生姜に育毛効果や薄毛予防効果があるって本当?

ほどよい辛み成分が、食材の旨味を引き立てる生姜。

生姜は料理にはよく使われていて、体を温めるということで有名ですね。

健康ブームの今、生姜はあらゆるところで取り上げられています。

そんな健康食材である生姜に育毛効果があるのでは、と話題になっています。

生姜なら簡単に手に入れられるとあって、本当に効果があれば薄毛に悩む人にとっては朗報ですよね。

そんな知られざる生姜パワーについて検証していきましょう。

生姜は育毛剤にも使われている!?

育毛剤はすべて医薬品だと思っていませんか。

体に何らかの効果をもたらす、快方に向かわせるというと、どうしても薬のイメージがありますね。

でも、育毛剤イコール化学薬品ではありません。

育毛剤の中には、化学薬品を使わず植物由来の天然成分で作られているものもあるのです。

火傷にアロエを使ったりというのと同じで、天然成分にも体を健康へと導く作用があるのです。

いわゆる生薬のことですね。

もちろん、生姜も生薬として育毛剤にも使用されていることがあります。

育毛に効果的な生姜の主な成分の特徴とは?

生姜には薄毛に対する効果があり、生姜が使われている育毛剤もあるようですね。

では、いったい生姜に含まれるどんな成分が効果を発揮しているんでしょうか。

育毛に効果的だと言われる、生姜の成分の特徴を見ていきましょう。

生姜の成分①ショウキョウエキス

生姜から抽出される成分の中に、ショウキョウエキスというものがあります。

ショウキョウエキスは頭皮だけでなく、髪の毛や肌にも有効的であるとされています。 抗菌作用をはじめ、皮膚を刺激する作用や抗酸化性作用があります。

また、血行促進効果があることも知られていて、育毛には効果的だと言われています。 皮膚細胞を活性化することで、肌の若さを保つ目的にも使用されています。

育毛の面においては、頭皮や毛髪の保湿効果とともに抗菌作用がフケやかゆみを抑制します。

このようにショウキョウエキスは、薄毛対策として育毛の面でも効果が期待できます。

直接食べても、塗布して皮膚からの吸収でもその効果を得ることができます。

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生姜の成分②ショウガオール

生姜に含まれる2つ目の成分は、ショウガオールです。

ショウガオールというのは、生姜の辛味成分の一つとして知られています。

生の生姜には、ほとんど含まれていないことが特徴です。 生の生姜にあるジンゲロールという成分の一部が、生姜を乾燥したり加熱した時に変化することでショウガオールになります。

ショウガオールは、体の深部に熱を生み出し体を温める効果が期待できます。

また薄毛対策の面では、頭皮の活性酸素を抑制する作用もあると言われています。

活性酸素が増えることで頭皮が酸化し、頭皮トラブルを招く可能性があるため、活性酸素を抑制する成分は育毛には欠かせないということになります。

生姜の成分③ジンゲロール

生姜の成分ショウキョウエキス

ジンゲロールは、生の生姜に多く含まれています。

先ほども言ったとおり、ショウガオールに変化する前の成分がジンゲロールです。

しかし、ショウガオールに変化する前のジンゲロールとショウガオールは別の成分で、働きも違います。

ジンゲロールには、血管を拡張させて血流をよくする作用があるそうです。

また、ジンゲオールにも体を温める働きがあります。

ただしショウガオールが体の深部を温めるのに対し、ジンゲロールは手先や足先などの体の末端部分を温めます。

血行を良くすることで、体の深部にある熱を手先や足先に運んでいきます。

頭皮や髪は体の末端にあるので、血行が良くなることで、育毛効果が期待できます。

更にショウガオール同様、頭皮の活性酸素を抑制する作用もあると言われています。

このように、しょうがを生で摂取するのと、加熱など調理して摂取するのでは効果や効能も違ってきます。

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薄毛に生姜は有効!?生姜の育毛効果とは?

