ミノキシジルはAGA治療に用いられることの多い治療薬です。
また、昨今のフィットネスブームにより筋トレを始めた方も多いのではないでしょうか。
今回は、ミノキシジルの服用と筋トレを同時に行なった際の影響について解説していきます。
- ミノキシジルの服用は筋肉に影響を与えない!
- 副作用によって筋肉痛になる可能性はある!
- ミノキシジルの処方をしてくれるAGAクリニックは、「AGAスマクリ」
- AGAスマクリは、オンライン診療に対応しているから手軽に受診&治療が可能
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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ミノキシジルの服用は筋肉に影響を与える?
AGA治療薬であるミノキシジルを服用して筋肉に影響はあるのでしょうか。
ミノキシジルと筋肉の関係性についてご紹介します。
ミノキシジルの服用が筋肉に影響を与える報告はない
結論から申し上げると、ミノキシジルの服用が筋肉に影響を与える報告はありません。
逆に言うとミノキシジルの服用が筋肉に影響を与えないといった研究報告もないため、未だにミノキシジル服用が筋肉に与える影響は未解明となっています。
しかし、実際にミノキシジルを使用されている方々の声を確認する限りでは、ミノキシジルを服用したからといって筋肉量に増減が認められたという旨の内容はありません。
よって、ミノキシジルの服用が筋肉に影響を与える可能性は低いことが考えられます。
現在筋トレをされていて、ミノキシジルを服用したい・している方はご安心いただけたのではないでしょうか。
副作用が筋肉に影響を与えることはある
先ほどミノキシジルの服用が筋肉に影響を与える報告がないことを解説しました。
しかし、ミノキシジルの服用によって生じた副作用が筋肉に影響を与えることはあります。
厚生労働省による「ミノキシジルのリスク区分について」の報告に副作用について記載されています。
主にミノキシジルを服用することによって生じることが予想される副作用には、神経系の障害、心臓障害、血管障害、皮膚および皮下組織障害、腎および尿路障害などが挙げられます。
しかしながら、使用上の注意から予測できない有害事象もさまざまな症状が認められています。
その中の副作用の中に、関節痛・背部痛・四肢や頚部、筋肉の疼痛、筋骨格硬直などが報告されています。
これらの副作用が生じた際は、筋肉に何かしらの影響を与えることが考えられます。
筋肉や関節に痛みを抱えながら十分なトレーニングを実施することは難しいです。
筋肉痛は、何かしらの刺激などによって筋繊維に傷が生じ、それを回復する過程で発する痛みです。
トレーニングなどで筋繊維に傷をつけて、回復することで筋肉が肥大するというメカニズムです。
しかし、ミノキシジル服用によって生じる筋肉痛は、筋繊維をトレーニングなどで傷付けている訳ではないため、筋肥大も見込めません。
むしろ筋肉に余計な損傷を産んでしまっているため、繊維が痩せてしまう可能性すらあります。
ミノキシジルを使用し始めて、これらの副作用が生じてきた場合は一度筋トレを休止する必要性もあるため、体の変化に注意しましょう。
ミノキシジル服用中に筋肉を鍛えるのはNG?
