つむじ/頭頂部ハゲは回復する？頭頂部の薄毛の原因や治療方法について解説

「つむじがハゲてきた気がする」「頭頂部が薄くなってきたけど、このまま回復せず薄毛になってしまったらどうしよう」とお悩みの方はいませんか？

つむじハゲは進行性の脱毛症「AGA」の可能性も高く、早めの対策が必要です。

そこで今回はつむじハゲの原因や、髪の毛を回復させるための治療法などを解説します。つむじや頭頂部の薄毛が気になり出した方は、ぜひ参考にしてください！

監修医師

成田亜希子 医師

成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。

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つむじ/頭頂部ハゲの基準って？ただの思い込みかを見分ける方法

「つむじハゲ」という言葉はよく耳にしますが、具体的にどのような状態を指すのでしょうか。

以下ではつむじハゲの基準や、ただのつむじとの見分け方について解説します。

つむじハゲに年齢や性別は関係ない

つむじハゲとは、つむじや分け目付近の髪の毛が薄くなっている状態です。

つむじハゲに明確な定義はなく、一般的には頭頂部あたりに症状が見られるため「てっぺんハゲ」と呼ばれることもあります。

頭頂部付近は自分では見えにくく、家族や友人などに指摘されてつむじハゲに気付く方も多いようです。

頭頂部の薄毛と聞くと中年の男性に多いイメージがありますが、実はつむじハゲは年齢や性別に関係なく誰にでも起こりうるもの。

まだ若いからと油断していると薄毛がどんどん進行してしまうこともあるため、早めにチェックして対策をとることが大切です。

毛の流れをチェックしよう

自分がつむじハゲかどうかを確認するために、まずはつむじ付近の毛流れをチェックしてみましょう。

つむじは本来、右回りか左回りかのどちらかに渦巻いています。

しかし髪の毛がどちら向きに渦巻いているのかよく分からない場合は、つむじハゲが進行してしまっている可能性が。

髪の毛が細くなったり量が減ったりして、毛流れがはっきりしない状態になっていることが多いです。

このように、つむじ付近に細くて短い毛が多い場合は、髪の毛が生まれ変わるヘアサイクルがうまく機能していないと考えられます。

ヘアサイクルが乱れていると髪の毛が育ちきらないまま抜けてしまい、薄毛が進行してしまう原因に。

そのためヘアサイクルを正常に整えるよう、なるべく早く対処しましょう。

頭皮をチェックしよう

つむじハゲかどうかをチェックするには、頭皮の状態をよく観察することも重要です。

つむじ付近の頭皮が透けて見えていたり、頭頂部の地肌が完全に見えてしまっている場合は、つむじハゲが進行していると考えられます。

また、つむじ付近に髪の毛がある場合でも、頭皮の色が赤っぽくなっていれば要注意。

頭皮は本来、肌色や青白い色であるのが一般的だからです。

頭皮が赤っぽくなっているのは、紫外線や乾燥などでダメージを受けていたり、炎症を起こしていたりする証拠。

何らかの頭皮トラブルを抱えている可能性があるため、原因を見極めて早めの対処をとりましょう。

つむじ/頭頂部ハゲの原因とは

つむじや頭頂部がハゲてしまう原因として、以下の3つが挙げられます。

以下でそれぞれの特徴を詳しく解説していきます。

①AGA

AGAは（Androgenetic Alopecia）は、「男性型脱毛症」とも呼ばれる進行性の脱毛症です。

成人男性が発症することが多く、日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」によると、日本人男性の約30％に見られると報告されています。
（参考：日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」）

