デュタステリドの服用を考えている人は、普段常用している薬があると飲み合わせは大丈夫なのか気になるでしょう。
ここでは、デュタステリドと併用禁忌の医薬品を紹介します。
「デュタステリドを服用したいけど普段から使っている薬があるから不安」などと感じている人に有益な情報を提供します。
また、服用時の注意点も詳しく解説します。
- デュタステリドの併用禁忌薬は確認されていない
- デュタステリドとCYP3A4阻害薬との併用には注意が必要
- デュタステリドの個人輸入は危険
- おすすめのAGAクリニックは、「AGAスマクリ」！初月無料で2ヶ月以降もずっと4980円！
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監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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デュタステリドに併用禁忌薬はある？
デュタステリドに併用禁忌薬はあるのでしょうか。
現在、持病などを抱えていて他の薬を服用している場合、その薬が禁忌薬かもしれないと不安になる人もいるのではないでしょうか。
そんな人のためにもここでは、デュタステリドの併用禁忌薬の有無や服用している薬がある場合の解決方法について紹介していきます。
デュタステリドの併用禁忌薬は報告されていない
デュタステリドを毎日服用するのであれば、併用してはいけない薬を知っておきたいでしょう。
実は、デュタステリドには併用禁忌薬はありません。
併用禁忌薬はありませんが、併用注意薬はあるので後述していきます。
他の治療薬と併用する際は医師に相談
デュタステリドには併用禁忌薬はありませんが、併用注意薬はあるので、もし他の薬と併用する場合には事前に医師に相談することをおすすめします。
「注意であればそこまで気にしなくていいだろう」と考える人も中にはいるかも知れませんが、併用する薬によっては、デュタステリドに含まれている有効成分の効果を弱めてしまう薬も存在するのです。
AGA治療を後悔のないように行うためにも、外の治療薬と併用する際は医師に相談をするようにしましょう。
デュタステリドの併用注意薬
先程はデュタステリドの併用禁忌薬について解説してきました。それでは、併用注意薬はどうでしょうか。
併用注意薬というと、「禁忌薬よりは軽い」「そこまで気にしなくていい」と考えてしまう人も多いかもしれません。
しかし、併用注意薬といえど薬などによっては効果が薄まったり、薬以外でも飲み合わせの悪い飲み物などが存在するのです。
服用を始めてから後悔がないように、併用注意薬がどのようなものなのか、どの薬や飲み物と相性が悪いのかについて解説していきます。
そもそも併用注意薬とは
一緒に飲み合わせてしまうと重大な副作用を起こす可能性があるため併用がNGであるのが、併用禁忌です。
それに対して併用注意薬というのは、一緒に飲み合わせてしまうことで治療薬の作用が弱くなる可能性がある薬のことを指します。
併用禁忌と比べて重大な副作用を引き起こすリスクは低いですが、併用注意薬を守らずに治療を継続してしまうと、効果が出ないといったことを引き起こす原因につながります。
特にAGA治療は長期間の継続が必須であるため、併用注意薬に関しても必ず確認しておきましょう。
CYP3A4阻害薬との併用は注意
基本的にはデュタステリドと併用することを禁忌としている医薬品はありません。
しかし、CYP3A4阻害薬との併用には注意が必要です。
CYP3A4とは代謝酵素のことで、ザガーロなどのAGA医薬品はこのCYP3A4で代謝がなされます。
デュタステリドとCYP3A4を併用すると、デュタステリドの血中濃度が上がってしまうことが考えられます。
もし、併用することがあれば、事前に医師に相談することをおすすめします。
グレープフルーツジュースで服用するのは危険
グレープフルーツジュースとデュタステリドは相性があまり良くありません。
理由としてはグレープフルーツに含まれている「フラノマリン」という成分が、飲んだ薬の有効成分を分解するための体内酵素の働きを阻害してしまうことが挙げられます。
グレープフルーツジュースは100％のジュースだとフラノマリンの量も多く含まれているため、一緒に服用するのは控えるようにしましょう。
デュタステリドの効果と副作用
デュタステリドには「脱毛抑制作用」と「薄毛予防」に効果が期待できます。
