AGA治療薬に限らず、薬を内服する際に半減期という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
それぞれの治療薬で半減期は異なりますが、半減期の長短によって体にはどのような影響があるのでしょうか。
これからAGA治療薬であるフィナステリドの半減期と正しい内服方法などについて解説していきます。
・半減期とは、薬剤の血中濃度が半分になるまでの時間のこと!フィナステリドの半減期は3~4時間!
・半減期が短くても用法・用量を守って内服することで正しく効果を発揮できる!
・おすすめのAGAクリニックは、「AGAスマクリ」!初月無料で2ヶ月以降もずっと4,980円
・AGAスマクリは、オンライン診療に対応しているから手軽に受診&治療が可能!
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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フィナステリドの半減期
これまで何かしらの治療薬を内服し始めた際に半減期という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
半減期という言葉をあまり聞き慣れていない方から聞いたことはあるけど実際どのようなものかご不明な方に向けて解説をしていきます。
半減期とは
半減期とは、薬剤を飲んだ後に、その成分の血液中の濃度が半分になるまでの時間のことを指します。
半減期が短いということは、体の中から薬剤の有効成分が代謝・排泄されやすいということです。
逆に半減期が長ければ長いほど、薬の成分が体の中に留まりやすいということになります。
フィナステリドの半減期は3~4時間
フィナステリドの半減期は3~4時間といわれています。
仮に朝食の際にフィナステリドを内服したとすると、昼食頃には薬効成分の半分が代謝・排泄されています。
また、この半減期の約5倍以上の時間が経つと、体内から薬が消失するといわれています。
体の中に薬剤が残らないため、副作用が起きた際に症状が落ち着きやすいというメリットが生まれます。
この短い半減期の中でもフィナステリドは科学的にも根拠が認められているため、副作用が出た際の症状が早く落ち着きやすいというメリットを持ちながらも十分な効果を発揮します。
よく比較されるデュタステリドの半減期は3~5週間
フィナステリドとよく比較されるAGA治療薬であるデュタステリドの半減期は3~5週間と長時間に渡ります。
デュタステリドもフィナステリドと同様に薄毛や脱毛抑制効果が認められ、ヘアサイクルを正常な状態へと戻す効果があります。
デュタステリドは1日1錠の内服で効果を発揮します。
半減期が長いことに加えて、1日1錠の内服となるため、常に体の中に薬の成分が残ってしまいます。
デュタステリドもフィナステリドと同様にその効果が認められていますが、半減期が長いため、仮に副作用が出た際には症状が長く続くことが予測されます。
フィナステリドの正しい飲み方Q&A
フィナステリドを内服する際に注意したい点やよくある質問に対して回答していきます。
半減期が3~4時間とは、成分がすぐ体から抜けてしまうということ?
半減期が3~4時間ということは、成分がすぐに体内で代謝・排泄されます。
しかし、あくまで血中濃度が半分になることが半減期です。
その状態でも薬効成分が狙いたい効果を発揮しています。
半減期が短くても、完全に薬効成分が抜けるのは半減期の5倍以上の時間を要します。
半減期が3~4時間なので、成分が体から全て抜け切るまでには、少なくとも15~20時間を必要とします。
同じ時間に薬を内服することができれば、ほぼ常に体内に薬効成分が存在する状態を作ることができます。
半減期に合わせて、錠剤を分割して3~4時間ごとに飲んだ方が良い?
半減期が3~4時間のため、それに合わせて錠剤を分割すると考えがちですが、これはおすすめしません。
仮に錠剤を分割して内服すると有効とされるフィナステリドの成分を摂取することが難しくなります。
そのため、AGA治療を効果的に進めることが難しくなります。
薬剤をカットするような器具も販売されていますが、基本的に治療薬は用法・用量を守って内服しましょう。
フィナステリドより半減期が長い薬なら数日おきの服用でOK?
