デュタステリドは効かない?原因や対処法を解説!

デュタステリドは薄毛治療薬として人気の医薬品です。
しかし中には、デュタステリドが効かないという方もいらっしゃいます。

デュタステリドが効かないのは、一体何が原因なのでしょうか。
また、効かない場合はどのように対策したらよいのでしょうか。
本記事では、デュタステリドが効かない原因について、以下の点を中心にご紹介します。

この記事の要約
  • デュタステリドが効かない原因は抜け毛の原因の違いにあるかも?
  • デュタステリドが効き始めるまでの期間は約半年!自己判断で断薬しない方がいい
  • デュタステリドは必ずしもM字ハゲに効くわけではない?
  • AGAクリニックなら「AGAスマクリ」がおすすめ!医師の診察のもと適切に治療薬を処方してもらえる!

デュタステリドが効かない原因について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。

 

監修医師

成田亜希子 医師

成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。

今すぐ薄毛治療希望なら!
男性AGAスマクリ
  • 来院不要!オンラインで完結するから便利!
  • 初回1ヶ月目はお得なお試しコースをご用意!
  • 24時間いつでも受付中!思いたったときにいつでも予約可能!
  • 無料のオンライン相談は、お気軽に!
\初回1ヶ月無料で薄毛治療をスタート!/AGAスマクリ 公式サイト

デュタステリドとは

デュタステリドとは、男性型脱毛症(AGA)の治療薬のことです。
デュタステリドの特徴や効果についてみていきましょう。

デュタステリドについて

デュタステリド

デュタステリドは、AGAの治療薬に用いられている成分です。
デュタステリドが用いられている治療薬としては、「ザガーロ」などが代表的です。
ザガーロは、イギリスの大手製薬会社「グラクソスミスクライン」から販売されています。

もともとデュタステリドは前立腺肥大症の治療薬として用いられていました。
しかしAGAの改善に効果があったことから、脱毛症の治療薬として新開発されたという経緯があります。
デュタステリドは日本では2015年に承認されています。
販売は翌2016年から行われ、現在は幅広く利用されています。

デュタステリドの効果

デュタステリドがAGAに効くのは、5αリダクターゼを抑制するためです。

5αリダクターゼはAGAの原因物質で、前頭部・頭頂部に多く存在します。
5αリダクターゼが脱毛を引き起こすのは、テストステロンと結びついてジヒドロテストステロン(DHT)を作り出すためです。

テストステロンは男性ホルモンの1種です。
5αリダクターゼと結合すると、化学反応を起こしてDHTという物質に変化します。
DHTは毛乳頭細胞の受容体と結びつくことで、毛髪の成長サイクルを乱します。
結果、健康な毛髪が育ちにくくなるため、抜け毛・薄毛に至るというわけです。

デュタステリドは5αリダクターゼを抑制することで、正常な毛髪サイクルを維持します。
つまり、健康な髪の毛が育ちやすくなる環境を整えます。
なお、5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があります。
デュタステリドは両方を抑制します。

▼5αリダクターゼについて詳しく知りたい方はこちら▼

AGAを引き起こす!?1型・2型5αリダクターゼってなに?

デュタステリドが効かない原因

デュタステリドは、男性型脱毛症に高い効果を示すと指摘されています。

しかし、中にはデュタステリドが効かないという方もおられます。 デュタステリドが効かない原因を7つご紹介します。

原因がAGAでない

髪を増やしたい...どの育毛・発毛方法が良いの?

デュタステリドは男性型脱毛症を治療するための医薬品です。
より具体的にいえば、5αリダクターゼが原因の薄毛を改善する効果があります。
つまり薄毛・抜け毛の原因が5αリダクターゼでない場合は、いくらデュタステリドを使用しても脱毛症の改善は困難です。

デュタステリドが効かない脱毛症とは、たとえば以下があります。

円形型脱毛症 ストレスなどが原因で毛髪が円形に抜け落ちる
びまん性脱毛症 加齢などによって毛量が全体的に少なくなる
粃糠性脱毛症 細かいフケが毛穴を塞いで炎症を起こす
脂漏性脱毛症 皮脂の過剰分泌によって頭皮環境が悪化する
腫瘍による脱毛 頭の中の腫瘍が原因で抜け毛が起きる

