AGA治療で有名なプロペシア、その効果の実績は周知されていますが、副作用など注意点がまだまだ十分に知られていません。
相談者
プロペシア服用中の方は献血を避ける必要があります。
プロペシアの成分であるフィナステリドが妊婦や子どもなど一部の方に問題を生じさせる可能性があるためです。
この記事では、プロペシアの効果や副作用から服用の注意点を紹介します。
- プロペシア服用中は、献血をする事は出来ません
- 献血をする際は、1ヶ月以上の休薬期間が必要です
- 万が一、献血してしまった場合は、献血センターに連絡して下さい
- AGAスマクリはオンラインで利用できる!
- おすすめのAGAクリニックは、「AGAスマクリ」!初月無料で2ヶ月以降もずっと4980円!
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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プロペシア服用中に献血をしてはいけない理由とは
プロペシアの有効成分であるフィナステリドは、男性ホルモンに影響を与えて、治療効果を示します。
特に胎児や未成年では、ホルモンの影響で成長に影響を与える可能性があるため、薬を避ける必要があります。
献血をした血中成分は医療機関で確認はされていますが、プロペシア服用中の方は、献血が出来ないので注意して下さい。
献血をする場合は、1ヶ月以上の休薬期間を必要とします。
女性の服用や接触は禁忌
プロペシアの成分は、経皮的に吸収する事ができます。
つまり、薬に触れるだけで微量な成分が体内に入って来ます。
胎児の場合、少量でも何かしらの影響が及ぶ可能性があると考えられているため、女性は薬に触れないよう注意しましょう。
▼女性が服用NGの理由について詳しくはこちら▼
胎児の生殖器の形成や発育への影響
男児が成長する過程で、男性ホルモンの働きが不可欠です。
プロペシアの作用で男性ホルモンのバランスが乱れてしまうと、生殖器などの発育に影響が及ぶ可能性があります。
明確な発育異常は、報告されていませんが、薬との接触は避けるよう注意喚起されています。
奇形児事例について
現在、プロペシアが原因と考えられる明確な奇形児事例は報告されていません。
あくまで、薬の成分によって奇形児が産まれる機序が成り立つという事で注意喚起がされています。
▼奇形児事例について詳しくはこちら▼
プロペシアの主成分フィナステリドとは
プロペシアの主要成分であるフィナステリドは、はじめ前立腺肥大症の治療薬として開発されました。
副作用として発毛の効果があると認められ、その後、AGA治療としての有効性が臨床研究で検証されるようになりました。
1997年に米国食品医薬局(FDA)から許可が下り、現在では発毛剤として世界中で使用されるようになっています。
フィナステリドの効果
フィナステリドには、5αリダクターゼの働きを阻害するため効果があります。
5αリダクターゼは、テストステロンと結合することにより、ジヒドロテストステロンと呼ばれる男性ホルモンを生成します。
ジヒドロテストステロンは、ヘアサイクルを乱し、毛髪の成長に影響を与え結果としてAGA脱毛を引き起こします。
フィナステリドを服用する事で、5αリダクターゼとテストステロンとの結び付きが阻止されるため、脱毛を抑制させる効果が期待できます。
フィナステリドの副作用
フィナステリドは、医薬品なので身体に何かしらの悪い影響を及ぼす可能性があります。
主に性機能障害と肝機能障害が報告されています。
日常生活に支障が出るような大きな副作用はほとんどありませんが症状が強い時や長く続く時は、速やかに医師の診察を受けるようにして下さい。
【主な副作用症状】
・勃起不全
・精液量減少
・性欲減退
・肝機能障害
勃起不全など、性機能障害に関しては、発症メカニズムが明確に解明されていません。
男性ホルモン総量が減少するため、と考えられてもいますが、プラセボ(偽薬)を使用しても同様の症状が起こっている事から心理的要因とも考えられています。
肝機能障害に関しては、薬を代謝する臓器が肝臓であるため、ほとんど全ての薬で同様の障害が起こる可能性があります。
服用後、倦怠感や黄疸といった症状が生じた場合は、速やかに医師に相談して下さい。
プロペシアの服用は献血前の採血で分かる?
