「ミノタブは効果が高いと聞くけど危険性はないの?」
「ミノタブの副作用で死亡するリスクはあるの?」
ミノキシジル配合の飲む「ミノタブ」は優れた発毛効果が期待できる反面、副作用も出やすいとされています。
ミノタブをAGA(男性型脱毛症)治療薬として認可している国はありませんので、はじめて服用する方だと死亡のリスクや危険性が気になるでしょう。
そこで今回はミノタブの死亡リスクや危険性などについて詳しく解説していきます。
ミノタブの処方が受けられる医療機関もあわせて紹介しますので、AGAによる薄毛の症状が気になる方はご参考ください。
- 心臓破裂や死亡のリスクは少ない
- 心筋梗塞や心臓肥大のリスクはある
- 服用を止めるとAGAの症状が再発する可能性あり
- ミノタブは医師の判断・指示のもとでの服用が大切
- 初月無料でミノタブの処方を受けるならAGAスマクリ
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
- 来院不要!オンラインで完結するから便利!
- 初回1ヶ月目はお得なお試しコースをご用意!
- 24時間いつでも受付中!思いたったときにいつでも予約可能!
- 無料のオンライン相談は、お気軽に!
ミノタブによる死亡リスク
ミノタブには心臓破裂や死亡のリスクはあるのでしょうか。
結論から申し上げると、人がミノタブを過剰に摂取しない限り、心臓破裂や死亡のリスクは少ないです。
心臓破裂や死亡リスクについて、詳しくは以下をご覧ください。
心臓が破裂することはない
心臓の心室壁、または心房壁が裂けてしまうのが心臓破裂です。
避けてしまった部位を早急に治療しないと死亡する場合があります。
2022年5月21日時点、人がミノタブの服用により心臓破裂し、死亡したといった例は見当たりませんでした。
正しい使用方法であれば、心臓破裂のリスクは少ないと考えられます。
ただし、米国の製薬会社ファイザーがネット上に公開しているロニテン(ミノタブ)の添付文書には以下のような記述があります。
【日本語訳】
犬とミニブタでの急性経口ミノキシジル治療(0.5〜10 mg / kg /日)後、出血性病変が心臓の多くの部分、主に心外膜、心内膜、および小さな冠状動脈と細動脈の壁に見られます。出典:ロニテン添付文書
動物による試験ではありますが、心臓から出血が見られたといった報告です。
ミノタブ服用による死亡例はない
2022年5月21日時点、ミノタブの服用による人の死亡例は見当たりませんでした。
ミノタブを過剰に摂取しなければ、死亡のリスクは低いと考えられます。
衆議院議員の質問に対する答弁書には「ミノキシジル配合の市販発毛薬リアップで副作用の疑いにより3人死亡*」といった内容の記述がありました。
しかし、リアップとの因果関係ははっきりしていません。
衆議院議員の質問に対する答弁書には「2004年3月30日時点、政府としての調査の予定はない*」といった内容の記述があります。
※出典:衆議院議員長妻昭君提出医薬品の副作用に関する質問に対する答弁書
ミノタブの危険性
次からは、ミノタブの危険性について以下の点を解説していきます。
【2つの危険性】
心筋梗塞や心臓肥大の可能性がある
服用を止めるとAGAの症状が再発する可能性がある
それぞれの危険性について詳しくは以下の通りです。
心筋梗塞・心臓肥大の可能性について
以下のように、ロニテン添付文書のWARNINGS(警告)には心筋梗塞の記述もあります。
【日本語訳】
非常に重度の血圧上昇を伴う患者では、
特に静脈内薬剤による血圧の制御が速すぎると、
失神、脳血管障害、心筋梗塞、および特殊感覚器官の虚血を引き起こし、
視力または聴力の低下または喪失を引き起こす可能性があります。出典:ロニテン添付文書
心筋に血液が届きにくくなり、心筋の壊死により強い胸痛などの症状が出るのが心筋梗塞です。
特に高血圧の方、肥満の方、糖尿病の方、高脂血症の方などは心筋梗塞のリスクが高いです。
心筋梗塞含む心疾患は日本人の死因第2位*とされています。
また、ロニテン添付文書には以下の記述もあります。
【日本語訳】
ラット、イヌ、サル(経口のみ)、およびウサギ(皮膚のみ)での経口および局所研究は、心臓肥大および拡張を示しています。これは、長期にわたる体液過剰の結果を表すと推定されます。出典:ロニテン添付文書
動物での研究となりますが、ミノタブには心臓肥大のリスクもあります。
心筋が厚くなることで心機能が低下し、全身に血液が届きにくくなるのが心臓肥大です。
心臓肥大により以下の症状が出る場合があります。
- 胸痛
- 疲れやすい
- 息切れ
- 動悸
- 呼吸困難
- 全身倦怠感など
高血圧の方は心筋への負担が強くなり、心筋肥大のリスクが高まります。
ミノタブ服用を止めればどうなるか?
