歳を取るにつれ増えていく「白髪」。
それに関する噂は、枚挙に暇がありませんよね。
そのなかでも、「白髪を抜くとハゲる」という話、皆さんも耳にしたことがあるかと思います。
今回はそんな真偽不明の噂の真相を探るべく、AGAスマクリマガジン編集部で徹底調査を行いました。
ぜひ、その目で事実を確認してください!
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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白髪を抜くとハゲになるって本当なの?
白髪は、だれでも歳を取るにつれてしだいに増えていく性質のものです。
自分が歳を取った証拠のようで、いっそ抜いてしまいたいと思っている方も少なくないでしょう。
ですが、世間には「白髪を抜くとハゲる」という噂も存在しています。
この噂、はたして本当なのでしょうか?
今回の記事では、この件についてAGAスマクリマガジン編集部で徹底調査してみました。
ぜひ、その目で事実を確認してくださいね。
【結論】白髪を抜いてもハゲたり薄毛になったりしません
初めに結論を書いてしまうと、「白髪を抜くこと」と「ハゲや薄毛」には直接的な因果関係はありません。
つまり、「白髪を抜くとハゲや薄毛になる」という話は、科学的根拠が存在しない一種の迷信に過ぎないわけです。
実際には、たとえ白髪を抜いたとしてもその毛穴から同じように白髪が生えて来るだけで、髪の毛が一気に減ってしまうことはありません。
それでは、なぜそんな奇妙な噂が広まってしまったのでしょうか?
それは、黒髪の中に目立つ白髪を抜くと「髪を失った」という実感が強くわくからかもしれません。
黒髪の中にあってはるかに目立つ白髪を抜いた場合はどうでしょうか。
つい先ほどまで”確かにそこにあった”1本の白い髪の毛がなくなることで、「髪を失った」という実感がより強くわくことが想像できますよね。
しかも、髪の毛が伸びるスピードは1ヶ月に1cm程度ですから、抜けた白髪がもう一度気づく程度に生えてくるまでには、実は相当の時間がかかります。
「なかなか生えてこないな…」
「もしかすると二度と生えてこないのかも…」
といった焦りの想いが「白髪を抜くとハゲてしまう」という根拠のない噂を信じる理由にもなってしまうのかもしれませんね。
ただし、白髪をたくさん抜くとハゲる可能性は0ではない
それなら、白髪を見つけたら抜いてしまってもかまわないのでしょうか?
いいえ、そういうことにはなりません。
たしかに白髪を抜いたら即座に薄毛になるという事実はありませんが、その行為が間接的にハゲや薄毛に繋がっていく可能性はあるのです。
髪の毛は、皮膚の外側にまで出ている部分であり、植物で言えば幹にあたる「毛幹」と、皮膚の内側にもぐっている部分であり、植物で言えば根っこにあたる「毛根」から成り立っています。
通常、わたしたちが髪の毛と呼んでいるのは毛幹のことでしょうが、皮膚の下深くに毛根が存在してくれているからこそ、髪の毛は正常に生えたり抜けたりを繰り返すのです。
そして、少し考えてみればわかるように、髪の毛を抜くということは、毛幹部分を掴み、この毛根部分に力を加えて引っこ抜くということです。
そういう無茶なことをすると、当然、毛根にはダメージが残る可能性があります。
その結果、どうなるか?
傷を負った毛根から次の毛が生えて来なくなるかもしれないのです。
したがって、白髪であれ黒髪であれ、頭髪を抜く行為が何らかの形でハゲの原因になることを完全に否定することはできません。
もし、この記事を読まれている方のなかに白髪を見ると抜く癖がある方がいらっしゃいましたら、やめておいた方がいいと忠告させてもらいますね。
白髪を抜くことがやめられない人は実は病気かも!?
「抜毛症」という病気
しかし、実は髪の毛を抜く行為は自分の意志でコントロールできる行為ではなく、「病気」である可能性があります。
抜毛症(トリコチロマニア)という病名を聞いたことがあるでしょうか?
これは、無意識に自分で毛を抜いてしまうという病です。
抜毛癖とも呼ばれ、また、主として頭髪を抜くことが多いことから禿頭病とも呼ばれています。
抜毛症の原因は?
それでは、この奇妙な病気の原因は何なのでしょうか?
一説によると、強い不安やストレスがこの病気に大きく関与しているということです。
この病気になる人は20代までの若者であることが多く、髪の毛を抜くことで何らかの心理的負担を一時的に解消しているということもありえます。
ただし、抜毛症はいわゆる自傷行為ではありません。
抜毛症の人は自分を傷つけるためや、自分の苦しさをアピールするために髪の毛を抜くのではないのです。
また、手洗いがやめられないといった強迫神経症と似ているようにも感じられますが、強迫神経症のようなあきらかな強迫観念は存在しないようです。
抜毛症の対策方法は?
それでは、どうすれば抜毛症を治すことができるのでしょうか?
認知行動療法や薬物療法などが有効とされていますが、何より大切なのは、まわりの人間が感情的に対処することなく、優しく接することでしょう。
もし自分が抜毛症ではないかと思われるなら、精神科や心療内科の受診をお奨めします。
【番外編】白髪に関する「神話」と事実
「白髪を抜くと髪が増える」も迷信
一方で、「白髪を抜くと髪が増える」ということもまことしやかに語られていますが、これもまたただの迷信です。
どんなに懸命に白髪を抜いたところで、髪の毛が増えるということはありえません。
今、薄毛で悩んでいて、髪の毛を増やしたいと思われる方には他の方法を推薦させていただきます。
決してむきになって白髪を抜き続けたりしないでくださいね。
「白髪を抜くと白髪が増える」こともない
また、白髪を抜くと髪全体における白髪の本数が増えるという話もあります。
ですが、これもやはり迷信であって、事実ではありません。
実は、髪は生まれたときには白い状態にあります。
それを、髪の中のメラノサイト幹細胞がメラニン色素を作り出し、黒(あるいは金色や茶色や赤など)に染色しているのです。
加齢とともに白髪が生じて来る原因は、このメラノサイトが歳を取るにつれて機能低下し、あるいは消失してしまうところにあります。
ただし、メラノサイトは個々の細胞に存在するものですから、白髪を抜いたらその影響がまわりの毛に届いて毛が白くなってしまう、というようなことはありえません。
白髪を抜く行為、ハゲないけど止めましょう
白髪を抜いたところで髪は増えることも減ることもなく、また髪の色が変わることもありません。
ただ、髪を抜いた結果、毛根が傷つき間接的に髪の毛が減っていく可能性はあるので、白髪であれ黒髪であれ、髪の毛を抜くことはやめておきましょう。
白髪に関しては実に色々な噂や迷信や神話が存在しているわけですが、それらは科学的根拠がある事実ではありません。
ただ、髪の毛を無理やり引き抜いたりする行為が、髪や頭皮を傷つける可能性が高いことは本当です。
もし白髪を抜く癖がある方がいらっしゃいましたら、ぜひ、これを機会にやめましょう。
抜いた場所から髪が生えてこない…という方は
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