デュタステリドとは?効果や副作用、注意点などを専門家が解説

 

Dutasteride

デュタステリドは、AGA治療薬の1つです。クリニックによっては取り扱いがない場合もありますが、決して珍しい薬ではありません。服用が心配な方は、事前に他のAGA治療薬との違いや副作用等について確認しておくと安心です。

デュタステリドとは

デュタステリドとは

デュタステリドは、AGAの治療に用いられる薬の1つです。もともとは、前立腺肥大の薬「アボルブ」に含まれる代表的な成分でしたが、AGAの改善効果が認められたことで、新たにAGA治療薬の「ザガーロ」として開発されました。

つまり、デュタステリドはアボルブや先発品のザガーロに含まれる有効成分の1つで、現在販売されている「デュタステリド」という薬の名称は成分そのものの名前からとられています。

デュタステリドはザガーロのジェネリック医薬品として、その効果も認められており、今や世界70カ国以上でAGA治療に用いられている薬です。

参照:医療用医薬品 : デュタステリド (デュタステリドカプセル0.5mgAV「日医工」)

デュタステリドとはフィナステリドの違い

AGA治療薬として一般的に広く用いられているフィナステリド(プロペシア)と、デュタステリドとの違いについても見てみましょう。

AGAの主な原因は男性ホルモンによる影響であり、毛根にある5αリダクターゼという酵素が悪玉男性ホルモンを生み薄毛の進行につながると考えられています。この、5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型とがあり、フィナステリドはⅡ型を阻害しますが、デュタステリドはⅠ型とⅡ型の両方を阻害する働きがあります。

そのため、フィナステリドよりもデュタステリドの方が薬理作用は強く、効果の持続時間も長いとされています。

デュタステリドとはミノキシジルの違い

先ほどご紹介したように、デュタステリドは5αリダクターゼの働きを抑えて薄毛の進行に対処していく治療薬です。一方、ミノキシジルは、発毛を促し髪の毛の寿命を長く保つための薬です。

このように、デュタステリドとミノキシジルとでは、期待できる効果が異なり、成分も違います。そのため、これらを併用してAGA治療を行うことも珍しくありません。

デュタステリドの効果

デュタステリドは、薄毛の進行を予防する「守りの薬」と例えられることも多いです。AGAの主な原因となる、男性ホルモンが悪玉男性ホルモンに変化することを防ぐことで、髪の毛の寿命が短くならないように対処し、薄毛へつながることを予防します。

デュタステリドはAGAの治療でよく用いられており、「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」で男性型脱毛症に対しては「推奨度:A」の評価です。これは、AGAの治療を行う患者さんに対して強く勧める薬であるという証しでもあります。

参照:
男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
医療用医薬品 : デュタステリド (デュタステリドカプセル0.5mgAV「日医工」)

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デュタステリドの副作用は主に5種類

デュタステリドの副作用は主に5種類

どんな薬にも副作用はあるように、デュタステリドについても副作用が見られる可能性はゼロではありません。主な副作用についてご紹介します。

男性機能の低下や性欲減退

勃起不全(ED)やリビドー減退、射精障害といった男性機能の低下や性欲の減退は、発現率は低いものの副作用の1つにあげられます。治療薬が精液へ移行して何らかの影響を与えることはないとされますが、妊活中の方は男性機能の低下などによって不妊につながる可能性もあるため医師への相談が必要です。

乳房障害

女性化乳房や乳頭痛、乳房痛、乳房不快感といった症状は、1%未満の発現率ではありますが副作用として報告されています。

肝機能障害

デュタステリドによる肝機能障害の可能性は極めて稀であるとされていますが、副作用に関する記載には「AST(GOT)、ALT(GPT)、ビリルビンの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがある」とあります。肝機能の数値を定期的な血液検査で確認することで、肝機能に悪影響を及ぼしていないか調べることができます。

気力の低下や鬱症状

デュタステリドによるDHT(ジヒドロテストステロン・悪玉男性ホルモン)の抑制作用が、気力の低下やうつ症状につながる可能性もあると考えられています。これもリスクとしては非常に稀なケースではありますが、心当たりがある場合は速やかに医師への相談が必要です。

蕁麻疹

アレルギー反応として、蕁麻疹が出る場合も少なからずあります。蕁麻疹が見られた際は、すぐに医師に相談しましょう。

参照:医療用医薬品 : デュタステリド (デュタステリドカプセル0.5mgAV「日医工」)

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デュタステリドを使用出来ない・使用してはいけない人

デュタステリドを使用出来ない・使用してはいけない人

デュタステリドを安全に服用するために、使用が認められていない人もいます。以下に該当する場合は、デュタステリドの使用ができません。

女性や小児

デュタステリドは、女性や小児は服用できません。

妊娠中の女性がデュタステリドを服用すると、胎児の生殖器の形成に悪影響があるとされており、皮膚からも吸収されてしまうため触れないようにしましょう。

また、小児が服用する安全性や有効性については確認できておらず、投与してはいけないこととなっています。

併用禁忌薬

デュタステリドと同じ種類の成分が含まれている薬を既に服用している場合、両方を服用することはできません。

重度の肝機能障害患者

重度の肝機能障害がある方は、デュタステリドをうまく代謝することができず、副作用が強く現れる可能性があるため服用することができません。

参照:医療用医薬品 : デュタステリド (デュタステリドカプセル0.5mgAV「日医工」)

デュタステリドの使用で注意すべき点は主に4つ

デュタステリドの服用にあたって、注意すべき点がいくつかあります。特に注意が必要な4つのポイントを解説します。

用量・用法を守ること

デュタステリドの服用は、用量・用法を必ず守りましょう。飲み忘れてしまったからといって、2回分を一度に飲んだり、効果が見られないからと多く飲んだりすることは避けましょう。デュタステリドの効果が実感できるようになるまでに、少なくとも3ヶ月〜6ヶ月はかかります。勝手に服用をやめたり、量を増やしたりしないよう気を付けましょう。

女性の服用禁止

デュタステリドは、女性への使用が原則的に認められていません。経皮からの吸収の可能性もあるため、配偶者やパートナーなどが服用されている場合は直接触れないように注意しましょう。

前立腺がん検査を受ける場合

前立腺がんの検査を受ける予定がある方は、事前にその旨を医師に伝えましょう。デュタステリドを6ヶ月以上服用すると、PSAという値が半分まで下がります。きちんと報告しておくことで、正しい判定ができます。

AGA以外の脱毛症への効果は無い

デュタステリドはAGAによる薄毛・抜け毛に対する治療薬です。原因の異なる円形脱毛症などの他の脱毛症には効果が無いため、事前に脱毛症の原因についてはっきりしている場合はその旨を医師に伝えましょう。

参照:医療用医薬品 : デュタステリド (デュタステリドカプセル0.5mgAV「日医工」)

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自由診療となるAGA治療を安心して行っていただくために、治療薬はできるだけ抑えた価格で、処方から1ヶ月間は治療薬が体に合わなかった時のために返金制度も設けています。

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まとめ

デュタステリドは、AGA治療に用いられる広く知られた薬の1つです。フィナステリドよりも高い効果が期待できることから、AGAクリニックでは使用を勧められることも珍しくありません。

副作用や注意点について気になる方は、事前によく確認し、医師からの説明を十分に受けて検討しましょう。

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