よく「髪は女の命」と言いますが、それぐらい女性にとって髪の毛は大事なものですよね。
でも、その大事な髪の毛がたくさん抜ける…とお悩みの方もいるようです。今や抜け毛や薄毛の悩みは男性だけのものではないのです。
そこで今回は、女性の髪の毛が抜ける原因を調べてみました。年齢問わず薄毛に悩んでいる女性の方は必見ですよ。
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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女性の髪の毛はなぜ抜ける?
「シャンプーやドライヤーの後に髪がたくさん抜けてしまう」
「このまま薄毛になったらどうしよう…そもそもどうして髪が抜けるの?」
女性にとって、非常に大切な髪の毛。
しかし、抜け毛があまりに多いと、この抜け毛は大丈夫なのか…このままハゲてしまわないか、と不安になりますよね。
とはいえ何が原因かわからなければ、どのように対策すれば良いかもわからないかと思います。
そこで今回は、女性の抜け毛の原因と対策について解説していきます。
すぐにはじめられる抜け毛対策もあるので、ぜひ試してみてくださいね。
髪の毛が抜けるのは自然なこと…ただしこんな場合には要注意
まず知っておいていただきたいのは、抜ける髪の毛には通常のものと、そうではないものがあるということ。
そもそも、髪の毛には生えては抜けるを繰り返す毛周期があります。
髪の毛の場合、このサイクルは3~6年で、正常な成長を終えた後の髪の毛は自然に抜けるものなのです。
その数は1日およそ50~100本ほどで、抜けた毛にハリコシがあり、毛根が白くて膨らんでいる、成長しきった状態のもの。
そうでないもの、具体的には以下のような毛が抜ける場合には要注意です。
- 本数:1日200本以上
- 髪質:細い・短い・やせ細っている
- 毛根:黒く、形がいびつ
抜けた髪のこういった特徴があったら、それは薄毛の危険信号かもしれません!
その場合に考えられる、髪が抜ける原因がこちら。
- 生活習慣の乱れ
- 不適切なヘアケア方法
- 脱毛症
それぞれの原因と、それに対応する対策方法を見ていきましょう。
女性の髪の毛が抜ける原因と対策①生活習慣の乱れ
具体的には、こちら。
- 偏った食生活
- 過度なストレス
- 睡眠不足
- タバコ・アルコールの過剰摂取
それぞれ詳しくご説明しながら、対策方法もご紹介していきます。
偏った食生活
偏った食事ばかり摂っていると栄養不足になり、髪の成長・生成に必要な栄養が頭皮まで行き渡らなくなってしまいます。
そうならないよう、髪の成長に必要な栄養素をバランスのとれた食事から摂取するように心がけましょう。
まず重要なのは、髪の毛の主成分であるたんぱく質。
また、摂取した“たんぱく質”を髪の毛にするために、ビタミンと亜鉛などのミネラルも大切です。
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過度なストレス
過度なストレスやストレスの蓄積は、自律神経の乱れから血管の収縮を引き起こして血行を悪くさせます。
血行が悪くなると、血液によって送られる栄養が頭皮まで行き渡らず、髪の成長に影響してしまう可能性があります。
すると、健康な髪が育たず、抜けやすくなってしまいます。
この対策として、ストレスは溜めず、こまめに解消・発散するように普段から意識してみてください。
ランニングやヨガなどの有酸素運動は、ストレス発散だけでなく、リラックス効果や血行促進効果も期待できるので特に女性におすすめですよ。
睡眠不足
睡眠不足も間接的に抜け毛や薄毛の原因となることがあります。
睡眠時間が不足していたり、よく眠れない日が続くと、自律神経が乱れ髪の成長に影響を与えます。
また、髪の成長にも関係する“成長ホルモン”は、寝ている間に多く分泌されているため、毎日の睡眠の質と時間を担保しましょう。
良質な睡眠のために、寝る前にスマートフォンやテレビ、パソコンを見るのを控えるのがおすすめです。
タバコ・アルコールの過剰摂取
タバコやアルコールを摂取しすぎることが抜け毛を招くことも。
タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させる作用があるため、血行不良を招きます。
また、アルコールが体内で分解される過程で、髪の生成に関わる成分が大量に消費されるため、飲みすぎると髪の毛の生成や成長に影響がでてくることもあります。
髪だけでなく健康のためにも、できるだけ禁煙・禁酒が望ましいと言えます。
女性の髪の毛が抜ける原因と対策②不適切なヘアケア方法
不適切なヘアケア方法も、髪の毛が抜ける原因となります。
具体的には次のようなことが挙げられます。
- 間違ったシャンプー選び
- 不適切な洗髪方法
- スタイリング剤のつけすぎ
- パーマ・カラーのやりすぎ
- 髪の毛をまとめるヘアスタイル など
それぞれ詳しく見ていきましょう。
間違ったシャンプー選び
髪質や頭皮タイプは人それぞれ違います。
この頭皮タイプは大きく脂性肌と乾燥肌に分けられ、それぞれシャンプーを選ぶポイントが変わってきます。
頭皮タイプに合わないシャンプーを使用していると、健康な髪が育つ土壌となる頭皮環境が悪化してしまうため、抜け毛につながりかねません。