ミノタブの服用を止めると、AGAの症状が再発する可能性があります。
AGAは以下の流れで発症する男性型脱毛症です。
男性ホルモンのテストステロンが血液により頭皮に運ばれる
毛乳頭にある5α還元酵素によってテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)へと代謝される
DHTが毛乳頭にある男性ホルモン受容体と結合し、脱毛因子(TGF-β)が生成される
脱毛因子により毛周期の成長期が短くなり、軟毛化が少しずつ進む
ミノタブは有効成分ミノキシジルを配合する内服薬です。
ミノキシジルには以下の発毛作用があるとされています。
血管拡張による血流改善
細胞成長因子の産生促進
毛母細胞アポトーシス(細胞の死に方の一つ)の抑制
しかし、ミノキシジルにはAGAの原因となる男性ホルモンじたいを抑える効果まではありません。
ミノタブの服用を止めれば副作用も自然に治まるでしょうが、効果も切れる可能性大です。
▼DHTの抑制方法についてはこちら▼
AGA治療の基礎と理解
次からは、AGA治療について以下の点を解説していきます。
AGA治療の基礎 | 誤ったAGA治療や我流のAGA治療は行わないこと |
AGA治療の理解 | 医師の判断・指示のもとで行うこと |
AGA治療の基礎と理解について、詳しくは以下をご覧ください。
誤ったAGA治療は命に関わる
ミノタブで起こりやすいのが、体毛増加の副作用です。
人によっては毛髪だけではなく、眉毛などの体毛まで濃くなる場合があります。
体毛が増加する程度であれば、命に関わる危険性はないでしょう。
しかし、ミノタブには以下の心血管系障害が報告されています。
- 胸痛
- 心拍数増加
- 動悸
- 息切れ
- 呼吸困難
- うっ血性心不全
- むくみ
- 体重増加など
心臓肥大の症状と似ている心血管系障害です。
心血管系障害のうち、うっ血性心不全は心不全により臓器や血管での血液の流れが悪くなる症状です。
軽度であれば日常生活にほぼ支障がありませんが、重度になると安静にしていても心不全症状や狭心痛により日常生活に支障が出る場合があります。
ミノタブを過剰に摂取し続けたときは、心血管系障害を引き起こしかねません。
ミノタブに人の死亡例が見当たらないとはいえ、誤ったAGA治療は禁物です。
胎児の心臓にかかる負担が大きくなる恐れがあるため、妊娠中の女性や妊娠の可能性がある女性もミノタブを使用しないでください。
血流や心臓に影響が出る可能性があるため、高血圧・低血圧の方や心臓に病気がある方はミノタブを使用する前に医師へ相談しましょう。
内服薬にはフィナステリドを有効成分とするプロペシアもあります。
フィナステリドは5α還元酵素2型を阻害する効果がある有効成分です。
AGAの症状進行を遅らせたいときに有効ですが、以下の副作用が報告されています。
【フィナステリドの主な副作用】
皮膚への副作用 | そう痒症、蕁麻疹、発疹、血管浮腫 |
生殖器への副作用 | 性欲減退、勃起不全、射精障害、精液量減少など |
その他の副作用 | 乳房圧痛、乳房肥大、抑うつ症状、めまい |
その他、重大な副作用となるのが肝機能障害です。
フィナステリドは肝機能障害のある方への安全性が確認されていません。
また、妊娠中の女性や妊娠の可能性がある女性は、男性胎児の生殖器の発育に異常が出る恐れがあるため、フィナステリドを使用しないでください。
▼副作用によるむくみ対策方法はこちら▼
我流でAGA治療を行わないこと
ミノタブやプロペシアなど海外医薬品は個人輸入で安く入手可能です。
薬代を節約したいとき、我流でAGA治療したいときに便利なのが個人輸入です。
しかし、個人輸入だと偽物の医薬品をつかまされる恐れがあります。
日本ではありませんが、過去に中国国内で抗真菌薬の偽物が確認*されました。
※参考:厚生労働省 抗真菌薬「ゼフナート外用液2%」の中国国内で確認された偽造品について
偽物の医薬品にはどのような成分が含まれているのかわかりません。
効果が出ないリスク、健康被害のリスクが高まるのが海外医薬品の個人輸入です。
正規の医薬品を正しく使用したにも関わらず、健康被害が出たときは「医薬品副作用被害救済制度」により治療費の補償が受けられます。
