水泳による髪の傷みの原因とおすすめ改善方法を解説！

水中スポーツの定番と言える水泳。

しかしその水泳の後、髪の毛が傷み出したなんてことはありませんか？

実は、水泳による髪の傷みにはある原因があったのです。

そこで今回、水泳による髪の傷みの原因と改善方法を徹底解説！現在、水泳による髪の傷みでお悩みの方、必見です！

監修医師

成田亜希子 医師

成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。

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水泳による髪の傷み…どうしたらいいの？

水泳は老若男女問わずに気軽に始められるスポーツ。

健康やダイエットなどさまざまな理由でプールに行く機会が多いのではないでしょうか？

夏休みのレジャーとしても、水泳は気持ちがよくとても楽しいものです。

屋内プールも充実してきているため、夏のみならず1年を通して水泳を楽しむことができます。

でも、水泳のあとは、どうしても気になるのが髪の傷み。

髪が痛む心配がなければ、もっと水泳を楽しめるのに… そう思ったことは、きっと1度や2度ではないはず。

実際にインターネット上でも、この悩みをつぶやく人が多く見られます。

水泳で髪が痛むのは、いったい何が原因なのでしょうか？

髪の傷みを気にせず、水泳を楽しむ方法はあるのでしょうか？

なぜ水泳で髪が痛むの？その原因とは

プールに入ると、少しツンとしたにおいがしますね。

学校、スポーツジムなど、水泳が出来る施設で必ずといっていいほど感じるあのにおい。
プールに使用されている、とある成分が髪が傷む原因に大きく関係しています。

プールには必ず「塩素」が使われている

衛生面の観点から、プールでは消毒、殺菌のために塩素を使用することが定められています。

独特のにおいを感じるため、「たくさんの塩素がつかわれているのかしら？」 と、心配になるかもしれませんが、実は水道法で定めた人体への健康被害の範囲では、プールの塩素濃度は水道水と比較しても、特別高いということはありません。

