抜け毛と薄毛の対策方法まとめ10選〜ハゲと向き合う〜

最近髪を洗った後の抜け毛が増えている… ここ何年かで、薄毛が進んでいる…等、 脱毛や薄毛に気付いたときはショックを受けてしまうものですが、失望するのはまだ早いです。

髪のトラブルに悩んでいる方には、是非知っていただきたい情報なのですが、原因を突き止めて、それに見合った対策をとれば、抜け毛・薄毛は改善できる可能性が大きくあるのです。

ここでは、そんな見逃せない情報、抜け毛・薄毛の原因と、原因に合った対策を一緒に見ていきましょう。

どうして薄毛や抜け毛が起こるのでしょうか？

その原因をしっかり理解するために、まずは髪が生えるメカニズムを知っておきましょう。

髪は、皮膚の外に出ている毛幹と、皮膚の下にある毛根に分かれています。

その毛根の中にある毛球という部分が、髪の毛を作る工場のような役割を果たしています。

毛球の中には、毛乳頭と毛母細胞があり、 毛乳頭が毛細血管から血液を吸い上げ、毛母細胞にそれを送ります。

その血液の中には、髪の成長に必要な栄養分やホルモンなどが含まれており、それを受けとった毛母細胞は、細胞分裂を繰り返して、 髪の毛が作られるのです。

つまり、毛母細胞に血液を送ることが、髪の毛を作る過程で、重要なこととなっています。

薄毛や抜け毛の対策で血行促進が大きく謳われるのもこのためなのです。

髪の毛は、ある一定の期間伸びると、自然に抜け落ちます。

そして新たな髪が生えてきます。 この周期を毛周期（ヘアサイクル）といいます。

ヘアサイクルには、成長期・退行期・休止期と３つの過程があります。

成長期には、まず一つの毛穴から細く短い毛が生え、 １日平均0.3ｍｍのペースで長く、太く成長していきます。

この成長期は、男性は４〜６年と言われています。

髪の細胞分裂が減り、成長が遅くなる退行期は、男女共に２～３週間ほど続きます。

その後に、髪の成長が完全にストップする休止期に入ります。

そして髪は自然に抜け落ち、正常なヘアサイクルであれば、 ２～３か月の休止期の後、また同じ毛穴から髪が生え、 この周期を繰り返していくのです。

そもそもなぜ人間に髪の毛が生えているのでしょうか？

髪の生体的な機能や、役割についても知っておきましょう。

髪は、大切な頭部を守る役割があります。 人間の頭部には、大切な脳がありますが、筋肉や脂肪がほとんどないため、 その脳を守る役割を担うのが、主に頭蓋骨になります。

髪は、衝撃を吸収し、頭蓋骨への損傷を抑えるための役割があります。

また、紫外線から頭部を守るほか、老廃物を体外に排出する役割もあります。

最近、髪を洗うと、指に絡みつく抜け毛が増えた気がする…そんなときはとてもショックですね。

人の髪は、正しいサイクルで、１日に50～100本程度抜けるといわれています。

それを遥かに超える量が抜けている場合や、急に抜け毛が増えたと感じる場合は、頭皮の環境が悪化して髪に栄養がいかなくなり、脱毛してしまっている可能性が考えられます。

なぜ、髪が栄養不足になってしまうのか、その原因を探っていきましょう。

では、どういったことが頭皮の環境の悪化につながり、抜け毛が増えてしまったのでしょうか。

原因と一口に言っても様々なことが考えられます。 内的な要因、外的な要因、色々な角度から考えていきましょう。

男性、女性を問わず、男性ホルモンも女性ホルモンも持っていますが、 主に男性は、男性ホルモンが過剰に出てしまうと、抜け毛の原因となる酵素が大量に出てしまい、育毛を阻んでしまいます。

また、女性ホルモンには、髪の成長と深い関わりを持つエストロゲンという物質があります。

女性の場合は、加齢により女性ホルモンの分泌の減少など、何らかの原因でエストロゲンが減少すると、抜け毛が増えてしまうと言われているのです。

妊娠中はエストロゲンが減少しますが、出産後は元に戻ろうとして急激に増加するため、ホルモンバランスが乱れ、一時的に抜け毛が多くなる場合があります。

ストレスは自律神経の働きを乱すため、血行不良となり、育毛に大切な毛母細胞や頭皮への栄養供給に障害が出て、弱い髪質になると言われています。

他にも内臓の不調を招き、育毛に必要な成分が体内で生成されなくなったり、 脱毛の原因となる酵素がストレスによって多く発生し、さらに脱毛しやすくなってしまうことが考えられます。