脂性肌の方が気になる皮脂ですが、頭皮を乾燥や外的ダメージから守る役割もあるため、洗い落としすぎるのもNG。
そのため、強い洗浄力で、余分な皮脂だけを洗い流すことのできるシャンプーを選びましょう。
乾燥肌の方は、もともとの皮脂の分泌量が少ないので、皮脂を落としすぎない洗浄力が弱いものを選びましょう。
頭皮の乾燥を防ぐ保湿成分が含まれているシャンプーがおすすめです。
不適切な洗髪方法
不適切な方法で髪の毛を洗っていると、頭皮を傷つけてしまたり、頭皮環境が悪化して髪の毛が抜ける原因のなりかねません。
今回は対策方法として、AGAスマクリマガジンおすすめの洗髪方法をご紹介します。
- シャンプー前にブラッシングをする
- ぬるま湯で丁寧に予洗いをする
- シャンプーはよく泡立ててから頭皮につける
- 指の腹を使い、頭皮をマッサージするように洗う
- 頭皮にシャンプーが残らないようにしっかりとすすぐ
スタイリング剤のつけすぎ
スタイリング剤のつけすぎは、頭皮に付着する原因になります。
頭皮についたスタイリング剤は毛穴を詰まらせ、頭皮トラブルにつながりかねません。
このような頭皮環境の悪化は髪の成長にも影響し、最終的には抜け毛を招くことがあります。
抜け毛につながらないように、スタイリング剤は適量を付け、できるだけ短い時間の使用にとどめてくださいね。
また、スタイリング剤を使用した日はしっかりと洗い流すようにしましょう。
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パーマ・カラーのやりすぎ
カラーやパーマに使われている薬剤は、頭皮に対して刺激の強いもの。
そのため、頭皮にカラーやパーマの薬剤がついてしまうと、頭皮が炎症を起こしてしまうことがあります。
さらに、頭皮の炎症から髪の成長に影響して、抜け毛や薄毛へと繋がってしまうことも。
カラーやパーマは頭皮への負担が大きいため、できるだけしないのがおすすめです。
どうしてもカラーやパーマをしたい場合は、頻度を少なくしたり、できるだけ頭皮に薬剤をつけないよう工夫しましょう。
髪の毛をまとめるヘアスタイル
ポニーテールやお団子ヘアなど、髪の毛をまとめるヘアスタイルを長く続けていると、生え際や分け目の部分の髪の毛が抜けることがあります。
というのも、髪の毛の固着力以上の強い力で引っ張られて、毛包が委縮してしまうから。
毛包が委縮してしまうと、毛を作る細胞の働きが悪くなり、次第に新しい毛が生えてこなくなることもあります。
この対策として、ヘアスタイルをこまめに変えることをおすすめします。
仕事などで、どうしても髪を縛らなければならない場合は、ゆるめに縛ってみたり、必要のないときには解いたりするようにしましょう。
また、エクステを長期間つけている場合にも、同じ理由で髪の毛が抜けることがあります。
エクステは短期間で外すようにしましょう。
女性の髪の毛が抜ける原因と対策③脱毛症
女性の髪の毛が抜ける原因として、さらに考えられるのが脱毛症。
いくつか考えられるものがありますが、今回は女性に特に多い脱毛症を紹介します。
その脱毛症はこちらの2つです。
- びまん性脱毛症
- 分娩後脱毛症
びまん性脱毛症
びまん性脱毛症の「びまん(瀰漫)」とは、“広範囲に広がっていく“という意味。
つまり、全体的に髪の毛が薄くなっていくのが、びまん性脱毛症の症状なのです。
いわゆるFAGA(女性男性型脱毛症)も、このびまん性脱毛症の一種です。(注1)
びまん性脱毛症になってしまう原因は特定されづらいのですが、その代表的なものはこちら。
- 生活習慣の乱れ
- 過度のストレス
- 産後の体調不良
- ホルモンバランスの変化
- 貧血 など..
全体的に髪の毛が抜けるのが気になっているという女性は、クリニックの医師に相談してみましょう。
注1:FAGA(≒びまん性脱毛症)は、男性ホルモンの影響でホルモンバランスが乱れることによって生じる、女性の脱毛症。
分娩(ぶんべん)後脱毛症
分娩後脱毛症とは、出産後に髪の毛が大量に抜ける脱毛症です。
この脱毛症の主な原因は、妊娠や出産による女性ホルモンのバランスの変化。
妊娠中は、出産準備のために一時的に女性ホルモンの分泌量が増えます。
すると、毛周期(注2)が乱れて髪の毛が成長する期間が延長され、髪が抜ける期間に移行しにくくなります。
しかし、出産後はホルモンの分泌量が元に戻るため、成長期から急速に“休止期”に移り、本来すでに抜けているはずだった髪の毛が一気に抜けてしまうことに。
ただ、分娩後に髪の毛が抜ける症状は産後2~5ヶ月後から始まり、女性ホルモンの分泌量が安定してくる半年~1年程度で自然と治まります。
髪が抜ける期間は、出産後の時期でも使える育毛剤などで対策をするのがおすすめです。
注2:毛周期とは、髪の毛が生えては抜けてを繰り返すサイクルのこと。
薄毛が気になるならシャンプーを見直そう
薄毛の女性はシャンプーを、頭皮や髪に優しく作られたものを選ぶべきです。
具体的にいうと、洗浄成分がアミノ酸で、天然由来の成分がメインのシャンプーを選びましょう。
こういった特徴を持っているシャンプーは、頭皮や髪に余計な負担をかけることなく、清潔に洗い上げることが可能です。
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