ミノキシジルは、発毛・育毛作用を持つAGA治療薬です。
AGA治療に使用されることの多い治療薬の1つでもあります。
しかし、ミノキシジルを内服する際は様々な注意が必要です。
今回は、ミノキシジルの添付文書の中から特に確認しておきたいことについて解説します。
- ミノキシジルの添付文書では、副作用や禁忌事項を確認しよう！
- 購入方法は海外からの個人輸入または医師の処方を受ける2つの方法となる！
- ミノキシジルは、フィナステリドとの併用がオススメ!
- ミノキシジルが処方可能なAGAクリニックは、「AGAスマクリ」
- AGAスマクリは、オンライン診療に対応しているから手軽に受診&治療が可能
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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ミノキシジルの添付文書が知りたい
ミノキシジルは、内服薬と外用薬が存在します。
ミノキシジル内服薬はまだ日本で認可されていませんが、外用薬は日本の認可を受けています。
ミノキシジル外用薬の添付文書を簡単にまとめている資料はこちらを参照してください。
ミノキシジルが配合されている代表的な市販薬は、リアップやリアップレディなどがあります。
添付文書の内容を把握することで、安心・安全に治療を進めることができます。
▼リアップシリーズについて詳しくはこちら▼
海外のミノタブの添付文書記載の「ロニテン」とは
ミノタブとは、ミノキシジルタブレットの略称です。
ミノキシジル内服薬(経口薬)がロニテンです。
このロニテンは、海外において重篤な副作用を含む警告が出されています。
ロニテン錠の添付文書では、心嚢液貯留や心タンポナーデ、狭心症といった心疾患を呈する可能性があると述べています。
このような副作用を呈する可能性が高いため、海外ではβ遮断薬という心臓の病気をお持ちの方に用いられる医薬品や利尿薬などと併用しています。
そのため、安易にミノキシジルタブレット(ロニテン)を内服することは危険となります。
ミノキシジルの添付文書に記載されている禁忌の対象者
ミノキシジルの添付文書には、使用が禁止されている対象者がいます。
女性や未成年の服用
ミノキシジルは女性や未成年の服用を禁止しています。
ミノキシジル自体は、日本皮膚科学会が作成し男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版でその効果が認められています。
しかし、20歳以下に対する服用はその効果に対する検証がなされていないため、服用を禁止しています。
また女性が内服する際は、ミノキシジルの成分量に注意が必要です。
女性の服用がおすすめされるミノキシジル濃度は1%です。
しかし、それ以上の濃度の服用は効果が確認されていないため、ミノキシジルを使用する場合は濃度に注意しましょう。
▼女性がミノキシジルを使う前の注意点はこちら▼
AGA以外の脱毛症を患っている方
AGA以外の脱毛症を患っている方もミノキシジルの使用を避けた方が良いとされます。
AGA以外の脱毛症の例として、円形脱毛症や甲状腺疾患などが挙げられます。
これらの疾患によって脱毛症となる場合とAGAによって脱毛症になる場合とでは、脱毛になる原因が大きく異なります。
そのため、AGA以外が原因の方の場合は、十分な発毛・育毛効果が期待できません。
原因に沿って内服する治療薬を検討しましょう。
▼円形脱毛症の原因についてはこちら▼
高血圧・低血圧を患っている方
高血圧・低血圧を患っている方もミノキシジルの内服に注意しましょう。
ミノキシジルは、血管を拡張することによって頭皮の血流量を増やします。
頭皮への血流量が増加し、毛髪へ十分な栄養が供給されることで育毛・発毛に対しての効果を発揮します。
血圧に関するトラブルを調整する医薬品は、血管を広げる・狭めることで血圧をコントロールしています。
高血圧で、既に降圧薬を内服されている方がミノキシジルを内服すると血管拡張の作用が強くなる可能性があります。
また、低血圧の方がミノキシジルを内服することで、血管拡張の作用によってさらに血圧が低下する危険性があります。
高血圧・低血圧をお持ちの方がミノキシジルを内服する場合は、医師へ相談し、確認をとりましょう。
人工透析を受けられている方
人工透析を受けられている方もミノキシジルの内服に注意しましょう。
人工透析とは、うまく働けなくなった腎臓の機能を人工の腎臓によって補う方法です。
腎臓は本来、体の中の余分な水分や老廃物を濾過し、尿として体外へと排出する機能があります。
ミノキシジルを内服すると、その薬効成分はまず肝臓で分解されます。
その後肝臓で分解された薬効成分は、腎臓で排出されます。
人工透析中の方は、週に2~3回透析を行うことで腎臓の機能を補っています。
つまり、透析がなされない期間は、水分や分解された後の薬効成分を排出することが難しくなるため、肝臓・腎臓への負担を強めてしまいます。
人工透析をされている方でAGA治療を行い方は、必ず医師へと相談しましょう。
ミノキシジルの添付文書に記載されている副作用のリスク
ミノキシジルの添付文書に記載されている副作用のリスクは下記のようなものがあります。
| 過敏症 | 頭皮の発疹・発赤、痒み、かぶれ、ふけ、局所熱感 |
| 精神神経症 | 頭痛、めまい |
| 循環器系 | 胸痛、頻脈 |
| 代謝系 | 原因不明の体重増加、手足の浮腫・むくみ |