用法や用量を守らない

ザガーロ

ザガーロ(デュタステリド)は毎日継続して服用することで、効果を実感できます。
反対に飲み忘れが多い場合は、十分な効果が発揮されないことがあります。
効果を得たいなら、用法用量を守ってコツコツ服用し続けましょう。
服用は原則として1日1回です。

なお、飲み忘れたからといって複数回分まとめて飲むのはやめましょう。

▼デュタステリドの正しい飲み方はこちら▼

デュタステリドの正しい飲み方とは?副作用、服用間隔も解説

正規品でない

デュタステリドは偽造品や粗悪品も多く出回っています。
特に海外から個人輸入する場合は、偽造品を購入してしまう可能性が高いです。
偽造品・粗悪品は、成分が薄かったり、混ぜ物されていたりすることが多いです。
つまり、正規品ほど高い効果を実感できません。
中には健康を害する成分が含まれているものもあるため、副作用のおそれがあります。

また、海外製の医薬品は日本語の説明書がないものが多いです。
結果、正しい用法用量がわからず、誤った服用を続けるおそれもあります。
副作用などを避けるためにも、できればデュタステリドの個人輸入は避けましょう。
正規品を得るには、医療機関で処方してもらうのが1番です。

生活習慣に問題がある

薄毛はAGAだけでなく、生活習慣が原因で起こることもあります。
極端に生活習慣に問題がある場合は、デュタステリドの効果はあまり実感できません。
薄毛を招きやすい生活習慣とは、たとえば以下があります。

  • 栄養バランスの悪い食事
  • 喫煙
  • 運動不足
  • 睡眠不足
  • ストレス

特に喫煙は薄毛を招く代表的な原因です。
たばこの煙に含まれるニコチンは、血管を収縮させることで頭皮の血行不良を招くためです。
また、喫煙には男性ホルモンを増やす作用があります。
AGAの原因物質であるDHTも増えやすくなるため、薄毛が起こりやすくなります。

偏った食事睡眠不足も薄毛の代表的な原因です。
ホルモンバランスが崩れやすくなるため、健康な毛髪が育ちにくくなります。

つまり生活習慣の乱れは、頭皮を育てるコンディションを損ないます。
毛髪が育つ土台が整っていなければ、いくらデュタステリドを飲んでもあまり意味はありません。
デュタステリドを服用する場合は、あわせて生活習慣の見直しも大切です。

初期脱毛について知らない

デュタステリドの服用後に抜け毛が悪化することがあります。
抜け毛が増えれば、薬が効いていないと感じるのも無理はありません。
しかし抜け毛の悪化は、実はAGA治療薬が順調に効いている証拠なのです。

具体的には、初期脱毛と呼ばれる現象です。
初期脱毛が起こるのは新しい髪の毛を育てるためです。
毛穴には限りがあります。
今生えている髪の毛がなくならなければ、新しい髪の毛は生えてきません。
そこで、新しい髪の毛を育てるための最初のステップとして、古い毛髪を一気に捨ててしまうわけです。

初期脱毛は1ヶ月半程度で収まることがほとんどです。
ただし、場合によっては2~3ヶ月続くこともあります。
なお、初期脱毛は、デュタステリドの服用開始後10日前後であらわれはじめます。
服用開始後に抜け毛が始まった場合は、ひとまず様子を見ましょう。

デュタステリドは耐性がつく?

疑問

服用中に効果を感じられなくなった場合は、薬剤耐性を疑うかもしれません。

薬剤耐性とは、薬に対する抵抗力が弱くなることです。
簡単にいえば、薬に身体が慣れてしまい、効果があらわれづらくなる状態です。

しかし、デュタステリドを飲み続けても耐性がつくことはありません
薬剤耐性とは、主にステロイド系の薬にあらわれる現象です。
ステロイド製剤とはいわゆる抗生物質のことで、ウイルスを殺す作用があります。
ウイルスは生物であるため、途中でDNA構造などを変化させて薬への耐性を強めることがあります。
結果、薬剤耐性という現象が起きるわけです。
一方、デュタステリドが働きかけるのはウイルスではなく、5αリダクターゼという酵素です。 よって、薬への耐性ができることは稀です。

そもそもデュタステリドは長期間の服用を前提とした治療薬です。
長く飲み続けたからといって、効果がなくなることはありません。
服用中に効果が薄くなった場合は、耐性以外の原因が考えられます。
たとえば生活習慣の乱れや、毛髪を育てる細胞の寿命などが代表的です。

出典:農林水産省「薬剤耐性とは何ですか?

