パーマで髪型をアレンジして楽しみたい! 美容院でパーマをかけた経験があるという人も多いのではないでしょうか。
でも楽しめるはずのパーマも、頭皮に悪い影響があるかもしれないことを知っていましたか?
もしかすると抜け毛に繋がってしまうかも… 今回はパーマ液が頭皮に及ぼす影響についてまとめました!
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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頭皮が痛い?痒い?その原因もしかしたらパーマ液かも…
パーマは手軽に髪のオシャレを楽しめるため人気のある施術。
でも、パーマをかけた時に頭皮がかゆくなったり痛くなったり… そういった経験がある人も少なくないのではないでしょうか。
実はその症状、パーマ液が原因かもしれませんよ。
パーマ液は一体頭皮にどんな影響があるのか…? そこに迫っていきましょう!
そもそもどうして髪にパーマをかけることができるの?
パーマというと、まっすぐな髪にウェーブをかけたり、逆にウェーブヘアーをまっすぐにしたり… 手軽に髪型をかえることができますよね。
でも、なぜこうしたことができるのでしょうか? パーマ液の仕組みに迫ります。
パーマ液ってどんな成分?
まずはパーマ液の成分を知ることから始めましょう。
パーマ液は1剤と2剤に分かれています。
1剤は別名アルカリ剤とも呼ばれていて、チオグリコール酸アンモニウム、チオグリコール酸モノエタノールアミン液といったアルカリ性の成分が配合されています。
そして2剤は酸化剤。 臭素酸ナトリウムや過酸化水素といったものが入っているんですよ。
パーマをかける時、髪にはどんなことが起きているの?
アルカリ剤と酸化剤が必要なパーマ。 こうした薬剤が髪に触れた時、どういうことが起きているのでしょうか。
髪の毛はシスチン結合というつながりでできています。
この結合がまっすぐだとストレート、ジグザグだとウェーブヘアーというわけですね。
このシスチン結合を切り離すのが1剤の役目。 髪の形が自由に変えられますから、この状態で髪にクセをつけます。
そして2剤によってシスチン結合をつなげます。 これで髪の形が固まるんですよ。
パーマをかける時、手袋をしなくてはならない理由とは
そういえば美容院でパーマをかける時、美容師さんは手袋をしますよね。 あれはどうしてなのでしょうか。
パーマ液は髪内部の結合を切ってしまうほど強力な化学成分が入っています。
少しくらいなら肌についても大丈夫ですが、ずっと触り続けると手が荒れてしまうこともあると思いませんか?
ですからパーマ液を使う時は手袋をする必要があるんですよ。
パーマ液で頭皮が傷むって本当?
パーマ液を使う時は手袋が必要というお話をしました。
パーマ液は髪に使うとは言え、頭皮についてしまうこともありますよね。 これは大丈夫なのでしょうか?
いいえ、やっぱりパーマ液が頭皮を傷めてしまうことはあるようですよ。
パーマ液の強いアルカリ性が頭皮を痛めてしまう
パーマ液の1剤は髪の毛のシスチン結合を切ってしまうほどの強いアルカリ性の薬品です。
人間の肌は弱酸性の状態ですから、ここにアルカリ性の液体がつくと肌に悪い影響が出る可能性があるんですよ。
すぐに洗い流すから問題ない…と思う人もいるかもしれませんが、パーマ液をつけた後、少し放置する時間がありますよね。
数分のことではありますが、無視できないと思いませんか?
パーマのかけすぎにも注意!何度もかけると髪が弱くなる
頭皮に悪い影響が出るかもしれないパーマ液。 でも、だったら頭皮につかないようにすれば問題ないのでは?
実はパーマ液は髪の毛にとっても良い影響がありません。 シスチン結合を切ったりくっつけたりしますから、何度もパーマをかけると段々髪が弱くなっていく可能性があるんです。
自然に反することをするわけですから、これは当然と言えるかもしれませんね。
抜け毛や薄毛につながることも
パーマは頭皮や髪に良い影響がないというお話をしました。
髪が少し傷んだりする程度なら、ケアすればすぐ治る。 そう思う人もいるかもしれませんね。
でも、頭皮が傷むということは毛穴の傷みにも繋がる可能性があります。 毛穴は髪の毛を作ってくれる大事な器官。
ここが傷ついてしまったら、抜け毛や薄毛が起きてしまうこともあると思いませんか?
