男性のなかには、薄毛が深刻な悩みとなっている方も多いのではないでしょうか。
「遺伝だから仕方がない」と諦めてしまっている方もいらっしゃるかもしれません。
AGAは、中高年だけの問題ではありません。
20代でも発症する確率は10％もあるのです。
AGAは、治療によって改善が期待できる症状です。
AGAの仕組みは、徐々に解明され、改善薬も開発されています。
世界的に有名なAGA改善薬のジェネリック薬がフィンペシアです。
そこで今回の記事では、フィンペシアの初期脱毛を中心に解説していきます。
フィンペシアの副作用などについても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
- フィンペシアは、プロペシアのジェネリック薬品で効果は同じ！
- フィンペシアの初期脱毛は、効果があらわれているサインで心配はない！
- フィンペシアの初期脱毛の期間は半年程度！
- 現時点で、ジェネリック薬品であるフィンペシアは国内で処方できない！でも個人輸入は粗悪品のことも…
- AGA治療を手軽にはじめたいなら、AGAクリニック「AGAスマクリ」がおすすめ！初月無料、2ヶ月目以降4980円で医師に治療薬を処方してもらえる！
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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フィンペシアとは
フィンペシアは「プロペシア」のジェネリック薬として販売されています。
製造販売しているのはインドの「シプラ社」です。
インドでも有数の製薬会社で、主にジェネリック薬を中心に製造販売しています。
フィンペシアは、プロペシアと主成分がおなじ「フィナステリド」です。
そのため、効果・効能に違いはありません。
ただし、フィンペシアはプロペシアと違って、現在厚生労働省の承認を受けていません。
フィナステリドについて
フィンペシアの主成分であるフェナステリドは、5αリダクターゼⅡを阻害します。
5αリダクターゼⅡは体内の還元酵素で、AGAの原因であるテストステロンと結合します。
テストステロンと結合することで、DHT（ジヒドロテストステロン）に変化します。
このDHTによって、毛髪のサイクルが極端に短くなり、AGAを発症します。
フェナステリドは、5αリダクターゼⅡを阻害してDHTに変異させないようにします。
DHTの影響のなくなった毛髪は本来あるべきサイクルに戻り、AGAを防ぎます。
▼5αリダクターゼについて詳しく知りたい方はこちら▼
ジェネリック医薬品
フィンペシアは、ジェネリック医薬品です。
ジェネリック医薬品は、先発医薬品と有効成分や作用に違いがありません。
大きな違いは、価格が安いということです。
先発医薬品は、研究開発費に莫大な費用と時間がかかっています。
そのための費用を回収するために、どうしても高価になります。
しかし、ジェネリック医薬品は先発医薬品の成分や製法などに基づいて製造されます。
研究開発費などがないため、その分販売価格が安く抑えられています。
フィナロイドとの違い
フィンペシアと同じようにジェネリック医薬品として「フィナロイド」があります。
2016年に販売を開始した比較的新しいAGA治療薬です。
フィンペシアとフィナロイドの違いは、フィナロイドの方が若干安いという点です。
そのほかの効能・効果については、ほとんど違いはないといっていいでしょう。
フィンペシアの効果
フィンペシアの効果は、男性型脱毛症であるAGAの進行を食い止めることです。
ほかの脱毛症には効果を発揮することはありません。
フィンペシアにより、AGAの特徴である前頭部、頭頂部の抜け毛を抑えることができます。
フィンペシアの初期脱毛
フィンペシアを服用し始めると、初期脱毛が起こることがあります。
せっかく治療を試みているのに、脱毛が起こると不安になるものです。
なかには、医師に相談せずに自己判断で服用を止めてしまう方も多いようです。
フィンペシアの初期脱毛について詳しくみていきましょう。
フィンペシアの初期脱毛が起こる原因
フィンペシアの初期脱毛には、原因があります。
