AGA治療薬として使用されるデュタステリドはご存じでしょうか。
AGA治療薬の中には、服用することによってニキビが増える可能性があるものも存在します。
デュタステリドを内服してニキビが増えるかどうかについて解説し、ニキビが増加している際に考えられる原因について解説していきます。
- デュタステリドを服用することでニキビが増えることはない!
- ミノキシジルを併用している場合は、ニキビが増える可能性が高い!
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監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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デュタステリドでニキビは増えるのか?
結論から申し上げると、デュタステリドでニキビが増える可能性は低いです。
デュタステリドを内服した際に生じうる体の変化や副作用について解説していきます。
デュタステリドの副作用とは
デュタステリドは、AGA治療に有効な治療薬と言われています。
しかし、医薬品である以上副作用が生じる可能性があります。
これからデュタステリドを内服した際に生じうる副作用を紹介します。
主に認められる副作用は下記の4つになります。
勃起不全
1つ目の副作用は、勃起不全です。
日本皮膚科学会によって作成された、男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版では、インポテンツは約5.4%の確率で認められています。
場合によっては勃起不全に対する治療薬を同時に併用し対処することもあります。
そのため、これから子作りなどを考えている場合は、治療薬を内服するタイミングなどを考慮しましょう。
性欲減退
2つ目の副作用は、性欲減退です。
日本皮膚科学会によって作成された、男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版では、リビドー減少は約3.3%の確率で認められています。
性欲減退することで、性行為への意欲や興奮が発生しなくなります。
パートナーがいる場合は、性欲減退によって関係性が悪化する可能性があります。
すると、より心的に不安定になる場合もあり、さらに静欲が減退するという悪循環に陥る可能性が考えられます。
性行為への自精液量の減少
3つ目の副作用は、性液量の減少です。
デュタステリドは、男性ホルモンに影響を与えるAGA治療薬です。
そのため、性液量の減少といった男性機能に関する副作用を呈する可能性が高いと言えます。
肝機能障害
4つ目の副作用は、肝機能障害です。
肝機能障害を呈する確率は不明ですが、肝機能の数値が悪い方はこの副作用が生じやすくなるため、内服に注意が必要とされます。
採血検査の結果では、ASTやALTといった項目が悪化すると肝機能が低下しています。
肝機能障害を呈すると具体的には、全身倦怠感、食欲低下、嘔気、黄疸、皮膚のかゆみ、腹水、むくみといった症状が認められます。
肝機能障害を呈した場合は、すぐに症状が明らかになることはなく、肝臓は沈黙の臓器と言われています。
これらの症状が明らかに出現している場合は肝機能障害がかなり進行しています。
場合によっては、生涯続くような健康被害を呈する危険性があるので、何かしらの異変を感じた際は、迷わずすぐに医師へと相談しましょう。
▼デュタステリドによる肝臓への影響はこちら▼
【結論】デュタステリドの副作用にニキビはない
ここまでデュタステリドの副作用について確認をしてきました。
男性機能に関与するものや肝機能障害といった副作用が認められます。
しかし、その中にはニキビが増えるなど皮膚に影響を与える副作用はありませんでした。
そのため、デュタステリドの内服とニキビが増えることの関連性がないことがわかりました。
デュタステリドを服用してニキビが増える場合に考えられる原因
先ほどデュタステリドはニキビに関与しないことを解説しました。
しかし、AGA治療を始めてからニキビが増えてしまった方も一定数いらっしゃると思います。
デュタステリドを服用している状態で、ニキビが増える場合に考えられる原因は以下のものが挙げられます。