AGAの進行パターンは、額の生え際から薄毛が進行する「M字型」、頭頂部から薄毛が進行する「O字型」、前頭部から薄毛が進行する「U字型」の3つです。

そのなかでもつむじハゲは、まさしく「O字型」の進行パターン。

AGAでは頭頂部の薄毛が多く見られるため、男性のつむじハゲはAGAが原因で発症している可能性が高いでしょう。

AGAの原因

AGAの発症には、男性ホルモンの一種「DHT（ジヒドロテストステロン）」が大きく関係しています。

AGAが発症する流れを見ていきましょう。

重要なのは「テストステロン」と「5αリダクターゼ」が結合することで、脱毛のきっかけとなる「DHT（ジヒドロテストステロン）」が作られてしまうということ。

また「DHT」が「男性ホルモンレセプター」にキャッチされることにより、脱毛がどんどん進んでいってしまうということです。

脱毛の指令が出されると成長の途中段階にあった髪の毛さえも成長が止まり、毛根が退化して髪の毛が抜け落ちます。

髪の毛が十分に成長しきらないまま抜けるのを繰り返すことで、薄毛が進行していく仕組みです。

AGAによるつむじハゲは遺伝の可能性が高い

AGAの発症に深い関係がある「5αリダクターゼ」の活性度と、「男性ホルモンレセプター」の感受性は、遺伝によって受け継がれると言われています。

そのためAGAによるつむじハゲは、親などからの遺伝で発症している可能性が高いです。

なお、「5αリダクターゼの活性度」は両親から受け継がれますが、「男性ホルモンレセプターの感受性」は母方の家系から遺伝すると考えられています。

つまり両親がAGAでなかったとしても、母方の祖父母や祖先が遺伝子を持っていた場合はAGAのリスクが高まるということ。

両親や祖父母などがAGAを発症している場合は、つむじハゲなどを発症しないために早めの対策をとるほうが良いでしょう。

②FAGA

FAGAは更年期以降の女性に多く見られる脱毛症です。

頭頂部や額の生え際など部分的な薄毛から始まるAGAと違い、FAGAは頭部全体の髪の毛がだんだんと薄くなっていきます。

しかしFAGAがそれほど進行していない初期段階のうちは、髪の毛の減少や軟化により「つむじや分け目が目立つようになってきた」と感じる方も少なくありません。

FAGAはホルモンバランスの乱れやストレス、生活習慣の乱れ、全身の疾患などさまざまな要因で発症します。

つむじをはじめ、髪の毛全体の薄毛が気になってきたときは、原因をしっかりと突き止めて適切な治療を行うのが大切です。

③円形脱毛症

円形脱毛症は、髪の毛の一部が円形や楕円形に抜け落ちてしまう病気です。

その見た目から「10円ハゲ」などと呼ばれることもありますが、なかには頭部全体や眉毛、まつ毛まで脱毛が及ぶこともあります。

円形脱毛症はストレスが原因で発症すると思っている方も多いですが、実は円形脱毛症とストレスには直接的な因果関係は認められていません。

肉体的・精神的ストレスが引き金となり発症することはあるものの、現時点では自分の毛根を異物とみなして攻撃してしまう「自己免疫疾患」であると考えられています。
（参考：日本皮膚科学会「日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」）