しかしその反面、性欲減退や肝機能障害などの副作用も考えられるので注意が必要です。
ここではデュタステリドの効果と副作用について解説していきます。
デュタステリドの効果
脱毛抑制効果
デュタステリドには脱毛因子を抑制する効果があります。
具体的に説明すると、AGAの原因となるのは5αリダクターゼと呼ばれる物質です。
この5αリダクターゼは、男性の体内にあるテストステロンと結合することで脱毛因子が増え、AGAを進行させるのです。
デュタステリドを服用した場合、5αリダクターゼの働きを阻害することが可能になります。
つまり、デュタステリドによって5αリダクターゼはテストステロンとの結合を阻害され、脱毛因子を減らす効果が期待できるというものです。
▼5αリダクターゼについて詳しく知りたい方はこちら▼
薄毛予防
デュタステリドはおでこの生え際や頭の頂点の薄毛に悩んでいる場合は服用することで薄毛の予防につながることが多いとされています。
また、発毛や育毛効果もあることからさらなる予防も期待することができるでしょう。
デュタステリドの副作用
頭痛、めまい
比較的軽いとされている副作用に頭痛・めまいがあります。
服用初めに起こりやすく、徐々に慣れて消失していくとされていますが、めまいは特に転倒などに注意が必要です。
性欲減退
性欲減退のような副作用も報告されています。
これらの男性機能低下はいずれも発症率は低く、危険性は高くないとされています。
勃起不全や性欲減退は一時的なもので、服用を中止してしばらくすると消失します。
また男性機能低下の副作用があることから、子づくりを考えている場合は服用を一時休止をする場合があります。
子づくりを検討されている場合は、医師へ相談しましょう。
肝機能障害
肝機能障害とは、血液の肝機能検査で異常値になった場合のことを指しています。
デュタステリドの服用で肝機能障害を起こす可能性は高くはありませんが、薬の服用で多少肝臓へ負担がかかるので、万が一異変を感じた場合は、服用を中止し直ちに医師へ相談しましょう。
▼デュタステリドによる肝臓への影響はこちら▼
デュタステリドでAGA治療をする際の注意点
デュタステリドには効果が現れるまでの期間や値段など、事前に理解しておく必要のある項目の多い医薬品となっています。
ここではデュタステリドでAGA治療を行う際の注意点について一つひとつ解説していきます。
最低でも6ヶ月は服用する
デュタステリドカプセルの効果が感じられるようになるまでには、6ヶ月から1年といわれています。
その理由は、髪の毛にはヘアサイクルがあるからです。
ヘアサイクルとは、2年から6年かかる成長期、約2週間前後の退行期、3ヶ月から4ヶ月の休止期の3段階あり、髪の毛の成長に大きく関わっています。
薄毛はヘアサイクルの乱れによって生じます。
デュタステリドカプセルの服用でヘアサイクルが正常に戻り、元々生えていた薄毛が抜け落ち、新たに強く太い髪の毛が生えてきます。
このことから髪の毛が生えて効果が実感できるまで時間がかかるため、最低でも6ヶ月は服用するようにしましょう。
経済的負担が大きい
デュタステリドを続けていくにあたって、人によっては経済的負担から継続していくことが難しい人もいるでしょう。
AGAの医薬品自体は数千円台の物が多く、1種類だけの服用であればそこまで問題ないかもしれません。
しかし、AGAで強く悩んでいる人であればあるほど、治療薬の併用などを理由に金額が高くなりがちです。
AGAの治療費は決して安いものではないので、自身の経済状況と相談しながら、自分のペースで治療を続けることをおすすめします。
副作用が強い
デュタステリドの副作用には「肝機能障害」「性機能不全」「乳房障害」などが挙げられます。
これらの副作用は持病を何も抱えていない人であれば、そこまで発症する可能性は高くありません。
しかし、肝臓などに病気などを持っている人だと副作用のリスクが大きく高まりますので、もし持病を持っていてデュタステリドを服用しようと考えている人は事前に医師に相談してから判断することをおすすめします。
妊娠中の女性や子どもの肌に触れないようにする
デュタステリドは女性の服用は禁止です。
特に、妊娠中の女性、授乳中の女性などは子供への健康被害のリスクがあります。
経皮吸収の恐れもあるため指で触るのも禁止です。
女性はデュタステリドに近づかないようにしましょう。
肝機能障害を患っている人は医師に相談してから
デュタステリドは、重度の肝機能障害がある人は服用できません。