睡眠不足や偏った食生活などの、乱れた生活習慣を続けていると、血流が悪くなってしまいます。

髪は血液中から必要な栄養やを受け取って成長するため、血行が悪くなると、栄養の供給が行われずに、髪の成長サイクルが狂ったり、止まったりしてしまいます。

また、睡眠不足等でストレスや、ホルモンバランスの乱れにもつながりやすくなります。

適切な対策をすれば、抜け毛・薄毛は改善出来る可能性が大きくある、 ということはすでに述べました。

では、何の対策もせずに放っておくとどうなるのでしょうか。

先ほどご紹介したようなことが原因の抜け毛・薄毛に関していえば、 進行していく可能性が高いです。

成人男性の薄毛の9割以上はAGAと言われるものですが、 AGAは進行性の薄毛であり、一度薄毛が始まってしまうと どんどん薄くなってしまいます。

女性の場合、男性のようにどんどん進行していくことはありませんが だからといって、放っておいても改善することはありません。

適切な対策をすることで、これ以上の薄毛の進行を食い止め、 髪の毛を増やすことができたらいいですよね。

ただし、ストレスなどが原因とされる、円形脱毛症の場合は これには当てはまりません。

円形脱毛症は抜け毛のメカニズムが違うので参考にしないでくださいね！

抜け毛・薄毛の対策は早ければ早いほど良いです。 その理由をいくつかご紹介します。

先程もご紹介しましたように、抜け毛・薄毛は進行していきます。 対策を早くするということは、進行度がまだ低いということ。

薄毛がそこまで進行していなければ、当然回復も早いですし、 大がかりな対策をしなくてもすむ可能性があります。

抜け毛・薄毛の対策としては、脱毛を食い止め、抜けてしまった部分を再び発毛させる必要があります。

発毛は、毛母細胞の細胞分裂によって促進されます。 年齢が若い方が毛母細胞の分裂が活発なため、より良い回復が期待出来るのです。

どうせ何らかの治療をして、いつか「フサフサ」の髪になるならば、 早いほうがよくありませんか？

抜け毛・薄毛の悩みは、ただそれだけのことではなく、 人目が気になる、自信がなくなる、毎日が楽しくなくなる・・・と 精神的にも大きなダメージがあります。

特に若ければ若いほど、薄毛は辛いものです。 早くから手を打つことは、楽しい人生を長く送れることにつながります。

なるべく早く適切な対策を施すことが大切ですね。 それでは抜け毛・薄毛の対策方法を詳しく見ていきましょう。

抜け毛・薄毛の進行を食い止め、改善するために、 適切な対策をなるべく早くすることが肝心だということがわかりましたね。

薄毛になりやすい傾向がある人は、ホルモンバランスの関係や、生活習慣によってストレスを貯めやすく、血行が悪いという特徴があるようです。

このような薄毛の原因を踏まえた上で、どのような薄毛対策があるかを次から見ていきます。 どれもすぐに始められる事ばかりです。

ちょっとでも薄毛や抜け毛が気になったら、すぐの対策が大切ですよ。

食生活の乱れによる抜け毛・薄毛の原因で一番多いのは、皮脂の分泌が多く、髪が成長できなくなるいうものです。

肉類や油分の多いものを食べすぎると、体内に蓄積された脂肪が頭皮から皮脂として体外へ排出され、その皮脂が毛穴を詰まらせて、髪が抜けやすい状態となりますので、魚、野菜中心の食生活にすることがおすすめです。

ただし、肉類や油分が絶対NGな訳ではなく、昼間に揚げ物を食べたら夜は野菜中心にする、といった程度の意識をすることと、 髪の成長を促すミネラル、亜鉛が豊富な緑黄色野菜、果物、レバー、ホウレンソウや、 アミノ酸が多く含まれる納豆、豆腐、鶏肉等を意識して摂取することで、効果が上がりやすくなっていくと言われています。

有酸素運動をする事で、血液中の中性脂肪を減少させて血行を良くし、栄養が髪に届きやすくなるようです。

また、運動にはストレス軽減の効果もあるといわれています。

毎日忙しいと運動する時間もなかなかとれませんが、 まずは、お風呂上りに簡単なストレッチをしてみたり、通勤時に階段を使ったりすこし遠回りしてみる、などといったところから始めてみてはいかがでしょうか。

過度な飲酒をした場合、AGAの原因となるDHTを増加させる物質が出てしまいます。 AGAとは、大半の薄毛の男性が悩む国民的症状です。

ただし、お酒の我慢がストレスにならない様、週1回、1日1杯など、体に負担にならない習慣をつけてみてはいかがでしょうか。

タバコに含まれるニコチンには、血管を収縮させる作用があり、髪に必要な酸素や栄養が頭皮の隅々まで運ばれなくなってしまう可能性があるので、喫煙は、育毛にとっては大敵です。