つむじ/頭頂部ハゲを予防する4つの対策方法

つむじハゲを一度発症してしまうと、回復するのに時間がかかってしまいます。

そのためまずは、つむじハゲにならないよう対策をしていくことが大切です。

以下では、つむじハゲを予防するための対策方法を4つ紹介します。

生活習慣を整える

つむじハゲを発症させないためには、健康的な頭皮や毛髪作りが欠かせません。

まずは日頃の生活習慣を整えて、頭皮の状態を改善していくことから始めましょう。

以上のことに注意しながら健康的な生活を送ることが、頭皮環境の改善やつむじハゲの予防に繋がります。

栄養を意識して食事をとる

健康的な頭皮や髪の毛を作るには、毎日の食事の栄養面を考えることも重要です。

太くて強い髪の毛の育成をサポートすると言われている栄養素を、以下の表にまとめました。

上記の栄養素を意識して摂取することで、毎日の食事から薄毛対策ができます。

もし食事に取り入れるのが難しい場合は、サプリメントやプロテインから手軽に摂取するのもおすすめです。

頭皮マッサージをする

つむじハゲにならないために、日頃から頭皮マッサージを取り入れるのもおすすめです。

頭皮マッサージをすることで頭皮全体の血行が良くなり、髪の毛の育成に必要な栄養素が頭皮全体に行き渡りやすくなります。

ただし強い刺激を与えすぎると、頭皮を傷つけて脱毛を促進してしまう原因に。

指の腹を使って、優しくほぐすようにマッサージしてください。

毎日コツコツと続けることが大切なので、シャンプー時にあわせて行うなど、無理なく継続できる方法で取り入れてみましょう。

育毛剤を使用する

ドラッグストアなどで手に入る育毛剤には、今生えている髪の毛を育て、抜けにくくする効果があります。

そのため、これから薄毛にならないよう対策を始めたい方にはおすすめのアイテムです。

育毛剤はいくつか種類があるため、ご自身が求める効果やライフスタイルに合わせて選びましょう。

ただし、育毛剤には新しく髪の毛を生やす効果はあまりありません。

すでに薄毛が進行している方や、ツルツルになった頭皮に髪の毛を回復させたい方は、育毛剤ではなく発毛剤の使用が適しています。

次の章も確認しながら、つむじハゲの回復に向けた治療を行っていきましょう。

つむじ/頭頂部ハゲを回復させる3つの治療方法

つむじハゲが進行してしまっている場合、頭皮マッサージや育毛剤などの自己流のケアではなかなか回復が見込めません。

つむじの髪の毛を本気で回復させたいなら、原因に合わせて早めに治療を行うことが大切です。

ここでは、つむじハゲを回復させるための治療法について解説していきます。

投薬による治療

つむじハゲの原因のひとつであるAGAは、病院での投薬治療が推奨されています。
（参考：日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」）

実際にAGAクリニックで行う治療も、フィナステリド（プロペシア）やデュタステリド（ザガーロ）、ミノキシジルなどの薬を用いて発毛を促進するのが一般的です。

ただし、薬の効果はすぐに出るものではありません。

6ヶ月ほどかけて、ようやく効果を実感し始める方が多いです。

効果がすぐに実感できなかったり、治療費が負担になってしまったりして、薬の服用をやめてしまうと、また薄毛の状態に後戻りしてしまうことも。

AGAの治療は何よりも継続することが大切なので、価格が安くて負担なく通いやすいクリニックを選ぶことが重要です。

月々4980円で続けやすいAGAクリニック「AGAスマクリ」

抜け毛予防の「フィナステリド（プロペシア）」に加え、髪を生やす「ミノキシジル」をセットで処方しているのがAGAスマクリ。

毎月1〜2万円が相場のAGAクリニックの薄毛治療ですが、AGAスマクリでは月額4,980円 （税込）で「フィナステリド1mg」と「ミノキシジル5mg」を処方しています。もちろん、診察代や送料は一切かかりません。

また、スマホ1つさえあればいつでもどこでも医師の診察・処方を受けられる、オンライン診療を導入。通院時間も不要で、全国どこに住んでいても処方可能です。

今なんとAGAスマクリは、より多くの方にAGA治療を体験していただけるよう「初月無料」で発毛薬を処方しています。

薄毛のお悩みに関してはスタッフによる無料オンライン相談を受けつけているので、少しでも興味のある方はまずはお気軽に相談してみませんか？

注入による治療

AGAによるつむじハゲは、髪の毛の成長因子を含む薬液を頭皮に直接注入する治療も行われています。

一般的に「メソセラピー」や「HARG療法」と呼ばれることも多い治療法です。

注入による治療は、頭皮にさまざまな成分を直接送り込むことができるのがメリット。

また投薬治療と比べて副作用のリスクが少ないにも関わらず、効果が早く出やすいのもポイントです。

ただし、自分では注入できないためクリニックへの通院が必須であることや、注入時の痛みが伴うことに注意しましょう。

自毛植毛

薬や注入による治療で新しい髪の毛を生やすのではなく、自分の髪の毛を薄毛が気になる部分に植え替えるという方法もあります。

このように、自らの後頭部や側頭部の髪を皮膚組織ごと採取して植え替える方法が「自毛植毛」です。

自毛植毛は男性ホルモンの影響を受けにくい後頭部などから、健康的な毛髪を採取して植え替えます。

そのため、自らの毛で自然にボリュームアップができるのがメリットです。

また一度生着するとその後は半永久的に生え変わるため、メンテナンスも必要ありません。

ただし投薬治療などに比べて初期費用が高いこと、発毛を実感できるまでには時間がかかることなどがデメリットです。

つむじ/頭頂部ハゲを回復させるおすすめのAGAクリニック3選

つむじハゲはAGAが原因で発症している可能性が高いです。

したがって、つむじの髪の毛を回復させるためには、AGA専門のクリニックで診てもらうのが良いでしょう。

そこで、投薬治療・注入治療・自毛植毛のそれぞれでAGA治療が受けられるおすすめのクリニックを3つ選びました。

以下でそれぞれの特徴を詳しく紹介していきます。

AGAスマクリ

引用：AGAスマクリ

AGAスマクリでは、月々の費用を抑えながら投薬治療が受けられます。AGA治療が初めての方や、なるべく安く治療を続けていきたい方におすすめです。

一般的なAGAクリニックでは、毎月の費用が1〜2万円を超えてしまうのが相場。

一方、AGAスマクリならAGAの進行を抑制する「フィナステリド1mg」と、新しい髪の毛を生やす「ミノキシジル2.5mg」のセットを、月々4,980円で処方してもらえます。