デュタステリドは肝臓で代謝される治療薬のため、肝臓に大きな負担がかかります。
重度の肝機能障害を持っている場合、代謝が上手くできなく副作用が強く出る恐れがあるのです。
デュタステリドの個人輸入は危険
デュタステリドは医師の処方以外にも個人輸入の通販サイトなどで購入することもできます。
しかし、個人輸入品のAGAの治療薬には偽物品が多く存在しており、中には全く違う薬であることからいつまで経っても効果が出ないなんてこともあるでしょう。
そうならないためにも、AGA医薬品を購入する場所は自分で責任を持った上で選ぶ必要があるのです。
偽物品が多い
デュタステリドの個人輸入品には偽物品が多いです。
これには、デュタステリドよりも単価の安い薬を入れることで単価の高いデュタステリドの金額を手に入れようとする人間が存在していることが理由の1つにあります。
特に海外製の医薬品は英語が読めないなどの購入にリスクつきまとうので、購入に関してはあまりおすすめできません。
効果が出ない
デュタステリドの個人輸入品が偽物だった場合、残念ながらAGAに関する効果は期待できないでしょう。
偽物である以上、有効成分も入っておらず返品も利かないことが多いため、泣き寝入りとなってしまうことも少なくありません。
確実に治療薬を手に入れたい場合は、病院やクリニックで処方されたものを購入したほうがいいでしょう。
デュタステリドの偽物品には併用禁忌のリスクがある
前述しましたが、デュタステリドの個人輸入品には偽物品の可能性が考えられます。
偽物品の場合、中に入っている有効成分が全く違う商品だと、現在他の薬を服用している人は併用禁忌のリスクが生じます。
併用禁忌薬であった場合、取り返しのつかないことになってしまう可能性も考えられるので、AGAの治療薬を購入する場合は個人輸入品を買うのではなく、医師の処方を受けた上で購入するようにしましょう。
デュタステリドはミノキシジルとの併用がおすすめ
デュタステリドはミノキシジルと併用することでさらなる効果が期待できるとされています。
この見出しからはデュタステリドとミノキシジルを併用することでどのような効果が期待できるかなどを解説していきます。
デュタステリドとミノキシジルの併用で期待できる効果
ミノキシジルとは血管を拡張させ、血流を良くする効果があります。
それだけではなく、髪の毛の成長を促す毛乳頭細胞へ働きかけ、ヘアサイクルを延長させる働きを持っています。
さらには毛乳頭細胞から生成される発毛因子の産生を促したり、毛乳頭細胞自体を増殖させる働きもします。
これらの作用から、ミノキシジルは「発毛を促す成分」として位置づけられています。
デュタステリドカプセルで薄毛を抑制し、ミノキシジルで発毛を促進させて効果を高められるので、併用して処方される場合が多いです。
ミノキシジルに併用禁忌はある？
ミノキシジルの内服薬（ミノタブ）には併用禁忌薬に指定されている薬があります。以下に記載するので服用する際には注意しましょう。
- ED治療薬
- 風邪薬（イブプロフェン）
- 偏頭痛治療薬（イミグラン）
- アルコール
もし、風邪などの症状によりこれらの薬を服用する場合は、一旦ミノキシジルの服用を控え、症状が改善されてから再開するようにしましょう。
まずはフィナステリドとミノキシジルの併用を推奨
フィナステリドとミノキシジルの併用でもAGA治療に大きな効果が期待できます。
2つの薬を併用することで脱毛予防と育毛の両面から対策をすることができます。
また、デュタステリドはフィナステリドよりも効果は強いですが副作用のリスクも大きいので安心してAGA治療を進めるならフィナステリドとミノキシジルを併用することをおすすめします。
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2回目以降の再診料、送料も無料で、薬代のみかかります。
その薬代がかなり安くなっていますが、これは店舗や人件費などの費用を徹底的に抑えたためです。
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【結論】デュタステリドに併用禁忌薬はない！医師の処方を受けて治療することが大切
デュタステリドには併用禁忌薬に指定されている薬は存在しません。
しかし、個人輸入などで手に入れた場合は偽物の薬であることが考えられるので、併用禁忌のリスクが高まってしまいます。
安全にデュタステリドを手に入れたい方は医師の処方を受けてから購入することが大切です。
