AGA治療で有名なフィンペシア、男性ホルモンに影響を及ぼす事で治療効果を示すため、成長や筋肉への影響を懸念される人が多くいます。
男性ホルモンには、筋肉や骨を作る働き、体脂肪を減らす働きがある事が知られています。
実際に噂だけでなく、フィンペシアを服用して筋肉がつきにくくなったり、筋トレの効果が落ちたという口コミも確認できます。
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実際のところ、AGA治療と筋トレの関係性はどうなっているのでしょうか。
この記事では、フィンペシアの服用で筋トレしても筋肉がつかない事があるのか医学的なメカニズムを基に解説しています。
- フィンペシアで筋トレにマイナスの影響はほとんど出ません
- フィンペシアを服用すると、むしろ筋肉が付きやすくなる
- 筋トレをして抜け毛が始まったのは、良い兆候
- AGAスマクリはオンラインで利用できる!
- おすすめのAGAクリニックは、「AGAスマクリ」!初月無料で2ヶ月以降もずっと4980円!
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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フィンペシアを服用すると筋肉が落ちるって本当?
男性ホルモンは、主に筋肉量と強度の維持、骨密度の維持に関与しています。
テストステロンが男性ホルモンとして有名ですが、他にも数種類のホルモンがあります。
AGAと関係が深い男性ホルモンは、テストステロンとジヒドロテストステロンになります。
筋肉の増強には男性ホルモンが関与
筋肉の増強に関与する男性ホルモンはテストステロンです。
テストステロンは骨や筋肉を作る作用、体脂肪を減らす作用があります。
アンドロゲン受容体にテストステロンが結びつくとタンパク質の合成が促進させるため、筋肉の増強に繋がります。
男性ホルモンの種類
男性ホルモンには、メインとなるテストステロンの他、ジヒドロテストステロン、デヒドロエピアンドロストロン、アンドロステンジオン、エピアンドロステロンなどがあります。
同じ男性ホルモンでありながらその作用は異なります、また全ての種類がAGAの原因となる訳ではありません。
テストステロンのはたらき
テストステロンの筋肉への関与を主に紹介してきましたが、実際にはその働きは多岐にわたります。
一次性徴や二次性徴の発現、性衝動や精子形成に関与します。
また、集中力やリスクを取る判断をするなど高次精神機能にも関係しています。
フィンペシアを服用すると筋肉が落ちるといわれる原因
男性ホルモン=筋肉増強というイメージが強く付き過ぎてしまっているかもしれません。
厳密に言えば、男性ホルモンには種類があり、各々が持つ作用は異なります。
フィンペシアを服用する事で抑制される男性ホルモンは、ジヒドロテストステロンで筋肉への作用を持っていません。
ジヒドロテストステロンは、5αリダクターゼという酵素とテストステロンが結びつく事で生成されるため、フィンペシアを服用するとテストステロンは余る事になるため、むしろ筋肉が付きやすい体内環境になります。
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男性ホルモンの抑制を勘違い?