経済的な負担を抑えられるため治療を継続しやすく、発毛効果も期待しやすいのがメリットです。

またAGAスマクリはオンライン診療を行っているため、自宅にいながら気軽に診察を受けられるのもポイント。

通院の手間がかからないのはもちろん、誰にも知られずにAGA治療を始められます。

AGAスキンクリニック

引用：AGAスキンクリニック

AGAスキンクリニックではさまざまなAGA治療が受けられます。

症状やご希望に合わせて治療プランを組み立てられるので、自分に適した治療を受けたい方におすすめです。

なかでも注入治療のメソセラピーでは、AGAスキンクリニックオリジナルの発毛カクテルを頭皮に注入。

また、注射針を使わないメソセラピーを行うなど、治療中の痛みにも配慮されています。

注入治療を受けたいが痛みや注射が苦手という方でも、気軽に挑戦しやすいクリニックです。

親和クリニック

引用：親和クリニック

親和クリニックは自毛植毛専門のクリニックです。

一人ひとりの顔の輪郭や眉の位置まで考慮しながら髪の毛を移植するため、自然な仕上がりを目指せます。

また、髪の毛の状態や予算に合わせて、複数のメニュープランが用意されているのもポイント。

初期費用はかかってしまうものの、薬や注入による治療を続けるのが面倒な方や、定期的なメンテナンスなしで自然にボリュームアップしたい方におすすめです。

つむじ/頭頂部ハゲの隠し方や目立ちにくい髪型とは

ここまでは、つむじハゲを回復させる方法について解説してきました。

しかし薄毛治療を行う場合でも、実際に効果が出て髪の毛が回復するまでには一定の期間がかかります。

そこで髪の毛が回復するまでの間におすすめの、つむじハゲを隠しやすい髪型を3つ紹介します。

オールバック

つむじ以外の髪の毛に十分な長さや量がある場合は、オールバックでつむじハゲを隠すのがおすすめです。

近年は、前髪を少し立ち上げながら後ろに流したり、七三に分けたりするデザイン性が高いオールバックが流行しています。

つむじハゲをさりげなく隠しながらトレンドライクな髪型ができるので、つむじ以外の髪の毛にボリュームがある方にはイチオシのヘアスタイルです。

ソフトモヒカン

ソフトモヒカンはサイドと後ろを刈り上げて、トップに自然とボリュームを持たせるヘアスタイルです。

相対的に頭頂部にボリュームが出るため、ナチュラルにつむじハゲを目立たなくすることができます。

またトップとサイドの長さ次第で印象を大きく変えることができ、誰にでも似合いやすいのもメリット。

ビジネスシーンにマッチする爽やかな印象を作ることもできます。

ベリーショート

つむじハゲを目立たなくさせるためには、ベリーショートもおすすめです。

「髪の毛が短いとつむじハゲが目立ちやすいのでは？」と思う方もおられるかもしれませんが、実はその逆。

長髪であるほど髪の毛がペタンと寝てしまいやすく、つむじハゲが目立つ要因となります。

髪の毛が上に立つくらいに短くすることで、てっぺんの薄毛を自然にカモフラージュすることが可能です。

またトップや後頭部などの長さを少し伸ばしてアレンジした、デザイン性が高いおしゃれ坊主も人気ですよ。

つむじ/頭頂部ハゲを回復させたいならAGAクリニックにまず相談！

今回はつむじハゲの原因や、髪の毛を回復させるための方法について解説しました。

つむじハゲはAGAなどの進行性の脱毛症の可能性が高いため、放っておくとそのまま髪の毛が抜けてなくなってしまうことも。

薄毛が進行して後悔しないよう、つむじハゲが気になり出したらなるべく早く対策をとるのがおすすめです。

自己流のケアでは発毛を実感できないことが多いため、髪の毛を回復させたい方はAGAクリニックに相談しましょう。

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