採血をする事で、プロペシアの服用歴を判断する事は可能です。
献血した血液は生化学検査や感染症検査など厳しい審査が行われた上で取り扱われます。
誤って献血を行ってしまった場合は、速やかに献血センターへ連絡を行いましょう。
血液検査で主成分フィナステリドは検出されない
血液は厳しい審査の上で取り扱われるので、フィナステリドの検出は可能です。
ただし、個人の服用状況などによっては血液検査で検出が難しいケースもあります。
血液が輸血され何かしらの問題があった場合、献血した血液の識別番号から個人を特定する事が可能なので、服用中は献血をしないようにしましょう。
【結論】自己申告が大事
日本赤十字社では、献血前にプロペシア服用中は献血を控える旨の声かけを実施しています。
それでも、献血を行ってしまった場合は、自己申告が大事です、何か問題が生じる前の対応が求められます。
献血した血液がすぐに使われるという事はほとんどないため、気づいた時点で速やかに献血センターなどに報告するようにして下さい。
プロペシア服用中に献血してしまった時の対応
万が一、プロペシア服用中に献血をしてしまった時は、速やかに献血センターに連絡しましょう。
献血した血液には識別番号が振られているため、献血後でも対応可能です。
万が一、血液が輸血された場合は輸血した人の性機能障害や肝機能障害を引き起こす可能性があるため、気付いたら早急な対応をお願いします。
献血センターに問い合わせる
献血手帳などに記載されている問い合わせ先に相談しましょう。
問い合わせ先が分からない時は、各都道府県の日本赤十字社ホームページを確認してみて下さい。
プロペシア服用後に献血ができるまでの期間とは
一部のAGA治療薬は、服用を中止してから一定期間を設けないと献血が出来ません。
1ヶ月後に採血可能 | ・プロペシア ・プロスカー |
6ヶ月後に採血可能 | ・ザガーロ ・アボダード |
他のAGA治療薬で有名なミノキシジルに関しては、献血に際しての規制は特にありません。
プロペシアを中止して1カ月
国際的にプロペシアの有効成分であるフィナステリドを服用中の方は禁止されています。
その基準に従って、日本赤十字社もプロペシア服用歴がある場合、休薬してから1ヶ月経過しないと献血が出来ません。
ザガーロ(デュタステリド)は中止してから6カ月
ザガーロは、プロペシアに比べると半減期が非常に長いのが特徴です。
プロペシアの半減期が約6〜8時間なのに対し、ザガーロは2週間の336時間と非常に長くなっています。
半減期が長いという点からも、献血ができるようになるまでプロペシアよりも長い休薬後6ヶ月の期間を必要とします。
▼ザガーロの効果について詳しくはこちら▼
プロペシア服用中に献血以外で注意すべきこと
プロペシアを服用する上で注意が必要な点をいくつか紹介します。
AGA治療の失敗の多くが、自己判断による服用や中止です、正しい知識で用法用量をしっかり守る必要があります。
また、最近はプロペシアの偽物品も流通しており、正規品をしっかり服用するようにしましょう。
【注意点①】用法用量を守る
プロペシアの服用は、1日1回1錠になります、また、可能な限り毎日の服用時間帯を均一にすると効果が高まります。
自己判断で用法用量を変えてしまう事は、十分な効果が得られなくなる可能性があるため、絶対に避けましょう。
効果に不安がある場合は、医師に相談して下さい。
少ない場合:効果が安定しない
用量が少ない場合、AGAの原因となるDHTを十分に抑制できず、薄毛や抜け毛の進行が進んでしまう可能性があります。
毎日の薬の成分量を均一にする事が、最も効果を発揮するのに最適と考えられているので、日によって服用量を変えるのも望ましくありません。
多い場合:副作用が強く出る可能性
過剰な服用を行った場合は、ホルモンバランスの乱れや肝臓への負荷を高めてしまいます。
結果、性機能障害や肝機能障害が強く現れる可能性があるため、過剰な服用は行わないようにして下さい。
1回の成分量を増やしても、効果にほとんど影響しない事が研究から示されています。
【注意点②】一定期間飲み続ける
服薬によるAGA治療は、治療を開始してから効果が見られるまで一定の期間を要する治療方法です。
新しい髪の生成を促進する作用のため、丈夫な髪に生え変わるまでに時間がかかります。
