俗に「ハゲ=脂がギトギトした人」というイメージがあります。
頭皮の脂、つまり皮脂が悪さをしてハゲにしてしまう。育毛剤や育毛シャンプーなどのCMでも皮脂の汚れを落とす効果を宣伝しています。
これは本当なのでしょうか?ハゲたのは脂のせい?本当だとしたらなぜそうなったのでしょうか。
脂とハゲの関係について解説します。脂は本当に悪者なのか?
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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皮脂はハゲの原因?
頭皮を覆う皮脂が多い、つまり脂ギトギトだからハゲになった。現在も昔もこの説に科学的根拠はありません。
でも現実にハゲの人には脂ギトギトなタイプの人が多い気がする、という方もいるでしょう。
皮脂とハゲとの関係を調べてみましょう。
脂ギトギトな人はハゲやすいって本当…?
皮脂がハゲの原因でないのは科学的に証明されています。
それに、皮脂がハゲの犯人という話は実はほんの近年になって流布されるようになった俗説なのです。
でも周囲を見てみれば脂ギトギトでも髪がふさふさしていたり、肌が乾燥気味の人でも薄毛だったりしますよね。
体質的に頭皮が脂っぽい方はいますし、シャンプーをしないと誰でも頭皮が脂っぽくなってきます。
しかし、頭皮が脂っぽくなっても、それが薄毛の原因になることはほとんどありません。
もし、頭皮の皮脂が原因で薄毛になるのなら、例えば、入院中で洗髪が制限される方はみんな薄毛になってしまいます。
また、日本にシャンプーが登場した昭和初期以前は、髪の長い女性でも月に1~2回しか洗髪しなかったそうですが、昔の人にハゲが多かったという事実はありません。
「頭皮が脂っぽいとハゲる」という説には何の根拠もないのです。
なぜ脂が多い=ハゲという説が広まった?
皮脂つまり脂が多い=ハゲという俗説が広まった理由の一因に、実際はげの人に脂がギトギトの人が多く見られるからです。
では皮脂がハゲの原因でないとしたらどうしてなのでしょう。 それにはいくつかの理由があります。科学的なものなか人間心理的なものまであります。
そこには多角的な理由と原因があったのです。
ハゲの人間は脂が多く分泌される
少しややこしいのですが実は順番が逆なのです。 脂ギトギトだからハゲになるのではなく、ハゲだから脂ギトギトになりやすいのです。
どういうことかというと、ハゲの原因は男性ホルモンの過剰分泌にあります。つまりハゲのひとは元々男性ホルモンが豊富なのです。
その男性ホルモンが過剰分泌してハゲを作ると同時に、頭皮を初めとする脂も豊富に生産されるのです。
つまり、脂ギトギトだからハゲではなく、ハゲだから脂ギトギトになりやすいのです。
ハゲやすい体質だから脂ギトギトになるのです。つまり実は犯人は真逆だったわけです。
ですから当然皮脂を多く除去してみてもハゲの改善につながりません。
▼毛根に皮脂がつく原因についてはこちら▼
こんな人は脂ギトギトになりやすい!
ハゲの原因でないとしても脂ギトギトにはなりたくないものでしょう。
脂ギトギトに原因になりやすいことを解説していきます。男性はそうなりやすい傾向があるので注意して生活したいですね。
男性ホルモンの活動が活発な人
上述したように脂ギトギトになってしまうのは男性ホルモンの活動が活発であるからです。
そうであるからこそハゲの原因にもなってしまうのです。男性ホルモンは皮質の活動も活発にして、あのテラテラした感じの肌にしてしまいます。
つまりそういう体質であるからというのが理由です。
スキンケアをちゃんとしていないひと
男性はスキンケアを軽視しがちな傾向があります。刺激の強い洗顔料を使用したり、洗顔後にタオルで顔をゴシゴシ拭いてしまうものです。
このように皮膚に強い刺激を与え続けると体表の皮脂がこそげ落とされてしまいます。
その結果、不足した皮脂を補充するために身体はより皮脂を分泌するようになってしまいます。
こうやって皮脂を取れば取るほど皮脂が分泌されて脂ギトギトになってしまうのです。
乾燥肌のひと
なんだか逆のイメージですが、男性の皮膚は乾燥するとそれを保護するため皮脂の分泌を活発にしてしまうのです。
女性と違い男性は化粧水などで保湿をしないため乾燥や紫外線によって肌が乾燥しがちになります。
それを保守するため身体から皮脂が大量に分泌されるようになってしまうのです。
脂ギトギトから遠ざかろうとすればするほど脂が出やすくなるのです。
脂ギトギトにならないための対策方法を紹介!
ハゲと脂は関係ないとはいえ、ハゲに脂ギトギトの状態まで一緒では嫌なものでしょう。脂ギトギトを解消するためにいくつか手段があります。
また皮脂との関係についても説明します。
皮脂は取ってはダメ
育毛する時、皮脂を出来るだけ取ろうとすることがありますが、これはハゲにとってマイナスな行為です。
皮脂は本来髪を守るためにあるものです。一日に何回もシャンプーなどしたら皮脂がなくなり毛根への悪影響が出る可能性があります。
ハゲのためにも皮脂は取り過ぎてはいけません。
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正しいスキンケアをしましょう
例えば、洗顔後に保湿のためのケアをしていますか?
また男性は日焼けに抵抗感がないため紫外線対策も怠りがちです。ちゃんとUVケアもしましょう。
ちゃんとした保湿を行ってこそ余分な皮脂の分泌も避けられるようになります。また、スクラブ入りのような刺激の強い洗顔料などは使わないようにしましょう。
皮膚科の医師と相談してみましょう
あまりにもひどいようでしたら皮膚炎である可能性があります。
大量のフケが出たり皮膚が炎症したりかゆみに悩まされます。奇しくも皮膚科ではハゲの治療も行っている場所です。
一度きちんと相談しておくと良いでしょう。
脂がハゲの原因ではないとはいえ…
ハゲの原因が脂ギトギトではないとご理解いただけましたでしょうか。
とはいえ脂ギトギトのままというのも気分が悪いかもしれません。その体質の改善を行いましょう。
頭皮環境が悪化しており、薄毛や抜け毛が気になる方は早めにAGA専門のクリニックにて医師に相談することをおすすめします。
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