5,000円 |
※税込価格
▼プロペシアについて詳しく知りたい方はこちら▼
ロゲインとザガーロ
ザガーロとはイギリスに本社を置くグラクソ・スミスクライン株式会社(GSK)が開発した「デュタステリド」を有効成分とするAGA治療薬です。2015年には厚生労働省から承認を得て、日本国内でも販売が開始されました。発毛効果があり、AGA治療薬クリニックで処方される場面があります。
ザガーロに配合される有効成分のデュタステリドには、AGAの原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の合成を促す5αリダクターゼⅠ型Ⅱ型の働きを抑制します。
5αリダクターゼには種類があり、皮脂腺や前立腺に多く存在する「Ⅰ型」と、生え際や前頭部・頭頂部に多く存在する「Ⅱ型」があります。
ザガーロは、5αリダクターゼの働きを阻害する点ではプロペシアとよく似ています。ただ、Ⅰ型とⅡ型両方の5αリダクターゼの働きを阻害するザガーロの方が、AGA改善の効果が高いと言われています。
服用方法 | 内服 |
用法 | 1日1回、1カプセル服用 |
主な 副作用 |
発疹、頭痛、肝機能障害、黄疸など |
主な 禁忌 |
女性、未成年、肝機能に障害のある方 |
価格 | 正規品(30錠)10,500円〜 ジェネリック(30錠)7,000円〜 |
※税込価格
ロゲインとリアップ
リアップは大正製薬から販売されている日本で唯一発毛効果の認められた医薬品です。CMや広告を見て知ったという方も多いでしょう。主成分はミノキシジルで、毛包に直接作用し、毛母細胞を活性化して発毛・育毛効果を発揮します。リアップシリーズから出ている発毛剤には「リアップ X5 プラスネオ」「リアップ」「リアップ プラス」「リアップ ジェット」「リアップ EX ジェット」の4種類があります。
クリニックでの処方ではなく、薬剤師のいる薬局で購入することができます。
※価格は税込です
ロゲインの併用禁忌
ロゲインと一緒に使ってはいけない薬は特にありません。ただ、何らかの薬を使用中の場合は、念のため掛かりつけの医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
ロゲインの費用相場
ロゲインには様々な種類があります。ロゲインの商品の価格と詳細を紹介します。ロゲインは1ヶ月4,000円前後が相場になります。
ロゲイン製品の種類
ロゲインにはローションタイプや泡タイプがあります。
ロゲイン 女性用 60ml 1本+スポイト1個
価格:4,280円
製造元:マクニール
効果:発毛効果
副作用:発疹、フケ、熱感、ニキビ、血圧の低下など
使い方:1回1mlを朝晩2回、直接頭皮に塗布し揉み込む
ロゲインでは珍しい女性用の育毛剤です。配合されているミノキシジルの効果により健康的な髪の毛の成長を促します。
出典:https://okusurinavi.shop/detail.php?pid=502#item_top
ロゲイン 60ml 1本(スポイトなし)
価格:4,280円
製造元:マクニール
効果:発毛促進
副作用:頭皮のかゆみ、フケ、かぶれ、熱感、発疹など
使い方:1回1mlを朝晩2回、直接頭皮に塗布して揉みこむ
1本で1ヵ月の用量になっています。毎日の使用を6ヶ月以上続けることが推奨されています。
出典:https://okusurinavi.shop/detail.php?pid=501#item_top
ロゲインフォーム5%(泡状タイプ)1本 60g
価格:4,180円
製造元:Johnson & Johnson Hellas Consumer AE
効果:壮年性脱毛症(AGA)における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防
使い方:1日2回、1回あたりキャップ半分(約1g)を薄毛が気になる部分(頭頂部)に塗布
【以下の症状が出た場合は使用を中止し、医師にご相談ください。】
胸痛、動悸、失神、めまい、急激な体重増加、手足のむくみ、頭皮に炎症や赤み、顔周辺の不要な毛の成長
ミノキシジルが5%配合された商品です。泡タイプなので液垂れしにくく、使いやすいのが特徴です。
出典:https://www.idrugstore.jp/product/43670
カークランド(ロゲイン) 5%ローション(液状)60ml 1本+スポイト1個
価格:3,800円
製造元:カークランド
効果:発毛促進
副作用:発疹、フケ、頭皮のかゆみ、ニキビ、血圧低下など
使い方:1回1mlを朝晩2回、直接頭皮に塗布して揉みこむ
カークランドはロゲインと同一成分が含まれた医薬品で、直接頭皮に塗布するタイプの外用薬です。
出典:https://okusurinavi.shop/detail.php?pid=441
ロゲインの購入方法
ロゲインを購入するには、個人輸入代行サイトを通じて購入するのが一般的です。ロゲインは海外の薬なので、日本国内の通販サイトでは販売されていないためです。実際に楽天などの大手通販サイトでロゲインを検索しても、ヒットしません。しかし、ロゲインを手に入れて使用することは少なからずリスクが伴います。以下の注意点を頭に入れた上で、ロゲインを使うかどうか判断しましょう。
個人輸入代行サイトを使う際の注意点
個人輸入代行サイトは、手軽に薬を購入できるため非常に便利ですが、偽物や安全性に関するリスクも考えなければいけません。海外製の商品を買ったとき、偽物が送られてくる可能性や、安全性が確立されていないものもあります。
また、医師の診察を受けずに自己判断で薬を試す場合、大きなトラブルに繋がることもあります。薬には必ず副作用があるため、リスクがあることを必ず頭に入れておきましょう。
ロゲインを購入できる通販サイト
ロゲインを購入できるサイトには以下のようなサイトがあります。かならず使い方や副作用を確認した上で購入を検討しましょう。
AGAスマクリでの薄毛治療
医師処方のもと薄毛治療を行いたい方はAGAクリニックへの受診をおすすめします。
抜け毛を抑えて髪を生やす、2種類の発毛薬を処方しているのがAGAスマクリ。
毎月1〜2万円が相場のAGAクリニックの薄毛治療ですが、AGAスマクリでは月額4,980円 (税込)で「フィナステリド1.3mg」と「ミノキシジル5mg」を提供。診察代や送料もかかりません。
また、スマホ1つさえあればいつでもどこでも医師の診察・処方を受けられる、オンライン診療を導入。通院時間も不要で、全国どこに住んでいても処方可能です。
また、今なんとAGAスマクリは、より多くの方にAGA治療を体験していただけますよう「初月無料」で発毛薬を処方しております。
薄毛のお悩みに関してはスタッフによる無料オンライン相談を受けつけているので、少しでも興味のある方はまずはお気軽に相談してみませんか?
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まとめ
この記事ではロゲインの成分や副作用、他のAGA治療薬について解説しました。
ロゲインを処方してくれるクリニックは非常に少なく、個人輸入で手に入れる場合がほとんどです。しかし、専門家の監督下にない状態で、治療薬を使うことは危険を伴います。医師の診察を受けた上で、AGA治療を進める方が安全でしょう。しっかりした発毛効果を望むのなら、クリニックなどで医師から処方される薬を使用することをおすすめします。