さまざまな原因で起きるフケの発生。
実はアレルギーも関係しているとご存知ですか?
アレルギー体質のある方は、もしかしたらそれがフケの原因かも!? 監修医師 成田亜希子 医師 成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
今回はフケとアレルギーの関係をわかりやすく解説します!
アレルギーがフケの原因!?
その原因の一つにアレルギーが関係しているとご存知ですか?
何らかのアレルギー体質をお持ちの方は多いと思いますが、そのフケはアレルギーのせいかも。
そこで、今回はアレルギーとフケの関係を解説します。
フケにお悩みの方は当てはまるかもしれませんので、ご参考にしてくださいね。
アレルギーとは?
まずは、簡単にアレルギーについて説明します。
アレルギーとは、細菌やウイルス、食べ物、ホコリや花粉など、体に影響を及ぼすものに対する免疫の過剰反応。
本来は体を守るはずが、逆にじんましん・皮膚のかぶれ・湿疹(しっしん)など、マイナスの症状を引き起こしていしまいます。
人によって、アレルギーになってしまう物質、それによって引き起こされる症状は異なります。
実はその中にフケの発生も関係しているんです。
次にその原因を見ていきましょう。
どうしてアレルギーがフケを発生させるの?
- ①体内にアレルギーの原因になる物質が入り込む
- ②すると体内の細胞が反応し、炎症性の化学物質を出す
- ③そのことで頭皮に炎症や新陳代謝の異常が起こる
- ④結果、乾燥など頭皮環境の乱れが起き、フケがはがれ落ちる
以上がアレルギーによるフケの発生の仕組みとのこと。
では、フケの原因となるアレルギー物質は、具体的に何でしょうか?
次に、そのアレルギーの種類を見ていきましょう。
フケを発生させるアレルギーの種類
アレルギーの原因となる物質、通称アレルゲンは人それぞれ体質によって異なります。
ここでは頭皮に関係していると考えられる、主なアレルギーの種類を紹介します。
シャンプーやスタイリング剤などのアレルギー
頭皮アレルギーを起こすアレルギーの代表例は、シャンプーやスタイリング剤、パーマ液やカラーリング剤など。
これらに含まれる成分が原因でアレルギーを起こし、フケがでてしまう人がいます。
中には接触性皮膚炎という湿疹やかぶれの症状になってしまう人も。
注意していただきたいのが、「無添加」「天然由来成分」などの表示。
一見、健康に問題がないようなうたい文句ですが、これらに含まれている植物・食品成分でもアレルギーになる体質の方がいます。
一度、ご自身が使っているシャンプーに、アレルギー原因物質が入っていないか確認してみてください。
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枕や布団などによるアレルギー
これらは環境アレルゲンと呼ばれ、頭皮に強いかゆみや赤みを引き起こすアトピー性皮膚炎を引き起こしてしまう人が。
まず、こまめの掃除や洗濯など清潔を保つことが大切です。
ただし、それらを洗う洗剤の成分にアレルギー反応が出ることもあるので注意しておいてくださいね。
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食物アレルギー
現在、直接フケの原因となる根拠はありませんが、かといって可能性も否定できません。
食物アレルギーで多い順は1.鶏卵→2.牛乳→3.小麦となり、そのあと、甲殻類、果物、ソバ、魚などが続きます。
卵や牛乳などの栄養素は髪の良いとされますが、アレルギー反応でフケの原因となるかもしれません。
以上が、フケの原因になりうるアレルゲンの紹介でした。
では、こういったことが原因でフケが出てしまった場合、どうすれば良いのでしょうか?
次で解説します。
アレルギーによるフケ、まず皮膚科へ!
そのためには、まず自分のアレルギーを知る必要がありますよね?
そこで、フケにお悩みの方には皮膚科に行くことを推奨します。
フケの原因となるアレルギーを検査
皮膚科ではアレルギーのチェックに、血液検査や、指先の穴を開け調べるスクラッチテストなどを行います。
各皮膚科によっても方法やチェックできる種類は異なりますが、一般的に39種類のアレルギーを検査する方法をとります。
また、肌に傷をつけたくない方には、1~2日など時間をかけて行うパッチテストもあります。
これはアレルゲンを皮膚に接触させたり、吸収させたりして、それによる反応を調べる皮膚テスト。
皮膚科によって方法は異なるので、事前に問い合わせるのもいいかもしれません。
具体的なフケの対処法を行うためにも、まずは自分のアレルギーを知りましょう。
皮膚科での主なフケ治療
皮膚科での診断によっては、自宅でのセルフケアを勧められる場合があります。
ですが、症状が進んでいて、皮膚科での治療が必要な場合は以下のような処置があります。
- かゆみ・炎症を抑えるステロイド外用剤(軟膏タイプ、ローションタイプの塗り薬)
- アレルギーの予防や症状を抑える内服薬(ヒスタミン薬や抗アレルギー剤)
ステロイド外用剤はかゆみ・炎症を抑えるために、フケ治療全般で処方されます。
内服薬はアレルギー治療で行われる方法です。
フケ治療は基本的に保険適応の治療(フケの症状が出ていない場合などは適応外)になりますので、費用面も軽減されます。
なので、まずは検査だけでも行ってみてくださいね。
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アレルギーによるフケは皮膚科へ!
もう一度、繰り返しになりますが、アレルギーによるフケが気になるときは自己判断で処置をせず皮膚科へ行きましょう。
かゆみや赤みなど、症状が悪化する可能性があります。