初期脱毛は、決して脱毛が悪化しているということではありません。
初期脱毛の原因
フィンペシアの初期脱毛は、乱れたヘアサイクルが正常な状態へと戻っている証拠です。
AGAによって、成長を止めていた髪の毛が再び成長をはじめるため起こります。
成長期の髪の毛が休止中の髪の毛を押し上げて、休止中の髪の毛が抜け落ちる現象です。
ヘアサイクルについて
ヘアサイクルは「成長期」「後退期」「休止期」を経て抜け落ちます。
しかし、AGAを発症すると髪の毛の成長が休止期でストップしてしまいます。
このまま成長期に移ることができず、細く短いままになって髪の毛が薄くなります。
フィンペシア初期脱毛はひどい？
フィンペシアの初期脱毛がひどいという方もいます。
初期脱毛は、成長期の髪の毛が増えているという証でもあります。
見た目には悩ましいところもありますが、AGAの治療では良い兆候としてとらえられます。
フィンペシアの初期脱毛がひどい場合は医師に相談しましょう。
フィンペシアの初期脱毛が起こらない場合はある？
フィンペシアで初期脱毛が起こるか起こらないかは、個人差があります。
フィンペシアを服用すると必ず初期脱毛が起こるというものでははありません。
初期脱毛が起こらないまま、効果を発揮する方も多くいらっしゃいます。
フィンペシアの初期脱毛の確率
フィンペシアの初期脱毛の確率は人によって様々です。
フィンペシアを服用すると、初期脱毛が起こるケースがあります。
しかし個人差があるため、服用しても脱毛が起こらない方もいます。
フィンペシアでは7割の方が、初期脱毛を経験していないというデータもあります。
ミノキシジルにも初期脱毛はある？
外用薬のミノキシジルにも初期脱毛はあります。
この場合にも、ミノキシジルによって血行が良くなり成長期に移行するからです。
そのため休止中の毛髪が、押し上げられて抜け落ちていきます。
フィンペシアの初期脱毛の期間
フィンペシアの初期脱毛が始まると、不安を感じるものです。
フィンペシアを服用してからの一般的な初期脱毛の期間をみていきましょう。
フィンペシアの初期脱毛はいつから？
フィンペシアの初期脱毛はいつから始まるのでしょうか？
フィンペシアを服用してから、早くて10日くらいしてから初期脱毛が始まります。
個人差があるため、遅い人では1ヶ月ほどで初期脱毛を感じる方もいます。
初期脱毛が起こらないこともありますが、薬が効いていないということではありません。
フィンペシアの初期脱毛はいつまでなのか
フィンペシアの初期脱毛はいつまでなのでしょうか。
AGAの種類や進行状況、休止期の髪の毛の量などによって個人差があります。
一般的には約半年ほど経てば、抜け毛が無くなったことが実感できます。
フィンペシアの初期脱毛が終わらないことはある？
初期脱毛が3ヶ月以上過ぎても収まらない場合は、初期脱毛ではない可能性があります。
たとえば「甲状腺に関する疾患」や免疫異常が原因の「膠原病」などです。
初期脱毛が終わらない場合には、医師に相談しましょう。
フィンペシアの初期脱毛が起きた時の対処法
フィンペシアで初期脱毛が起きた場合の対処法がいくつかあります。
生活習慣を整える
髪の毛の健康は生活習慣によって、大きく左右されます。
以下のような生活習慣を見直すことで、初期脱毛を軽減することができます。
食生活
髪の毛は、食事から摂取した栄養素で健康に成長します。
初期脱毛がひどいときには、たんぱく質を中心とした食事を心がけましょう。
また、血行を良くするビタミン類なども積極的に摂取することが大切です。
▼薄毛に効果がある食べ物はこちら▼
睡眠
睡眠は成長ホルモンの分泌に欠かせません。
成長ホルモンは毛母細胞の分裂を活発化させるものなので、質のよい睡眠を心がけましょう。
睡眠不足が続くと、髪の毛の成長を妨げてしまいます。
日中は適度に体を動かし、決まった時間に寝るように規則正しい生活が大切です。
喫煙
たばこに含まれるニコチンは毛細血管を収縮させる作用があり、脱毛が悪化します。
髪の毛は、頭皮の毛細血管から栄養を補給しています。
そのため血管が収縮してしまうと、十分な栄養が得られず初期脱毛がひどくなります。
髪をいじりすぎない
薄毛が気になるからといって、いろいろと髪型を考える方も多いでしょう。
