シャンプーの後に使うトリートメント。正しい使い方をしようと思い、商品のラベルを見てみるとびっくり。
「適量」を「数分放置して」などの記述があり、一体どれくらいが適量なの?数分って何分?と分からないことだらけです。
そこで、適量とは何か、数分とはどれくらいかを含めたトリートメントの詳しい使い方をお示しします!
アウトバストリートメントの使い方についても説明するので、参考にしてみてください。
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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髪をいたわる<トリートメントの正しい使い方>って?
傷んだ髪をいたわる効果的なアイテムとして、トリートメントがありますよね。
艶やかな髪を目指すべく、使用している人も多いのではないでしょうか。
ですが、トリートメントを使ってはいるものの、この使い方が正しいのか不安になりませんか?
例えば、コンディショナーと併用する場合は、コンディショナーの前に使うべきか、後に使うべきか、順番に対して疑問に思う人も多いでしょう。
それに、パッケージの裏には「適量を手に出し、塗布後、数分置く」といった使い方が書かれていますが、適量とはどれくらいか、数分とは何分か、ざっくりしていて正確には分かりませんよね。
そこでこの記事では、トリートメントを使う時の順番や適切な量、さらには塗布後の放置時間についてまで、細かく解説していきます。
洗い流さないトリートメントであるアウトバストリートメントについても説明していくので、参考にしてみてくださいね。
※本記事でご紹介する「正しい使い方」は、多くの製品に共通する、最大公約数的な「使い方」です。
製品パッケージに特に使い方について記載がある場合は、そちらに従ってください。
▼髪の傷みの原因について詳しくはこちら▼
まずはトリートメントの役割を知ろう!~リンス・コンディショナーとの違い~
そもそも、トリートメントの役割は、髪の内部に成分を浸透させ、内側から補修することです。
よく混同されがちなコンディショナーやリンス(両者は基本的に同じものです)は、髪を外部からコーティングするものなので、トリートメントとは別物であると分かりますね。
これらのことから、トリートメントを使う順番は、シャンプー → トリートメント → コンディショナー(リンス)が正しいといえます。
まずは、シャンプーで頭皮から微細なゴミや汚れ、皮脂を落とした後に、トリートメントで髪の内部を補修します。
そして最後にコンディショナー(リンス)で外部をコーティングするのが正しい使い方といえますね。
(ただし、アウトバストリートメントに関しては例外となります。こちらは後ほど説明します)
ちなみに、トリートメントは頭皮に対する作用や効果は期待できません。
頭皮にはなるべく付けずに、あくまでも髪に対して使ってくださいね。
トリートメントの役割が分かったところで、次の章では、さらに詳しく正しい使い方を説明していきます。
早速、見ていきましょう。
《徹底指南!》トリートメントの正しい使い方~インバス編~
トリートメントを使う順番が分かったところで、さらに詳しくトリートメントの使い方を説明していきます!
「なぜそのタイミングか」という理由も一緒に解説するので、参考にしてみてくださいね。
手順①シャンプー後、水気を切ってから”適量”を手に出す
あなたの髪の”適量”を知って、使い方をマスターしよう!