フィナステリドより半減期が長い治療薬を内服する際も服用に関しては用法・用量を守りましょう。
フィナステリドだけでなく、デュタステリドといったAGA治療薬は、その効果が皮膚科学会の研究によって認められています。
しかし、あくまでこれらの研究は、製薬メーカーが推奨している用法・用量を遵守した条件下で行われています。
個人の見解で治療薬の内服頻度・量を変更することは、十分な治療効果を生まなくなってしまう可能性が高いです。
AGA治療を安心・安全に進めていくためにも個人で内服薬の調整は行わないようにしましょう。
フィナステリドは医師の診療が必要な処方薬
今回紹介していますフィナステリドは医師の診察が必要な処方薬です。
そのため、基本的には近所の薬局などですぐに購入することができるような治療薬ではありません。
例外的に海外からの個人輸入で購入することができますが、この方法はおすすめしません。
個人輸入の場合、治療薬自体が偽物である可能性や副作用が生じた際に本来得られる国からの補償を受けることができなくなります。
医師の処方を受けることで、そもそもフィナステリドが体に合っているのか、その他のAGA治療薬を検討すべきかなど専門家の意見を取り入れることができます。
そのため、フィナステリドの内服を希望される方は、医師の診察を受けてから処方することをおすすめします。
フィナステリド処方可能!オンライン診療なら「AGAスマクリ」
フィナステリドは医師の処方が必要となるAGA治療薬であることは先ほど紹介しました。
そんなフィナステリドを処方してくれるクリニックをご紹介します。
▼オンライン診療の流れはこちら▼
AGAスマクリとは
引用:https://ec.internet-clinic.jp/own/
AGAスマクリとは、オンライン診療を行なっているAGAクリニックです。
24時間どこからでも予約受付が可能でスマホ1台で予約から診断・治療薬の処方までを担うことができます。
仕事などの関係でなかなか来院の時間が取れない・人目が気になってしまうといったお悩みを解決してくれます。
また、AGAスマクリは、医学的な根拠が認められている発毛薬のみを処方しています。
今回ご紹介しているフィナステリドを処方だけでなく、同時に育毛・発毛を促進する治療薬も処方してくれます。
AGA専門の医師が診察してくれるため、万が一副作用などが認められた際にも気軽に相談することができます。
AGAスマクリの料金プラン
フィナステリドを病院など処方され、購入すると8,000円~10,000円程度の費用がかかりますが、AGAスマクリでは月々4,980円と費用も約半分程度に抑えることができます。
通常この価格帯での治療薬の処方は難しいとされています。
AGAスマクリは、実店舗を多く持たないオンラインクリニックのためコストを大きくカットすることに成功しています。
そのため、通常の処方よりも安価にAGA治療を始めることができます。
さらに、「初回無料 お試しコース」があるため、始めるのに不安がある方もまずは気軽に相談し、治療の効果を確認してから始めてみるのも良いでしょう。
▼AGAスマクリの料金や評判が気になる方はこちら▼
フィナステリドの効果・副作用について
フィナステリドの効果・副作用について解説をしていきます。
作用機序(頭頂部にしか効かない?と言う噂に対する答えを1文挿入する)
フィナステリドが作用するメカニズムについて説明します。
AGAとなるきっかけとして、男性ホルモンであるテストステロンに5αリダクターゼⅠ型またはⅡ型が結合し、DHT(ジヒドロテストステロン)という物質が産生されます。
このDHTが毛根にある男性ホルモンを受け入れる受容器と結合することで薄毛・脱毛が目立つようになります。
フィナステリドは、テストステロンと5αリダクターゼⅡ型との結合を阻害することでAGAのきっかけになるDHTの産生を抑えることで効果を発揮します。
5αリダクターゼⅡ型は、頭頂・生え際・前頭部というように頭全体に分布しています。
Ⅱ型の5αリダクターゼに対して作用することで頭部に対して効果を発揮するため、AGA治療に効果的とされています。
▼5αリダクターゼについて詳しく知りたい方はこちら▼
効果
フィナステリドを内服することによって、薄毛や脱毛を抑制する効果が認められます。
AGAになってしまうと、毛髪の成長期が極端に短くなります。
毛髪は通常2~6年程度成長を続けると言われています。
しかし、AGAになってしまうと毛髪の成長期が約6ヶ月程度まで短くなります。
フィナステリドを内服することでこのヘアサイクルが正常に戻ります。
毛髪が十分に成長できると一本一本が太く・強くなり、抜けにくくなることで薄毛・脱毛を抑制することができます。
副作用
フィナステリドを内服することによって生殖器の機能障害や肝機能障害といった副作用が生じると言われています。
1~5%の確率でリビドー減退、1%未満の確率で勃起機能不全注、射精障害注、精液量減少といった症状が出ると言われています。
肝機能障害の発症率は不明ですが、具体的な症状として、全身倦怠感、食欲低下、嘔気、黄疸、皮膚のかゆみ、からだのむくみなどが生じると言われています。
▼フィナステリドによる肝臓への影響はこちら▼
【結論】フィナステリドは1日1錠の服用が基本!
フィナステリドは1日1錠の服用が基本となります。
個人の判断で内服量を減らす・増やすことは、正しい治療効果が得られなくなる可能性があります。
製薬メーカーが推奨している用法・用量を守り、AGA治療を安心・安全に進めていきましょう。