ミノキシジルを服用中に筋肉を鍛えるのは良いのでしょうか。
続いてミノキシジルと筋肉トレーニングの関係性について解説していきます。
ミノキシジル服用中の筋肉トレーニングは問題ない
ミノキシジル服用中の筋肉トレーニングは問題ありません。
時折、ミノキシジルといったAGA治療薬を使用している方が筋トレを行うと効率が落ちるといった話を聞くことがあります。
おそらくAGA治療薬が効果を発揮する際に、男性ホルモンが関与しているためこのように勘違いをされているのだと考えられます。
しかし、これは間違いです。
そもそもミノキシジルは男性ホルモンに対して何かしらの影響を出す医薬品ではありません。
ミノキシジルは血管を拡張させることで、毛根への血流量を増やし育毛や発毛に対する効果を有します。
そのため、ミノキシジルを服用中の筋肉トレーニングには影響がないことが考えられます。
過度な筋トレはミノキシジルの副作用にも影響する
しかし、過度な筋トレはミノキシジルの副作用に影響を与える可能性があります。
過剰に運動をすることによって内臓など臓器へ供給される血液量が減少します。
ミノキシジルの副作用には、腎・尿路障害があることを先ほど解説しました。
過剰な筋トレによって腎臓への負担が強くなります。
その状態でミノキシジルの副作用が生じた場合には、腎臓への負担が強まってしまう可能性があります。
ミノキシジルを内服している場合は、過剰な筋トレを避けていくことがおすすめです。
ミノキシジルで筋肉痛が起こることはある
ミノキシジルを使用して筋肉痛を発症することはあります。
ミノキシジルの副作用について解説していきます。
ミノキシジルの副作用で筋肉痛が起こることがある
上述したように、ミノキシジルを内服した際に生じる副作用で筋肉痛が起こることがあります。
厚生労働省による「ミノキシジルのリスク区分について」の中に記載があります。
使用上の注意から予測できない有害事象が258件ありました。
その中で、筋肉痛などの筋肉に何かしらの有害事象が生じた症例数は14件いらっしゃいました。
想定されない有害事象の約5%が筋肉系に関わるものであることがわかります。
ミノキシジルによって生じたこれらの有害事象に関しては、具体的なメカニズムは解明されていません。
ミノキシジルの副作用が強く出たら医師に相談しよう
ミノキシジルの副作用が強く出た際は、必ず医師に相談しましょう。
紹介したミノキシジルの副作用には、心臓や腎臓といった内臓機能へ障害を呈するものが多く認められました。
これらの副作用を放置していると、より大きな健康被害につながる可能性があります。
心臓や内臓を痛めてしまうと元の状態に戻ることはありません。
痛めた状態が悪化しないように付き合いながらの生活になります。
ミノキシジルの内服を初めてから体調が優れない場合は、医師の診察を受けて副作用へと対処しましょう。
ミノキシジルは種類によって副作用が異なる
ミノキシジルは外用薬と内服薬の2種類があります。
それぞれによって生じる副作用が異なるため解説していきます。
ミノキシジル外用薬の場合
ミノキシジル外用薬の場合は以下のような副作用が生じます。
関係部位 | 症状 |
皮膚 | 頭皮の発疹・発赤、痒み、かぶれ、ふけ、使用部位の熱感など |
精神神経系 | 頭痛、気が遠くなる、めまい |
循環器 | 胸の痛み、心拍数が速くなる |
代謝系 | 急激な体重増加、手足のむくみ |
外用薬は直接薄毛の部分に塗布する治療薬のため、皮膚系の副作用が多く出る傾向があります。
皮膚系の症状が生じた場合は頭皮環境の悪化につながり、結果的に治療を進めることが難しくなります。
迷わずに皮膚科やAGA専門のクリニックを受診し、対処していきましょう。
▼ミノキシジル外用薬について詳しくはこちら▼
ミノキシジル内服薬の場合
ミノキシジル内服薬の場合は以下のような副作用が生じます。
関係部位 | 症状 |
皮膚 | 多毛症 |
精神神経系 | 頭痛、気が遠くなる、めまい |
循環器 | 胸の痛み、動悸、息切れ、呼吸困難、うっ血性心不全 |
代謝系 | 急激な体重増加、手足のむくみ |
ミノキシジル内服薬は、外用薬と比較して効果のあらわれ方が強いと言われています。
しかし、その反面副作用が出てしまう可能性が高くなります。
うっ血性心不全や呼吸困難といった危険な症状を呈する可能性があります。
元々心臓や肺が弱い方は注意が必要です。
また、これらの内臓器官の症状は気付きにくく、明確な症状が認められた場合には症状が悪化しています。
可能であれば、時々採血検査などを交えて内臓機能に変化がないことを確認し、内服を継続しましょう。
▼ミノキシジルによるむくみの対処法はこちら▼
ミノキシジルと他の治療薬を併用すると筋肉に影響を与える?