トリートメントはシャンプーの後に使うのが正しいと先述しましたが、塗布する前には必ず水気を切ることが重要です。
というのも、トリートメントは傷みによってダメージを受けた髪の内部の穴や傷に、成分を浸透させて補修するものです。
しかし、髪が濡れているとその穴や傷が水分で埋まった状態になってしまうのです。
すると当然、トリートメントは浸透しにくくなってしまい、効果が薄れてしまうんですね。
なので、トリートメントを付ける前には、髪をギュッと絞って水気を切るのが正しい使い方ですよ。
ロングヘアでうまく水気が切れない人は、乾いたタオルで軽く乾かしてもいいでしょう。
また使用量についての目安は以下を参考にしてみてください。
- ショートヘア…さくらんぼ1つ分
- ミディアムヘア(髪が肩につくくらいの長さ)…マスカット1つ分
- ロングヘア…マスカット3つ分
マスカット1つ分の大きさとは、ポンプタイプのものを1プッシュしたくらいの量です。
それを基本に、髪の太さや毛量によって調整してみてくださいね。
ただし、トリートメントは多く付けたからといって浸透力がアップするわけではありません。
浸透しきれなかった分は、すすぎの際に洗い流されてしまうだけで無駄になってしまうので、“適量”を付けるようにしてくださいね。
手順②髪の中間から毛先にかけてトリートメントを付ける
トリートメントの正しい付け方は、髪の毛先から中間にかけて付けることです。
「あれ?髪の生え際には付けなくていいの?」と不安になる人もいるかもしれませんが、頭皮に近い部分の髪は、まだ生えてきたばかりなので、あまり傷んでいないといえます。
逆に頭皮にトリートメントがついてしまうと、頭皮の毛穴を詰まらせる原因になり、抜け毛のトラブルなどを招いてしまう可能性があるんですよ。
これらの理由から、頭皮に近い部分はなるべく付けないようにしてくださいね。
またトリートメントを付けるときには、髪の毛を優しくマッサージするようにして揉み込み、目の粗いくしや手ぐしで全体に行き渡らせるようにするといいでしょう。
満遍なく付けることができますよ。
手順③”一定時間”、置いてすすぐ
トリートメントを付けたら5~10分放置します。
これは、補修成分を髪の内部にしっかりと浸透させるためです。
より浸透力を上げたい場合は、蒸しタオルで包むと効率よく浸透していきますよ。
ただし、トリートメントの成分の浸透には限界があるので、長く放置したからといって効果が高くなるわけではありません。
むしろ、ベタつきの原因になり得るので、気をつけましょう。
一定時間放置したら、シャワーでトリートメントを洗い流します。
すすぎは、トリートメントの効果が最低限残るくらいに十分すすいでいきましょう。
目安としては、きちんとヌルヌル感がとれ、髪にしっとり感が残るくらいがちょうどいいです。
手順④洗髪後はすぐに乾かして
これで無事、正しい使い方でのトリートメントは終了ですが、最後にきちんと髪を乾かすことも忘れないでくださいね。
塗れた髪は非常にデリケートで傷つきやすく、さらにキューティクルが開いたままになるので、せっかく浸透したトリートメントが流れやすくなります。
お風呂から上がったら、優しくタオルドライをして、根本から毛先まで時間を置かずに乾かすことが大切です。
《徹底指南!》トリートメントの正しい使い方~アウトバス編~
次に、洗い流さないトリートメントであるアウトバストリートメントの使い方について説明していきます。
アウトバストリートメントは使用制限が基本的になく、気になったタイミングで使うことができますよ。
ここではアウトバストリートメントの役割と場面ごとの使い方を説明するので、正しい使い方を取得し、髪をダメージから守りましょう。
そもそも、アウトバストリートメントとは?
アウトバストリートメントの効果を知って、使い方を理解しよう
アウトバストリートメントとは、塗れた髪にも乾いた髪にも使えるトリートメントです。
髪の内部に浸透して髪を補修するという点では、インバストリートメント(洗い流すトリートメント)とほぼ同じ効果がありますが、アウトバストリートメントは洗い流さない分、トリートメントが浸透しやすくなります。
また、髪を補修するだけではなく、紫外線や乾燥などの外部刺激から髪を守る働きもあるので、ダメージ防止にも効果的というわけですね。
アウトバストリートメントは、インバストリートメントだけでは髪がまとまりきらない人や、紫外線に当たる機会の多い人、オフィスの冷暖房で髪が常に乾燥にさらされている人におすすめです。
オイルタイプやクリームタイプ、ムースタイプなどがあるので、あなたの使用感の好みによって使ってみてくださいね。
使用量の目安は、プッシュタイプのものであれば、下記の通りです。
- ショート…1プッシュ
- ミディアムヘア…1.5~2プッシュ
- ロングヘア…3~4プッシュ
ただし、これらは、各商品のおおよその平均で、一概には言えません。
商品の中には付けすぎるとベタつくものもあるので、自分の髪の状態を見ながら量を調節していくことが大切ですよ。
①お風呂上りに使う場合の使い方
使い方のポイントはほどよいタオルドライ!