しかし、個人輸入した医薬品で健康被害が出たときは補償の対象外となる場合があります。
正規の医薬品と似た色・形の偽物があるため、一般の方で偽物かどうか見分けるのは難しいです。
個人輸入した海外医薬品による我流のAGA治療にはリスクが伴うと考えましょう。
医師の判断・指示に従うこと
医療機関であれば、正規の医薬品を処方してもらえます。
偽物をつかまされる心配がほぼないうえに、医師の判断・指示のもとで正しい使用方法を継続できるのが医療機関です。
ミノタブやプロペシアの正しい使用方法は以下をご覧ください。
【内服薬の正しい使用方法】
ミノタブ | 通常1日2.5mgを服用 |
プロペシア | 通常1日0.2mgを服用 |
ミノタブには2.5mg・5mg・10mgの錠剤があります。
5mg・10mgの錠剤は副作用のリスクが高まるため、通常は1日2.5mgを服用します。
2.5mgでは効果が出ない場合は、医師の判断・指示のもとで5mgまで増量してもらうとよいでしょう。
プロペシアには0.2mg・1.0mgの錠剤があり、通常は1日0.2mgを服用します。
0.2mgだと効果が出ないときは、医師の判断・指示のもとで1.0mgまでの増量が可能です。
ミノタブもプロペシアも効果を上げたいからといって、必要以上に摂取しないでください。
過剰摂取しても効果は上がらないうえに、副作用のリスクが高まります。
個人差がありますがミノタブは効果が出るまで4か月ほど、プロペシアは効果が出るまで3~6か月ほどが目安です。
AGAの症状が再発しないよう、効果が出た後も使用を継続しましょう。
ミノタブやプロペシアを使用中に何らかの異常が出たときは、医師にすぐに相談してください。
▼プロペシアの効果や副作用はこちら▼
医師処方のもとミノタブを使用するならAGAスマクリ
医療機関によってはプロペシアの処方が受けられても、ミノタブの処方は受けられない場合があります。
ミノタブの処方を受けたいときは、医療機関の選び方が大切です。
AGAスマクリ(旧AGAスマートクリニック)はミノタブの処方が受けられる医療機関の一つです。
- オンライン診療で薬代が4980円とお得
- 初月無料でAGA治療薬の処方が受けられる
- フィナステリド+ミノタブの併用治療が受けられる
フィナステリドでAGAの症状進行を抑えながら、ミノタブで発毛促進を狙うのが併用治療です。
十分な発毛が見られたらミノキシジルだけやめるといった方法もできます。
医療機関によっては価格の安いプロペシアのジェネリック(1.0mg)のみでも1か月6,000円ほどかかります。
AGAスマクリではフィナステリド(プロペシア)+ミノタブの併用でも以下の薬代です。
- 初月0円(1人1回限り)
- 2か月目以降は1か月4,980円(税込)
オンライン診療での経費節減によりお得な料金設定で処方が受けられるようになりました。
初診料や再診料、送料など4,980円以外の料金はかかりません。
気になる方は是非確認してみてください。
▼AGAスマクリの料金や評判が気になる方はこちら▼
まとめ
今回はミノタブについて、以下の点を中心に解説してきました。
【ミノタブの重要ポイント】
- 心臓破裂や死亡のリスクは少ない
- ただし、心筋梗塞や心臓肥大の危険性はある
- 服用を止めると効果が切れてAGAの症状が再発する可能性がある
- 命に関わるため、過剰摂取は行わないこと
- 妊娠中や妊娠の可能性がある女性は使用しないこと
- 高血圧や低血圧の方、心臓に病気がある方は使用前に医師に相談
- 偽物をつかまされる恐れがあるため、個人輸入での我流のAGA治療は行わないこと
- 医療機関で処方を受ければ、正規の医薬品を医師の判断・指示のもとで継続できる
ミノキシジル配合の発毛剤リアップは市販されていますが、ミノタブは市販されていません。
個人輸入は偽物のリスクがありますので、医療機関で処方を受けましょう。
AGAスマクリではフィナステリド+ミノタブの処方を受けても初月0円、2か月目以降は1か月4,980円です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。