テストステロンが抑制されれば、確かに筋肉の増強が難しくなります。
しかし、フィンペシアが抑制するのは、ジヒドロテストステロンなので、筋肉への影響はありません。
フィンペシアを服用すると逆にテストステロンが体内に残る事になるため、筋肉へは良い効果を与える可能性があります。
男性ホルモンの作用機序を考えると、筋トレを行っても効果が得られないというのは考えにくいため、勝手なイメージが先行して筋トレをしても効果がないように感じているだけのケースが多いのではないでしょうか。
テストステロンとジヒドロテストステロンは別物
ジヒドロテストステロンは、テストステロンが化学的に少し変化したものですが作用は別物です。
男性ホルモンレセプターと呼ばれる受容体と結合する事で「TGF-β」という脱毛因子を生成します。
テストステロンは、この男性ホルモンレセプターとは結合しません。
フィンペシアの効果
フィンペシアは、5αリダクターゼⅡ型の働きを阻害する作用機序を持ちます。
5αリダクターゼⅡ型は、男性ホルモンであるテストステロンと結びつく事でジヒドロテストステロンを生成します。
ジヒドロテストステロンには、ヘアサイクル(毛髪の成長周期)における成長期を極端に短縮させる作用があり、その結果、AGAを発症させ薄毛や抜け毛が進行します。
フィンペシアを服用する事でジヒドロテストステロンの生成が阻害され、AGAの発症抑制・進行防止が期待できます。
フィンペシアの影響で筋肉は落ちなくても脂肪が増える原因
フィンペシアには太る副作用はありません。
考えられる原因は大きく2つあります、まず考えられるのが「ストレス」です。
フィンペシアが効果を示すまで数ヶ月以上の期間を必要とするため、効果に不安が出て生活習慣が乱れてしまう可能性が考えられます。
次に考えられるのがミノキシジルなど「併用薬による副作用」が影響して筋肉が落ちている可能性です。
フィンペシアには、併用禁忌薬がないため、他の薬と併用されるケースが多く、併用薬の副作用かもしれません。
例えば、AGA治療で併用される事が多いミノキシジルはむくみを副作用に持ちます、むくみは放置していると脂肪となり太る原因になると知られています。
食生活の乱れ
食べ過ぎや過度なダイエット、外食中心の食生活、夜遅くの食事はAGAに関して悪い影響を与えます。
タンパク質が不足すると髪の形成に問題が生じます。
また、脂質が過剰になると皮脂の分泌が増加し毛穴が塞がる事で髪に悪影響が及びます。
夜遅くの食事は、睡眠中に流れる血液を胃や腸に集中させる事になるため、頭皮の血流を悪くします。
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運動不足
運動不足に陥ると全身を巡る血流量を低下させる事になり、末梢部まで十分に血液を届ける事ができなくまります。
また、定期的な発汗は頭皮の汚れを洗い流す作用もあるため、運動による発汗はAGAには良いと考えられています。
基礎代謝の低下
筋肉量が低下すると基礎代謝が下がります。
代謝が下がると、細胞の活性化が制限されてしまうため、新しく生える髪にも影響が及びます。
フィンペシアの服用中に筋トレすると抜け毛が増えるって本当?
フィンペシアの副作用に初期脱毛という副作用があります。
この副作用は、フィンペシアの効果が現れている事の証明にもなる大切な反応です。
筋トレを行い、代謝が上がり細胞が活性化されている場合、比較的早期に初期脱毛が見られる可能性があります。
適度な運動は髪にも良い
適度に運動をすると全身の血流が改善され、体の抹消部まで血液が行き渡ります。
もちろん頭皮への血流も改善されるため、髪の生育に大切な栄養や酵素が届きやすくなります。
筋トレなどハードな運動でなくとも、髪には良い影響を与えます。
血行を促進
運動の中でも有酸素運動が血行促進に良いとされています。
ウォーキングやジョギング、水泳などが特に有効です。
ホルモンバランスを整える
運動は自律神経を活性化し、ホルモンバランスを整える作用があります。
ホルモンバランスを整える事で、より髪にとって良い生育環境が作れます。
質の良い睡眠が取れる
自律神経がうまく機能する事で、質の良い睡眠が取れるようになります。
髪は、睡眠中に最も生育・修復されているため、質の良い睡眠は、髪の生育に良い影響を与えます。