服用期間が短い

服用方法

デュタステリドの効果が出始めるまでには、ある程度時間がかかります。
よって服用期間が短い場合は、効果が出ていない=薬が効かないと感じることがあります。

デュタステリドの効果が感じられるのは、一般的に6ヶ月目以降です。
つまり服用期間が6ヶ月以内の場合は、さほど効果を感じられません。
たとえ効果が感じられない場合でも、少なくとも半年程度は地道に服用し続けましょう。

デュタステリド効き始める期間

デュタステリドが効き始めるまでには、ある程度の時間がかかります。 効果があらわれ始めるまでの期間や、なぜ時間がかかるのかを解説します。

効果が出るまで半年から1年程かかる

デュタステリド,効き始める期間

一般的に、デュタステリドの効果が出始めるのは服用から半年後です。
AGAが重症化している場合は、1年程度かかることもあります。
なお、早ければ3ヶ月程度で効果を感じる場合もあります。

ただし、髪が生えたからといって服用を中止するのはやめましょう。
自己判断で服用をやめると、薄毛が再び進行することがあるためです。
デュタステリドの服用は、必ず医師の指導に従ってください。

ヘアサイクルについて

デュタステリドが効くまでには、なぜ時間がかかるのでしょうか。
理由は、毛髪の生まれ変わりサイクルにあります。
ヘアサイクルは以下の3つの期間を繰り返します。

成長期 約2~7年 太い髪の毛が育つ期間
退行期 約2週間 髪の毛の成長が止まり始める期間
休止期 約3ヶ月 髪の毛の成長が完全に止まる期間

休止期を迎えた髪の毛は抜け落ちます。
するとヘアサイクルは再び成長期を迎えるため、新しい髪の毛が育ち始めます。

AGAの原因は、ヘアサイクルが不規則になることです。
具体的には、成長期が短くなることで新しい髪の毛が育ちにくくなります。

ヘアサイクルを乱す原因が、AGAの原因物質である5αリダクターゼです。
デュタステリドは5αリダクターゼの働きを抑制することで、ヘアサイクルを正常な状態に戻します。
ただし、5αリダクターゼの働きが阻害されても、ヘアサイクルが一朝一夕に元通りになるわけではありません。
正常なリズムを取り戻すまでには、すこし時間がかかります。

さらに順調に成長期に入ったとしても、髪の毛が伸びるまでにはある程度時間がかかります。
そのため、デュタステリドを服用してから効果を実感するまでには、半年程度の時間が必要なのです。

デュタステリドが効かない場合の対処法

デュタステリド,効かない,対処法

デュタステリドが効かない場合は、どうしたらよいでしょうか。 主な対処法をまとめました。

ミノキシジルを併用する

ミノキシジル

デュタステリドは、ミノキシジルと併用すると効果が高まることがあります。 ミノキシジルは、AGA治療薬の成分の1つです。
デュタステリドとミノキシジルは薄毛へのアプローチ方法が異なります。

デュタステリドは脱毛予防を目的とした成分です。
対してミノキシジルは、発毛を促進する成分です。
具体的には、頭皮の血管を拡張する作用があります。
頭皮の血流が促進されると、髪の毛を育てるために必要な栄養が細胞に行き渡りやすくなります。
また、ミノキシジルには、発毛を助ける成分の生成を促す効果もあります。
加えて、髪の毛を育てる毛乳頭細胞を増やす作用も期待できます。
結果、健康な髪の毛が生えるというわけです。 ミ

