ザガーロは前立腺肥大の治療薬アボルブを基にした、デュタステリドを主成分とするAGA治療薬です。
2015年に承認されたばかりですが、高い発毛効果があると話題に。
しかし男性にとっては心強いこの薬も、女性にとってはリスクがあるのです。
ではザガーロの何が女性にとってNGなのでしょう?
それについて、詳しく調べてみました!
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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ついに発売されたAGA治療の新薬、ザガーロ!
ザガーロをご存知ですか?
2015年9月に承認され、2016年6月に発売されたAGA新薬です。
発毛効果が高いと話題に。
しかし果たしてメリットだけなのでしょうか。 実は、女性にとってはリスクも…。
詳しく見ていきましょう!
ザガーロ(アボルブ)とは
ザガーロは、グラクソ・スミスクライン社から発売されているAGA治療薬です。
2015年9月に承認されたばかり。
前立腺肥大症の治療薬であるアボルブを基にしていますが、成分はほぼ同じです。
主成分であるデュタステリドは、男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を阻害。
DHTは薄毛の原因になるため、これによりAGAに効果が期待できます。
▼DHTの抑制方法についてはこちら▼
ザガーロ(アボルブ)の効果について
ザガーロは発毛効果があるとされます。
では、具体的にどのような効果*があるのでしょうか?
それについて詳しく見ていきましょう!
5αリダクターゼⅠ型も抑制
薄毛が発症するメカニズムは次のようなものです。
男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼと結びつき、DHT(ジヒドロテストステロン)を生成、このDHTが髪の成長を阻害し、脱毛を起こします。
DHTを生成させる5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、フィナステリドはⅡ型のみを抑制します。
しかしⅠ型もまた薄毛に関わっており、デュタステリドはⅠ型とⅡ型両方を抑制できるため、効果的なのです。
前頭部に発毛効果
前頭部、つまり生え際の薄毛は、DHTの影響がより出ます。
薄毛に主に関係しているのは5αリダクターゼⅡ型と言われ、フィナステリドはこれを阻害することにより頭頂部・前頭部を発毛。
ザガーロは5αリダクターゼのⅠ型とⅡ型両方を阻害するため、発毛効果があります。
これにより、発毛しにくい前頭部(生え際)にも効果を発揮するのです。
持続性がある
ザガーロの効果の特徴として、持続性があるということも挙げられます。
半減期がザガーロは5週間と、より長く体内に残りやすい特性が。
つまり、その分効果の持続が期待できるのです。
しかしザガーロが効果を発揮するのには最低6カ月の服用が必要とされており、即効性の点では高くありません。
【徹底解説!】女性がザガーロ(アボルブ)を使用できない理由
薄毛に高い効果を発揮するザガーロ。
しかし、女性の使用は危険です。
ではどうして女性は使えないのでしょうか?
ザガーロの性質と女性に及ぼす影響について、詳しく見ていきましょう!
もともと前立腺肥大のための薬だったため
ザガーロ(アボルブ)の主成分であるデュタステリドは、前立腺肥大の治療薬として開発されました。
前立腺肥大の原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)は、AGAの原因でもあります。
デュタステリドはこのDHTの生成を阻害することで、前立腺肥大またはAGAを治療。
そもそもが前立腺肥大の治療のために作られた薬なので、女性の使用は想定されていないのです。
デュタステリドはFAGA(女性男性型脱毛症)に効果がない
FAGAとは、女性のAGA(男性型脱毛症)です。
AGAはDHTが生成されることにより発症。
女性にも男性ホルモンが少ないながらあり、DHTもやはり生成されます。
しかし女性には、エストロゲンという髪を成長させる女性ホルモンがあり、それによって薄毛を防いでいるのです。
このエストロゲンが少なくなって起こるのがFAGA。
つまり、エストロゲンの減少がFAGAの原因なので、デュタステリドは効果がないということです。
妊婦は触ってはいけません
女性がザガーロ(アボルブ)を使えない最も大きな理由は、妊婦に対するリスクです。
妊婦や妊娠が疑われる人がザガーロを服用した場合、男性胎児の生殖器の発育を妨げる危険があるのです。
しかも飲むだけでなく、触れただけでも影響が出ることも!
もしご主人がザガーロを服用している場合は決して触らず、また子作り中の使用も控えましょう。
【女性の他にも!】こんな人はザガーロを使用できません
ザガーロ(アボルブ)は発毛効果がある反面、副作用のリスクもあります。
女性以外にも使用を避けた方が良い人がいます。
そのようなケースについて見てみましょう!
未成年
女性以外にザガーロを使用できないのは、まず未成年です。
ザガーロは成人男性を対象に作られた薬です。
未成年に対しては臨床試験も行われておらず、安全性が確認されていません。
そのため、未成年に対してはザガーロを処方することはできないのです。
また小児が服用したり触ったりするのもいけません。
十分注意しましょう!
5α還元酵素阻害薬に対する過敏症がある人
ザガーロは5α還元酵素阻害薬に分類されます。
もしこれに対し過敏症のある人がザガーロを服用した場合、重篤な症状を引き起こす可能性があります。
ですので、5α還元酵素阻害薬に過敏症のある人も、ザガーロの使用は避けましょう。
プロペシアもまた5α還元酵素阻害薬ですが、プロペシアで過敏症を起こした経験のある人も、ザガーロは使用できません。
他にもあります!ザガーロ(アボルブ)の副作用とは?
ザガーロの注意すべき点は他にもあります。
体内でホルモンに影響を与える薬なので、副作用が出ることも。
ザガーロの副作用とは?
ED(勃起不全)
ザガーロ(アボルブ)の主な副作用として、ED(勃起不全)があります。
もしザガーロを服用していて勃起不全になった場合は、服用をやめれば回復します。
しかし薄毛改善のために服用をやめたくないという場合は、ED治療薬を試す方法もあります。
肝機能の低下
ザガーロのような強い薬を毎日飲み続けると、代謝が機能せず重大な影響が出る場合もあります。
服用については医師に相談し、異変を感じたらすぐに診察を受けましょう!
▼ザガーロによる肝臓への影響はこちら▼
ザガーロ(アボルブ)に効果はあるけれど…副作用が心配
ザガーロ(アボルブ)はデュタステリドを有効成分とする内服薬です。
上で説明したように、5αリダクターゼをⅠ型Ⅱ型共に阻害し、薄毛を防ぎます。
しかし効力を持つ薬は、その分副作用のリスクもあります。
そのため、服用に当たっては十分注意し、使用中異変を感じたらすぐに中断して医師の診断を受けてください!
AGAスマクリではオンライン診療を行っているので、気軽に相談してみてくださいね。
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女性ができる発毛対策は?
ここまでで、女性のザガーロの服用は禁忌だとわかりましたね。
そこで女性の薄毛対策に効果的な発毛薬が、「ミノキシジル」です。
髪が抜けてしまったところから新しい髪の毛を生やしてくれる効果があります。
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女性の方も、大切なパートナーがいる男性も服用には気をつけて下さい
いかがでしたか?
ザガーロの効果と副作用について見てきました。
発毛効果がありますが、副作用のリスクもありますね。
特に女性には注意が必要で、妊婦はさわるのもNG。
もし奥さんなど一緒に暮らす女性がいる場合、ザガーロの使用よりできれば安全な別の方法を試して見てください!