少しずつでも減らしていきましょう。

体温が低いと、栄養吸収と新陳代謝が悪化しやすいと言われています。

十分に栄養を摂っても、毛髪にまで十分に栄養が行き渡らず、髪の成長スピードも遅くなってしまいます。

身体を冷やさない様に気を付け、お風呂で湯船に浸かったり、ショウガ等の体温を上げる食材を摂る、足湯等が効果的だと言われていますので、ぜひ試してみてください。

発毛に必要な成長ホルモンの多くや髪を作るために必要なたんぱく質は、睡眠中に作られると言われています。

また、眠っている間に、日中に受けたダメージを修復するための免疫細胞のが活発になり、細胞分裂が促されます。 寝ている間は頭皮と心臓が同じ高さになり、頭皮の循環血液量も増えます。

髪のゴールデンタイムと言われる22時～2時を挟んだ時間に、6時間以上睡眠をとれるのが理想です。

硬い頭皮は、髪の毛がのびのびと成長できる良い環境とは言えません。

硬くなった頭皮を柔らかくし、毛穴から汚れを押し出す事で、髪の毛が育ちやすい環境を整えることができます。

また、頭皮の毛細血管を刺激して血流を良くすれば、必要な栄養が行き渡りやすくなり、髪の健康につながることが期待されます。

頭皮のみでなく、頸動脈のあたりもマッサージすると、頭部全体の血流量が増え、効果も上がりやすいようなので、シャンプーのときにでも実践してみてください。

長時間帽子を着用していると、頭皮が蒸れ、雑菌が繁殖するなどして、毛根にダメージを与えたり、頭皮環境を悪化させてしまう恐れがあります。

また、小さいものや締め付けの強いものを被っていると、頭皮に圧力がかかり、頭皮の血行を悪くしてしまいますので注意が必要です。

紫外線から守る、冬は温めて血流を良くする等のプラスの面もありますので、季節に合った素材や着用時間に気を付けながら活用してください。

育毛シャンプーの主な目的は、頭皮の血流を活性化して頭皮環境を整え、育毛や発毛を促す、とされているのです。

特に、育毛を考えて選ぶのであれば、アミノ酸が配合されたシャンプーを選ぶと効果が上がりやすいと言われています。

大体毎日髪を洗いますので、シャンプーなら、日常生活に取り入れやすいですね。

今までに述べてきた対策と共に、育毛剤を使用するという方法もあります。

AGAの場合、抜け毛の原因であるDHTを抑制してくれるとされる成分や、 今ある髪を守り、細くて短い毛を育毛するために、血行を促進する効果が期待される成分が入った育毛剤を選ぶのもポイントになるかと思います。

男性の抜け毛の原因は9割以上はAGAの可能性があると解説しました。 ここではAGAに対する抜け毛対策について、もう少し説明します。

AGAは男性らしい体をつくったり、男性機能を維持するテストステロンというホルモンが5αーリダクターゼという頭部の生え際や頭頂部にある還元酵素と結合して、 ジヒドロテストステロン（ＤＨＴ）というホルモンに変換されます。

このＤＨＴが毛母細胞に影響を与えて抜け毛の原因になります。

上記10個の対策が、全ての方に効果があるとは限りません。 しかし、効果がないと諦めるのはまだ早いですよ。 AGAに効果のある対策を一つ詳しく解説します。

育毛剤の使用やAGA治療を行っているクリニックでの治療で抜け毛の対策が改善されなかった 場合には植毛という手術があります。

人工毛植毛と自毛植毛の２つの手術があります。

人工植毛については「毛髪の定着率が低いこと 」「植毛した部分の頭皮が感染症を引き起こす可能性があること」「定着率が低いので繰り返し手術を受ける可能性があること」以上の観点からおすすめできません。

自毛植毛とは、自分の後頭部から皮膚ごと毛根を採取して薄毛の部分に植毛します。 メスを使う手術とパンチという器具を使用する手術があります。

メリット、デメリット両方みてみましょう。

次にデメリットは以下のとおりです。

外科的 手術になるので抵抗のある方もいらっしゃると思いますが無料カウンセリングで納得いくまで説明を受けましょう。

ここまで、薄毛、抜け毛への対策を見てきましたが、いかがでしたか？

上記の方法すべてではなくても、無理なく、生活に取り入れられそうなものから少しずつでも心がけていくことで、予防や改善につながっていきます。

体や心の健康が、美しい髪も作る事にもつながります。

ここまでお読みいただいた対策を参考に、心も体も髪も、すべてが健康な、明るい毎日を目指しましょう！！