デュタステリドは、AGAの治療薬として有名です。
デュタステリドは女性が使用しても問題ないのでしょうか。
そこで、この記事では女性のデュタステリド使用について詳しく解説します。
女性のAGAクリニックついても触れていますので、ぜひ最後までお読みください。
監修医師 成田亜希子 医師 成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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デュタステリドとは
デュタステリドとはそもそもどのような薬品なのでしょうか?
また、ミノキシジルとの違いはどのような点にあるのでしょうか?
デュタステリドやミノキシジルとの違いについて解説します。
デュタステリドの由来
デュタステリドは当初、前立腺肥大症の治療薬として誕生しましたが、AGA(男性型脱毛症)にも効果があることがわかりました。
そうして、ザガーロやアボルブという名前のAGA薬名として使われるようになりました。
デュタステリドAGAにとても有効な治療薬ですが女性には危険な一面も持っています。
デュタステリドとミノキシジルの併用について
デュタステリドの他にAGA治療薬として、ミノキシジルも有名です。
この2つの治療薬の違いはどういった点なのでしょうか。
デュタステリドとミノキシジルの違いは成分や作用の仕方です。
デュタステリドはDHTの生成を促進することで薄毛を進行させる、「5αリダクターゼ」の働きを抑えます。
その結果、薄毛を抑えることができます。
ミノキシジルの方は、毛母細胞に働きかけ、短縮されたヘアサイクルを元に戻すことによって、発毛そのものを促進するものです。
デュタステリドとミノキシジルの2つの治療薬はお互いに異なる効果を持つため併用することができます。
▼5αリダクターゼについて詳しく知りたい方はこちら▼
デュタステリドが女性に危険な理由
デュタステリドが女性にとっては危険と言われていますが、どうしてなのでしょうか。
妊娠していたり、授乳していたりする女性にデュタステリドを投与した場合、男児や男性胎児の生殖器の発育に害を与える可能性があるからです。
このことは、ラットやウサギを使った実験でも証明されています。
注意すべき事項として、デュタステリドは経皮吸収されるため、割れたサガーロのカプセルなどに直接触れることも避けなければなりません。
このことは以下でさらに詳しく解説します。
デュタステリドの副作用
デュタステリドの副作用について詳しく解説します。
副作用としては、腹痛、下痢、頭痛、めまいなどがあります。
これらは、服用時の体調にも左右されるので、必ずしもデュタステリドが原因であるとは限りません。
とはいえ、なかなか治癒しない場合は、デュタステリドの服用をいったん中止して、専門医に診てもらう方がいいでしょう。
次に、比較的重い副作用について解説します。
デュタステリドを成分とする薬剤を服用すると、肝機能が悪化し、黄疸という体が黄色くなる現象が現れることがあります。
体がだるくなったり、疲れやすくなったりするのが肝臓障害の前ぶれです。
こうした場合は、デュタステリドの服用を中止してクリニックで血液検査を受けるようにしましょう。
また、実績調査では副作用が発生する可能性は少ないのですが、デュタステリドを成分とする薬剤を服用すると、
- 性機能の低下
- 性欲減退
- ED(勃起不全)
- 精液の量の減少
が見られることがあります。
このような場合も一旦服用を中止して専門医に診てもらうようにしましょう。
デュタステリドの服用によって、赤い蕁麻疹が唇、口腔内、咽喉に出てきたり、体がかゆくなったりする薬アレルギーが見られることがあります。
デュタステリドは、特に妊産婦や小児の使用は禁忌とされています。
服用のみならず触れてもいけないとされているのです。
妊婦や男児がデュタステリドに触れたり服用したりしただけで、男性機能や男性器の発育を悪くすることがあります。
万一、触れてしまった場合は、石鹸を使って洗浄したうえで、医師の診察を受けましょう。
デュタステリドを服用する際の注意事項
デュタステリドを服用する際に注意すべきことについて詳しく解説します。
デュタステリドは経皮吸収されるため、妊娠中はデュタステリドの使用は避けるようにしましょう。
男児の外生殖器の発育を妨げてしまうおそれがあるのです。
こうしたことから、日本では女性はデュタステリドの内服は禁止されています。
デュタステリドは経皮吸収されるため、男性が処方した治療薬を女性が触るのも危険です。
デュタステリドを内服している男性による献血はどうでしょうか。
献血された血液を妊娠した女性患者に輸血する可能性もあります。
体内から成分が排泄される速度は薬によって違ってきますが、デュタステリドの場合は約6カ月間献血を控えた方がいいでしょう。
▼デュタステリド服用中の献血についてはこちら▼
女性がデュタステリドに触れてしまった時の対処法
では、女性がデュタステリドに触ってしまった場合はどのように対処すればいいのでしょうか。
万一、女性がデュタステリドに触ってしまった場合は、すぐに石鹸を使って水で洗い流すのが一番です。
その後、念のために、デュタステリドが経皮感染していないか、専門のクリニックの医師に診てもらうようにしましょう。
同時に、デュタステリドを服用する家族やパートナーにさらに取扱いの注意を喚起しましょう。
例えば、家族などでカプセルを開けて中身を飲もうとする人がいる場合は、飛散した薬剤が女性や子供に経皮感染する可能性があります。
カプセルのまま飲むよう重ねてお願いしましょう。
とにかく、デュタステリドに触ってしまっても何もしないで放っておくのが一番危険ですので、この点はしっかり心に刻んで対処することが大切です。
女性におすすめのクリニックの選び方
デュタステリドとミノキシジルの違いや、お互いに異なる効果を持つため併用することができることは既に説明しました。
ところで、ミノキシジルは、ADA治療薬の中でも、日本皮膚科学会が女性の脱毛症への治療効果があると認めた唯一の治療薬なのです。
ミノキシジルには内服薬と外用薬があり、内服薬の方は当初は降圧薬として高血圧の治療のために使われていました。
よって、高血圧の人や循環器系の疾患がある人は使用を控えた方がよいでしょう。
しかし、ミノキシジルの外用薬は、男性でも女性でも使用可能です。
外用薬だと肌に合わないこともあるので使うべきではないというAGA専門医もいるようです。
確かに、稀にミノキシジルを塗布した部分の皮膚にかぶれやかゆみといった副作用が起こる可能性はあります。
とは言え、外用薬は相対的に安全な治療薬で、循環器系に及ぼす副作用はほとんどありません。
一方、内服薬では血液中に入った有効成分が体内を巡るため、外用薬と比較して高い効果を発揮します。
従って、女性はこのミノキシジルを処方してくれるクリニックが良いでしょう。
しかも、ミノキシジルの内服薬を服用しても安全かどうかをしっかりとチェックしてくれるクリニックなら完璧と言えるでしょう。
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【まとめ】女性はデュタステリドではなくミノキシジルで治療しよう!
ここまで女性がデュタステリドを使用した場合の効果や危険性などについて解説してきました。
ポイントをまとめると以下の通りです。
- デュタステリドの副作用として胎児の生殖器形成に影響を及ぼす恐れがある
- デュタステリドを服用する際の注意として、経皮吸収されるため女性・小児は触らない
- 女性がデュタステリドに触れてしまった場合は、直ちに石鹸および流水で洗い流す
- 女性にはデュタステリドではなく、ミノキシジルで治療するクリニックがよい
- 女性におすすめのAGAクリニックは「AGAスマクリ」
これらの情報が少しでもお役に立てば幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。