ノキシジルとはいわば、頭皮に元気を与える薬です。
一方、デュタステリドはヘアサイクルを正常に保つことで、頭皮環境を整える作用があります。

つまり、デュタステリドは髪の毛が育つ土台を整える「守り」の薬です。
土台が整ったところに「攻め」の薬であるミノキシジルを使うことで、AGAの改善により高い効果を期待できます。

なお、日本で認可されているミノキシジルは塗り薬のみです。 市販薬では「リアップ」などが有名です。

フィナステリドに変更する

体質などによってはデュタステリドが効かない場合もあります。
デュタステリドが効きにくいという方は、フィナステリドに切り替えるのも1つの方法です。

フィナステリドは、5αリダクターゼを抑制する成分です。
主成分とする治療薬には、プロペシアなどがあります。
なお、デュタステリドとフィナステリドについては、後ほど改めて解説いたします。

用法や用量を守る

デュタステリドは継続服用によって効果を実感できます。
飲み忘れが多い場合は、十分な効果が出ないこともあります。
服用は原則1日1回です。
効果を得るためにも、飲み忘れないようにしましょう。

また、飲み忘れたからといって、数日分をまとめ飲みするのはやめましょう。
規定量以上を摂取すると、副作用や健康被害のおそれがあるためです。

半年以上継続する

デュタステリドの効果があらわれ始めるまでには半年~1年間かかります。
そのため、最低でも半年は継続し続けることが大切です。
効果が出る前に服用をやめると、当然ながらAGAは治療できません。
即効性がないことを理解した上で、地道に服用し続けましょう。

生活習慣を見直す

生活習慣の乱れもAGAの原因です。
生活習慣に極端に問題がある場合は、いくらデュタステリドを服用してもAGAの改善は見込めません。
AGAを治療するときは、デュタステリドだけに頼るのではなく、あわせて生活習慣を見直すことも大切です。

特に注意したいのが食生活・睡眠・喫煙習慣です。
それぞれの内容をみていきましょう。

食生活

栄養

食事から得た栄養は、髪の毛の原材料となります。
十分な量の髪の毛を作るためにも、栄養バランスのよい食事をとることが大切です。
特に意識して摂取したいのがタンパク質・ビタミン・ミネラルです。

なお、反対に摂取を控えたいのが脂質です。
過度な脂質は、皮脂の過剰分泌を招くためです。
皮脂が分泌されすぎると頭の毛穴が詰まるため、薄毛のリスクが高まります。
脂っこいものや外食が多い方は、脂質の取り過ぎに注意しましょう。

なお、アルコールもできる限り控えるのがベターです。
アルコールはAGAの原因物質であるDHTの生成を促進するためです。

睡眠

睡眠

睡眠中には成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンには髪の毛を育てる作用があります。
つまり睡眠が不足すると、成長ホルモンの分泌がうまくいかなくなるため、髪の毛が成長しにくくなります。
薄毛治療を行うときは、デュタステリドの服用と併せて十分な睡眠をとりましょう。

なお、睡眠の質を上げるには、以下のような方法があります。

  • ブルーライトは眠気を覚ますため、就寝1時間前のスマホ・PC使用は控える
  • 就寝の2~3時間前に入浴して身体を温める
  • アルコールは睡眠を浅くするため、最低でも3時間前に飲みやめる
  • 夕方以降のカフェイン摂取は控える

禁煙

タバコ

たばこは血管を収縮させる作用があるため、頭皮の血行不良を招きます。
血流が悪くなると、髪の毛の成長に必要な栄養が頭皮に届きにくくなります。
結果、薄毛・抜け毛のリスクが高まります。

また、たばこの煙には、薄毛の原因物質DHTを増加させる作用もあります。
薄毛治療のためには、たばこは控えるのがベストです。

正規品を服用する

正規品以外のデュタステリドではあまり効果が出ないことがあります。
正規品以外のものは成分が薄かったり、混ぜ物がされていたりすることが多いためです。
特に海外から個人輸入するデュタステリドは、品質のよくないものが多いです。
場合によっては、健康被害が出ることもあります。

デュタステリドは、医療機関で処方された正規品を服用しましょう。

クリニックなどに相談する

デュタステリドの効果が出ない場合は、医師に相談しましょう。
なぜ効かないのかは、個人では判断しにくいためです。
たとえば効かない原因が生活習慣にある方もおられます。
あるいは、そもそも体質に合っていないこともあります。