しかし初期脱毛のときに髪の毛をいじりすぎるのは考えものです。
頭皮や髪の毛に負荷を与えることで、初期脱毛が進んでしまう可能性があります。
クリニックなどに相談する
初期脱毛がひどいときには、AGA治療専門のクリニックなどに相談しましょう。
初期脱毛についても多くの臨床経験があるので、適切なアドバイスがもらえます。
初期脱毛なのかどうかも判断してもらえるので、安心材料となるでしょう。
フィンペシアの効果はいつから出るのか
フィンペシアの効果がいつから出るのか気になる方もいるでしょう。
フィンペシアの効果は、服用してすぐに出るものではありません。
効果が出るまでにかかる時間は個人差はありますが、3～6ヶ月となっています。
最低でも6ヶ月以上は継続して服用する必要があります。
フィンペシアは効果ない？
フィンペシアには効果がないと感じる方もいます。
効果がないと感じる方には、以下のような特徴があります。
- もともとAGAが原因の薄毛ではなかった
- フィンペシアを服用している期間が短い
- 初期脱毛と抜け毛を勘違いしている
- 正規品のフィンペシアではない
フィンペシアの効果を実感するためには、専門のクリニックで処方してもらうことです。
フィンペシアの副作用
フィンペシアは医薬品です。
フィンペシアを服用することで、副作用があることもあります。
以下のような副作用が出た場合には、医師に相談しましょう。
性欲の減退
フィンペシアは、男性ホルモンに影響を与えることで、AGAを治療します。
そのため、性欲の減退が副作用として見られます。
また、フィンペシアによって体内のDHTが減少するため、精液量も減少します。
妊活をしている方は、医師と相談してみましょう。
勃起不全
フィンペシアには、勃起不全の副作用があります。
フィンペシアの服用によって勃起不全の症状が出た場合、ED治療を並行して行います。
フィンペシアとED治療薬の併用は問題ないとされています。
肝機能障害
フィンペシアは、肝臓で薬剤を代謝します。
そのため、ある程度肝臓に負担を掛けることになります。
とくに肝臓に問題を抱えている方などは、肝機能障害を起こす可能性があります。
発疹
フィンペシアの薬効成分やコーティング剤などに対してアレルギーを起こす方もいます。
アレルギー症状としては発疹が最も多く、その場合には直ちに服用を中止しましょう。
フィンペシアの服用方法
フィンペシアは、1日1回1錠の服用になります。
水またはぬるま湯と一緒に服用します。
服用のタイミングは自由ですが、服用間隔を守るため決まった時間の服用が大切です。
効果を焦るあまり、多く服用しようとする方がいますが、これは危険です。
フィンペシアは、男性ホルモンに作用する薬ですから、副作用が強く出る危険性があります。
フィンペシアの注意点
フィンペシアについては、いくつかの注意点があります。
継続的に服用する
フィンペシアは効果の有無を判断するためにも、最低でも6か月間は服用を続けます。
AGAの改善を望む間、継続して飲み続ける必要があります。
もし途中で服用を止めてしまうと、AGAが悪化してしまう可能性があります。
個人差を理解する
フィンペシアの効果や初期脱毛には、個人差があります。
口コミなどをみて、不安になることもあるでしょう。
そのような場合には、専門のクリニックで相談しましょう。
女性や子供は注意
フィンペシアには、胎児への性機能障害が報告されています。
フィンペシアの主な成分であるフィナステリドは、皮膚からも吸収されます。
バートナーが妊娠している場合や小さな子どもがいる場合には、保管に注意しましょう。
前立腺がんの見落としの可能性
フィンペシアは、前立腺がん検査でチェックする「PSA」値の数値を下げる作用があります。
この場合、前立腺がんの発症を見落としてしまう危険性があります。
必ず検査を受ける前に、フィンペシアを服用していることを医師に伝えましょう。
個人輸入は要注意
フィンペシアを個人輸入する場合は、いくつかのリスクを覚悟しなければなりません。
たとえば、個人輸入で手に入れたフィンペシアが本物とは限りません。
偽薬によって健康被害が起きたとしても、「副作用被害救済制度」は受けられません。
