AGA治療において用いられることの多いフィナステリドという薬をご存じでしょうか。
今回は、フィナステリドを服用する際に起こる副作用の中でも、肝機能障害を起こす「肝臓」に焦点を当て解説していきます。
AGA治療したいけど、すでに肝機能障害をお持ちの方や、今後服用するにあたって肝機能障害が心配な方は最後まで読み、悩みを解決しましょう。
- フィナステリドは肝臓で代謝されるため、肝機能に影響を及ぼす
- 他の血液検査にはほとんど影響しないが、PSA値には注意が必要
- ザガーロやミノキシジルも肝機能に影響を与える可能性がある
- 医師の診察を受けて処方された薬であれば使用して問題ない
- オンライン受診のみでAGA治療を行えるのが「AGAスマクリ」
- AGAスマクリでは月々4980円で治療が続けられる
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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フィナステリドは肝臓に悪影響を与える可能性がある
フィナステリドには、起こりうる様々な副作用があります。
中でも気をつけたいのは、性欲減退と今回のテーマである肝機能障害です。
では実際にフィナステリドの副作用について見ていきましょう。
フィナステリドの副作用
フィナステリドで代表的な副作用といえば、
・性欲減退
・肝機能障害
・勃起不全
などがあげられます。
しかし、どの副作用も発現頻度はそれほど高くはなく、
副作用 | 使用成績調査(943症例) |
初期脱毛 | ー |
性欲減退 | 0.21% |
肝機能障害 | 0.21% |
勃起不全 | 0.11% |
となっています。
そのため、きちんと医師の指示のもと治療を続ければこれらの副作用は最小限に抑えることができます。
肝機能障害とは
ここでは肝機能障害をピックアップして解説していきます。
肝臓には3つの役割があることをご存知でしょうか。
それは、「精製、貯蔵、解毒」です。
それぞれの働きは、
貯蔵:体内に入ってきたブドウ糖をグリコーゲンという形に変換し肝臓に貯蔵する。低血糖時など必要に応じて改めてブドウ糖に変換し血糖値を保つ
解毒:アルコールや薬など不要になったものを代謝して体外に排出する
このようになっています。
肝機能障害になると肝臓が炎症を起こしこれらの機能がうまく働かなくなってしまうのです。
フィナステリドが肝機能障害を起こす理由
フィナステリドが肝機能障害を起こす主な理由は、解毒作用が働くためです。
先ほども解説した通り、薬物はいつまでも体内に留まっていると悪影響となるため、代謝され排出されます。
フィナステリドは肝臓にて代謝されるため、薬を飲むと活発に働きます。つまり、肝臓には負担がかかるのです。
そのため、フィナステリドを服用していると肝機能障害が起こる可能性が高くなってしまうのです。
フィナステリドは肝機能のほか、血液検査に影響があるのか
フィナステリドを継続服用していると肝機能に影響を及ぼすため、血液検査の「ALT(GPT)、AST(GOT)、γ-GTR」などの数値は上昇してくる可能性があります。
これらの数値は上がったからダメというわけではなく、医師は開始前後の経過を見つつ、服用を継続するか決定します。そのため、きちんと医師の診断は受けるようにしましょう。
続いてその他の項目です。
血液検査ではいろいろな項目がありますが、基本的にフィナステリドを服用していることで変動することはありませんが、「PSA」という項目には少し注意が必要です。
PSAは前立腺癌の腫瘍マーカーです。
フィナステリドを服用しているとこのPSAマーカーは半分の数値で出てしまうのです。
フィナステリド服用中のPSAの検査値で2ng/mlと出た場合、倍値でみるのが一般的ですので正確な値は4ng/mlと考えられます。
前立腺癌は、癌の中では発現頻度が高めのため、癌検査の際は、フィナステリドを服用していることを医師に必ず伝えるようにしましょう。
フィナステリド(プロペシア)以外のAGA治療薬は肝機能に影響するのか
AGA治療にはフィナステリド以外にも使われている薬があります。
その薬による肝機能への影響はどうなのでしょうか?
ザガーロ(デュタステリド)
ザガーロはフィナステリドと同様の作用を示すAGA治療薬です。
この薬も、肝臓で代謝されるため、肝機能障害になるリスクはあります。
また、検査においてもPSA値を半減させてしまうのでこちらも注意が必要です。
▼ザガーロによる肝臓への影響についてはこちら▼
ミノキシジル
ミノキシジルはフィナステリドとは違う作用を示すAGA治療薬です。
こちらの薬は、新たに髪の毛が生えてくるのを促進してくれる発毛促進薬です。
そして肝機能障害に関してですが、同様起こるリスクはありますので注意が必要です。
しかし、フィナステリドやザガーロのようにPSA値に影響を与えることはないのでその点は問題ないでしょう。
▼ミノキシジルによる肝臓への影響はこちら▼
肝機能の数値によってはフィナステリドが服用できるケースも
ここまでフィナステリドの肝機能への影響について説明してきましたが、肝機能が悪いとフィナステリドによるAGA治療は行えないのでしょうか。
そんなことはありません。
フィナステリドを処方してもらう際に、検査などをしてその結果から服用可能かを医師が判断します。
つまりきちんと受診した上で処方してもらったものに関しては、問題ないというわけです。
現在、肝機能が心配だけどAGA治療を始めてみたいと思っている方はまず、医師に相談して見ましょう。
AGAスマクリではオンライン診療を行っているので、気軽に相談してみてくださいね。
▼オンライン診療の流れはこちら▼
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AGAスマクリの料金プラン
AGA治療を行うにあたって、診察代、薬代、サプリメント代など、月々1.5〜2万円ほどかかるのが一般的と言われています。
1回や2回であればなんとかなるかもしれませんが、半年以上継続となると家計にも影響が出てしまいますよね。
しかしAGAスマクリでは、診察代、薬代で月々4980円で続けられるのです。(初診料別途1000円)
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フィナステリドに関するQ&A
フィナステリドについてまだまだ疑問に思うことはたくさんあると思います。
ここでは一部の疑問を解消していきましょう。
フィナステリドの副作用が出たら?
まずは医師、薬剤師に相談して見ましょう。
自己判断で注視してしまうとかえって副作用が悪化してしまったりする可能性があります。
性欲減退などの副作用が中止後も残ってしまう可能性もあるため、もし副作用が出た場合は、医師もしくは薬剤師に相談し指示を仰ぐようにしましょう。
フィナステリドを自己判断でやめると危ない?
上記でも解説していますが、自己判断での中止は極めて危険です。
急な中止による体調変化なども考えられますので、中止したいと思った時は必ず医師、薬剤師に相談し正しい方法で中止するようにしましょう。
【結論】フィナステリドは肝臓に影響する可能性あり!必ず医師に相談を
今回はフィナステリドと肝機能の関係について解説してきました。いかがだったでしょうか。
フィナステリドを服用している以上、肝機能に影響を与えることは避けられません。
医師に診察を受けながら、検査等で経過観察をしっかり行いながら治療していきましょう。
そうすれば、肝機能障害を怖がることもなく、AGA治療に専念できるでしょう。