頭皮のダメージは決して無視できないんですよ。
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湿疹・かぶれ…パーマ液でアレルギーを起こすことも
パーマ液で頭皮にダメージがあると聞いても、実際にどういう症状が出るのか想像できないという人もいるかもしれません。
ここでは頭皮にパーマ液がついた時に起きる可能性のある症状をご紹介しますね。
起こりやすいアレルギー「接触皮膚炎」とは
パーマ液が頭皮についた時に起きやすい症状として一番可能性があるのは、接触性皮膚炎です。
接触性皮膚炎とは、刺激のある物質が肌に触れることによってアレルギー反応が出る状態のこと。
赤いぶつぶつや水疱などが肌にできて、痛かったりかゆかったり…という症状が出ます。 一般的に「かぶれ」と呼ばれることも多いですね。
放っておくとどうなるの?
接触性皮膚炎と言っても、ちょっとかゆいだけなら放置すればそのうち治るのでは…
でも、放っておくと困ったことになるかもしれませんよ。
というのも、接触性皮膚炎は強いかゆみが出ます。 完璧に我慢できれば耐えても良いですが、掻きむしってしまう人も多いはず…。
すると掻いたところが傷になって、どんどん悪化してしまいますよね。
接触性皮膚炎は放置せず早目に対処することをオススメします。
こんな人は要注意!
パーマ液が頭皮につくことによって起きてしまう接触性皮膚炎ですが、全員に起きるというわけではありません。
ただ、普段からアレルギー反応が出やすかったり、肌がかゆくなったり…といった肌の弱い人は要注意。
パーマ液でもかぶれてしまう可能性が高いですから、パーマをする前にちょっと考える必要があるかもしれませんね。
どうしてもパーマをかけたい場合の対策法とは?
パーマ液で頭皮に悪影響があるかもしれない。 わかっていても、やっぱりパーマでのおしゃれを楽しみたい。
そんな人も多いかもしれませんね。
どうしてもパーマをかけたい時は、以下のことに注意してみましょう。
パーマ後の頭皮は敏感。頭皮に刺激をあたえないように
パーマ液が頭皮に刺激を与えてしまうことはここまでのお話でわかりましたよね。
パーマ液でかぶれることがなかったとしても、パーマをした後の頭皮はデリケートな状態になっています。
パーマをかけてからしばらくは、いつも以上に頭皮を労わってあげてください。
余計な刺激を与えないように気を付けることをオススメします!
アミノ酸系シャンプーなど頭皮に負担の掛からないものを利用する
頭皮を労わると言っても、具体的にどうすればいいかわからない。 特にシャンプーは毎日しないといけないし…
そんな人にオススメなのがアミノ酸シャンプーです。 アミノ酸系のシャンプーは頭皮に近い性質の洗浄成分を配合していますので、頭皮に負担をかけずに優しく洗い上げることができますよ。
他にも刺激の低いヘアケア剤を使うなど、いつもより成分にこだわってみるといいかもしれません。
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パーマをかける際は頭皮のコンデションにも気をつけよう
パーマ後のケアをご紹介しましたが、パーマをかける時の頭皮のコンディションももちろん大事です。
普段は肌が強いという人でも、体調が悪いと頭皮がデリケートになっている可能性があります。
ぜひ、そういった時を避けてパーマをかけるようにしてみて下さいね。
頭皮を労わりながら、安全に髪のオシャレを楽しみましょう!
▼抜け毛予防ができる頭皮ケア方法はこちら▼
パーマによる傷んだ髪の抜け毛が心配な方は
ここまでパーマによる髪・頭皮へのダメージについてお話してきましたが、抜け毛や切れ毛がもう既にあって心配になってきたという方は、AGA専門の医師に相談してみてもよいかもしれません。
専門クリニックであれば医学的に根拠のある発毛薬で、髪をしっかり生やすことも可能です。
現在では自宅から通える「オンライン診療」も主流になっていますので、時間や場所を気にせずいつでも相談ができる点も魅力です。
早い受診で、症状をすぐに改善することができます。
発毛薬での薄毛治療ならAGAスマクリ
薄毛の進行がかなり進んでいる方には、AGAクリニックの受診を推奨します。
AGAスマクリでは、オンライン診療で、髪を生やす発毛薬を処方しています。
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