ミノキシジルは他のAGA治療薬と同時に併用することが多い治療薬です。
他の治療薬と併用している場合には筋肉に影響を与えるのでしょうか。
他の治療薬との併用でも筋肉に対する影響は問題ない
結論から申し上げると、他の治療薬とミノキシジルを併用しても筋肉に対して影響は与えません。
ミノキシジルと併用されることが多い治療薬には、プロペシアやフィナステリドといった治療薬が挙げられます。
プロペシアやフィナステリドは、薄毛予防や脱毛抑制効果が期待できる治療薬です。
これらの治療薬はAGAの原因ともなる悪玉男性ホルモンのジヒドロテストステロンの産生を防ぎます。
ジヒドロテストステロンは、男性ホルモンのテストステロンと5α還元酵素が結合することで産生されます。
薬理作用の中に男性ホルモンが関与することからプロペシアやフィナステリドが筋肉に影響を与えるのでは、というように考えられがちです。
しかし、これらの治療薬はテストステロンに働きかけるのではなく、5α還元酵素に働きかけます。
よって男性ホルモンのテストステロン自体には影響がないため、筋肉に対する影響がないとされています。
ミノキシジルはプロペシアと併用するのがおすすめ
ミノキシジルはプロペシアとの併用がおすすめです。
上述したようにプロペシアはミノキシジルと併用されることが多い治療薬の1つです。
ミノキシジルが発毛や育毛効果を期待できることに対して、プロペシアは薄毛予防や脱毛抑制の効果を期待することができます。
プロペシアを内服して髪の毛が減少する速度を遅くし、ミノキシジルによって毛量を増やしていくといったイメージになります。
プロペシアの効果は薄毛予防や脱毛抑制効果だけには終わりません。
AGAとは、ヘアサイクルの中で重要となる「成長期」が極端に短くなっていることが問題となります。
通常の成長期が2~6年程度あるのに対し、AGAの方は成長期が6ヶ月にまで短縮します。
成長期が短いということは、髪の毛が十分に成長しないまま抜け落ちてしまいます。
そもそもの成長期が短い状態で発毛や育毛に力を入れても勿体無いのは想像しやすいかと思います。
髪の毛が成長する期間を伸ばしながらも育毛・発毛に力を入れることによって痩せ細った髪の毛から、太く立派な髪の毛への変化を期待できます。
ミノキシジルを現在使用されている方は、プロペシアなどを同時に併用することがおすすめです。
治療薬の併用前は必ず医師に相談する
ミノキシジルとの併用にプロペシアがおすすめであると先ほど紹介しました。
異なる治療薬の併用を開始する際には、必ず医師へと相談しましょう。
ミノキシジルと併用が可能なAGA治療薬は様々なものが存在します。ご自身の体に一体どの治療薬が合っているかの確認になります。
また、何かしらの副作用が生じた際に相談しやすいこともメリットの1つです。プロペシアなどの治療薬はそもそも医師の処方が必要となる処方薬です。
そのため基本的にはプロペシアを入手するためには医師の診察を受けることが必要です。例外的に海外から治療薬を個人輸入して内服を始めることもできます。
個人輸入した場合は医師の診察が必要ないため、すぐに治療を始められることがメリットにはなりますが、それ以上のデメリットが存在します。
海外から個人輸入した治療薬には偽物が多く、また副作用が生じた場合は全て自己責任となります。
より安全に治療を進めるためにも医師の診察を受けてから処方されることがベターです。
ミノキシジルを処方してもらうなら「AGAスマクリ」!
ミノキシジルを処方してもらうならAGA専門オンラインクリニックのAGAスマクリがおすすめです。
オンライン診療可能なAGAスマクリの特徴
AGAスマクリは、医師の診断から処方薬の購入まで一貫してオンラインで完結することができます。
ご自身の好きなタイミングで診断・治療を開始できることは忙しい方やAGAクリニックが身近にない方は利用しやすいのではないでしょうか。
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AGAスマクリ料金プラン
ミノキシジルだけではなく、併用をおすすめしたプロペシアと同じ成分のフィナステリドを同時に処方してくれます。
それでいて、1ヶ月あたりの費用を4,980円に抑えることができるのがAGAスマクリの特徴です。
AGAスマクリの症例紹介
ミノキシジルと併用がおすすめされるフィンペシアを同時に内服されている症例を紹介します。
※効果には個人差があります。※台湾製ミノキシジルとフィナステリドを毎日服用した結果
30代の男性の方が5ヶ月間治療を継続した結果になり、見てわかる通り治療開始前よりも毛量が増えています。
フィナステリドとミノキシジルの同時併用で治療を進めたい方はAGAスマクリへの相談をおすすめします。
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【まとめ】ミノキシジルが筋肉に影響を与えることはない
ミノキシジルを使用することによって筋肉に影響を与えることはありません。
現在筋トレをされている方も安心して治療を行うことができます。
医師の指示を仰ぎながら安全にAGAの治療を進めていきましょう。