AGA(男性型脱毛症)に悩む方であれば、「プロスカ―」や「プロペシア」という名前を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか?
どちらもAGA治療薬として定評のある薬ですが、この2つの薬の違いを把握している方は少ないようです。
そこでこの記事では、「プロスカ―」と「プロペシア」の違いに加え、使用時の留意点についてまとめました!
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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[/box]プロスカーとプロペシア、どう違うの…?
プロペシアとプロスカーは、共にAGA(男性型脱毛症)の改善効果があるとして高い評判を得ている薬剤です。
そのため、プロペシアとプロスカーを実際に使ったことがある方も少なくないでしょう。
しかし、名前も薬の効果も似通っているプロスカーとプロペシアは、どのような違いがあるのでしょうか?
使用を検討しているする方、すでに使用している方に向けて、2つの製品の相違点を掘り下げて解説していきます。
▼AGAの抜け方の特徴はこちら▼
プロペシアとプロスカー、それぞれの効果と特徴は?
プロペシアとプロスカーの違いを理解するためには、これら2つの薬剤の効果と特徴をおさえておくことが何より重要です。
似て非なるプロペシアとプロスカ―について、知っておくべき効能やポイントを見ていきましょう。
どちらも同じフィナステリドが含まれるAGA治療薬
まず、2つの治療薬に共通する点を説明しましょう。
プロペシアとプロスカーには、共に「フィナステリド」という成分が含まれています。フィナステリドはAGA改善に効果をもつ成分で、2つの薬の販売元であるメルク社が開発しました。
その効果の高さは国内でも認定されており、日本皮膚科学会からも「A(育毛行為として、行うよう強く勧められる」と認定を受けているほど確かなものなのです。
プロペシアの特徴
プロペシアは、育毛成分フィナステリドを含んだ薬剤で、現時点で世界60ヵ国以上で承認・使用されています。また、世界で初めて”医師が処方するAGA治療薬”としても知られています。
形態としては錠剤タイプで、服用する量は1日1回の内服が基本になっています。
単に育毛効果があるだけではなく、こうした使いやすさ(飲みやすさ)もあり、高い評判を得ていると言われています。
プロスカーの特徴
一方のプロスカーも、プロペシアと同様、育毛成分フィナステリドを含んだ薬剤です。
AGAに効果があるのはもちろん、プロスカ―最大の特徴はコストパフォーマンスの高さだと言われています。
具体的な金額としては、プロペシアの1錠あたり約250円に対して、プロスカーは1錠150円程度で済むのです。
プロスカーとプロペシア、製薬会社はどちらも同じ!
プロスカーとプロぺシアの共通点は、含有成分のフィナステリドだけではありません。
実は、開発・販売している製薬会社も同じです。だからといって、全く同じ薬が単純に名前を変えて販売されている訳ではありません!
2つの薬の開発経緯なども含めて、背景について説明していきます。
製薬会社はどちらも同じアメリカのメルク社
プロぺシアとプロスカ―は、どちらもアメリカに本社がある「メルク・アンド・カンパニー」社(以下「メルク社」)が製造・販売している薬剤です。
メルク社は世界的に見ても大きな規模を誇る製薬会社で、その事業は今や世界140ヵ国以上で展開されるほどです。
メルク社の日本におけるトピックとしては、2004年に「万有製薬」社の子会社化を行いました。そのうえで、同社を「万有製薬」から「MSD株式会社」と社名を変え、メルク社製品の日本における輸入・発売元としています。
プロスカーはプロペシアの前に開発された薬!
歴史的な観点で見ると、プロスカーはプロペシアよりも前に開発された薬です。
プロスカ―は、元々AGA治療薬を目的として開発された製品ではなく、含まれている「フィナステリド」が発毛に有効であることも、後追いで分かったことで、その事実(研究成果)をふまえ、よりAGA治療に特化した薬剤として開発されたのが、プロペシアなのです。
プロスカーは元々どんな薬だったの?
プロスカ―はもともとAGA治療薬を目的に開発されたものではなかったと述べましたが、実際には一体何の目的で作られた薬なのか疑問に思われたかもしれません。
これはズバリ「前立腺肥大による排尿困難」等の緩和を目的にしたものです。
前立腺肥大を原因とする諸症状の治療薬として開発されたプロスカ―ですが、そこに含まれるフィナステリドが発毛にも効果があることが後から分かったため、発毛剤としても広く利用されるようになったのです。
プロスカーとプロペシアの違いとは?