単に安く手に入るという理由だけで、個人輸入をするのは考えものです。
フィンペシアは、医薬品ですから医師の指導のもとで使用することが大前提です。
健康被害や副作用というリスクを避けるためにも、個人輸入は避けた方がいいでしょう。
途中でやめない
フィンペシアでは、初期脱毛を経験する方もいます。
初期脱毛で髪の毛が抜けてしまうと、不安になって服用を止めてしまう方もいます。
途中で服用を止めてしまうと、新しい髪の毛の芽を摘むことになります。
途中で服用を止めるのは避けましょう。
AGA以外は効果ない
薄毛といっても、いろいろな原因があります。
たとえば、ストレスによる円形脱毛症や病気による薄毛です。
フィンペシアは、男性ホルモンに働きかけて薄毛を改善する薬です。
そのため、AGA以外には効果がないことを認識しましょう。
逆に、フィンペシアでAGA治療をしても効果がない場合は、ほかの原因を疑いましょう。
不安があればクリニックなどに相談
初期脱毛を含めて、不安なことがあればクリニックに相談しましょう。
AGA治療の知見のある専門医ですから、症状や体質などから適切なアドバイスがもらえます。
フィナステリドは医師による処方がおすすめ
現時点でジェネリック薬品であるフィンペシアは、日本国内では承認されていません。
そのため、個人輸入で入手する方も多いでしょう。
しかし、フィナステリドの効果を十分に発揮するには専門医の処方・管理が必要です。
AGAの症状は、個人差があります。
医師の診断によって、それぞれの人に合った処方がされます。
また、思わぬ副作用が出たときにも、医師の処方であれば適切に対応してもらえます。
重篤な副作用が出た場合でも、個人輸入では国の救済は望めず、自己責任になります。
安心・安全のためにも、医師による処方をおすすめします。
AGAスマクリでの薄毛治療
AGAの治療をしたいけれど、クリニックでの治療費が高いのではないだろうか。
わざわざ通院するのは面倒だ。
通院は心理的にもハードルが高い。
このようなことから、AGAに悩んでいてもなかなか治療にまでたどり着けない方がいます。
そのような方にこそ、選んでいただきたいのがAGAスマクリです。
月額4,980円（税込）でAGA治療が始められる
通常のAGAクリニックでの治療は1回に1～2万円が相場となっています。
AGAの治療は、1回では終わりません。
最低でも半年以上、長ければ3年～5年となり長期治療が必要です。
AGAスマクリでは月額4,980円（税込）で治療薬を提供しています。
治療薬は「フィナステリド1.3mg」と「ミノキシジル5mg」です。
診察代や処方薬の送料もかかりません。
スマホ1つでオンライン診療
AGAスマクリではオンライン診療を導入しています。
スマホ1つさえあればいつでもどこでも医師の診察処方を受けることができます。
ご自宅からの受診が可能なためプライバシーの確保に関しても心配ありません。
▼オンライン診療の流れはこちら▼
より多くのAGAに悩む方に寄り添うシステム
新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、初診からのオンライン診療が許可されました。
このような社会的背景とニーズにより生まれたのが、AGAスマクリです。
オンライン診療を導入することで店舗が不要になり、家賃、人件費が抑えられます。
そのため、月々4,980円という低価格を実現することができています。
スタッフによる無料オンライン相談を受け付けています。
薄毛に関するお悩みをお持ちの方はまずはお気軽に相談してください。
▼AGAスマクリの料金や評判が気になる方はこちら▼
フィンペシアの初期脱毛まとめ
ここまでフィンペシアの初期脱毛について解説してきました。
記事のポイントをまとめると以下の通りです。
- フィンペシアは、プロペシアのジェネリック薬品で効果は同じ
- フィンペシアの初期脱毛は、効果があらわれているサインで心配はない
- フィンペシアの初期脱毛の期間は半年程度
- フィンペシアは医師の処方が安心
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