生姜の成分の特徴が理解できましたね。

重要なのは、その生姜の成分がどのように薄毛に作用して育毛につながるかということです。

ここでは、生姜の成分と薄毛対策・育毛効果との関係について見ていきましょう。

育毛につながるメカニズムを知ることで、もっと生姜について知ることができますよ。

①血行促進効果

生姜に含まれる成分には、血行を促進する効果があります。

血行促進することががなぜ育毛効果につながるかというと、薄毛の原因には頭皮の血行不良の問題もあげられるからです。

頭皮の血行が悪くなると、細胞の分裂が不活性化し、代謝が悪くなります。

そのため、毛根にある毛母細胞の細胞分裂が行われにくくなり、毛が生えにくくなります。

また髪や頭皮に十分な栄養が行きわたらず、細く不健康な髪しか生えなくなってしまいます。

血行が促進されることで細胞が活性化し、栄養も十分に届けられます。 そのため健康な髪の育毛効果が期待できます。

②発毛因子IGF-Iを増やす

発毛因子IGF-Iという体内分泌物があります。

あまり聞きなれないものだと思いますが、これはインシュリン様成長因子-Iと呼ばれる増殖因子のことです。

名前のとおり、インシュリンに似た働きをします。

人間の代謝や成長にかかわりを持っている成長ホルモンは、ほとんどがIGF-Iを介しています。

IGF-Iは年齢とともに分泌量が減るとされています。

薄毛対策にはこの発毛因子IGF-Iを増やすことが重要と言われています。

体を温めると、頭皮をはじめ全身の知覚神経が刺激されます。 

知覚神経が刺激されることで、発毛因子IGF-Iが増えると言われています。

IGF-Iが増えるとどんなメリットがあるの?

生姜の隠されたパワー

体を温めると発毛因子IGF-Iが増え、育毛に繋がります。

全身のIGF-Iが増加することで、育毛や発毛の他に美肌や免疫力の向上などの効果があるとされています。

このIGF-Iには体全体の細胞増殖を促進する作用もあり、毛根を活性化させる上でも必要なものであるとされています。

生姜に含まれる成分で体を温め、IGF-1を増加させることで抜け毛を抑制する効果があり、結果的に薄毛予防・育毛効果へとつながると期待されています。

薄毛対策や育毛にオススメの生姜の摂り方とは?

生姜の成分が薄毛対策や育毛に有効であるならば、その摂り方にもポイントがあるはずです。

どうせ同じものを摂取するなら、少しでも薄毛や育毛に効果的な摂り方をしたいですよね。

ここでは、薄毛対策や育毛にオススメの生姜の摂り方を見ていきましょう。

薄毛対策をしたいなら生姜は加熱して食べるべき!

先ほど説明したように、生姜を加熱することで、ジンゲロールからショウガオール生成されます。

ショウガオールを摂取すると、知覚細胞が刺激され、発毛因子IGF-Iを増加させます。

ショウガオールを摂取するには、生姜を加熱する必要があります。 そのため生姜は加熱して食べましょう。

生姜と豆腐と唐辛子を組み合わせて食べると効果UPって本当?

発毛因子IGF-Iの生成を促す成分として、生姜以外にカプサイシンやイソフラボンなどがあります。

カプサイシンは唐辛子に多く含まれ、イソフラボンは豆腐に多く含まれています。

そのため、生姜を使った料理に、豆腐や唐辛子を組み合わせると、発毛因子IGF-Iがより多く生成されることが考えられます。

加齢とともに低下する発毛因子IGF-Iをより多く生成するためには、生姜に豆腐と唐辛子を合わせて食べると効果がアップします。

加熱した生姜のしぼり汁を薄めた頭皮マッサージもオススメ!

生姜のしぼり汁を使って…

生姜の成分は、そのまま食べても頭皮に塗って皮膚から吸収しても効果が変わりません。

生姜の成分には、血行を促進する効果があります。 マッサージも頭皮を刺激することで、血流を良くする作用があります。

加熱した生姜のしぼり汁を薄めて塗って、頭皮をやさしくマッサージするのも、薄毛対策としてオススメです。

育毛や薄毛対策に効果的な生姜の一日の摂取目安は?

生姜は薄毛対策や育毛に効果的

生姜が薄毛対策や育毛におすすめなのは、わかりましたね。

では、育毛や薄毛のために、生姜は1日にどのくらい摂れば効果的なのでしょうか。

生姜を食べるとき、色々な方法で食べると思いますが、だいたいの目安は下記のとおりです。

  • 生の生姜スライス6枚分(約10g)
  • すり下ろした生姜小さじ1杯分程度

1日10gが目安となっています。 たくさん生姜を摂ったからと言って、効果が高くなるわけではありません。 

生姜は食べすぎてしまうと、腹痛や下痢など消化器官に影響がでます。 食べすぎないように、1日の摂取目安を基準に摂りましょう。

髪の健康のためにも毎日の食事に生姜を取り入れてみては?!

いかがでしたか。 生姜の成分には髪にとっていいとされる成分が含まれていることがわかりましたね。

生姜はどこにでも売っていて、簡単に摂取することができます。

継続が必要な薄毛治療が、簡単なところから、生活を変えていくことも大切です。

髪の健康のために、毎日の生活に生姜を取り入れてみてはどうでしょうか。

髪はもちろん、体も元気になるかもしれませんよ。