効かない理由を正確に把握するには、専門知識を持つ医師に相談するのが1番です。
くれぐれも自己判断で服用をやめたり、服用量を増やしたりするのはやめましょう。

デュタステリドの副作用について

デュタステリドは副作用が出ることもあります。 代表的な副作用について解説します。

勃起不全・性欲減退

ストレス

男性機能の低下が起こることがあります。

具体的には、勃起不全・性欲減退などが挙げられます。
場合によっては不妊につながることもあります。
そのためパートナーの妊娠を望んでいる男性は、服用を中止しなければならないこともあります。

肝機能障害

デュタステリドの副作用の中でも特に危険なのが、肝機能障害です。
理由は、肝臓は薬剤の分解を行う器官であるためです。
そのためデュタステリドによって肝臓に負担がかかりすぎると、肝機能障害という形で副作用があらわれます。

具体的な症状は以下の通りです。

  • 黄疸
  • 発熱
  • 吐き気

上記のような症状がある場合は服用を中止し、速やかに医療機関を受診しましょう。
なお、もともと肝機能障害がある場合は、デュタステリドは服用できません。

▼デュタステリドによる肝臓への影響はこちら▼

デュタステリドは肝臓に悪影響?副作用や注意点について解説!

乳房が大きくなる

びまん症 男性
稀ですが、女性のように乳房がふくらむことがあります。
あるいは、乳房の痛み・不快感などがあらわれることもあります。
服用後に乳房に違和感・不調があらわれた場合は、念のため医療機関を受診してください。

蕁麻疹

アレルギー反応が起き、蕁麻疹(じんましん)が出ることがあります。
かゆみは体表面だけでなく、口の中・のどなどに起きることもあります。
放置するとアナフィラキシーショックを起こして命を落とすこともあります。

症状があらわれた場合は放置せず、医療機関を受診してください。
また、元々アレルギーを起こしやすい体質の方は、念のため服用前に医師に相談してください。

デュタステリドの注意点

デュタステリドは服用方法を誤ると重大な健康被害につながることもあります。
服用の際は以下の注意点を守ってください。

女性や子供の方は注意

デュタステリドは男性型脱毛症の治療薬です。
具体的には男性ホルモンに働きかけます。
そのため、男性ホルモンが少ない女性・子供には効果がありません。

特に妊娠中・授乳中の女性の服用は、胎児・乳児に悪影響を及ぼすおそれもあります。
基本的に成人男性向けの薬であるという点に留意してください。

素手で触れる

育毛と発毛 違い

デュタステリドは、皮膚経由でも吸収されます。
無用な摂取を避けるためにも、カプセルを開けて薬剤に直接触れるような真似はやめましょう。
特に女性・子供は、素手で薬剤に触れるのは避けてください。

服用方法を守る

ミノキシジルを取り入れる

デュタステリドは継続して服用することで効果を発揮します。
飲み忘れないように注意しましょう。
なお、飲み忘れた場合に、複数回分をまとめて飲むのはやめてください。
一度に多量摂取すると、健康被害を招くおそれがあります。

デュタステリドとフィナステリドの違い

デュタステリド,フィナステリド,違い

デュタステリドとよく似た成分に、フィナステリドがあります。

フィナステリドは5αリダクターゼを抑制する成分です。
フィナステリド配合の治療薬としては、プロペシアが代表的です。

デュタステリドとフィナステリドは、ともに5αリダクターゼにアプローチすることで薄毛を治療します。
しかし両者には異なる点もあります。
たとえばデュタステリドは、5αリダクターゼのⅠ型とⅡ型の両方にアプローチします。
対してフィナステリドは、5αリダクターゼのⅡ型のみに効果があります。

ちなみにⅠ型とAGAとの関係は解明されていません
つまりⅠ型を抑制しても、薄毛を改善できない可能性があります

ただしデュタステリドはⅠ型・Ⅱ型の両方に働きかけることから、一般的にはフィナステリドより高い効果があると考えられています。

なお、デュタステリドとフィナステリドでは効能・期間も異なります。 デュタステリドは薄毛の予防・改善に重きを置いた治療薬です。
対してフィナステリドは、薄毛の進行抑制に効果を発揮する薬です。

また、フィナステリドはデュタステリドと比べると、早い期間で効果を実感できます。
どちらの成分が適しているかは個人によって異なります。
詳しくは医師と相談してください。

デュタステリドはM字ハゲに効果がある?