【原因①】ミノキシジルと併用している
考えられる原因の1つ目は、ミノキシジルと併用している場合です。
デュタステリドと併用されることが多いAGA治療薬の代表例がミノキシジルです。
しかし、このミノキシジルが実はニキビに関与している可能性があります。
ミノキシジルの副作用とは
ミノキシジルにはさまざまな副作用が存在します。
関係する部位 | 症状 |
皮膚 | 発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、ふけなど |
精神神経系 | 頭痛、めまい |
循環器 | 胸の痛み、心拍数の上昇 |
代謝系 | 急激な体重上昇、手足のむくみ |
これらの副作用が認められます。
ミノキシジルを内服することによって皮膚に対しての症状を出すことがあります。
ミノキシジルは、血管を拡張させ、皮膚の細胞分裂の速度を早くする効果があります。
皮膚に細胞分裂が盛んになることで、皮脂が過剰に分泌されることによって肌荒れの原因になります。
それに伴ってニキビが増えるというメカニズムです。
【原因②】併用している塗り薬にかぶれている
考えられる原因の2つ目は、併用している塗り薬にかぶれている場合です。
外用薬の副作用とは
外用薬の副作用は、その性質上「接触性皮膚炎」というかぶれの状態を呈する場合があります。
直接、薬効成分を皮膚に塗布するため、よりかぶれといった症状が認められやすくなります。
加えて体に合わない外用薬を使用することによって皮膚に対してのストレスを強めてしまう原因になります。
外用薬を使用する場合は、ご自身の皮膚に合うかどうかを確認して使用していきましょう。
【原因③】ニキビができやすい体質
考えられる原因の3つ目は、そもそもニキビができやすい体質という場合です。
AGAには、大きく2つの型があります。
それぞれのAGAの型によってニキビの出来やすさに違いが存在します。
AGAの1型と2型とは
AGAには大きく2つの型に分けることができます。
これはAGAの原因になる物質によって分けることができます。AGAの原因となる物質は、ジヒドロテストステロンという悪玉男性ホルモンです。
ジヒドロテストステロンは、善玉男性ホルモンであるテストステロンと1型5α還元酵素または2型5α還元酵素が結びつくことで発生します。
この1型と2型の5α還元酵素によってニキビの出やすさが異なります。1型5α還元酵素は、皮脂腺から分泌されます。
それに対して2型5α還元酵素は、髪の毛の成長に重要と言われている毛乳頭細胞から分泌されます。
この5α還元酵素が分泌される場所がニキビの出来やすさに変化が出る要因です。
1型5α還元酵素は皮脂腺から分泌されるため、分泌量が多くなると皮脂が多くなります。
その結果としてニキビができやすくなります。
デュタステリドの服用中にニキビができた時の対策
デュタステリドの服用中にニキビができた時の対策について解説していきます。
【対策①】肌や頭皮を清潔にする
対策の1つ目は、肌や頭皮を清潔にすることです。
ニキビが発生しやすくなる条件が大きく3つあります。
それは、「毛穴の詰まり」「過剰な皮脂」「アクネ菌の繁殖」の3つです。
その毛穴の詰まりや過剰な皮脂、菌の繁殖を防ぐためには肌や頭皮を清潔に保つことが必要です。
ご自身の肌質に合ったシャンプーやケア用品を使用し、頭皮を清潔な状態に保つように注意しましょう。
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【対策②】生活習慣を見直す
対策の2つ目は、生活習慣を見直すことです。
大きく見直したい生活習慣は、「食事」「睡眠」「ストレス」の3つです。
食事
食事で注意するためには、暴飲暴食や間食を出来るだけ控えて、1日3回の食事からさまざまな栄養を摂取しましょう。
特に意識して摂りたい栄養素は、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンEが有効とされています。
逆にニキビを増やす食事内容として、糖質や脂質を多く含むスイーツやスナック菓子やファーストフードなどの揚げ物、炭水化物の取りすぎなどには注意しましょう。
時間がなく、これらの食事を摂ってしまいがちになりますが、頭皮をケアするためにも普段の食事内容を見直し、体内の環境を整えてニキビを防ぎましょう。