しかし、水道水と同じくらいなら、あまり影響がなさそう…と感じてしまいそうですが、それには差があり、 この塩素こそが髪を傷める原因なのです。

髪の表面はキューティクルで覆われています。

キューティクルの主成分はケラチンというたんぱく質でできていますが、塩素はこのたんぱく質を破壊してしまいます。

そうすると、髪の表面を覆っているキューティクルが剥がれ、髪が傷んでしまうのです。

屋外では紫外線にも注意が必要

海水浴やレジャー施設など屋外で水泳をする場合は、もうひとつ気になるのが紫外線。

1年を通して紫外線はふりそそぎますが、特に紫外線量の強くなる時期が5月～9月といわれています。

海などのレジャーを楽しめる時期もまさにこの頃。 髪を傷める原因となる紫外線には注意が必要です。

なぜなら紫外線も塩素と同様に、髪のキューティクルの主成分である、ケラチンを傷つけてしまうためです。

水泳で髪がぬれた状態で、紫外線を浴びることによってダメージが加速し、髪が傷む原因となります。

【予防策】水泳での髪の痛みを軽減する方法は？

プールには必ず塩素が使われている、外では紫外線を避けての水泳は難しい。 となると、どうしても髪の傷みは避けられないところ。

ですが、髪の痛みを気にするあまり、水泳をやめてしまうのはもったいないですよね。

少しの工夫、そしてしっかりとケアをしてあげることで髪の毛が傷むのを軽減させることができます。

その方法をご紹介しましょう。

髪の毛を充分に濡らす

プールに入る前にシャワーでしっかりと髪の毛を濡らしておきましょう。

あらかじめ髪にたっぷり水分を含ませておくことで、髪を傷める原因になる、塩素入りの水が髪に浸透しにくくなります。

水泳キャップは2枚使いが効果的

屋内プールでは、キャップの使用を義務付けているところも多くあります。

ルールだから…と適当なものを、やむを得ず被っているという人もいるかもしれません。

実は、この水泳キャップが、髪を保護してくれる重要なアイテム。 髪を傷めないようにするためには、キャップの2枚使いが効果的です。

１．メッシュ製のキャップを被る

メッシュ製のキャップで、しっかりと髪の毛をまとめましょう。 髪の長い方は、結んでからキャップにまとめることをおすすめします。

２．シリコン製のキャップを被る

シリコン製のキャップは、水を通しにくいのでぜひ活用しましょう。 被るときは、できるだけ耳まで覆うように被るのがポイントです。

プールから出たらしっかりと髪を洗う

水泳のあとは、すぐにシャワーで丁寧に髪を洗い流しましょう。

水泳後、時間がたてばたつほど、塩素が髪に付着している時間が長くなりますので、痛みの原因になります。

可能ならばぬるま湯のシャワーが理想ですが、お湯が使えない場合は真水でしっかり流すようにします。

シャンプーが使える施設であれば、ぜひシャンプーを使い髪を洗いましょう。

シャンプーの代わりに「レモン水」

水泳後の髪の毛は、シャンプーを使ってしっかり洗いたいところですが、 施設によっては、シャンプーの使用を禁止しているところもあります。 そんな時には、レモン水で髪の毛のケアをしてあげるのもおすすめです。

レモンの量が多すぎると酸が強くなり、髪にダメージを与えることになるので注意が必要です。

屋外で水泳時の対策は？

屋外で水泳を楽しむときも、すこしの工夫で髪の傷みを軽減することができます。

海水浴では髪を濡らさずいたとしても、潮風にあたっているので、髪のダメージにつながります。 屋外で水泳を楽しんだ後も、 しっかりシャワーで髪を洗い流して、保湿ケアをしてあげることが大切です。

【傷んだ時の対策】既に水泳で髪が傷んでいる場合の対策は？

長く水泳をやっていて、すでに髪の毛が傷んでいて悩んでいる…という方も少なくないでしょう。

傷んだ髪の毛をケアするには保湿も大切。

水泳のあとはしっかり髪の毛を洗うため、その後の保湿がとても大切です。
ここでは水泳後の髪の保湿ケアにおすすめの方法をご紹介します。

市販のヘアケア剤を上手に使う

市販のヘアケア剤は、オイルタイプ、ミストタイプなどテスクチャーの異なるもの、 洗い流すタイプ、洗い流さないタイプなどたくさんの種類があって迷ってしまいますね。

すでに傷んでしまっている髪に使用する場合は、

髪のダメージケア、補修をするタイプのもの

洗い流さないタイプのトリートメント

を選ぶようにしましょう。

洗い流さないトリートメントの使い方は

髪全体にトリートメントをなじませたら、 蒸しタオルで全体を覆い、成分をしっかり浸透させましょう。

洗い流さないタイプなら、プールにも持参できるので 水泳の後、手軽に使えて便利ですね。

最後に、髪はドライヤーを使いしっかりと乾かしましょう。 自然乾燥はおすすめできません。

髪に水分が残った状態が続くと、雑菌が繁殖しやすくなり髪が傷む原因になります。

ドライヤーの熱風で、根元から丁寧に乾かしていきます。 最後に1～２分、冷風を髪全体にあてるとキューティクルが落ち着いて、ツヤのある髪の毛になります。

髪の万全対策で水泳を楽しもう

いかがでしたか？

今回は、水泳による髪の傷みの原因と、痛みを軽減する対策をご紹介してきました。

プールに含まれる塩素で髪が傷んでしまうことは、皆さんご存知だったかと思いますが、 学校、ジム通い、レジャーなど、水泳をする機会は多いですね。

しっかりと髪のケアをして、心おきなく水泳をたのしみましょう！

髪が痛んで抜け毛や薄毛が…という方は

紫外線や塩素が髪の痛みに影響していることがわかりましたね。

これらは薄毛や抜け毛、頭皮のトラブルへと繋がります。

今まで対策をしてこなかった…、もしかしてこれが原因で抜け毛や薄毛が増えている？！とドキッとした方は、一度AGA専門のクリニックにて医師に相談することをおすすめします。

早めに相談することで、不安も解消し、進行する前に治療ができますね。

薄毛や抜け毛が気になる方はAGAスマクリ

薄毛の進行がかなり進んでいる方には、AGAクリニックの受診を推奨します。

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