6ヶ月〜1年程度は、毎日飲み続ける必要があります。
プロペシアの効果があらわれる目安
プロペシアの効果が実感できるまで、最低でも3ヶ月の期間を要します。
一般的には、6ヶ月経過程度で効果を実感できると言われています。
AGAの進行が進んでいる場合には、1年程度を要する場合もあります。
【注意点③】正規品を服用する
プロペシアは、AGA治療で人気の薬であるため、偽物品も流通しています。
中には、本物と見分けがつかないほどの精巧なものまであるので、クリニックから正規品を購入するようにしましょう。
海外通販や個人輸入に偽物が出回っている
クリニックからプロペシアを購入する場合は、いくつかの専門機関を通しているため、正規品と偽物品がしっかり分別されています。
しかし、海外通販や個人輸入の場合、十分な確認が行われないまま、市場に流通する事があるため、注意が必要です。
フィナステリドの処方は正規品を取り扱う専門のクリニックがおすすめ
2020年にオンラインでの初診が解禁され、AGA診療がはじめからオンラインでも可能となり、AGA治療のあり方が変化しています。
「AGAスマクリ」もAGA専門クリニックの一つで、他のクリニックよりも先駆けてオンライン診療を展開し今では、210,000件以上の診療実績があります。
また、皮膚科や内科の専門医資格を持つ医師が多数在籍しています。
AGAスマクリの治療プラン
フィナステリド・ミノキシジル(初月) | 0円 |
フィナステリド・ミノキシジル(2ヶ月目以降) | 4,980円 |
プロペシア | 11,000円 |
今なら「初回1ヶ月無料おためしコース」があるので、髪の症状にお悩みの人は、是非一度相談してみて下さい。
▼AGAスマクリの料金や評判が気になる方はこちら▼
AGAスマクリの症例紹介
AGAスマクリであった症例を紹介します。
はじめの間は、効果を感じられず疑心暗鬼になられるケースが見受けられますが、医師と二人三脚で治療を行い、多くの方が治療に納得されています。
症例①
※個人差があり、効果を保証するものではありません。※台湾製ミノキシジルとフィナステリドを毎日服用した結果。
40代男性のKさん、「頭頂部の髪が薄くなっているのが気になる」という事で無料カウンセリングを受診。
治療開始前は、頭頂部のAGAの進行が確認でき、薄毛が目立っていました。
早期に改善したいという強い要望もあり、ミノキシジル、フィナステリド併用で治療を開始。
治療開始後1ヶ月目から、新しく生えてくる髪が黒く太い事が確認できました。
同時に一部抜け毛(初期脱毛)が発生し、治療開始3ヶ月目には、多くの毛が生え変わりました。
相談者
AGAの進行が早期のうちに対応できた症例であったため、効果も早く現れたのだと思われます。
AGA治療の改善過程は、個人差が大きいのが実際ですが、進行性の症状なので早期発見・早期治療ができれば効果的です。
症例②
※個人差があり、効果を保証するものではありません。※台湾製ミノキシジルとフィナステリドを毎日服用した結果。
30代男性のMさん、「M字のハゲが気になる」という事で無料カウンセリングを受診。
治療開始前は、M字部の毛髪が肉眼では確認できない状態になっていました。
ミノキシジルとフィナステリドの併用で治療を開始。
治療開始早々に初期脱毛が起こり、一度、額の髪がほとんど抜け落ちました。
治療開始5ヶ月目には額の髪が新しく生え変わり、毛量も均等化されてきました。
治療8ヶ月目には、薄かった毛がさらに濃くなり、安定した状態に入りました。
相談者
AGA専門クリニックでマイクロスコープなどを用い、頭髪環境をしっかり確認すれば、毛が無くなったように見える部位も回復できるかどうか見極める事が可能です。
【まとめ】プロペシア服用中の献血は女性や胎児へ影響が出るため1カ月の休薬期間が必要
プロペシアの成分であるフィナステリドは、胎児の成長への影響が考えられるため避けなければなりません。
薬に触れるだけでも、成分を少量経皮的に吸収してしまう恐れがあるので、女性や子どもの手の届かない所で保管しておく必要があります。
プロペシア服用中の方が、献血を行う場合は、1ヶ月以上の休薬期間が必要となります。
献血時に服薬の旨を伝え忘れた場合は、速やかに献血センターに、プロペシア服用の旨を伝えて下さい。