フィンペシアは国内未承認薬なので取り扱うクリニックは少ない
フィンペシアは、厚生労働省からの承認がないため、日本では処方することができません。
国内未承認薬の場合、医薬品副作用被害救済制度を受ける事ができず、副作用が生じた際の医療費に自己負担金が生じます。
参考)独立行政法人医薬品医療機器総合機構HP
https://www.pmda.go.jp/relief-services/adr-sufferers/0001.html
万が一のリスクを考え、フィンペシアの取り扱いを避けるクリニックは多いです。
フィンペシアを購入したい場合は、個人輸入などで購入しなければなりませんが、偽物品も多く流通しているため、信頼できる販売会社から購入する必要があります。
中には、正規品と見分けがつかないほど精密な偽物品も確認されているため、クリニックはフィンペシアを取り扱わない傾向にあります。
▼個人輸入の危険性についてはこちら▼
フィンペシアと同じ有効成分の治療薬を取り扱うAGAスマクリ
2020年にオンラインでの初診が解禁され、対面ベースであった診療がオンラインでも可能となり、AGA治療のあり方が変化してきました。
数年前と比べても来院患者数は増加にあり、それに合わせてAGA専門クリニックも増加傾向にあります、「AGAスマクリ」もAGA専門クリニックの一つです。
フィンペシアはプロペシアのジェネリック医薬品であると言われる事がありますが、厳密にはジェネリック医薬品とは異なります。
特許の認められていないインドが同じ成分の薬を製造しているものになり、特許に費用が掛かっていない分だけ安くなります。
主成分のフィナステリドの含有量1mgは同じですが、製造工程と薬表面のコーティング剤に違いがあります。
AGAスマクリでは、フィンペシアと同じ有効成分のフィナステリドやプロペシアを取り扱っています。
AGAスマクリの治療プラン
フィナステリド・ミノキシジル(初月) | 0円 |
フィナステリド・ミノキシジル(2ヶ月目以降) | 4,980円 |
プロペシア | 11,000円 |
「初回1ヶ月無料おためしコース」や「4980円の通常処方1ヶ月分を無料でご提供」を行っておりますので、ぜひお気軽にお申し込み下さい。
AGAスマクリでは、料金プランを明瞭にしています。
健康機器やサプリメントなどの押し売りも一切行っていないので、安心価格で治療が継続できます。
▼AGAスマクリの料金や評判が気になる方はこちら▼
AGAスマクリの症例紹介
40代男性のミノキシジル、フィナステリド併用による症例事例です。
治療開始前は、頭頂部のAGAの進行が確認され、髪がある事は確認できるものの薄毛が目立っていました。
治療開始後1ヶ月目で、新しく生えてくる髪が黒く太い事が確認でき、頭頂部の薄毛が若干改善したように見えます。
AGAの進行を早期のうちに対応できた症例であったため、効果も早く現れました。
30代男性のミノキシジル、フィナステリド併用による症例事例です。
治療開始前は、前頭部のAGAがかなり進行しており、両額の毛髪が肉眼では確認できない状態になっています。
治療開始5ヶ月目には、初期脱毛が起こり、毛髪が残っていた中央部も一度抜け落ちて、前頭部の毛髪が均等化されました。
治療8ヶ月目には、新しく生えて来る産毛が太く黒くなっているのがわかります。
AGA専門クリニックでマイクロスコープなどを用い、頭髪環境をしっかり確認すれば、毛が無くなったように見える部位も回復できるかどうか見極める事が可能です。
【まとめ】フィンペシアの服用が原因で筋肉が落ちることはない
フィンペシアを服用する事で抑制される男性ホルモンはジヒドロテストステロンであるため、筋肉への影響はありません。
ただし、ストレスなどが原因で筋肉が落ちたり、脂肪が増える可能性が考えられます。
フィンペシア服用中も生活習慣をしっかり整える事で、問題を生じなくさせる事ができます。
もしフィンペシア服用中に筋肉が落ちるような事があれば、AGA専門クリニックなどで医師に相談してみて下さい。
生活習慣の問題や併用している薬の影響など、医学的根拠に基づいた原因の説明や改善案を示してもらえます。
2022年より初診であってもオンライン診療が可能となったため、AGA専門クリニック受診のハードルが下がっています、診療を受けられていない方は、この機会に是非、ご検討ください。