効果が期待できる発毛用内服薬のミノキシジル。
服用に関して特に注意したいのがアルコールとの飲み合わせです。
普段何気なくアルコールと飲んでいたりしませんか?また、アルコール摂取前後にミノキシジルを飲んでいることはありませんか?
心当たりがある人は注意が必要です。
今回はミノキシジルとアルコールの組み合わせについて要注意ポイントを解説していきます。
ぜひ参考にしてください。 監修医師 成田亜希子 医師 成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
ミノキシジルとアルコールは相容れない…?
お酒が大好きだけどしっかり育毛・発毛対策もしたい!
そう思って、ミノキシジルの服用を初めて見たものの、ミノキシジルとアルコールの飲み合わせが良くないと言う話もあります。
じゃあミノキシジルの服用期間は禁酒をしなければならないのでしょうか。
付き合いでお酒の機会が多い人にとっても気になる問題です。
ミノキシジルにはどんな作用があるの?
元々は、高血圧症の患者に対して、血圧を下げる目的で作られたミノキシジル。
現在は高血圧症の治療に用いられていませんが、ミノキシジルの服用で起こる副作用は、血液循環や肝機能に関する作用が認められています。
では、実際どのような作用が起きるのか、①〜③まで見てみましょう。
①動悸が起こる
「心音が“バクバク”とハッキリ聞こえる」
ミノキシジルの育毛剤・発毛剤としての副作用でよく聞くのが、この動悸が起こるというものです。
血液というのは、心臓から動脈、静脈、また心臓に戻るという流れ方をしているのですが、ミノキシジルにも含まれる血管拡張作用は、動脈のみで起こり、静脈では作用しません。
つまり、血液循環のバランスが崩れ、これにより心拍数が上がってしまうのです。
②多毛症になる
多毛症と聞くと、発毛効果がありそうに聞こえますね。
しかし多毛症は、髪に効果が出るのと同じく、 全身の体毛も濃くなる恐れがあるということになります。
高血圧症の薬として使用されていた時も、患者から「多毛症になった」との声がありました。
▼多毛症への対策についてはこちら▼
③むくみが出る
むくみは体内の水分がうまく排出されないことで、 顔や体がパンパンになる症状のことを言います。
ミノキシジルの服用は肝臓に負担をかける恐れがあり、 それが利尿作用を低下させることに繋がるとされているのです。
▼ミノキシジルによるむくみ対策はこちら▼
ミノキシジル服用時にアルコールを摂取してはいけない理由
ミノキシジルだけでも、様々な作用が認められていることはおわかりいただけたでしょうか?
そこにアルコールが体内に入ってしまうと、どんな作用が引き起こされるか想像つくのではないかと思います。
そして、薄毛にとって恐ろしいことも起きてしまう可能性もあります!
ここではミノキシジルとアルコールを摂取してはいけない理由を3つ挙げました。
①血圧を下げすぎてしまうから
ミノキシジルは元々、高血圧症の治療薬として、血圧降下が目的で作られた薬です。
血管拡張作用が働き、血圧を下げる働きがあります。
そして実は、アルコールには血管拡張作用があり、血圧を下げる働きがあります
これら2つが組み合わさると、大幅に血圧を下げてしまう恐れがあります。
例えば、元々低血圧の人がミノキシジルとアルコールを同時に摂取したらどうでしょう? 必要以上に血圧が下がりすぎてしまいます。
②肝臓に負担がかかるから
ミノキシジルの服用と同じ様に、アルコール摂取でも肝臓に負担がかかります。
アルコールは肝臓で分解し、解毒されます。
しかし同時摂取で肝機能が弱まると、この働きが正常に作用しなくなる恐れがあるのです。
③DHT(男性ホルモン)が増加するから
DHTとは薄毛にお悩みのあなたならピンとくるかもしれませんが、男性ホルモンの一種で、5αリダクターズがテストステロンと結びついて出来る薄毛の原因とも言われるものです。
アルコールを摂取するとアセトアルデヒドという物質が体内で生成され、アルコールを分解します。
この時に、肝臓では間に合わず血中に流れてしまうと、DHTが生成されてしまい、ミノキシジルの効果が薄れてしまう可能性があるのです。
AGAスマクリマガジン編集部注:あくまで1つの可能性として考えてください。
▼DHTの抑制方法についてはこちら▼
ミノキシジルの正しい服用方法はこちら
実は、ミノキシジルの発毛剤としての用法・用量については記載がありません。
販売先によっても、書いてあることがバラバラだったりするので、初めて服用する際には困惑してしまいますよね。
以下に最も一般的であるミノキシジルの服用方法をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
- 用法・・・1日1〜2回
- 用量・・・1日2.5mg〜5mg
- 水かぬるま湯で飲む
- 服用のタイミングはいつでも構わないが、時間を決めて服用すると良い。
- 空腹時でも服用可能
初めて服用する方は1日1回、2.5mgの服用に止めておくのが無難といえます。
どうしてもお酒を我慢できない。というミノキシジル服用者へ。
上記のような副作用が報告されていますが、ミノキシジル服用者の中には、うまくお酒と付き合っている人がいるのも事実です。
アルコールを摂取してもいつもとなんら変わらない様子の人もいます。
しかし、今までは何もなくても、突然なんらかの作用が現れることも考えられます。
ではどのようにしてお酒とうまく付き合いながら、ミノキシジルを服用するか、下記を参考にしてください。
ごく少量を楽しむようにしましょう!
体質によるとこもあると思われますが、実際ミノキシジルとアルコールの組み合わせで副作用が起きた人もいれば、いない人もいます。
最初のうちは副作用がなくても、服用開始から数ヶ月後に出てきたという声もあります。
なので、お酒の席などでなかなか断れないときには、量を減らすなどで調節しましょう。 ノンアルコール飲料を選ぶのも賢い選択です!
飲酒の前後5時間は空けましょう!
体内にアルコールが入ってから30分ほど後に血中濃度がピークになり、 その後は平均2〜3時間でアルコールが抜けると言われています。
アルコールの分解に要する時間は個人差によるところがあるので一概には言えませんが、ミノキシジルの服用には2〜3時間よりも余裕を持たせ、5時間後くらいを目安に服用するのが好ましいでしょう。
ただ、お酒をたくさん飲んだ際などは、もっと時間を空けた方が良さそうですね。
ミノキシジルを服用する際は、アルコールとの付き合い方を考えましょう
これからミノキシジルの服用を考えている人から、現在、服用中の方まで。
特に気をつけてもらいたい、ミノキシジルとアルコールの飲み合わせについて、解説していきました。
お酒を飲むことによって副作用のリスクが高まる可能性があります。
これを機にお酒の回数や量を減らすなど、生活習慣の改善もしていくと、 より発毛効果を実感できるのではないでしょうか?
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特に気をつけましょう。
量も少なめを意識することを忘れないようにしましょう。