これらの副作用が生じた際は、医師へと相談して内服の継続または中断するかの指示を仰ぎましょう。
ミノキシジルの添付文書に記載されている用法・用量
ミノキシジルの添付文書に記載されている用法・用量について紹介します。
服用は1日1回から2回
ミノキシジルを使用する場合は、1日1回から2回の頻度がオススメです。
1日1回から2回の頻度で4ヶ月服用を続けることによって効果を発揮すると言われています。
1日5mgが上限
用量の上限は、1日5mgとされています。
この用量は、男性がミノキシジルを使用する際の用量です。
女性の場合は、1日1mgの用量と男性と比べて用量が少なくなることが分かります。
男女でミノキシジルを併用することはできないため、性別に合わせてミノキシジルの濃度を選択していきましょう。
ミノキシジルの添付文書に記載されている服用する際の注意点
安全に内服を進めるために、ミノキシジルの添付文書に記載されている服用の注意点について解説します。
最低4ヶ月は服用を継続する
ミノキシジルを服用する際は、最低4ヶ月間服用を継続しましょう。
ミノキシジルは、内服を始めたからとしてもすぐに効果が出る治療薬ではありません。
ミノキシジルは、髪の毛の元となる毛母細胞に直接働きかけ、細胞の増殖やタンパク質の合成を促進します。
現在、休止している毛母細胞にも効果を発揮するため、時間がかかってしまいます。
原則として分割して服用してはいけない
原則としてミノキシジルは分割して服用してはいけません。
上述したように医薬品には用法と用量が定められています。
この用量を守らずに内服すると、十分な薬効成分が体内へ行き渡らないため効果が認められません。
また、医薬品には叙法性という分割禁止の医薬品も存在します。
医薬品によっては、錠剤が溶けるタイミングを考慮し設計されているものが存在します。
正しく効果を発揮するためにも錠剤は分割せずに服用しましょう。
妊娠中および授乳中の女性の服用はNG
ミノキシジルは、妊娠中および授乳中の女性は服用が禁止されています。
ミノキシジルには、血流を良くする効果が強いため心臓へとかかる負担が強くなります。
そのため、妊娠中または授乳中の女性が内服するとその薬効成分が胎児の心臓に負担をかけます。
子供の健康状態や安全性を考慮すると妊娠中・授乳中の女性は内服しないことをオススメします。
服用中の急激な抜け毛が終わらない場合は医師に相談
服用中の急激な抜け毛が終わらない場合も医師に相談をしましょう。
AGA治療薬を内服した際に認められる症状には、初期脱毛という症状があります。
概ね初期脱毛は2週間〜1ヶ月程度続くとされます。
長い方では2~3ヶ月間この初期脱毛が続く場合もあります。
この症状は、医薬品の薬効成分が十分に効果を発揮している証拠となります。
しかし、これらの期間以上に急激な抜け毛が終わらない場合は、初期脱毛以外の原因が考えられます。
異変を感じた際は、速やかに医師へと相談し、指示を仰ぎましょう。
ミノキシジルと飲み合わせてはいけない薬はある？
結論から申し上げると、ミノキシジルと飲み合わせてはいけない医薬品は存在します。
ミノキシジルを内服する時は、血圧に作用する薬との併用には注意が必要です。
ミノキシジルはもともと高血圧の方に向けた降圧剤として開発されました。
そのため、血管を拡張させる機能を有する降圧剤、ED治療薬や偏頭痛の治療薬などには注意が必要です。
血圧低下に伴う立ちくらみなどの症状が多くなる可能性があるため、ミノキシジルを内服をこれから始めていきたい方で、何かしらの内服薬を飲んでいる方の場合は主治医に相談しましょう。
ミノキシジルと併用するのがおすすめのAGA治療薬
ミノキシジルを内服する際は、他の治療薬との併用がオススメになります。
その中でもフィナステリドとの内服をオススメします。
これは、フィナステリドとミノキシジルの治療薬の効果の違いによります。
フィナステリドは、ジヒドロテストステロンの産生を抑えることで毛髪の成長期を正常の状態へ戻し、ヘアサイクルの改善を図ります。
それに対してミノキシジルは、育毛・発毛を促進することで薄毛に対して効果を発揮します。
この両薬を併用することで髪の毛が抜け落ちる速度を抑えながら、発毛・育毛速度を上げることで、より早く薄毛に対して効果を発揮することが期待できます。
ミノキシジルとフィナステリド処方！オンライン診療なら「AGAスマクリ」
ミノキシジルとフィナステリドの同時処方が可能なオンライン診療の「AGAスマクリ」について解説していきます。
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ミノキシジルとフィナステリドで効果を高めるAGAスマクリとは
AGAスマクリとはオンライン診療が可能なAGA治療専門クリニックです。
プロペシアのジェネリック医薬品であるフィナステリドとミノキシジルを同時に処方してくれます。
通院不要なので、お家から直接医師に相談ができるので利用者の方も安心ですよね！
AGAスマクリの料金プラン
AGAスマクリでは、初月が0円で以降4,980円で処方を受けれます。
月額の費用を抑えながら両薬を使用することが可能です。
▼AGAスマクリの料金や評判が気になる方はこちら▼
【結論】ミノキシジルの添付文書をきちんと理解しておこう！治療前は医師に相談を
ミノキシジルの添付文書を理解することで安心・安全に治療を進めることができます。
男女によって用量が異なるケースや併用が禁止されている医薬品も存在します。
ミノキシジルを使用して治療を試みる場合は、医師に相談し処方を受けるようにしましょう。