アウトバストリートメントを使う際、最も多いのがこのお風呂上りの使用だと思います。
お風呂上りは髪が濡れているので馴染みやすく、髪がよりまとまりやすくなりますよ。
使い方の手順は下記の通りです。
①びしょびしょにならず、髪が乾ききらない程度にタオルドライをする
②髪を左右に分けて毛先を中心に塗っていく
③手のひらに残ったトリートメントを髪全体に軽く付ける
洗髪後の髪は傷みやすくなっているので、こすらないように優しく馴染ませましょう。
また、アウトバストリートメントは濡れた髪に付けるとすぐに馴染むので、多めに付けたくなりがちです。
しかし、乾かしたら付けすぎてベタつくことも多いので、注意してくださいね。
②ドライヤー後に使う場合の使い方
ドライヤーの熱によって受けたダメージを補修するという意味で、ドライヤー後にアウトバストリートメントを使用するのもアリですよ。
キューティクルをより整えるだけではなく、睡眠時の髪の摩擦ダメージ防ぎます。
翌朝まで髪がまとまるので、忙しい朝の時短にもなりそうですね。
ただし、ドライヤーの前にすでにトリートメントを付けている場合は、適量”を意識して付けすぎないように注意しましょう。
気持ち少なめがベストです。
③お出かけ前や外出先で使う場合の使い方
アウトバストリートメントは髪を保護する役割もあるので、お出かけ前や外出先で髪のパサつきが気になったときにも気軽に使えますよ。
この場合は、髪全体に付けてもいいですし、毛先など気になる部分だけに付けるのもいいでしょう。
アウトバストリートメントの中には香りを楽しむものも多いですが、外出先で使う場合は、香りが残りすぎないように配慮することも大切ですね。
【補足】そもそも、そのトリートメント、あなたの髪質に合っていますか…?
あなたはしっとり派? それともふんわり派?
ここまでトリートメントの使い方について細かく説明してきましたが、そもそも現在使っているトリートメントが自分に合っているか不安な人も多いのではないでしょうか。
そこで、どのような人がどのトリートメントを使うべきか下記の通りまとめてみました。
トリートメントは、大きく分けるとしっとり系とふんわり系の2つに分けられ、それぞれに特徴があります。
自分の髪の状態や目指す仕上がりをイメージして参考にしてみてくださいね。
- しっとり系…髪が乾燥しがちな人、髪にまとまりがない人、アホ毛が気になる人
- ふんわり系…直毛で髪がペタンとしがちな人、髪が重たい人
ふんわり系は、ボリューム感アップ、エアリー、軽いといった言葉がキーワードになっていますよ。
ちなみに、ノンシリコンシャンプーも市場に多く出回っていますが、ふんわり系を目指すのであれば、ノンシリコンシャンプーもOKです。
しっとりした仕上がりには、ノンシリコンシャンプーは向きません。
▼おすすめのトリートメントについてはこちら▼
適切なトリートメント使いで、髪を健康に!
正しい使い方で、自慢の髪を手に入れよう!
トリートメントはコンディショナー(リンス)の前に使うことや、髪の長さによる適量の違い、放置時間の目安が分かったと思います。
それに、トリートメントは量を多く付けすぎてもいけないし、長く放置したからといって効果がアップするわけではないことも分かりましたよね。
これまで、正しい使い方が分からず、ぼんやりとした理解で使っていた人も多いかと思いますが、ぜひこれをきっかけに正しい使い方でトリートメントを使用してみてください。
これまで以上になめらかで艶のある髪が実現することでしょう。
ヘアケアにプラスして、薄毛を本格的に治療したい方は
ここまでトリートメントによる髪のケアについてお話ししましたが、いかがでしたか?
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