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睡眠
正しい睡眠が取れていないとニキビが悪化すると言われています。
これは、睡眠不足によって肌のターンオーバーのサイクルが乱れてしまうためです。昼間紫外線などでダメージを受けた肌は、通常寝ている間に修復されます。
この肌の細胞が一定の期間で修復することをターンオーバーと呼びますが、ターンオーバーには成長ホルモンの分泌が関与しています。
睡眠時間が減ることによって十分な量の成長ホルモンが分泌されないため、肌の修復がなされずニキビといった肌トラブルを生じてしまします。
特におすすめの睡眠時間は、ゴールデンタイムと呼ばれる午後10時〜午前2時までの4時間です。
ゴールデンタイムに合わせて就寝することが難しい場合でも、6時間以上の睡眠時間を確保できるようにしましょう。
ストレス
日常の生活や仕事などによってストレスを強く受けるとホルモンバランスのコントロールが困難になります。
ストレスにより、男性ホルモンであるアンドロゲンの分泌量が増えます。
アンドロゲンが分泌されることで皮脂の分泌が促されてしまうため、皮脂過多となりニキビができやすくなります。
そのため、ストレスが多いとニキビができやすいと言われています。
【対策③】皮膚科を受診する
対策の3つ目として、皮膚科を受診しましょう。
現在生じているニキビの本当の原因や皮膚の環境をしっかりと把握した上で治療をすることができます。
皮膚科を受診することで、頭皮・体質に合わせた治療薬を処方することができます。
効率的にニキビの治療をすることができるため、迷った場合には皮膚科を受診しましょう。
AGA治療中の気になる症状は専門家に相談
AGA治療中の気になる症状が専門家に相談しましょう。
今回、オンライン診療が可能なAGA専門クリニックについて解説していきます。
▼オンライン診療の流れはこちら▼
オンライン診療が可能なAGAスマクリ
AGAスマクリとはオンライン診療が可能なAGA治療専門クリニックです。
自宅からスマホ1台でオンライン診療が受けられ、今回紹介したデュタステリドと同じ効果を持つフィナステリドだけではなく、併用がオススメされるミノキシジルを同時に処方してくれます。
オンライン診療のメリットとして、ニキビが増えてきたといった症状が出た際にも気軽に相談ができる点です。
実際の病院では、受診予約から実際に来院するまでに時間がかかりますが、オンライン診療であれば受診までの時間を短縮できます。
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AGAスマクリの症例紹介
AGAスマクリは、これまで196,032件のオンライン診療実績を有しています。
また、99.29%の方は副作用が発症することなく治療を進めることができています。
では、実際にAGAスマクリを使用し効果を実感できている症例について紹介しましょう。
症例①
※効果には個人差があります。※台湾製ミノキシジルとフィナステリドを毎日服用した結果
40代の男性の方が3ヶ月間治療を継続した結果になり、見てわかる通り治療開始前よりも毛量が増えています。
フィナステリドとミノキシジルの同時併用で治療を進めたい方はAGAスマクリへの相談をおすすめします。
症例②
※効果には個人差があります。※台湾製ミノキシジルとフィナステリドを毎日服用した結果
30代の男性の方が8ヶ月間治療を継続した結果になります。
この方は生え際の部分が薄毛になっており、いわゆるM字のような前頭部となっていました。
治療を開始し5ヶ月経過すると開始前よりもM字部分があさくなり、8ヶ月の継続で毛量が増えていることも確認できます。
前頭部の治療に対してもミノキシジルとフィナステリドの服用がお勧めできます。
【まとめ】デュタステリドの服用でニキビが増えるわけではない
結論として、デュタステリドの服用でニキビが増えるわけではありません。
治療薬以外のさまざまな要素でニキビが出現することが分かりました。ご自身の今の生活に合わせて対処することによってニキビを予防することができます。
現在進行形でニキビでお悩みの場合は、皮膚科を受診して専門家に対処方法を仰ぎましょう。