ここまで、含有成分のフィナステリドや販売元であるメルク社など、プロスカーとプロペシアの共通点をお伝えしてきました。
続いて、見逃すことができないプロスカーとプロペシアの違いについて、ポイントを挙げながらまとめていきますので、使い分けの参考にしてみてください。
フィナステリドを含む量が違う
プロスカーとプロペシアの最も大きな違いは、育毛成分であるフィナステリドの含有量の違いです。
プロペシアの場合、フィナステリドは1錠あたり1mg含まれており、一方のプロスカーは、1錠あたりなんと5mgのフィナステリドを含んでいます。
だからこそ、プロスカーの方がプロペシアよりもコストパフォーマンスに優れていると言える訳ですね。
プロスカーをそのまま1錠飲むことは危険…?
プロスカーがプロペシアよりも多くのフィナステリドを含んでいることをご説明しました。しかし、単純にフィナステリドが多く含まれているプロスカ―の方が効果が高いかというとそうとも限りません。
なぜなら、フィナステリドの適切な服用量は、1日1mgとされているからです。
つまりプロスカ―を丸ごと一錠服用してしまうと、推奨量の5倍ものフィナステリドを過剰に摂取することになるのです。
プロスカーとプロペシア、副作用に違いはある?
次に、プロスカーとプロペシアの副作用の違いについて触れていきます。
プロスカーもプロペシアも、その有効成分であるフィナステリドが原因の副作用を引き起こす可能性があります。
どちらも原因が同じであるため、副作用として現れる症状もプロスカーとプロペシアに違いはないと言えます。
▼プロペシアの副作用について詳しくはこちら▼
プロスカーはプロペシアより副作用が発症しやすいって本当?
さて、プロスカーとプロペシアの違いについてまとめましたが、最も気になるのが「副作用」についてではないでしょうか。
どれだけ髪の毛や頭皮に効果があっても、副作用があるのでは使用をためらってしまいますよね。
そしてこの点において、プロペシアよりプロスカーの方が、副作用を起こしやすいと言われています。
フィナステリドを摂りすぎるとどうなるの?
フィナステリドによる副作用の可能性についてお伝えしましたが、このことから分かるようにフィナステリドを摂取しすぎると、重い副作用を起こす可能性があります。
ここで、プロスカーとプロペシアの特徴を思い返してみると、プロスカーの方がフィナステリドの含有量が多いため、より副作用を起こしやすいといえるのです。
プロスカーを服用してはいけない人とは?
それでは副作用を含め、プロスカーを服用してはいけない人とはどのような人でしょうか?
まず挙げられるのが、未成年です。未成年については、プロスカーの服用による効果や安全性の確認が取れていないため、プロスカ―の利用は厳に慎まなければなりません。
より重大なのが妊婦です。大切なお子様に副作用の影響が及ぶことは、何としても避けるべきでしょう。
AGA治療薬の服用には医師の処方が必要
プロスカー、プロペシアなどのAGA治療薬には、リスクや副作用があります。
そのため、医師の処方が必要な医薬品に指定されています。
AGA治療を検討している場合は、必ず医師の診察を受けましょう。
飲み合わせや副作用についても個別に相談できるので安心です。
AGAスマクリではオンライン診療を行っているので、気軽に相談してみてくださいね。
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薄毛治療ならAGAスマクリ
抜け毛を抑えて髪を生やす、2種類の発毛薬を処方しているのがAGAスマクリ。
毎月1〜2万円が相場のAGAクリニックの薄毛治療ですが、AGAスマクリでは月額4,980円 (税込)でプロペシアの有効成分「フィナステリド1.3mg」と「ミノキシジル5mg」を提供。診察代や送料もかかりません。
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個人輸入品には注意を!
プロスカーはプロペシアとは違い、そもそも国内では未認可薬剤のため、入手するには個人輸入を行う必要があります。
しかし、個人輸入は多くのリスクがつきまといます。最も大きなリスクは、品質や流通、副作用についての管理が全て自己責任になるということです。
万が一、個人輸入で手に入れたプロスカーによって重大な副作用が起きてしまったとしても、訴える対象がなく、泣き寝入りするしかありません。
AGA治療薬は、専門医師の診断の処方で服用を推奨
さて、今回はプロスカーとプロペシアの違いに加え、それぞれの特徴についてまとめました。
もちろんAGAに効果のある薬はプロスカ―とプロペシアだけに限りませんが、自分に合ったAGA治療薬を探すことは意外と難しいものです。
そんなときは、育毛や頭皮ケア専門の医師に相談して、自分の体質や髪の毛の状態に適した薬を処方してもらうようにしましょう!
最後に、リアップを除き、プロペシアやミノキシジルなどの発毛剤は、日本の薬局やドラッグストアでの取り扱いはありません。
※リアップ以外の発毛剤についてはお近くの皮膚科もしくは発毛専門クリニックでご相談の上、お求めください。 ※AGAスマクリマガジンのポリシーにより個人輸入は推奨いたしません。