デュタステリド,M字ハゲ

M字ハゲとは、前頭部の脱毛症です。
おでこがM字型に後退していくのが特徴です。

一般的に、デュタステリドはM字ハゲに効果があるというイメージがあります。
理由は、5αリダクターゼのⅠ型を抑制する効果があるためです。
5αリダクターゼⅠ型は主におでこ・前頭部に分布しています。
そのため、M字ハゲの原因物質と考えられています。

デュタステリドはⅠ型の働きを抑制することから、M字ハゲの改善に効くといわれています。
しかし実は、5αリダクターゼⅠ型と脱毛症の関連性については明確にされていません
Ⅰ型が前頭部に多いのは事実ですが、本当にM字ハゲを引き起こす原因なのかは分からないのです。

そのため、デュタステリドが必ずしもM字ハゲに効くとは限りません
ただし、同じ5αリダクターゼ抑制作用のあるフィナステリドよりは、薄毛治療に高い効果を示すとも指摘されています。
そのため、M字ハゲの治療にとりあえずデュタステリドを試してみるのも1つの方法です。

ただし、デュタステリドによる薄毛治療に疑問を呈する意見もあります。
5αリダクターゼは脱毛症の原因ではありますが、身体に必要な酵素でもあるためです。
たとえば筋肉増強男性生殖機能の成長などには欠かせません。
そのため、むやみに抑制すると、かえって身体に悪影響が出ることがあります。
特にⅠ型はAGAとの関連性が明確でない以上、働きを阻害するのは望ましくない可能性もあります。

結論としては、デュタステリドがM字ハゲ改善に役立つかどうかは分かっていません。
M字ハゲは薄毛の1種である以上、改善が見込める可能性もあります。
ただし、100%効果があるという保証はされていません。
M字ハゲの治療にデュタステリドを用いるかどうかは、医師によっても判断が異なります。
デュタステリドの服用を希望する場合は、医師と十分な協議を重ねましょう。

AGAスマクリで薄毛治療

男性AGAスマクリ

結局自分にはどの治療薬があっているのかわからない… そんな方は、オンライン診療のAGAスマクリが便利です。

AGAスマクリでは「ミノキシジル5mg」と「フィナステリド1.3mg」を月額4,980円 (税込)で提供
副作用の可能性がある方にはしっかりと医師が判断し、処方は行っていないので、安心したAGA治療が可能となっております。

クリニックの店舗を多く持たないことで、不要な家賃や人件費などを抑えているため、月々4980円というかなりの安さでAGA治療に貢献しています。

以下、処方費用の表になります。  また、今なんとAGAスマクリは、より多くの方にAGA治療を体験していただけますよう「初月無料」で発毛薬を処方しております。

薄毛のお悩みに関してはスタッフによる無料オンライン相談を受けつけているので、少しでも興味のある方はまずはお気軽に相談してみませんか?

\初回1ヶ月無料で薄毛治療をスタート!/AGAスマクリ 公式サイト

▼AGAスマクリの料金や評判が気になる方はこちら▼

【口コミ・評判】AGAスマクリはどんなクリニック?料金や治療までの流れも解説

デュタステリドが効かない原因まとめ

デュタステリド,効かない,まとめ

ここまでデュタステリドが効かない原因についてお伝えしてきました。
デュタステリドが効かない原因の要点を以下にまとめます。

  • デュタステリドが効かない場合、生活習慣・服用期間・薬の品質などに問題がある可能性が高い
  • デュタステリドが効き始めるまでには、半年~1年ほどかかることが一般的
  • デュタステリドが効かない場合は、生活習慣・服用方法の見直しや、ミノキシジル・フィナステリドとの併用を検討する
  • デュタステリドは女性・子供の服用・接触は避け副作用などの不調があらわれた場合は速やかに医療機関を受診する

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。